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第4部 皇帝の帰還
大聖堂の包囲網ーその③
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孝太郎は目の前の敵を次々に撃ち抜いていく。
敵の大半はオーク。人間というわけでもない。それに、敵を倒さなければ、自分も死んでしまうのだ。躊躇はない。少なくとも、今のところは……。
「孝ちゃん! 大丈夫! 」
絵里子は慣れない甲冑にも関わらずに、自分の身よりも弟の身を案じている。
「大丈夫さ、それよりも姉貴……」
「分かっているわよ! あたしだってやれるわ! 」
絵里子は自身の魔法で、銃の数を増やして、オークたちを撃ち抜いていく。
「マシンガンでも、ショットガンでも何でも出せるわ! あたしの魔法って、めちゃくちゃ役に立つわね! 」
「だなッ!姉貴はおれ達にとっても欠かせない存在だよ! 」
孝太郎はニコリと笑いかける。
「このまま、突き進みましょう! 」
絵里子も孝太郎に笑いかける。
孝太郎はそれを首肯する。
白籠市のアンタッチャブルのメンバーとフランソワ王国軍とエルフの連合軍は大聖堂の中に流れ込んでいく。
大聖堂は前に来た時と同様で、この広い廊下には何か隠れているのではないのかと、孝太郎は危惧していたが、それは予想通りとなった。
柱の間から、オーク達が現れ、次に竜王スメウルグが孝太郎たちの目の前に姿を現す。
孝太郎と行動を共にしていた、他の兵士たちは、全員がオークと対峙しなければならない状況となり、孝太郎と絵里子は二人で、スメウルグを相手にしなければならなくなってしまう。
孝太郎は思わず下唇を噛んでしまう。それは姉も同様だったようで、唾を飲み込んでいる。癖なのかもしれない。姉の追い詰められた時の……。
この場においては、あらゆる窮地をくぐり抜けてきた、絵里子と孝太郎にしても、スメウルグには動じざるを得ない。
何故なら、スメウルグは特殊な恐竜の鱗のような鎧と同じく、顔を完全に隠した鎧に身を固めているので、顔の詳しい表情は分からず、一言も発する事なく、孝太郎たちの前に向かって来ていたからだ。
孝太郎は拳銃をスメウルグに向けたが、スメウルグは意に返していないようで、何の感情や行動も見せる事なく進んでくる。
「これは警告だ。もう一度近づいてみろ、容赦なく発砲するぞ」
だが、スメウルグは歩みを止めようとはしない。
孝太郎は恐怖心に駆られて、発砲してしまうが、鎧の影響か、それともスメウルグという個体自身に通じないのか、何事もなかったかのように進む。
(接近戦で戦うしかないのか……)
孝太郎は銃だけで、戦っていたわけではない。兵士としての長剣を用意はされていた。
それを鞘から引き抜き、
「姉貴! ここは一旦逃げてくれ! この化け物はおれが引きつける! 」
と、ここでスメウルグの歩みが止まる。
スメウルグは竜の爪と例えれば、違和感がないと思われる剣を鞘から抜く。
「何をする気だ!?」
スメウルグが孝太郎に向かって斬りかかってきたのは、孝太郎が叫んだのとほぼ同じ頃だった。
孝太郎は何とか、長剣で防御する事はできたのだが、それも長くは続かない。
孝太郎の剣とスメウルグの剣がお互いの刃に触れた瞬間に、孝太郎の剣の方が割れてしまったからだ。
孝太郎は剣が割れた衝撃により、後方に吹き飛ばされてしまう。
「孝ちゃん! 」
絵里子は慌てて、駆け寄ろうとするが、スメウルグは絵里子に向かって、剣を突き付けることによりそれを阻止する。
(あ、あたしは孝ちゃんに……弟に近寄る事さえできないというの?そんなの嫌だわ……)
分かってはいるものの、体は震えて動けない。それに、周りの兵士たちはオークの相手で手一杯。
こちらに駆けつける余裕はゼロに等しいだろう。
『八方塞がり』という言葉はこの時のために作られたのかもしれないと絵里子は感じたくらいだ。
と、その時だ。ガチャという音が聞こえた。何の音だろう。
絵里子が耳を澄ましてみると、
(孝ちゃんのだわ! 孝ちゃんが起き上がったんだわ! スメウルグを倒すために……)
絵里子の予想は的中した。孝太郎は荒い息を吐きながらも、自分とスメウルグがいる方向へと戻ってきている。
そして、再び目の前に現れた、孝太郎は折れた剣先をスメウルグに向け、
「おれはまだ終わっちゃあいないぜ、竜王……お前に法の裁きを受けさせるために戻ってきたと言ってもいいだろうな、それと、姉貴には何もしてないだろうなッ!テメェのふざけた野望をおれがぶっ潰してやるぜッ!」
「……面白い、余に法の裁きを受けさせるだと?そのような事ができるものか」
孝太郎の『法の裁きを受けさせる』という言葉が彼にとって予想外だったのだろう、嘲笑うような声でスメウルグは尋ねる。
「文字通りの意味だよ、それにお前はオツムがいいらしいんだから、理解できるだろ?」
その孝太郎の言葉にスメウルグは眉をしかめた筈だ。そうでもなければ、あんなに早く孝太郎の元に斬りかかっていくものだろうか。獲物を狩るジャガーよりも早いスピードのような。
孝太郎は斬りかかってきたスメウルグの剣先を右手で受け止める。
すると、スメウルグの剣にヒビが入る。
「剣にビビ!?もしかして、今まで普通の剣じゃあ歯が立たなかったのは、彼が魔法をかけていたからなの!?」
スメウルグは自身の剣にヒビが入った事がプライドを傷付けたのだろう。
慌てて、孝太郎の元から退き、剣を鞘に戻すと、今度は右手で黒色の球を作り出す。
黒色の球は孝太郎に向かって、次々と繰り出される。
孝太郎はその度に、黒色の球を寸前のところで、回避し、スメウルグを先制する。
次にスメウルグが使った手は拳で殴りかかるという方法であった。
スメウルグの拳により、大聖堂のあちらこちらにヒビが入り、地震が起きたのかと勘違いするくらいの大きな揺れが起こったが、孝太郎にはまるで無力。
「貴様……貴様はどのような魔法を使っておる」
「ネタバレをするのなら、破壊だよ。全てを破壊する最強の魔法……」
「破壊か……ならば、余の大きな力を貴様のお目にかけるとするか……」
スメウルグはそう言うと、両手を合わせて、何やら呪文を唱え出し、両手を孝太郎に向かって、合わせる。
孝太郎も悪い事が起きる事を予感していたのだろう。スメウルグの術式が自分に当たるよりも前に、身を逸らして回避する。
すると、どうだろう。孝太郎の背後にあった筈の、レンガの壁がバラバラと崩れ始めたのだ。
それこそ、レンガのチリまでも。
(恐らく、スメウルグが今使ったのは、分解魔法……破壊魔法に魔法の力のみで、対抗できる数少ない魔法……)
孝太郎の読みは正しいと言えるだろう。少なくとも、今のところは、分解魔法としか判断できない。
孝太郎は当たる事こそが、脅威だと考え、スメウルグを破壊できるように近付いて行くが、孝太郎が右側面から回り込もうとした時だ。
スメウルグが再び両手を自分に向けたのだ。
孝太郎はスメウルグの『両手』に自分の『右手』で対抗する。
スメウルグの術を孝太郎の魔法で『破壊』しようと言う試みであった。
結果は勿論、正解したと言えよう。スメウルグの『分解』は孝太郎の右手により『破壊』された。
虚を突かれた、スメウルグは今度は別の魔法を使う事にしたのだろう。
黒く光った右手で孝太郎の右手を攻撃しようとしている。
だが、孝太郎の方が早いだろう。孝太郎の勝利が確定したと思われた、まさにその時だ。
孝太郎の腹に何やら、硬いものが当たる。何だろう。ふと、目をやると……。
「あ、脚だと?」
孝太郎はスメウルグの蹴りによって、その場に倒れ込んでしまう。
「余の脚にまで、注意を向けなかったのは、お前の過信だったな?自惚れとでも言うべきだろうか?」
スメウルグはそう言いながら、孝太郎に黒く光る右手を向ける。
(おれを分解する気か!?ちくしょう! )
孝太郎はスメウルグを怯えるような目つきで見上げながら心の中で叫ぶ。
「終わりだ」
スメウルグの右手が振り下ろされる。
姉の泣き叫ぶ声も聞こえてくる。孝太郎が死を覚悟したまさにその時だ。
「援軍は間に合ったようだな」
ヴィトの剣がスメウルグの右手を受け止めていた。
「久し振りだな、スメウルグ……おれも体が変わっちまったが、今、分かったようにテメェに引導を渡す事だけはできるぜ」
「アランゴルンか……」
スメウルグは静かに呟く。
敵の大半はオーク。人間というわけでもない。それに、敵を倒さなければ、自分も死んでしまうのだ。躊躇はない。少なくとも、今のところは……。
「孝ちゃん! 大丈夫! 」
絵里子は慣れない甲冑にも関わらずに、自分の身よりも弟の身を案じている。
「大丈夫さ、それよりも姉貴……」
「分かっているわよ! あたしだってやれるわ! 」
絵里子は自身の魔法で、銃の数を増やして、オークたちを撃ち抜いていく。
「マシンガンでも、ショットガンでも何でも出せるわ! あたしの魔法って、めちゃくちゃ役に立つわね! 」
「だなッ!姉貴はおれ達にとっても欠かせない存在だよ! 」
孝太郎はニコリと笑いかける。
「このまま、突き進みましょう! 」
絵里子も孝太郎に笑いかける。
孝太郎はそれを首肯する。
白籠市のアンタッチャブルのメンバーとフランソワ王国軍とエルフの連合軍は大聖堂の中に流れ込んでいく。
大聖堂は前に来た時と同様で、この広い廊下には何か隠れているのではないのかと、孝太郎は危惧していたが、それは予想通りとなった。
柱の間から、オーク達が現れ、次に竜王スメウルグが孝太郎たちの目の前に姿を現す。
孝太郎と行動を共にしていた、他の兵士たちは、全員がオークと対峙しなければならない状況となり、孝太郎と絵里子は二人で、スメウルグを相手にしなければならなくなってしまう。
孝太郎は思わず下唇を噛んでしまう。それは姉も同様だったようで、唾を飲み込んでいる。癖なのかもしれない。姉の追い詰められた時の……。
この場においては、あらゆる窮地をくぐり抜けてきた、絵里子と孝太郎にしても、スメウルグには動じざるを得ない。
何故なら、スメウルグは特殊な恐竜の鱗のような鎧と同じく、顔を完全に隠した鎧に身を固めているので、顔の詳しい表情は分からず、一言も発する事なく、孝太郎たちの前に向かって来ていたからだ。
孝太郎は拳銃をスメウルグに向けたが、スメウルグは意に返していないようで、何の感情や行動も見せる事なく進んでくる。
「これは警告だ。もう一度近づいてみろ、容赦なく発砲するぞ」
だが、スメウルグは歩みを止めようとはしない。
孝太郎は恐怖心に駆られて、発砲してしまうが、鎧の影響か、それともスメウルグという個体自身に通じないのか、何事もなかったかのように進む。
(接近戦で戦うしかないのか……)
孝太郎は銃だけで、戦っていたわけではない。兵士としての長剣を用意はされていた。
それを鞘から引き抜き、
「姉貴! ここは一旦逃げてくれ! この化け物はおれが引きつける! 」
と、ここでスメウルグの歩みが止まる。
スメウルグは竜の爪と例えれば、違和感がないと思われる剣を鞘から抜く。
「何をする気だ!?」
スメウルグが孝太郎に向かって斬りかかってきたのは、孝太郎が叫んだのとほぼ同じ頃だった。
孝太郎は何とか、長剣で防御する事はできたのだが、それも長くは続かない。
孝太郎の剣とスメウルグの剣がお互いの刃に触れた瞬間に、孝太郎の剣の方が割れてしまったからだ。
孝太郎は剣が割れた衝撃により、後方に吹き飛ばされてしまう。
「孝ちゃん! 」
絵里子は慌てて、駆け寄ろうとするが、スメウルグは絵里子に向かって、剣を突き付けることによりそれを阻止する。
(あ、あたしは孝ちゃんに……弟に近寄る事さえできないというの?そんなの嫌だわ……)
分かってはいるものの、体は震えて動けない。それに、周りの兵士たちはオークの相手で手一杯。
こちらに駆けつける余裕はゼロに等しいだろう。
『八方塞がり』という言葉はこの時のために作られたのかもしれないと絵里子は感じたくらいだ。
と、その時だ。ガチャという音が聞こえた。何の音だろう。
絵里子が耳を澄ましてみると、
(孝ちゃんのだわ! 孝ちゃんが起き上がったんだわ! スメウルグを倒すために……)
絵里子の予想は的中した。孝太郎は荒い息を吐きながらも、自分とスメウルグがいる方向へと戻ってきている。
そして、再び目の前に現れた、孝太郎は折れた剣先をスメウルグに向け、
「おれはまだ終わっちゃあいないぜ、竜王……お前に法の裁きを受けさせるために戻ってきたと言ってもいいだろうな、それと、姉貴には何もしてないだろうなッ!テメェのふざけた野望をおれがぶっ潰してやるぜッ!」
「……面白い、余に法の裁きを受けさせるだと?そのような事ができるものか」
孝太郎の『法の裁きを受けさせる』という言葉が彼にとって予想外だったのだろう、嘲笑うような声でスメウルグは尋ねる。
「文字通りの意味だよ、それにお前はオツムがいいらしいんだから、理解できるだろ?」
その孝太郎の言葉にスメウルグは眉をしかめた筈だ。そうでもなければ、あんなに早く孝太郎の元に斬りかかっていくものだろうか。獲物を狩るジャガーよりも早いスピードのような。
孝太郎は斬りかかってきたスメウルグの剣先を右手で受け止める。
すると、スメウルグの剣にヒビが入る。
「剣にビビ!?もしかして、今まで普通の剣じゃあ歯が立たなかったのは、彼が魔法をかけていたからなの!?」
スメウルグは自身の剣にヒビが入った事がプライドを傷付けたのだろう。
慌てて、孝太郎の元から退き、剣を鞘に戻すと、今度は右手で黒色の球を作り出す。
黒色の球は孝太郎に向かって、次々と繰り出される。
孝太郎はその度に、黒色の球を寸前のところで、回避し、スメウルグを先制する。
次にスメウルグが使った手は拳で殴りかかるという方法であった。
スメウルグの拳により、大聖堂のあちらこちらにヒビが入り、地震が起きたのかと勘違いするくらいの大きな揺れが起こったが、孝太郎にはまるで無力。
「貴様……貴様はどのような魔法を使っておる」
「ネタバレをするのなら、破壊だよ。全てを破壊する最強の魔法……」
「破壊か……ならば、余の大きな力を貴様のお目にかけるとするか……」
スメウルグはそう言うと、両手を合わせて、何やら呪文を唱え出し、両手を孝太郎に向かって、合わせる。
孝太郎も悪い事が起きる事を予感していたのだろう。スメウルグの術式が自分に当たるよりも前に、身を逸らして回避する。
すると、どうだろう。孝太郎の背後にあった筈の、レンガの壁がバラバラと崩れ始めたのだ。
それこそ、レンガのチリまでも。
(恐らく、スメウルグが今使ったのは、分解魔法……破壊魔法に魔法の力のみで、対抗できる数少ない魔法……)
孝太郎の読みは正しいと言えるだろう。少なくとも、今のところは、分解魔法としか判断できない。
孝太郎は当たる事こそが、脅威だと考え、スメウルグを破壊できるように近付いて行くが、孝太郎が右側面から回り込もうとした時だ。
スメウルグが再び両手を自分に向けたのだ。
孝太郎はスメウルグの『両手』に自分の『右手』で対抗する。
スメウルグの術を孝太郎の魔法で『破壊』しようと言う試みであった。
結果は勿論、正解したと言えよう。スメウルグの『分解』は孝太郎の右手により『破壊』された。
虚を突かれた、スメウルグは今度は別の魔法を使う事にしたのだろう。
黒く光った右手で孝太郎の右手を攻撃しようとしている。
だが、孝太郎の方が早いだろう。孝太郎の勝利が確定したと思われた、まさにその時だ。
孝太郎の腹に何やら、硬いものが当たる。何だろう。ふと、目をやると……。
「あ、脚だと?」
孝太郎はスメウルグの蹴りによって、その場に倒れ込んでしまう。
「余の脚にまで、注意を向けなかったのは、お前の過信だったな?自惚れとでも言うべきだろうか?」
スメウルグはそう言いながら、孝太郎に黒く光る右手を向ける。
(おれを分解する気か!?ちくしょう! )
孝太郎はスメウルグを怯えるような目つきで見上げながら心の中で叫ぶ。
「終わりだ」
スメウルグの右手が振り下ろされる。
姉の泣き叫ぶ声も聞こえてくる。孝太郎が死を覚悟したまさにその時だ。
「援軍は間に合ったようだな」
ヴィトの剣がスメウルグの右手を受け止めていた。
「久し振りだな、スメウルグ……おれも体が変わっちまったが、今、分かったようにテメェに引導を渡す事だけはできるぜ」
「アランゴルンか……」
スメウルグは静かに呟く。
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