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モスト・オブ・デンジャラス・ゲーム編
プログラム始動ーその②
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時は少しばかり遡り、先日の午後11時。
自由共和党本部にて。
「ほう、ロシアからの珍客が?」
自由共和党幹事長二階堂俊博は敵対政党の政治家でありながら、関係を持つ三原青子からの電話を受け、思わず眉をひそめてしまう。
彼が眉をひそめた理由を敢えて挙げるのならば、先日の宇宙究明学会が関わった事件以後あまり良い思い出が無かったからだ。
「ええ、ウチの秘書が宇宙の信者でね、恐らく教団の権威を高めるためでしょうね。わたしに密入国の手続きを行えと言ってきたのよ。それよりも、今週末に合わない?わたしも予定を空けておくから……」
三原は普段は男性に媚びるような声を出す人物ではない事は周知の事実だろうが、それでも二階堂俊博という端正でスマートなモデル雑誌に出る青年も裸足で逃げ出すほどの美しい男と会える事を考えれば、このような声を出してしまうのも無理はないと言えただろう。
だが、二階堂は青子の誘いには乗らない。あくまでも冷静な声で、
「いいや、遠慮しておくよ。それよりも……明日のいつになるかは分からんがな、昌原道明邸の近くに松中鈴雄の元妻松中梓を待機させておけ」
「松中梓を!?」
電話口の向こうでも驚いた声が上がっている。
「何故なの?」
「あの中村孝太郎とかいう忌々しい男は今はキミの疑惑にはたどり着けんかもしれん……だがな、いつまでもそうはいかん。犯罪者や犯罪組織の数は有限だ……それに偶然起こる犯罪ならばともかく、キミが意図的に示唆する犯罪ならば、いずれああいう男は何かしらの糸を手掛かりにキミの元にま来るだろう」
「ならば、どうすればいいの?」
「簡単だ。本多太郎のやり方に従えばいい……大きな事件を起こすだけではなく、それに紛れてあいつらを始末するぐらいでなくちゃあな……」
二階堂はこの時に誰も見た事のない清々しい程の微笑を浮かべていたが、あいにくカーテンの閉め切ったオフィスには彼一人しかないなかったので、二階堂の笑顔を証明できる人間はいない。
だが、二階堂はその自分の決断を後悔したことはない。
もし、二階堂のマッドサイエンティスト的な微笑を部下や支持者が見ていたのなら、次の選挙に不利に働くであろうから。
二階堂は改めて自分のこの英断に拍手を送りたくなってしまう。
「あの、二階堂さん……」
どうやら、考え込みすぎて話を聞いていなかったらしい。二階堂はいつもの低い声で青子の電話に対応する。
「ああ、何でもない。少しだけ考え事をしていただけだからな」
「それならばいいんですが……」
青子の電話を持ってモジモジとした様子が目に浮かぶようだ。
だが、二階堂は不快感を示さずに先程の自分の指示を繰り返し伝える。
「いいな、松中梓だ……あの女を教団の屋敷の前に連れて行け、分かったな」
二階堂のどこまでも冷静で平坦に指示を出す声に青子は肯定の旨を告げて、端末の電源を切る。
「ふう、狂った教祖の狂った妻とその狂った教祖を信じるロシアの狂信者。そして、その教祖を直接的にではないにしろ、死に追いやった刑事……奴ら3人が出会えばどんな結末になるかな?」
二階堂は座っていた社長椅子の背もたれに大きく背中を預け、腕を組みながら翌日に訪れるであろうことを考えて微笑む。
そう、3人が出会った際にどんな会話を交わすのかを想像して。
「質問に答えてください。あなたはどうしてこんな場所に散歩する必要があるんですか?」
孝太郎はボリスを問い詰め続けるが、ボリスは年寄り特有のニンマリとした笑顔を浮かべたまま、そこから動こうとはしない。
当然、孝太郎の質問にも黙秘したままだ。
孝太郎の堪忍袋の尾が切れそうになった時だ。背後から声をかけられて、孝太郎は背後を振り向く。
「あ、あ、あ、あんたは……」
1人の中年に思われる女性が孝太郎に向かって震える指を突き付けている。
孝太郎は背後の女性が何を言っているのかどうか分からずに両眉を上げていた時だ、ボリスが工事の音さえかき消すような大声で、
「あなた様こそがッ!この地上に舞い降りられた、現代の聖母マリア様! 松中梓様! 私めはロシアに居た時から、あなた様にお会いしたいと思っておりました! 」
松中梓は4人の男女によって阻まれて、大声を上げた男性(白髪や白色の髭が見えたのだから老人と言うべきだろうか)の顔が分からぬ。
だが、男の放った『現代の聖母マリア様』という言葉に梓は老人は宇宙究明学会の信者なのだと理解した。夫にして教祖の昌原道明本名松中鈴雄は自分を聖母マリアだと海外に触れ回っていたから。
(つまり、彼は教団を再復興するためにワザワザロシアから訪れてくれたという事なのね?あたしからすれば、喜ばしい事この上ないけれど)
同時に梓は東京の中心部の道場から、先日の晩に急に取り壊し予定となっている昌原道明邸を見るようにと指示を出した三原青子からのメッセージの真意を理解する。
恐らく、自分が目の前の刑事にあの事を訴えれば……。
梓はそう決意して、誰にも見られないように勝ち誇った笑みを浮かべてから、目に嘘の涙を浮かべて孝太郎に詰め寄っていく。
「あなた……よくも、こんな所に来れるわね! ウチの主人を……昌原会長を殺した癖にッ!」
梓は今にも狂わんばかりに叫びながら主張する。恐らく、今の自分は歯も剥き出しで、白目すら剥いているに違いないだろう。
だが、今更そんな事には構ってはいられない。梓は履いていたハイヒールを大きく鳴らし、綺麗な自慢の紅色に土が付着するのも構わない。
そして、トドメの一撃とばかりに孝太郎の胸元を掴んで孝太郎の耳元で叫ぶ。
「返してよッ!あの人を殺してよ! あたしの会長を……」
最後に相手の足元に崩れ落ちて泣き叫ぶのが一番だったような気がする。
梓の見ていた、どの恋愛ドラマでも追い詰められたヒロインが主人公に取った態度はこんな感じだったような気がする。
松中梓は勝利の女神に見初められた事を確信した。
勝利を誇った笑顔も地面に面している事から、孝太郎や例のロシア人たちには見えない筈だろう。
事実、そうだった。孝太郎は困惑した様子で、
「待ってください。松中の奴は石川の奴に殺されたんでしょう?おれは無関係ですよ。そして、質問を質問で返すようで悪いのですが、あなたはあなたのご主人の指示で亡くなった人たちの事についてどう考えますか?」
不味い。梓はその点を突かれては反撃できないと思っていたのだが、そんな事を気にする必要はないらしい。
何故ならば、ボリスが頰を紅潮させて、尚且つ荒い息を吐きながら、
「この悪魔めッ!よりにもよって、昌原会長の命を奪うとはッ!お前は人類を救う人物を殺す人物を宇宙へと送り返し、この地上に悪魔の帝国を築き上げたッ!そして、お前は追い討ちをかけるかのように、昌原会長の家を訪れ、昌原会長を失われたマリアさまに向かって残酷な質問を浴びせたッ!この痴れ者が……許すわけにはいかんッ!」
ボリスは武器保存から、トカレフを取り出し、孝太郎にその銃口を向ける。
「お前だけは許さないッ!宇宙の究明を妨害して、夫を亡くしたマリア様にあのような残酷な質問を浴びせたお前だけはッ!」
勝手な事を言う。孝太郎は歯を噛み締めながら、心の中でそう吐き捨てた。
昌原と宇宙究明学会によって何組の家族が引き裂かれたのだろう。昌原の指示によって何人の人生が奪われたのだろう。
孝太郎はボリスにそんな質問を投げかけてやりたい気分であったが、ボリスはそんな事を言っても納得しないだろうであろうから、孝太郎は心の中だけに押し留めておく事にする。
孝太郎はボリスにあらんばかりの敵対心を向けた。
自由共和党本部にて。
「ほう、ロシアからの珍客が?」
自由共和党幹事長二階堂俊博は敵対政党の政治家でありながら、関係を持つ三原青子からの電話を受け、思わず眉をひそめてしまう。
彼が眉をひそめた理由を敢えて挙げるのならば、先日の宇宙究明学会が関わった事件以後あまり良い思い出が無かったからだ。
「ええ、ウチの秘書が宇宙の信者でね、恐らく教団の権威を高めるためでしょうね。わたしに密入国の手続きを行えと言ってきたのよ。それよりも、今週末に合わない?わたしも予定を空けておくから……」
三原は普段は男性に媚びるような声を出す人物ではない事は周知の事実だろうが、それでも二階堂俊博という端正でスマートなモデル雑誌に出る青年も裸足で逃げ出すほどの美しい男と会える事を考えれば、このような声を出してしまうのも無理はないと言えただろう。
だが、二階堂は青子の誘いには乗らない。あくまでも冷静な声で、
「いいや、遠慮しておくよ。それよりも……明日のいつになるかは分からんがな、昌原道明邸の近くに松中鈴雄の元妻松中梓を待機させておけ」
「松中梓を!?」
電話口の向こうでも驚いた声が上がっている。
「何故なの?」
「あの中村孝太郎とかいう忌々しい男は今はキミの疑惑にはたどり着けんかもしれん……だがな、いつまでもそうはいかん。犯罪者や犯罪組織の数は有限だ……それに偶然起こる犯罪ならばともかく、キミが意図的に示唆する犯罪ならば、いずれああいう男は何かしらの糸を手掛かりにキミの元にま来るだろう」
「ならば、どうすればいいの?」
「簡単だ。本多太郎のやり方に従えばいい……大きな事件を起こすだけではなく、それに紛れてあいつらを始末するぐらいでなくちゃあな……」
二階堂はこの時に誰も見た事のない清々しい程の微笑を浮かべていたが、あいにくカーテンの閉め切ったオフィスには彼一人しかないなかったので、二階堂の笑顔を証明できる人間はいない。
だが、二階堂はその自分の決断を後悔したことはない。
もし、二階堂のマッドサイエンティスト的な微笑を部下や支持者が見ていたのなら、次の選挙に不利に働くであろうから。
二階堂は改めて自分のこの英断に拍手を送りたくなってしまう。
「あの、二階堂さん……」
どうやら、考え込みすぎて話を聞いていなかったらしい。二階堂はいつもの低い声で青子の電話に対応する。
「ああ、何でもない。少しだけ考え事をしていただけだからな」
「それならばいいんですが……」
青子の電話を持ってモジモジとした様子が目に浮かぶようだ。
だが、二階堂は不快感を示さずに先程の自分の指示を繰り返し伝える。
「いいな、松中梓だ……あの女を教団の屋敷の前に連れて行け、分かったな」
二階堂のどこまでも冷静で平坦に指示を出す声に青子は肯定の旨を告げて、端末の電源を切る。
「ふう、狂った教祖の狂った妻とその狂った教祖を信じるロシアの狂信者。そして、その教祖を直接的にではないにしろ、死に追いやった刑事……奴ら3人が出会えばどんな結末になるかな?」
二階堂は座っていた社長椅子の背もたれに大きく背中を預け、腕を組みながら翌日に訪れるであろうことを考えて微笑む。
そう、3人が出会った際にどんな会話を交わすのかを想像して。
「質問に答えてください。あなたはどうしてこんな場所に散歩する必要があるんですか?」
孝太郎はボリスを問い詰め続けるが、ボリスは年寄り特有のニンマリとした笑顔を浮かべたまま、そこから動こうとはしない。
当然、孝太郎の質問にも黙秘したままだ。
孝太郎の堪忍袋の尾が切れそうになった時だ。背後から声をかけられて、孝太郎は背後を振り向く。
「あ、あ、あ、あんたは……」
1人の中年に思われる女性が孝太郎に向かって震える指を突き付けている。
孝太郎は背後の女性が何を言っているのかどうか分からずに両眉を上げていた時だ、ボリスが工事の音さえかき消すような大声で、
「あなた様こそがッ!この地上に舞い降りられた、現代の聖母マリア様! 松中梓様! 私めはロシアに居た時から、あなた様にお会いしたいと思っておりました! 」
松中梓は4人の男女によって阻まれて、大声を上げた男性(白髪や白色の髭が見えたのだから老人と言うべきだろうか)の顔が分からぬ。
だが、男の放った『現代の聖母マリア様』という言葉に梓は老人は宇宙究明学会の信者なのだと理解した。夫にして教祖の昌原道明本名松中鈴雄は自分を聖母マリアだと海外に触れ回っていたから。
(つまり、彼は教団を再復興するためにワザワザロシアから訪れてくれたという事なのね?あたしからすれば、喜ばしい事この上ないけれど)
同時に梓は東京の中心部の道場から、先日の晩に急に取り壊し予定となっている昌原道明邸を見るようにと指示を出した三原青子からのメッセージの真意を理解する。
恐らく、自分が目の前の刑事にあの事を訴えれば……。
梓はそう決意して、誰にも見られないように勝ち誇った笑みを浮かべてから、目に嘘の涙を浮かべて孝太郎に詰め寄っていく。
「あなた……よくも、こんな所に来れるわね! ウチの主人を……昌原会長を殺した癖にッ!」
梓は今にも狂わんばかりに叫びながら主張する。恐らく、今の自分は歯も剥き出しで、白目すら剥いているに違いないだろう。
だが、今更そんな事には構ってはいられない。梓は履いていたハイヒールを大きく鳴らし、綺麗な自慢の紅色に土が付着するのも構わない。
そして、トドメの一撃とばかりに孝太郎の胸元を掴んで孝太郎の耳元で叫ぶ。
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梓の見ていた、どの恋愛ドラマでも追い詰められたヒロインが主人公に取った態度はこんな感じだったような気がする。
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事実、そうだった。孝太郎は困惑した様子で、
「待ってください。松中の奴は石川の奴に殺されたんでしょう?おれは無関係ですよ。そして、質問を質問で返すようで悪いのですが、あなたはあなたのご主人の指示で亡くなった人たちの事についてどう考えますか?」
不味い。梓はその点を突かれては反撃できないと思っていたのだが、そんな事を気にする必要はないらしい。
何故ならば、ボリスが頰を紅潮させて、尚且つ荒い息を吐きながら、
「この悪魔めッ!よりにもよって、昌原会長の命を奪うとはッ!お前は人類を救う人物を殺す人物を宇宙へと送り返し、この地上に悪魔の帝国を築き上げたッ!そして、お前は追い討ちをかけるかのように、昌原会長の家を訪れ、昌原会長を失われたマリアさまに向かって残酷な質問を浴びせたッ!この痴れ者が……許すわけにはいかんッ!」
ボリスは武器保存から、トカレフを取り出し、孝太郎にその銃口を向ける。
「お前だけは許さないッ!宇宙の究明を妨害して、夫を亡くしたマリア様にあのような残酷な質問を浴びせたお前だけはッ!」
勝手な事を言う。孝太郎は歯を噛み締めながら、心の中でそう吐き捨てた。
昌原と宇宙究明学会によって何組の家族が引き裂かれたのだろう。昌原の指示によって何人の人生が奪われたのだろう。
孝太郎はボリスにそんな質問を投げかけてやりたい気分であったが、ボリスはそんな事を言っても納得しないだろうであろうから、孝太郎は心の中だけに押し留めておく事にする。
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