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第一章『伝説の始まり』
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翌日は無重力の状態で歩け、という旨の通達をもらった。それが午前中ずっと続き、無重力に慣れたところで終了となった。
その後に行われたのは座学である。教師のようなタイトスーツ着込み、眼鏡をかけた女性から座学で教えられたのは『メトロイドスーツ』の機能についてじっくりと教え込まれた。
授業の内容はいかにして武器を扱うかというものだった。武器の名称と効果を修也は苦労して教えられることになった。
その後は実践練習だった。修也は例の水色のワンピースの女性から武器が集められているという部屋に案内された。
案内された部屋は『ロトワング』の装着者たちを育成し、訓練を終え次第、すぐにでも宇宙へと出られるようにそうした設備までも用意されていた。
修也がレーザーガンを構えるのと同時に目の前から小さな的が現れ、修也は的に向かって必死にあのワンピース姿の女性から渡されたレーザーガンを使っていた。
この小さな的は星が変われば凶悪な異星人もしくは異性獣へと変わるのだ。
外すということはそれ即ち自身の死へと直結していくものとなる。一瞬たりとも油断することなく修也は自身の命中精度を上げるため手渡されたレーザーガンを構えて引き金を引いていた。
結局この研修は三日ほど続いた。レーザーガンをマスターした後、修也は巨大な電子砲を手渡された。
いわゆる重火器であり、形状自体は一般的な自動拳銃と変わらない。
恐ろしいのはその性能である。実弾を電磁力を用いて高速で射室して目標を破壊するという代物だ。例えるのならば一般的な戦車砲クラスの威力といってもいい。
修也はこの怪物なような銃を両手で抱えながら異性獣を模した的を射撃していくことになった。
最初こそ躊躇っていたものの電子砲から発射された電磁波が加えられた弾丸は異星獣を模した的を粉々に破壊し、一つの欠片さえも残さなかった。
修也はその威力に圧倒されていた。電子砲という武器は一般の人間が見る機会はほとんどない。
強いていうのならば基地開放祭とやらの時に開かれる国軍の実践演習の時くらいだろう。修也としてはその祭りをありがたいと思ったことはなかったし、内心喧しい音を出されて鬱陶しいとさえ思っていたが、実際に自らの手で兵器を撃ってみると印象も変わるものだ。
例えるのならば全体に伝わる爽快感というべきところだろうか。
修也は堪らなくなり、両手で抱き抱えるはずの電子砲を何度も何度も的に向かって放ち、的を粉々にしていった。
その一方で的の側も反撃に出なかったわけではない。何度か修也は『メトロイドスーツ』にデモストレーションの攻撃による余波のため振動を感じたし、そのせいで一度は転んでしまったほどだ。
それでもこの訓練は他の訓練よりも比較的早い日数で終わりを告げた。
その次は生身での模擬格闘戦だった。メトロポリス社は『ガーディアン』育成のためわざわざ接近戦のプロを雇ってくれたのだそうだ。
『メトロイドスーツ』に頼れば非力な修也でも戦うことができるのだが、パワードスーツを纏っていない状況で襲われて仕舞えば意味がない。その対策として設けられた授業だそうだ。
場所はビルの地下に設けられたトレーニングルームと呼ばれる畳マットが敷かれた部屋の中だった。
用意周到とも取れる部屋の中で護身術として最初に学ぶのは空手であった。その教師として姿を現したのは修也よりも頭一つ高い柔道着を着た大柄の男だった。
「オレの名は江田山八九郎という! かつては全日本空手大会でその名を刻んだ男であるッ!」
辺り一帯が震えんばかりの声だった。修也は江田山なる男の気迫に驚かされ、ただひたすらに両肩を強張らせて萎縮するのみだった。
そんな風に怯えた顔で不安げに自身を見つめる修也を江田山は「喝ッ!」と、大きな声で威嚇した。
そして反射的に両肩を強張らせる修也に向かって右手を突き出して語り始めていく。
「空手の基礎とされるものは四つある。一つフットワーク! 二つ瞬発力三つ動体視力! 四つ柔軟性ッ! 以上! しっかりと肝に銘じておくようにッ!」
「は、はい」
修也は声を震わせながら答えた。
後にインターネットを操作し、それ専用のサイトを閲覧して分かったことであるが、これらの四つは空手を行う人間の間で昔から語られてきたことだというのだ。
江田山の語るフットワークは組み手における「足」となり、移動の自由度に繋がっていくのだ。
相手の技から間合いを切ったり交わしたり、一気に間合いを詰めて攻撃するなど、自分を自在に操る能力となるのだ。
瞬発力は筋力とも言われるらしい。相手が隙を見せた一瞬の隙に反撃をしたり、相手が攻撃を見せた瞬間にカウンターへと移る際に用いる。
動体視力は相手の攻撃を見極めたり、自分の攻撃中相手をしっかりと目で追うために必要となるスキルとなる。
柔軟性に関しては体の柔らかさで修也はこれこそが最も大事なスキルであるように思えた。
空手の最大の技である「蹴り」にも必要となるし、逆突きを防ぐためにも必要となる。
こればかりは一朝一夕で身に付くものではない。そのため秋夜はその日の晩からストレッチを要求されることになった。
ここで少し時計の針を巻き戻し、昼間へと時間を巻き戻させてもらう。
四つの基礎を教わった後、江田山は修也の前に立ち塞がり、大きな声で言った。
「よろしい! それでは今より基礎練習を行う! オレの前で前後にステップしてみろッ!」
「ぜ、前後にステップですか」
「そうだ! その上でオレから逃げてみろッ!逃げ切れたら次のステップに進んでやる!」
江田山の命じるまま修也はぎごちないステップを踏んだもののすぐに江田山は修也の元に追いつき、修也の胸元に拳を繰り出したのである。
胸元に強烈な拳を喰らった修也は地面の上を転がっていた。
「な、何をするんですか?」
修也が非難の目で江田山を睨んでいると、江田山は意地の悪い笑みを浮かべて言った。
「いいか? 避けなければお前の元にオレの拳が飛ぶぞ。痛い目を見たくなければ必死に避けるんだな」
修也にとって江田山の忠告は死刑宣告にも等しい言葉だった。結局初日は江田山に何度も殴られてしまうことになった。
翌日から一週間はステップをひたすらに踏み続けるような訓練ばかりが続いた。
正直にいえば辛い日々だった。それでも耐えることができたのは会社における修也への好待遇があったからだ。
給料やボーナスが研修中であるにも関わらず、口座に振り込まれるというのは大きかった。もしそうでなければこんな無茶苦茶な研修を強いる会社などとっくの昔に辞めていたことだろう。
修也は必死になって空手の稽古にしがみつき、ステップを踏み続けた。
そしてとうとう江田山の拳を避けることができた時、ようやく修行は第二段階へと進んだ。
「よし、これからお前に教えるのは本格的な組み手の技だ」
江田山はわざわざ赤い色のサンドバッグを引っ張り出し、修也の前に置いた。
「よく見ておけ」
江田山はわざわざ修也を下がらせ、サンドバッグに向かって強烈な回し蹴りを喰らわせたのだった。
蹴り上げられたサンドバッグが背後にまで飛んでいく様子が見えた。
「す、すごい」
呆気に取られた修也はそう呟くしかなかった。
「何を言う。次は貴様がこれをやるんだぞ」
修也は助走をつけ、その後で勢いよく蹴りを加えたが、サンドバッグは背後に虚しく下がるばかりだった。
「よし、今日から貴様には「蹴り」の基礎を教えなくてはならんようだな」
江田山はニヤリと笑いながら言った。
どうやら自分の受難というのはまだ続くらしい。その苦い現実に修也は苦笑するしかなかった。
その後に行われたのは座学である。教師のようなタイトスーツ着込み、眼鏡をかけた女性から座学で教えられたのは『メトロイドスーツ』の機能についてじっくりと教え込まれた。
授業の内容はいかにして武器を扱うかというものだった。武器の名称と効果を修也は苦労して教えられることになった。
その後は実践練習だった。修也は例の水色のワンピースの女性から武器が集められているという部屋に案内された。
案内された部屋は『ロトワング』の装着者たちを育成し、訓練を終え次第、すぐにでも宇宙へと出られるようにそうした設備までも用意されていた。
修也がレーザーガンを構えるのと同時に目の前から小さな的が現れ、修也は的に向かって必死にあのワンピース姿の女性から渡されたレーザーガンを使っていた。
この小さな的は星が変われば凶悪な異星人もしくは異性獣へと変わるのだ。
外すということはそれ即ち自身の死へと直結していくものとなる。一瞬たりとも油断することなく修也は自身の命中精度を上げるため手渡されたレーザーガンを構えて引き金を引いていた。
結局この研修は三日ほど続いた。レーザーガンをマスターした後、修也は巨大な電子砲を手渡された。
いわゆる重火器であり、形状自体は一般的な自動拳銃と変わらない。
恐ろしいのはその性能である。実弾を電磁力を用いて高速で射室して目標を破壊するという代物だ。例えるのならば一般的な戦車砲クラスの威力といってもいい。
修也はこの怪物なような銃を両手で抱えながら異性獣を模した的を射撃していくことになった。
最初こそ躊躇っていたものの電子砲から発射された電磁波が加えられた弾丸は異星獣を模した的を粉々に破壊し、一つの欠片さえも残さなかった。
修也はその威力に圧倒されていた。電子砲という武器は一般の人間が見る機会はほとんどない。
強いていうのならば基地開放祭とやらの時に開かれる国軍の実践演習の時くらいだろう。修也としてはその祭りをありがたいと思ったことはなかったし、内心喧しい音を出されて鬱陶しいとさえ思っていたが、実際に自らの手で兵器を撃ってみると印象も変わるものだ。
例えるのならば全体に伝わる爽快感というべきところだろうか。
修也は堪らなくなり、両手で抱き抱えるはずの電子砲を何度も何度も的に向かって放ち、的を粉々にしていった。
その一方で的の側も反撃に出なかったわけではない。何度か修也は『メトロイドスーツ』にデモストレーションの攻撃による余波のため振動を感じたし、そのせいで一度は転んでしまったほどだ。
それでもこの訓練は他の訓練よりも比較的早い日数で終わりを告げた。
その次は生身での模擬格闘戦だった。メトロポリス社は『ガーディアン』育成のためわざわざ接近戦のプロを雇ってくれたのだそうだ。
『メトロイドスーツ』に頼れば非力な修也でも戦うことができるのだが、パワードスーツを纏っていない状況で襲われて仕舞えば意味がない。その対策として設けられた授業だそうだ。
場所はビルの地下に設けられたトレーニングルームと呼ばれる畳マットが敷かれた部屋の中だった。
用意周到とも取れる部屋の中で護身術として最初に学ぶのは空手であった。その教師として姿を現したのは修也よりも頭一つ高い柔道着を着た大柄の男だった。
「オレの名は江田山八九郎という! かつては全日本空手大会でその名を刻んだ男であるッ!」
辺り一帯が震えんばかりの声だった。修也は江田山なる男の気迫に驚かされ、ただひたすらに両肩を強張らせて萎縮するのみだった。
そんな風に怯えた顔で不安げに自身を見つめる修也を江田山は「喝ッ!」と、大きな声で威嚇した。
そして反射的に両肩を強張らせる修也に向かって右手を突き出して語り始めていく。
「空手の基礎とされるものは四つある。一つフットワーク! 二つ瞬発力三つ動体視力! 四つ柔軟性ッ! 以上! しっかりと肝に銘じておくようにッ!」
「は、はい」
修也は声を震わせながら答えた。
後にインターネットを操作し、それ専用のサイトを閲覧して分かったことであるが、これらの四つは空手を行う人間の間で昔から語られてきたことだというのだ。
江田山の語るフットワークは組み手における「足」となり、移動の自由度に繋がっていくのだ。
相手の技から間合いを切ったり交わしたり、一気に間合いを詰めて攻撃するなど、自分を自在に操る能力となるのだ。
瞬発力は筋力とも言われるらしい。相手が隙を見せた一瞬の隙に反撃をしたり、相手が攻撃を見せた瞬間にカウンターへと移る際に用いる。
動体視力は相手の攻撃を見極めたり、自分の攻撃中相手をしっかりと目で追うために必要となるスキルとなる。
柔軟性に関しては体の柔らかさで修也はこれこそが最も大事なスキルであるように思えた。
空手の最大の技である「蹴り」にも必要となるし、逆突きを防ぐためにも必要となる。
こればかりは一朝一夕で身に付くものではない。そのため秋夜はその日の晩からストレッチを要求されることになった。
ここで少し時計の針を巻き戻し、昼間へと時間を巻き戻させてもらう。
四つの基礎を教わった後、江田山は修也の前に立ち塞がり、大きな声で言った。
「よろしい! それでは今より基礎練習を行う! オレの前で前後にステップしてみろッ!」
「ぜ、前後にステップですか」
「そうだ! その上でオレから逃げてみろッ!逃げ切れたら次のステップに進んでやる!」
江田山の命じるまま修也はぎごちないステップを踏んだもののすぐに江田山は修也の元に追いつき、修也の胸元に拳を繰り出したのである。
胸元に強烈な拳を喰らった修也は地面の上を転がっていた。
「な、何をするんですか?」
修也が非難の目で江田山を睨んでいると、江田山は意地の悪い笑みを浮かべて言った。
「いいか? 避けなければお前の元にオレの拳が飛ぶぞ。痛い目を見たくなければ必死に避けるんだな」
修也にとって江田山の忠告は死刑宣告にも等しい言葉だった。結局初日は江田山に何度も殴られてしまうことになった。
翌日から一週間はステップをひたすらに踏み続けるような訓練ばかりが続いた。
正直にいえば辛い日々だった。それでも耐えることができたのは会社における修也への好待遇があったからだ。
給料やボーナスが研修中であるにも関わらず、口座に振り込まれるというのは大きかった。もしそうでなければこんな無茶苦茶な研修を強いる会社などとっくの昔に辞めていたことだろう。
修也は必死になって空手の稽古にしがみつき、ステップを踏み続けた。
そしてとうとう江田山の拳を避けることができた時、ようやく修行は第二段階へと進んだ。
「よし、これからお前に教えるのは本格的な組み手の技だ」
江田山はわざわざ赤い色のサンドバッグを引っ張り出し、修也の前に置いた。
「よく見ておけ」
江田山はわざわざ修也を下がらせ、サンドバッグに向かって強烈な回し蹴りを喰らわせたのだった。
蹴り上げられたサンドバッグが背後にまで飛んでいく様子が見えた。
「す、すごい」
呆気に取られた修也はそう呟くしかなかった。
「何を言う。次は貴様がこれをやるんだぞ」
修也は助走をつけ、その後で勢いよく蹴りを加えたが、サンドバッグは背後に虚しく下がるばかりだった。
「よし、今日から貴様には「蹴り」の基礎を教えなくてはならんようだな」
江田山はニヤリと笑いながら言った。
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