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シニョリーナ・エスコート・トラベル編
無数の腕(カウントレス・アーム)と磁力(マグネティズム)
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「へへ、そんなに怯えるんじゃあないよ、ヒーローショーに出てくる悪役を見て、怯えて、客席で体を震わせている幼稚園児みてーだぜ、みっもないったら、ありゃあしないよ」
黒髪のポニテでない方が見下すような目で、訴えかけている。
「黙りな、お前の魔法がどうだろうが、オレは必ずお前をぶちのめしてやるぜッ!」
孝太郎は破壊の右腕を見せる。
「へっ、やろうというのかい?」
黒髪のポニテではない方の男。つまり、マリオ・アンドリーニは意地悪そうな微笑を向けながら、言った。
「ならば、オレの魔法を見せてやるよォォォォォォ~~!!! 」
孝太郎の足に違和感が生じる。何か、うまく地面に足をつけられないような……。そんな感覚が孝太郎を襲った。
(そのまま、スリップしちまいなッ!)
マリオは孝太郎がコケるのを待ったのだが、孝太郎は磁力が無くても、なんとか自分の足の力だけで地面に踏み止まっているようだ。
「なっ、なんて野郎だッ!」
マリオが次の攻撃を仕掛けようとした時だ。緊張でこわばった肩に相棒の黒髪ポニテ。つまり、ラルフの手が置かれた。
「どきな、野郎が滑られないのなら、オレが滑らせてやるまでだ」
そう言うと、ラルフの肩から無数の黒い腕が姿を現した。
「オレの魔法はドン・ボルジアも震えあがるほどさッ!」
ラルフは無数の腕を一つの大きな腕に合体させて、孝太郎を襲う。
「くっくっ、オレの魔法とよぉ~ラルフの魔法があればよぉ~テメェなんぞ、一人捻りだよぉ~!!! 」
マリオは武器保存から、一本の槍を取り出す。
「こいつを喰らいなッ!」
孝太郎はラルフの腕を何本か破壊してから、新たに襲い来るであろうマリオの槍を凝視する。
(槍は鋭いが、別れているわけじゃない、これなら、飛び跳ねて避けられるッ!)
孝太郎は自分を突き刺そうとする槍を飛び跳ねて避けたが、何と……。
「ばっ、バカな!?槍の刃先が上空に伸びただとッ!」
空中で器用に体を逸らした事で、直撃こそ避けられたが、一歩間違えれば、孝太郎の頰を深く突き刺していたであろう。
だが、マリオの槍は直槍だった筈。どうして、突然槍先が上空に伸びだのだろうか。
「分からないって顔をしているけど、ワザワザ教えてやるほど、オレはお人好しじゃあないんでね、何で槍先が増えたのかは自分で考えやがれッ!」
孝太郎は武器保存から、レーザーガンを取り出し、マリオに銃口を突き付ける。
「お前の魔法がいくら強くても、これには勝てんだろ?」
「ほぅ~オレに勝てないからって、レーザーガンを使うとはね?あんたはそれでも警察官なのかい?」
「いいや、そんな武器を使わないと勝てない、お前には言われたくないね」
マリオは孝太郎の言葉にカチンときたのか、舌打ちをしたが、すぐに元のニヤケ面に顔を変化させ、指をパチンと鳴らす。
「確かにね、それは正論だッ!お前の言う通りだよ、昔から『剣は銃よりも強し』って諺があるからなぁ~でもよぉ……」
マリオは次に武器保存から、3本の投げナイフを取り出す。
「青ざめたかな?こいつをお前の頭に投げつければ、お前は間違いなく死ぬだろうなぁ~」
「そんな心配は不要さ、その前にオレの魔法で、お前のナイフなんぞ、オレの魔法で破壊してやるからな」
その言葉に側にいたラルフがパチパチと拍手する。
「見事だ……オレの自慢の腕を破壊しただけある」
「お前のような、ギャングに褒められても、嬉しくも何ともないけどなぁ~~」
孝太郎は素直な賛辞に挑発するような言葉で返したが、ラルフは一向に気にしていないようだ。
「マリオと組んで、あんたを始末するのもいいかもしれんが、オレはあんたの後ろにいる女どもを殺す方がいいかもな」
「貴様ッ!」
孝太郎はラルフを行かせまいと、彼の前に立ち塞がろうとした。
だが、その時に先ほどのような違和感。まるで、磁力に引っ張られるような感触が孝太郎の足元から消え去っていたのだ。
(あの黒髪のポニテじゃあない方の奴……あいつの魔法の正体が分かった気がする。砂だッ!小学校の理科の実験の時にやった磁石に砂鉄を集めるやつ……あれと同じだッ!あの野郎は磁力を発生させて、オレの周りの砂や土を操り、バランスを崩させようとしたんだッ!だが、それは失敗し、彼は武装路線に切り替えた。それが、あの槍か……)
孝太郎はマリオが相変わらずのニヤケ面を浮かべながら、自分に向かって3本のナイフの刃先を向けている姿を凝視する。
(恐らく、アイツの変化自在の磁力で、砂を集め、刃先を変化させているんだろう。磁力を単に操る魔法と、磁力で集めた砂を硬化させ、瞬時に物にくっ付ける魔法の二つを得ているに違いないッ!)
孝太郎の読みは当たっていたのだが、今はそんな事が分かっても、避けられなければ意味がない。
「何をボーッとしていやがるんだよ、オレのナイフは眼中に入らないって言うのかい?」
マリオは顔こそ笑ってはいたが、ナイフを持っている右手がプルプルと震えている事から、相当怒っているという事は理解できた。
「気に入られないなぁ~テメェがサルを地獄送りにしたくせによなォォォォォォ~~!!! 殺した男の女房の護衛だなんて、テメェ正真正銘に腐っていやがるッ!手懐けた後は、テメェの女房にでもする予定なのかよォォォォォォ~~!!!! 」
マリオの声は恐らく、この場所がビッグ・トーキョーの中心街だったのならば、そこを歩く人の殆どが瞬時に振り向くほどの大声だった。
だが、ここは大間崎の外れ。聞こえている人間は限られていた。しかも、一人聞かれてはダメな人間に聞かれてしまった。
「どういう事なの……孝太郎さん……ずっと、あたしを騙していたの?サルはあなたが殺したの!?」
孝太郎は大声で「違う! 」と否定するべきだと頭の中で考えた。
だが、仮に真実を話したとしても、彼女から考えれば、犯人であるトニー・クレメンテも自分も同じ存在に思えるだろう。
サルが殺されるのを黙って見ていたのは、自分だし、止めようともしなかったのも事実だ。このまま黙ってておくべきだろうと孝太郎が考えた矢先の事だった。
「孝ちゃん!!! このままでいいの!?あなたは、コニーからの信頼を失ったまままでいいの!?孝ちゃんはサルを殺していないでしょう!?アイツらにはそれは間違いだと指摘するべきよ! 」
姉の言葉に孝太郎はハッとさせられた。そうだ、自分はサルを殺してなどいない。そう叫ぶべきだ……。
「おい、オレらの仲間を殺した罪はたっぷりと償ってもらうぞッ!」
マリオは左手だけで器用に腕を動かし、槍の矛先を向けて叫ぶ。
「いいや、お前に一つだけ言っておくぜ、オレはサルを殺しちゃあいない! 殺したのは殺し屋のトニー・クレメンテだよッ!サルを殺したのはアイツだッ!」
その言葉にコニーは涙を流し始めた。
「そっ、そうよね……孝太郎さん……あなたが、サルを殺したなんて信じられないもの、アイツらの嘘だったのね、良かったわ……」
コニーは顔を覆いながら、その場ですすり泣いている。
「嘘吐きやがって、このやろう~いいだろう、サルッ!オレがお前の無念を晴らしてやるッ!」
マリオは右手から3本のナイフを孝太郎に投げつけた。恐らく避けたところを自分の磁力で刃先を増やす算段なのだろう。
だが、孝太郎はそんな手段には引っかからない。マリオが投げつけた3本のナイフを全て自分の右腕で破壊した。
マリオは槍の柄を掴む力を強くする。こうでもしなければ、孝太郎への怒りを我慢できないからだ。
黒髪のポニテでない方が見下すような目で、訴えかけている。
「黙りな、お前の魔法がどうだろうが、オレは必ずお前をぶちのめしてやるぜッ!」
孝太郎は破壊の右腕を見せる。
「へっ、やろうというのかい?」
黒髪のポニテではない方の男。つまり、マリオ・アンドリーニは意地悪そうな微笑を向けながら、言った。
「ならば、オレの魔法を見せてやるよォォォォォォ~~!!! 」
孝太郎の足に違和感が生じる。何か、うまく地面に足をつけられないような……。そんな感覚が孝太郎を襲った。
(そのまま、スリップしちまいなッ!)
マリオは孝太郎がコケるのを待ったのだが、孝太郎は磁力が無くても、なんとか自分の足の力だけで地面に踏み止まっているようだ。
「なっ、なんて野郎だッ!」
マリオが次の攻撃を仕掛けようとした時だ。緊張でこわばった肩に相棒の黒髪ポニテ。つまり、ラルフの手が置かれた。
「どきな、野郎が滑られないのなら、オレが滑らせてやるまでだ」
そう言うと、ラルフの肩から無数の黒い腕が姿を現した。
「オレの魔法はドン・ボルジアも震えあがるほどさッ!」
ラルフは無数の腕を一つの大きな腕に合体させて、孝太郎を襲う。
「くっくっ、オレの魔法とよぉ~ラルフの魔法があればよぉ~テメェなんぞ、一人捻りだよぉ~!!! 」
マリオは武器保存から、一本の槍を取り出す。
「こいつを喰らいなッ!」
孝太郎はラルフの腕を何本か破壊してから、新たに襲い来るであろうマリオの槍を凝視する。
(槍は鋭いが、別れているわけじゃない、これなら、飛び跳ねて避けられるッ!)
孝太郎は自分を突き刺そうとする槍を飛び跳ねて避けたが、何と……。
「ばっ、バカな!?槍の刃先が上空に伸びただとッ!」
空中で器用に体を逸らした事で、直撃こそ避けられたが、一歩間違えれば、孝太郎の頰を深く突き刺していたであろう。
だが、マリオの槍は直槍だった筈。どうして、突然槍先が上空に伸びだのだろうか。
「分からないって顔をしているけど、ワザワザ教えてやるほど、オレはお人好しじゃあないんでね、何で槍先が増えたのかは自分で考えやがれッ!」
孝太郎は武器保存から、レーザーガンを取り出し、マリオに銃口を突き付ける。
「お前の魔法がいくら強くても、これには勝てんだろ?」
「ほぅ~オレに勝てないからって、レーザーガンを使うとはね?あんたはそれでも警察官なのかい?」
「いいや、そんな武器を使わないと勝てない、お前には言われたくないね」
マリオは孝太郎の言葉にカチンときたのか、舌打ちをしたが、すぐに元のニヤケ面に顔を変化させ、指をパチンと鳴らす。
「確かにね、それは正論だッ!お前の言う通りだよ、昔から『剣は銃よりも強し』って諺があるからなぁ~でもよぉ……」
マリオは次に武器保存から、3本の投げナイフを取り出す。
「青ざめたかな?こいつをお前の頭に投げつければ、お前は間違いなく死ぬだろうなぁ~」
「そんな心配は不要さ、その前にオレの魔法で、お前のナイフなんぞ、オレの魔法で破壊してやるからな」
その言葉に側にいたラルフがパチパチと拍手する。
「見事だ……オレの自慢の腕を破壊しただけある」
「お前のような、ギャングに褒められても、嬉しくも何ともないけどなぁ~~」
孝太郎は素直な賛辞に挑発するような言葉で返したが、ラルフは一向に気にしていないようだ。
「マリオと組んで、あんたを始末するのもいいかもしれんが、オレはあんたの後ろにいる女どもを殺す方がいいかもな」
「貴様ッ!」
孝太郎はラルフを行かせまいと、彼の前に立ち塞がろうとした。
だが、その時に先ほどのような違和感。まるで、磁力に引っ張られるような感触が孝太郎の足元から消え去っていたのだ。
(あの黒髪のポニテじゃあない方の奴……あいつの魔法の正体が分かった気がする。砂だッ!小学校の理科の実験の時にやった磁石に砂鉄を集めるやつ……あれと同じだッ!あの野郎は磁力を発生させて、オレの周りの砂や土を操り、バランスを崩させようとしたんだッ!だが、それは失敗し、彼は武装路線に切り替えた。それが、あの槍か……)
孝太郎はマリオが相変わらずのニヤケ面を浮かべながら、自分に向かって3本のナイフの刃先を向けている姿を凝視する。
(恐らく、アイツの変化自在の磁力で、砂を集め、刃先を変化させているんだろう。磁力を単に操る魔法と、磁力で集めた砂を硬化させ、瞬時に物にくっ付ける魔法の二つを得ているに違いないッ!)
孝太郎の読みは当たっていたのだが、今はそんな事が分かっても、避けられなければ意味がない。
「何をボーッとしていやがるんだよ、オレのナイフは眼中に入らないって言うのかい?」
マリオは顔こそ笑ってはいたが、ナイフを持っている右手がプルプルと震えている事から、相当怒っているという事は理解できた。
「気に入られないなぁ~テメェがサルを地獄送りにしたくせによなォォォォォォ~~!!! 殺した男の女房の護衛だなんて、テメェ正真正銘に腐っていやがるッ!手懐けた後は、テメェの女房にでもする予定なのかよォォォォォォ~~!!!! 」
マリオの声は恐らく、この場所がビッグ・トーキョーの中心街だったのならば、そこを歩く人の殆どが瞬時に振り向くほどの大声だった。
だが、ここは大間崎の外れ。聞こえている人間は限られていた。しかも、一人聞かれてはダメな人間に聞かれてしまった。
「どういう事なの……孝太郎さん……ずっと、あたしを騙していたの?サルはあなたが殺したの!?」
孝太郎は大声で「違う! 」と否定するべきだと頭の中で考えた。
だが、仮に真実を話したとしても、彼女から考えれば、犯人であるトニー・クレメンテも自分も同じ存在に思えるだろう。
サルが殺されるのを黙って見ていたのは、自分だし、止めようともしなかったのも事実だ。このまま黙ってておくべきだろうと孝太郎が考えた矢先の事だった。
「孝ちゃん!!! このままでいいの!?あなたは、コニーからの信頼を失ったまままでいいの!?孝ちゃんはサルを殺していないでしょう!?アイツらにはそれは間違いだと指摘するべきよ! 」
姉の言葉に孝太郎はハッとさせられた。そうだ、自分はサルを殺してなどいない。そう叫ぶべきだ……。
「おい、オレらの仲間を殺した罪はたっぷりと償ってもらうぞッ!」
マリオは左手だけで器用に腕を動かし、槍の矛先を向けて叫ぶ。
「いいや、お前に一つだけ言っておくぜ、オレはサルを殺しちゃあいない! 殺したのは殺し屋のトニー・クレメンテだよッ!サルを殺したのはアイツだッ!」
その言葉にコニーは涙を流し始めた。
「そっ、そうよね……孝太郎さん……あなたが、サルを殺したなんて信じられないもの、アイツらの嘘だったのね、良かったわ……」
コニーは顔を覆いながら、その場ですすり泣いている。
「嘘吐きやがって、このやろう~いいだろう、サルッ!オレがお前の無念を晴らしてやるッ!」
マリオは右手から3本のナイフを孝太郎に投げつけた。恐らく避けたところを自分の磁力で刃先を増やす算段なのだろう。
だが、孝太郎はそんな手段には引っかからない。マリオが投げつけた3本のナイフを全て自分の右腕で破壊した。
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▼表紙絵、挿絵プロジェクト進行中▼
イラストレーター:東雲飛鶴様協力の元、表紙・挿絵を制作中です!
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