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第二章『第三植民惑星ポーラ』
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惑星ポーラは表層が植物で覆われた緑の惑星である。かといって洞窟等がないわけではない。むしろ洞窟に関しては植物に囲まれて目立たないもののルビーが採掘される鉱山に並び存在していたといってもいいだろう。
ユー将軍が拠点としている洞窟も惑星ポーラ各地に点在している洞窟のうちの一つであった。
「で、計画は失敗なされたわけですか?」
拠点の中でここまで逃げ延びてきた将軍をルドルフは強い口調で糾弾していた。
ルドルフの声が洞窟を吹き抜ける風によって反響し、辺り一面に響き渡っていった。
彼の頭には容赦の二文字はなかった。中にあったのは愚かな将軍に対する侮蔑の感情だけだ。
本来であるのならばあのロトワングを装備した男を拠点にまで誘き寄せて殺す予定であったというのに男が付いてこなかったことで計画は台無しだ。
「それもこれもみんなあんたが余計な身の上話をするからだッ!」
怒りに囚われ、眉間に深い皺を刻んだルドルフはユー将軍の胸ぐらを掴み上げるとその耳元を目掛けて大きな声で怒鳴り付けた。
「何するのよ! 閣下に失礼でしょ!?」
マリーが慌てて止めに入った。ルドルフとユー将軍の両名を懸命に引き離していた。
「フン、何が閣下だ。妄想と現実の区別もつかないクソジジイをいつまで将軍だなんだと崇めるつもりでいるんだ?」
「口が過ぎるんじゃあないの? あなた? 仮にも歴戦の勇士であらせられるユー将軍に向かって」
マリーは腰に下げていた革製のホルスターから小型のブラスターを取り出す。
ブラスターとはレーザーガンよりも強力な光線を発射する人類の生み出した叡智の一つである。
飛距離も高く、世間一般で使われるレーザーガンよりも高性能な武器であった。
ただし相当な貴重品であり、手に入れるためには其れ相応のコネクションや金を必要とする。
そのため本来であればこれは高級将校にしか許されないものであり、中尉クラスのマリーが持てるものではないのだ。
マリーが手にしているブラスターは本来であればユー将軍が持つべきものだ。
だが、ユー将軍からの特別な計らいによって彼女に与えられたのだ。
いうならばマリーとユー将軍との特別な関係を示唆するものであったといってもよかった。
それ故か、ルドルフは鼻先にブラスターを突きつけられても平然とした顔を浮かべている。
「どうした? 撃てよ?」
マリーのブラスターを握る手が震える。それを見たルドルフは相変わらず小馬鹿にしたような笑みを浮かべて挑発を続けていった。
「どうした? せっかく将軍閣下から夜伽の御褒美にいただいたブラスターがあるんだろ? それでオレを撃ってみろって言ってるんだよ」
「クソッ! 舐めるな!」
軍人としてのプライドを傷付けられたマリーが引き金に手をかけようとした時だ。
「やめんかッ!」
と、ユー将軍の一喝が聞こえた。拠点全体に響き渡るほどの大きな声であり、これに関してはさしものルドルフも畏怖の目でユー将軍を見つめるよりも他になかった。
「や、やだなぁ。冗談ですよ。じょーだん。本気でオレがあんたの愛人を殺すとでも?」
ユー将軍はヘラヘラと笑うルドルフを一睨みして黙らせた後でマリーの方へと向かっていった。マリーに視線を合わせると将軍は厳しい声で言った。
「今味方同士で争えば得をするのは敵だぞ。それが分からないお前ではないはずだろ?何をしているんだ」
「は、はい。申し訳ありません。閣下」
「全く、今のお前ときたら聞き分けのない子どもの姿そのものだったぞ。全く情けない……それよりも次の計画を思い付いた。聞いてくれ」
「次の計画? 悪いですけどね、オレたちはもうあんたの計画には従えませんよ」
「黙れ、話は最後まで聞け」
ユー将軍は拠点としている洞窟の隅に置かれたロトワングに目をやりながら言った。
「我々は明日に総攻撃を仕掛ける。場所は開拓地の中心部。亡きシャルルが暮らしていた宇宙船のあるところだ。わかるな?」
部下たちは一斉に首を縦に動かした。それを見てユー将軍は満足気に笑って見せた。
「よろしい。明日我々は宇宙船のある場所に総攻撃を仕掛ける。地上と空中に分かれてだ」
「地上と空中?」
「左様、地上は私が担当する。お前たちはヘリを使って空中から攻撃を仕掛けてくれ。陸と空から同時攻撃を仕掛けられれば敵もすぐには対処できまい」
ユー将軍は怪し気な笑みを浮かべながら言った。ユー将軍の考案した作戦は俗にいう電撃作戦と呼ばれる機構部隊の高い機動力を意識した作戦のことである。
もっとも有名な例として挙げられるのは第二次世界大戦においてドイツ軍が戦車を中心とした機構部隊と共に爆撃機を用いて相手の軍事基地を攻撃する電光石火の勢いで敵の本拠地を叩き潰す算段でいるに違いない。
「私の作戦に異議がある者はこの場で述べろ」
誰も手を挙げようとしない。ルドルフですら手を挙げようとしたもののすぐにその手を引っ込めた。
「よろしい、決まりだ。では作戦の決行は翌日とする。みんな、明日に備えてよーく眠っておくように」
ユー将軍の言葉を聞いた面々は首を縦に動かし、仮眠を取るため各々の場所へと向かっていく。
ただしユー将軍の恋人であるマリーだけは例外であったらしい。将軍の元へと戻ってきた。
「どうしたんだ? マリー、キミも早く休みなさい。明日は早いんだぞ」
「……閣下、無理を承知でお願い申し上げます。どうか、今宵は私と共に過ごしてくださいませ!」
「……明日は大事な作戦の決行日だ。そんな時にわざわざキミを抱いてみろ。キミは周りから嫌われることになるだろう」
「私が周りから嫌われているのはとっくの昔に存じておりますわ。それでも閣下と共に過ごしたいのです」
マリーは上目遣いで懇願した。軍人としてではなく恋人として過ごしたいという思いが伝わってきた。
本来であるのならばマリーの公私混同とも取れる発言をユー将軍は律しなければならない立場だろう。
だが、自制心を失いしつつある将軍はこれを受け入れたのである。
といっても添い寝をするだけの健全なものであったが、その声を聞いていたルドルフは横になりながら舌を打っていた。
いや、ルドルフばかりではない。洞窟にいた二人を除く全員が不快感に見舞われていたのであった。
ユー将軍の部下たちはこうしたしこりを残しつつも全員がしっかりと休息を取り、翌日の決戦に備えたのであった。
一方で修也たちも決戦に備えての準備は欠かしていなかった。
修也たちはジョウジやカエデの分析によってユー将軍が決戦を仕掛けてくることを予想し、中心地で迎え撃つ作戦に出ることにしたのである。
中心地といっても昨日に発生した戦闘によって多くの家々が焼かれてしまったためにほとんどが木の瓦礫に覆われた街であるが、それでも身を隠すのにはもってこいの場所だ。
修也はこの時、ニュース映画に登場するゲリラ兵の心境を知ることができた。
ユー将軍が拠点としている洞窟も惑星ポーラ各地に点在している洞窟のうちの一つであった。
「で、計画は失敗なされたわけですか?」
拠点の中でここまで逃げ延びてきた将軍をルドルフは強い口調で糾弾していた。
ルドルフの声が洞窟を吹き抜ける風によって反響し、辺り一面に響き渡っていった。
彼の頭には容赦の二文字はなかった。中にあったのは愚かな将軍に対する侮蔑の感情だけだ。
本来であるのならばあのロトワングを装備した男を拠点にまで誘き寄せて殺す予定であったというのに男が付いてこなかったことで計画は台無しだ。
「それもこれもみんなあんたが余計な身の上話をするからだッ!」
怒りに囚われ、眉間に深い皺を刻んだルドルフはユー将軍の胸ぐらを掴み上げるとその耳元を目掛けて大きな声で怒鳴り付けた。
「何するのよ! 閣下に失礼でしょ!?」
マリーが慌てて止めに入った。ルドルフとユー将軍の両名を懸命に引き離していた。
「フン、何が閣下だ。妄想と現実の区別もつかないクソジジイをいつまで将軍だなんだと崇めるつもりでいるんだ?」
「口が過ぎるんじゃあないの? あなた? 仮にも歴戦の勇士であらせられるユー将軍に向かって」
マリーは腰に下げていた革製のホルスターから小型のブラスターを取り出す。
ブラスターとはレーザーガンよりも強力な光線を発射する人類の生み出した叡智の一つである。
飛距離も高く、世間一般で使われるレーザーガンよりも高性能な武器であった。
ただし相当な貴重品であり、手に入れるためには其れ相応のコネクションや金を必要とする。
そのため本来であればこれは高級将校にしか許されないものであり、中尉クラスのマリーが持てるものではないのだ。
マリーが手にしているブラスターは本来であればユー将軍が持つべきものだ。
だが、ユー将軍からの特別な計らいによって彼女に与えられたのだ。
いうならばマリーとユー将軍との特別な関係を示唆するものであったといってもよかった。
それ故か、ルドルフは鼻先にブラスターを突きつけられても平然とした顔を浮かべている。
「どうした? 撃てよ?」
マリーのブラスターを握る手が震える。それを見たルドルフは相変わらず小馬鹿にしたような笑みを浮かべて挑発を続けていった。
「どうした? せっかく将軍閣下から夜伽の御褒美にいただいたブラスターがあるんだろ? それでオレを撃ってみろって言ってるんだよ」
「クソッ! 舐めるな!」
軍人としてのプライドを傷付けられたマリーが引き金に手をかけようとした時だ。
「やめんかッ!」
と、ユー将軍の一喝が聞こえた。拠点全体に響き渡るほどの大きな声であり、これに関してはさしものルドルフも畏怖の目でユー将軍を見つめるよりも他になかった。
「や、やだなぁ。冗談ですよ。じょーだん。本気でオレがあんたの愛人を殺すとでも?」
ユー将軍はヘラヘラと笑うルドルフを一睨みして黙らせた後でマリーの方へと向かっていった。マリーに視線を合わせると将軍は厳しい声で言った。
「今味方同士で争えば得をするのは敵だぞ。それが分からないお前ではないはずだろ?何をしているんだ」
「は、はい。申し訳ありません。閣下」
「全く、今のお前ときたら聞き分けのない子どもの姿そのものだったぞ。全く情けない……それよりも次の計画を思い付いた。聞いてくれ」
「次の計画? 悪いですけどね、オレたちはもうあんたの計画には従えませんよ」
「黙れ、話は最後まで聞け」
ユー将軍は拠点としている洞窟の隅に置かれたロトワングに目をやりながら言った。
「我々は明日に総攻撃を仕掛ける。場所は開拓地の中心部。亡きシャルルが暮らしていた宇宙船のあるところだ。わかるな?」
部下たちは一斉に首を縦に動かした。それを見てユー将軍は満足気に笑って見せた。
「よろしい。明日我々は宇宙船のある場所に総攻撃を仕掛ける。地上と空中に分かれてだ」
「地上と空中?」
「左様、地上は私が担当する。お前たちはヘリを使って空中から攻撃を仕掛けてくれ。陸と空から同時攻撃を仕掛けられれば敵もすぐには対処できまい」
ユー将軍は怪し気な笑みを浮かべながら言った。ユー将軍の考案した作戦は俗にいう電撃作戦と呼ばれる機構部隊の高い機動力を意識した作戦のことである。
もっとも有名な例として挙げられるのは第二次世界大戦においてドイツ軍が戦車を中心とした機構部隊と共に爆撃機を用いて相手の軍事基地を攻撃する電光石火の勢いで敵の本拠地を叩き潰す算段でいるに違いない。
「私の作戦に異議がある者はこの場で述べろ」
誰も手を挙げようとしない。ルドルフですら手を挙げようとしたもののすぐにその手を引っ込めた。
「よろしい、決まりだ。では作戦の決行は翌日とする。みんな、明日に備えてよーく眠っておくように」
ユー将軍の言葉を聞いた面々は首を縦に動かし、仮眠を取るため各々の場所へと向かっていく。
ただしユー将軍の恋人であるマリーだけは例外であったらしい。将軍の元へと戻ってきた。
「どうしたんだ? マリー、キミも早く休みなさい。明日は早いんだぞ」
「……閣下、無理を承知でお願い申し上げます。どうか、今宵は私と共に過ごしてくださいませ!」
「……明日は大事な作戦の決行日だ。そんな時にわざわざキミを抱いてみろ。キミは周りから嫌われることになるだろう」
「私が周りから嫌われているのはとっくの昔に存じておりますわ。それでも閣下と共に過ごしたいのです」
マリーは上目遣いで懇願した。軍人としてではなく恋人として過ごしたいという思いが伝わってきた。
本来であるのならばマリーの公私混同とも取れる発言をユー将軍は律しなければならない立場だろう。
だが、自制心を失いしつつある将軍はこれを受け入れたのである。
といっても添い寝をするだけの健全なものであったが、その声を聞いていたルドルフは横になりながら舌を打っていた。
いや、ルドルフばかりではない。洞窟にいた二人を除く全員が不快感に見舞われていたのであった。
ユー将軍の部下たちはこうしたしこりを残しつつも全員がしっかりと休息を取り、翌日の決戦に備えたのであった。
一方で修也たちも決戦に備えての準備は欠かしていなかった。
修也たちはジョウジやカエデの分析によってユー将軍が決戦を仕掛けてくることを予想し、中心地で迎え撃つ作戦に出ることにしたのである。
中心地といっても昨日に発生した戦闘によって多くの家々が焼かれてしまったためにほとんどが木の瓦礫に覆われた街であるが、それでも身を隠すのにはもってこいの場所だ。
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