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第4部 皇帝の帰還
中村孝太郎の探索日記
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並べられたイタリア料理を目の前にしながら、孝太郎は自分が何故1957年の旧ユニオン帝国ことアメリカ合衆国にいるのかを回想していく。
宇宙究明学会の教祖・昌原道明の野望を阻止し、全ての聖杯の欠片を入手できたのは良かったのだが、事件は聖杯の欠片を全て揃えた時に発生した。
真っ白な閃光に4人は包み込まれ、気が付けば、雨に打たれながらどこかのトウモロコシ畑の上で寝ていたのだ。
その様子はすぐさまトウモロコシ畑の畑主に見咎められ、姉と二人の仲間を探し、トウモロコシ畑を跡にした彼は携帯端末を使って(防水措置をしてあるために、雨の中でも使える)ここは何処なのかを探ろうとしたのだが、
「どういう事だ!?圏外だと!?」
「孝ちゃん! あたしのもよ! 電話アプリどころか、他のアプリも使えないの……」
「ゲームも?」
二人の会話に口を挟んだのは聡子。どうやら、ゲームができないのが余程辛いらしい。
孝太郎は試しにゲームアプリを起動させるが、それは問題なく使えた。
「これは大丈夫なのか……?」
「あっ、検索アプリも使えますよぉ~匿名掲示板も意見は発信できないけれど、閲覧自体は普通にできます! 」
明美の指摘に他の三人は安堵の溜息を漏らす。
「とにかくだ、ここは何処なのかを探らなくちゃあいけないな……」
と、孝太郎が獲物を探すサメのような鋭い目で何かないかを探していると、
「あった、看板だ。しかも街までの距離も書かれているぜ、ただ英語だから何となくしか読めないな……」
「あたしは文字を翻訳する機械を持っていないわ」
絵里子の言葉に他の二人も首を縦に動かす。
「弱ったな、英語を読めるのは?」
「あたしは読めるわ、少し代わってもらえない?」
劣等生の自分とは違うなと苦笑し、孝太郎は絵里子に位置を譲ってやる。
絵里子はしばらく看板を熱心に見上げた後に、三人に何が書かれているのかを説明する。
どうも、看板にはここから街までの距離を書いているらしい。歩けば今夜中には着ける距離らしい。
どうも、ここは街から遠く離れた郊外のようだ。孝太郎は歩くのが大変だなとは口に出さなかったが、表情で怠いという言葉を作り出してしまう。
「しょうがないでしょ!?へばっててどうするのよ! 街まで行って助けを求めましょう! ここが、ユニオン帝国ならば、どこかに大使館がある筈よ! 」
『大使館』その言葉に孝太郎は思わず胸を躍らせてしまう。
大使館に行けば、本国に連絡して、助けを求められるだろうから。
「分かったよ、行こうぜ、姉貴……」
こうして、折原絵里子に率いられ、白籠市のアンタッチャブルたちは看板に書かれていると思われる街へと向かって行く。
街には着いた。だが、その結果は孝太郎の予想とは異なるものだったから。
雨のせいで、街の様子が分からなかったのだが、歩いて行く人はえらく古風な格好(男性は今では絶対に見られない形のスーツやらハッシュ帽やらを身に付け、歩く婦人の人たちは今では絶対に見られないワンピースを着ていた)だった。
車は博物館や複製車でしかお目にかけられない50年代型の車で溢れており、建物の様子はえらく古臭い。
店頭に並んでる商品はフランク・シナトラやザ・コーデイッツと言った1950年代を代表する歌手のアルバムが並んでいる。
映画や再現した博物館でしか見たことが無い店やらが目に飛び込んでくる。このまま、ザ・コーデイッツの『ミスターサンドマン』を流せば、映画『バックトゥー・ザ・フューチャー』の光景と言っても過言ではなさそうな風景だ(映画と違い、天候は雨だったのが、大きな相違点となるだろうが)
「一体おれ達はどこに来ちまったんだ?」
孝太郎は雨に打たれているという状況なのにも関わらずに、その場に立ち竦んでしまう。
そんな弟を慰めるかのように、絵里子が右肩に手を置く。
「落ち着いて! ここが何処か分からないのは、あたしも同じよ……それにこんな状況よりも絶望的な状況はあったでしょ!?思い出して、あなたまで壊れてしまったら、あたし達はどうなるの?」
姉の説得により、孝太郎は何とか落ち着きを取り戻したのだが、次の瞬間にまたしても、意識を奪われそうになってしまう。
キッカケは聡子がたまたま拾った新聞紙にあった。
新聞紙の日付にはハッキリと1957年と書かれていた。
1957年。人類が最も裕福だったと言われる1950年代の後半である。
そんな教科書にも載るような大昔の時代に来てしまったのかと、思わずに孝太郎は肩を落としてしまう。
「それよりもだ……今晩の宿を見つける方が最善じゃあないのか?」
落ち込んだ孝太郎の代わりに現実的な提案をしたのは、聡子だった。
聡子の意見を受け、絵里子は自身の魔法創造神から、大きな宝石を作り出し、宝石商と書かれている看板を見つけ出し、苦労の末に何とか宝石を買い取ってもらい、その日の宿を得ることに成功した。
無機質なホテルの一室に三人の女性と、一人の男性で眠り、その翌日には街の探索となった。
幸いなことに、翌日の天気はこれでもかと言うほどの日本晴れ。
探索にはもってこいの日であった。街を歩き回りながら、徒歩で行けるところまで行った後で、その日の探索は終了する。
ホテルの近くのダイナーで夕食を終えて、ホテルの部屋でテレビを見ていたら、その日の探索は終了してしまう。
翌日も殆ど同じ結果である。元の時間軸に戻るための結果は何も出ない。
探索が続くうちに周囲の人間から、奇異な目で見られるている事を四人は理解していたが、探索を止めるわけにはいかない。
3日目。この日も大した結果は出ないだろうと、孝太郎は踏んでいたのだが、チンピラの一人と騒ぎを起こした事により、何と街のギャングに目を付けられてしまったのだ。
そして、今はそのギャング組織のNo.2と思われる若く容姿端麗な男性から、食事を奢ってもらっている。
ここで、孝太郎は本音を言えるのなら、目の前のハリウッドスターにも劣らない美男子に叫んでやりたい。
何故、この街を牛耳っているのかと。
だが、ここの支配権はこの男ならびにこの男の所属するファミリーにあるのだ。
文句を言えるわけもないだろう。ならば、今の自分にできることはたった一つ。
それは、目の前の子羊のローストとボロネーゼパスタを完食する事だ。
孝太郎がゆっくりと子羊のローストを切っている中、男はニヤニヤと笑いかける。
「一体、おれの何が珍しいんですか?」
孝太郎は思わずに生意気な意見を述べてしまう。
だが、男は孝太郎の非礼を咎める事なく、寛大な笑みを浮かべていた。
「いいや、ここら辺で日本人やアパッチを見るのは、珍しいもんでな、思わず顔が緩んでしまったんだ。申し訳ないな」
「別に気にしていませんから、それよりもあなた方は?」
端正な男は孝太郎の質問に口元を緩めながら答える。
「ヴィト・プロテッツオーネ。ヴィトはあだ名だよ、本名じゃあない、マフィアの間ではあだ名で呼ぶのが通例なんでな」
孝太郎は肩をすくめる。それくらいの事は知っている。本で読んだからな。
孝太郎は口に出したかったが、マフィアを怒らせるのは危険だというのも自覚していたので、やめておく事にする。
さしずめ、本名はヴィットリオだろうか。ヴィトリーニなのだろうか。いずれにせよ、今はそんな事はどうでもいいだ事だろう。
孝太郎が向かい側でコーヒーを啜っている男の本名を考えている間に、別の人物が口を挟む。
「あっ、あのここのお代は本当にタダなんだよな?」
聡子からやけに申し訳なさそうな調子で尋ねる。
大方、何か料理を大量に頼んだのだろうか。
孝太郎の疑うような視線に苦笑している事から、それは間違いないだろう。
だが、ヴィトは口元を緩めながら、
「勿論さ、お代はいらないよ」
マフィアのくせにどこまでも寛大な奴だ。孝太郎は少しだけヴィトという男を見直してやる事にした。
宇宙究明学会の教祖・昌原道明の野望を阻止し、全ての聖杯の欠片を入手できたのは良かったのだが、事件は聖杯の欠片を全て揃えた時に発生した。
真っ白な閃光に4人は包み込まれ、気が付けば、雨に打たれながらどこかのトウモロコシ畑の上で寝ていたのだ。
その様子はすぐさまトウモロコシ畑の畑主に見咎められ、姉と二人の仲間を探し、トウモロコシ畑を跡にした彼は携帯端末を使って(防水措置をしてあるために、雨の中でも使える)ここは何処なのかを探ろうとしたのだが、
「どういう事だ!?圏外だと!?」
「孝ちゃん! あたしのもよ! 電話アプリどころか、他のアプリも使えないの……」
「ゲームも?」
二人の会話に口を挟んだのは聡子。どうやら、ゲームができないのが余程辛いらしい。
孝太郎は試しにゲームアプリを起動させるが、それは問題なく使えた。
「これは大丈夫なのか……?」
「あっ、検索アプリも使えますよぉ~匿名掲示板も意見は発信できないけれど、閲覧自体は普通にできます! 」
明美の指摘に他の三人は安堵の溜息を漏らす。
「とにかくだ、ここは何処なのかを探らなくちゃあいけないな……」
と、孝太郎が獲物を探すサメのような鋭い目で何かないかを探していると、
「あった、看板だ。しかも街までの距離も書かれているぜ、ただ英語だから何となくしか読めないな……」
「あたしは文字を翻訳する機械を持っていないわ」
絵里子の言葉に他の二人も首を縦に動かす。
「弱ったな、英語を読めるのは?」
「あたしは読めるわ、少し代わってもらえない?」
劣等生の自分とは違うなと苦笑し、孝太郎は絵里子に位置を譲ってやる。
絵里子はしばらく看板を熱心に見上げた後に、三人に何が書かれているのかを説明する。
どうも、看板にはここから街までの距離を書いているらしい。歩けば今夜中には着ける距離らしい。
どうも、ここは街から遠く離れた郊外のようだ。孝太郎は歩くのが大変だなとは口に出さなかったが、表情で怠いという言葉を作り出してしまう。
「しょうがないでしょ!?へばっててどうするのよ! 街まで行って助けを求めましょう! ここが、ユニオン帝国ならば、どこかに大使館がある筈よ! 」
『大使館』その言葉に孝太郎は思わず胸を躍らせてしまう。
大使館に行けば、本国に連絡して、助けを求められるだろうから。
「分かったよ、行こうぜ、姉貴……」
こうして、折原絵里子に率いられ、白籠市のアンタッチャブルたちは看板に書かれていると思われる街へと向かって行く。
街には着いた。だが、その結果は孝太郎の予想とは異なるものだったから。
雨のせいで、街の様子が分からなかったのだが、歩いて行く人はえらく古風な格好(男性は今では絶対に見られない形のスーツやらハッシュ帽やらを身に付け、歩く婦人の人たちは今では絶対に見られないワンピースを着ていた)だった。
車は博物館や複製車でしかお目にかけられない50年代型の車で溢れており、建物の様子はえらく古臭い。
店頭に並んでる商品はフランク・シナトラやザ・コーデイッツと言った1950年代を代表する歌手のアルバムが並んでいる。
映画や再現した博物館でしか見たことが無い店やらが目に飛び込んでくる。このまま、ザ・コーデイッツの『ミスターサンドマン』を流せば、映画『バックトゥー・ザ・フューチャー』の光景と言っても過言ではなさそうな風景だ(映画と違い、天候は雨だったのが、大きな相違点となるだろうが)
「一体おれ達はどこに来ちまったんだ?」
孝太郎は雨に打たれているという状況なのにも関わらずに、その場に立ち竦んでしまう。
そんな弟を慰めるかのように、絵里子が右肩に手を置く。
「落ち着いて! ここが何処か分からないのは、あたしも同じよ……それにこんな状況よりも絶望的な状況はあったでしょ!?思い出して、あなたまで壊れてしまったら、あたし達はどうなるの?」
姉の説得により、孝太郎は何とか落ち着きを取り戻したのだが、次の瞬間にまたしても、意識を奪われそうになってしまう。
キッカケは聡子がたまたま拾った新聞紙にあった。
新聞紙の日付にはハッキリと1957年と書かれていた。
1957年。人類が最も裕福だったと言われる1950年代の後半である。
そんな教科書にも載るような大昔の時代に来てしまったのかと、思わずに孝太郎は肩を落としてしまう。
「それよりもだ……今晩の宿を見つける方が最善じゃあないのか?」
落ち込んだ孝太郎の代わりに現実的な提案をしたのは、聡子だった。
聡子の意見を受け、絵里子は自身の魔法創造神から、大きな宝石を作り出し、宝石商と書かれている看板を見つけ出し、苦労の末に何とか宝石を買い取ってもらい、その日の宿を得ることに成功した。
無機質なホテルの一室に三人の女性と、一人の男性で眠り、その翌日には街の探索となった。
幸いなことに、翌日の天気はこれでもかと言うほどの日本晴れ。
探索にはもってこいの日であった。街を歩き回りながら、徒歩で行けるところまで行った後で、その日の探索は終了する。
ホテルの近くのダイナーで夕食を終えて、ホテルの部屋でテレビを見ていたら、その日の探索は終了してしまう。
翌日も殆ど同じ結果である。元の時間軸に戻るための結果は何も出ない。
探索が続くうちに周囲の人間から、奇異な目で見られるている事を四人は理解していたが、探索を止めるわけにはいかない。
3日目。この日も大した結果は出ないだろうと、孝太郎は踏んでいたのだが、チンピラの一人と騒ぎを起こした事により、何と街のギャングに目を付けられてしまったのだ。
そして、今はそのギャング組織のNo.2と思われる若く容姿端麗な男性から、食事を奢ってもらっている。
ここで、孝太郎は本音を言えるのなら、目の前のハリウッドスターにも劣らない美男子に叫んでやりたい。
何故、この街を牛耳っているのかと。
だが、ここの支配権はこの男ならびにこの男の所属するファミリーにあるのだ。
文句を言えるわけもないだろう。ならば、今の自分にできることはたった一つ。
それは、目の前の子羊のローストとボロネーゼパスタを完食する事だ。
孝太郎がゆっくりと子羊のローストを切っている中、男はニヤニヤと笑いかける。
「一体、おれの何が珍しいんですか?」
孝太郎は思わずに生意気な意見を述べてしまう。
だが、男は孝太郎の非礼を咎める事なく、寛大な笑みを浮かべていた。
「いいや、ここら辺で日本人やアパッチを見るのは、珍しいもんでな、思わず顔が緩んでしまったんだ。申し訳ないな」
「別に気にしていませんから、それよりもあなた方は?」
端正な男は孝太郎の質問に口元を緩めながら答える。
「ヴィト・プロテッツオーネ。ヴィトはあだ名だよ、本名じゃあない、マフィアの間ではあだ名で呼ぶのが通例なんでな」
孝太郎は肩をすくめる。それくらいの事は知っている。本で読んだからな。
孝太郎は口に出したかったが、マフィアを怒らせるのは危険だというのも自覚していたので、やめておく事にする。
さしずめ、本名はヴィットリオだろうか。ヴィトリーニなのだろうか。いずれにせよ、今はそんな事はどうでもいいだ事だろう。
孝太郎が向かい側でコーヒーを啜っている男の本名を考えている間に、別の人物が口を挟む。
「あっ、あのここのお代は本当にタダなんだよな?」
聡子からやけに申し訳なさそうな調子で尋ねる。
大方、何か料理を大量に頼んだのだろうか。
孝太郎の疑うような視線に苦笑している事から、それは間違いないだろう。
だが、ヴィトは口元を緩めながら、
「勿論さ、お代はいらないよ」
マフィアのくせにどこまでも寛大な奴だ。孝太郎は少しだけヴィトという男を見直してやる事にした。
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