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聖杯争奪戦編
二人の革命戦士
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イワンが襲撃に最適な人物を選んでいると、ソファーに座っていた男の一人が手を挙げる。
「オレにやらせてくれ」
手を挙げた男の名前はヨシフ・ベレズスキー。かつてのソビエト連邦の独裁者ヨシフ・スタリーンの名前を親から受け継ぎ、カール・マルクスの『資本論』を愛読するイワンの知る中で最も熱烈な信念を持った同士の一人だった。
「お前はダメだ、お前の信念は後にとってもらわないと……お前の革命を成し遂げるという執念は今後最も大事な時に使う……」
そう言おうとした、イワンの声をヨシフは右手で静止させた。
「いいや、日本の警察は昔から気に入らなくてね、日本の警察官を殺せるのなら、あんたの任務じゃあなくても、やる所だぜッ!」
イワンはこうなってしまっては止められないだろうと半ば投げやりな気持ちで、ヨシフに許可を与える。
「いいのかッ!よし、オレに任せな、聖杯を手に入れた警官を必ず殺してやるさッ!」
と、ヨシフが意気込んでいた所だ。テレビで翌日は雨だという事を伝えた。
「コイツはいよいよ、オレに運が回ってきやがったな……」
それだけ呟くと、ヨシフはイワンにレンタカーのキーを請求し、キーを受け取った後に孝太郎たちを追って、レンタカーを走らせて行く様子をイワンは目撃していた。
「雨の中で、アイツに敵う魔法師など存在しない筈だ」
イワンはヨシフの強さを改めて思い返す。このチームきっての実力者であり、何度も帝国の兵隊たちを死神に引き渡してきた男だ。イワンはヨシフの強さには江戸時代の殿様がある家老に置くような、絶対的な信頼を置いていたのだ。
「そうかしら?彼が勝てるのは水のところだけ、無いところでは別の魔法師の協力を仰いでいたわ」
と、発言したのはグループのリーダー格のメガネをかけた例の長い金髪の女性。ミーチェ・スメリギョフであった。
ミーチェはエメラルドのような美しい緑色の瞳でイワンを睨みつけている。余程、彼の事が信頼できないのだろうか。
「心配はいらないさ、雨の中での強さはあんたは知らない……オレたちは午後辺りにこのホテルを出て、名古屋にでも行こう」
イワンはミーチェを安心させようと、肩に手を置こうとするのだが、ミーチェはその手を払いのけるだけだった。
「何が気に入らないんだ?」
「彼が怖いだけよ」
彼女は革命のためなら、例えどんな卑劣な手段をも使おうとする彼が、カルト教団の教祖を盲信する教徒と重なって見えてしまうのだ。
孝太郎は大雨の山道がこれ程までに大変だとは知らなかった。車の操作を少しでも誤れば、ガードレールを破壊して、山から車ごと落ちてしまうかもしれないという恐怖は子供の頃から変わらない。子供の頃は祖父が運転している時でも、怖いと思っていたが、大人になってからその恐怖は倍増したと言ってもいいだろう。
「孝ちゃん、お疲れ様ね、そろそろ変わりましょうか?」
顔を真っ青にしている弟が心配になったのか、絵里子は交代を提案する。
「そうだな、どこか車が通らない端にでも寄せて、そこから姉貴に代わってもらうか……」
孝太郎はこの姉の申し出をありがたく受け取る事にした。そんな時だ。後ろの白色のワゴン車が像が鳴いていたとも取れるような大きな音でクラッションを鳴らしたのだ。
山道で車が少ないとは言え、こんな悪質なイタズラは許せない。一体後ろの車の運転手は何を考えているのだろうか。
孝太郎は今までの運転による疲労や山道を走らせているという緊張感によるストレスも重なり、抗議してやりたくなる。
だが、ここは道の真ん中。車を山側の方に寄せて、邪魔にならないようにしてから、運転手に抗議するべきだろう。
孝太郎は心に決めて、車を山側の方に寄せようとした時だ。後ろの車が急にスピードを上げて、孝太郎の車を追い越し、転落の危険のある方向に押しやろうとする。
ここまで来てはイタズラのレベルでは済まされない。立派な殺人未遂だ。
孝太郎はやり返す事を心に決めて、車を押しやってこようとする車にぶつけてやる。
署から借りた車で、本来ならばこんな事は許されないだろうが、ここはこうしてもいいだろう。向こうを押し返さなければ、こちらが山から落とされてしまうのだ。
激しい押し合いの末に自分たちを押してきた車は山の断層に激突した。
孝太郎も車をそちらの方に寄せて、雨に濡れてしまうのも忘れて、ドアを開けて、運転手の顔を見に行く。
「おい、どういうつもりだ?この野郎ッ!イタズラじゃあ済まないぞ! 山道でこんな事をするなんて……お前を必ず近くの警察署に引き渡してやるからなッ!」
だが、運転手は運転席から出てこない。一体何があったのだろう。孝太郎は最悪の可能性を想定し、携帯端末を開けようとした時だ。
「クソッ!」
運転席からナイフが飛んだのだ。孝太郎は携帯端末を急いで懐に入れ、右側に体を逸らしてナイフを避ける。ナイフは雨であるにも関わらずに、真っ直ぐと飛んでいき、やがてナイフを投げた男の視線から完全に姿を消す。
「何者だ?お前は……?」
「おれかい?おれの名前はニキータ・マレコフさ……グループの連中とは別にあんたを狙っていてね、小田原の聖杯争奪戦の時におれは確信したんだ、あんたの魔法は強力なんだとね……」
ニキータはグループの中でもいわゆる跳ね返り分子であった。命令に従わないのはまだいい方だ。しまいには革命戦士であるにも関わらずに思想の根本にあるカール・マルクスを否定してたのだ。
彼の目指す国はソビエト連邦ではなく、その後に設立されたロシア連邦にあった。
そのせいか、マルクスを信奉するヨシフとは犬猿の仲であった。
だが、彼は仲間からは戦闘の技術だけは評価されていた。魔法を使っていないのに、致命傷のレベルの怪我でも生き延びれる生命力。そして、彼の使える強力な魔法こそが、彼が仲間から認められている長所であった。
「あんたの名前は?」
「中村孝太郎……」
孝太郎は流石に相手が名前を名乗ったのに自分は名乗らないのは失礼だと考えたのか、あっさりと名前を教えやる。
「孝太郎ね……いい名前だ。出会って早速で悪いんだけどさ……」
ニキータは武器保存から、ロシア製のトカレフを召喚し、その銃口を孝太郎に向けながら言った。
「あんたの命をもらおうか」
孝太郎は防御魔法鋼鉄の将軍を使ってから、ニキータを睨みつける。
「へぇ~あんたの周りを何かが覆ってるけど、そいつがあんたの強みかい?」
「いいや、おれの強みはもっと強いところにあるさ」
「教えてくれよ」
「それは教えられん」
孝太郎はそう言うと、自分も武器保存から、38口径のリボルバーを取り出し、その銃口を向けながら叫ぶ。
「そうかよッ!」
ニキータは肌色のオーラの出る右腕で自分の腕を触る。
すると、驚くべき事にニキータの腕がロープに変わったのだ。しかも、手はそのまま。状況は一気に孝太郎不利に傾く。
孝太郎はニキータの手が自分の肩に近づくのを見た。
だが、魔法による防御はしてある。撃ったところで、少し体が震えるくらいだ。
ニキータは待ってましたとばかりに拳銃を放ったが、孝太郎は一向に堪えないので、辟易してしまう。
「やれやれだな、あんたの魔法は防弾チョッキを全身に覆う魔法かい?」
「いいや、これはウチに代々伝わる魔法でね、おれはもう一つの魔法と一緒に小さい頃から使えていたのさ」
孝太郎はこれは自分の手柄ではなく、先祖からの魔法を受け継いだものだと知ってはいたが、自慢気な顔を止めるのは不可能であった。
絵里子はニキータと対峙する孝太郎をヒーローショーでヒーローを見る小さな子供のように目を輝かせて応援していたが、聡子がまるで妖怪でも見るかのような怯えきった目で、車で来た方向を見つめているのを確認すると、そちらに注目がいかざるを得ない。
「どうしたの、聡子?」
「あっ、あれ……」
絵里子は聡子が震える手で指を差している方向を見つめた。成る程……。聡子が怯えるのも無理はないだろう。
そこには雨をまるで、固定物か何かのようにして、向かってくる男がいたのだから。
「オレにやらせてくれ」
手を挙げた男の名前はヨシフ・ベレズスキー。かつてのソビエト連邦の独裁者ヨシフ・スタリーンの名前を親から受け継ぎ、カール・マルクスの『資本論』を愛読するイワンの知る中で最も熱烈な信念を持った同士の一人だった。
「お前はダメだ、お前の信念は後にとってもらわないと……お前の革命を成し遂げるという執念は今後最も大事な時に使う……」
そう言おうとした、イワンの声をヨシフは右手で静止させた。
「いいや、日本の警察は昔から気に入らなくてね、日本の警察官を殺せるのなら、あんたの任務じゃあなくても、やる所だぜッ!」
イワンはこうなってしまっては止められないだろうと半ば投げやりな気持ちで、ヨシフに許可を与える。
「いいのかッ!よし、オレに任せな、聖杯を手に入れた警官を必ず殺してやるさッ!」
と、ヨシフが意気込んでいた所だ。テレビで翌日は雨だという事を伝えた。
「コイツはいよいよ、オレに運が回ってきやがったな……」
それだけ呟くと、ヨシフはイワンにレンタカーのキーを請求し、キーを受け取った後に孝太郎たちを追って、レンタカーを走らせて行く様子をイワンは目撃していた。
「雨の中で、アイツに敵う魔法師など存在しない筈だ」
イワンはヨシフの強さを改めて思い返す。このチームきっての実力者であり、何度も帝国の兵隊たちを死神に引き渡してきた男だ。イワンはヨシフの強さには江戸時代の殿様がある家老に置くような、絶対的な信頼を置いていたのだ。
「そうかしら?彼が勝てるのは水のところだけ、無いところでは別の魔法師の協力を仰いでいたわ」
と、発言したのはグループのリーダー格のメガネをかけた例の長い金髪の女性。ミーチェ・スメリギョフであった。
ミーチェはエメラルドのような美しい緑色の瞳でイワンを睨みつけている。余程、彼の事が信頼できないのだろうか。
「心配はいらないさ、雨の中での強さはあんたは知らない……オレたちは午後辺りにこのホテルを出て、名古屋にでも行こう」
イワンはミーチェを安心させようと、肩に手を置こうとするのだが、ミーチェはその手を払いのけるだけだった。
「何が気に入らないんだ?」
「彼が怖いだけよ」
彼女は革命のためなら、例えどんな卑劣な手段をも使おうとする彼が、カルト教団の教祖を盲信する教徒と重なって見えてしまうのだ。
孝太郎は大雨の山道がこれ程までに大変だとは知らなかった。車の操作を少しでも誤れば、ガードレールを破壊して、山から車ごと落ちてしまうかもしれないという恐怖は子供の頃から変わらない。子供の頃は祖父が運転している時でも、怖いと思っていたが、大人になってからその恐怖は倍増したと言ってもいいだろう。
「孝ちゃん、お疲れ様ね、そろそろ変わりましょうか?」
顔を真っ青にしている弟が心配になったのか、絵里子は交代を提案する。
「そうだな、どこか車が通らない端にでも寄せて、そこから姉貴に代わってもらうか……」
孝太郎はこの姉の申し出をありがたく受け取る事にした。そんな時だ。後ろの白色のワゴン車が像が鳴いていたとも取れるような大きな音でクラッションを鳴らしたのだ。
山道で車が少ないとは言え、こんな悪質なイタズラは許せない。一体後ろの車の運転手は何を考えているのだろうか。
孝太郎は今までの運転による疲労や山道を走らせているという緊張感によるストレスも重なり、抗議してやりたくなる。
だが、ここは道の真ん中。車を山側の方に寄せて、邪魔にならないようにしてから、運転手に抗議するべきだろう。
孝太郎は心に決めて、車を山側の方に寄せようとした時だ。後ろの車が急にスピードを上げて、孝太郎の車を追い越し、転落の危険のある方向に押しやろうとする。
ここまで来てはイタズラのレベルでは済まされない。立派な殺人未遂だ。
孝太郎はやり返す事を心に決めて、車を押しやってこようとする車にぶつけてやる。
署から借りた車で、本来ならばこんな事は許されないだろうが、ここはこうしてもいいだろう。向こうを押し返さなければ、こちらが山から落とされてしまうのだ。
激しい押し合いの末に自分たちを押してきた車は山の断層に激突した。
孝太郎も車をそちらの方に寄せて、雨に濡れてしまうのも忘れて、ドアを開けて、運転手の顔を見に行く。
「おい、どういうつもりだ?この野郎ッ!イタズラじゃあ済まないぞ! 山道でこんな事をするなんて……お前を必ず近くの警察署に引き渡してやるからなッ!」
だが、運転手は運転席から出てこない。一体何があったのだろう。孝太郎は最悪の可能性を想定し、携帯端末を開けようとした時だ。
「クソッ!」
運転席からナイフが飛んだのだ。孝太郎は携帯端末を急いで懐に入れ、右側に体を逸らしてナイフを避ける。ナイフは雨であるにも関わらずに、真っ直ぐと飛んでいき、やがてナイフを投げた男の視線から完全に姿を消す。
「何者だ?お前は……?」
「おれかい?おれの名前はニキータ・マレコフさ……グループの連中とは別にあんたを狙っていてね、小田原の聖杯争奪戦の時におれは確信したんだ、あんたの魔法は強力なんだとね……」
ニキータはグループの中でもいわゆる跳ね返り分子であった。命令に従わないのはまだいい方だ。しまいには革命戦士であるにも関わらずに思想の根本にあるカール・マルクスを否定してたのだ。
彼の目指す国はソビエト連邦ではなく、その後に設立されたロシア連邦にあった。
そのせいか、マルクスを信奉するヨシフとは犬猿の仲であった。
だが、彼は仲間からは戦闘の技術だけは評価されていた。魔法を使っていないのに、致命傷のレベルの怪我でも生き延びれる生命力。そして、彼の使える強力な魔法こそが、彼が仲間から認められている長所であった。
「あんたの名前は?」
「中村孝太郎……」
孝太郎は流石に相手が名前を名乗ったのに自分は名乗らないのは失礼だと考えたのか、あっさりと名前を教えやる。
「孝太郎ね……いい名前だ。出会って早速で悪いんだけどさ……」
ニキータは武器保存から、ロシア製のトカレフを召喚し、その銃口を孝太郎に向けながら言った。
「あんたの命をもらおうか」
孝太郎は防御魔法鋼鉄の将軍を使ってから、ニキータを睨みつける。
「へぇ~あんたの周りを何かが覆ってるけど、そいつがあんたの強みかい?」
「いいや、おれの強みはもっと強いところにあるさ」
「教えてくれよ」
「それは教えられん」
孝太郎はそう言うと、自分も武器保存から、38口径のリボルバーを取り出し、その銃口を向けながら叫ぶ。
「そうかよッ!」
ニキータは肌色のオーラの出る右腕で自分の腕を触る。
すると、驚くべき事にニキータの腕がロープに変わったのだ。しかも、手はそのまま。状況は一気に孝太郎不利に傾く。
孝太郎はニキータの手が自分の肩に近づくのを見た。
だが、魔法による防御はしてある。撃ったところで、少し体が震えるくらいだ。
ニキータは待ってましたとばかりに拳銃を放ったが、孝太郎は一向に堪えないので、辟易してしまう。
「やれやれだな、あんたの魔法は防弾チョッキを全身に覆う魔法かい?」
「いいや、これはウチに代々伝わる魔法でね、おれはもう一つの魔法と一緒に小さい頃から使えていたのさ」
孝太郎はこれは自分の手柄ではなく、先祖からの魔法を受け継いだものだと知ってはいたが、自慢気な顔を止めるのは不可能であった。
絵里子はニキータと対峙する孝太郎をヒーローショーでヒーローを見る小さな子供のように目を輝かせて応援していたが、聡子がまるで妖怪でも見るかのような怯えきった目で、車で来た方向を見つめているのを確認すると、そちらに注目がいかざるを得ない。
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