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横須賀騒乱編
午後21時 動き出したクーデター軍
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中村孝太郎はアンタッチャブルを引き連れ、横須賀軍基地へと向かった。
横須賀軍基地はまるで巨大なドラゴンがうずくまっているような壮大な建物で、どこか荘厳な雰囲気をひしひしと感じさせられた。
「あの中にレベル5ウィルスがあるわけか……」
孝太郎は親指と人差し指を顎に置きながら、今や一大要塞と化した横須賀軍基地を見上げた。
「その通りだ。先ほどの時間に奴らは日本政府が奴らの要求に48時間以内に答えない場合はレベル5のウィルスを横須賀市にばら撒くそうだ」
淳一は携帯端末のまとめサイトに書かれている情報を読み上げた。
「そうか、だが、ここのリーダーたる島和夫は公明正大ないかにも軍人タイプの人間だと聞くぜ、そんな奴が本気で撃つのかな?」
その孝太郎の疑問に答えたのは淳一ではなく、信頼できる仲間の一人である石井聡子であった。
「すると思うね。確かにさぁ~そう言う人はやる時はやるんだよ! 例え、どんなに仁義に外れていてもね、ヤクザの世界だってそうだよ、コイツは裏切らないと思ってた奴が裏切ったり、殺さないと思ってた奴を殺しちまったりする……カタギの世界でもそれは同じなんじゃあないの?」
「キミはイヤにヤクザに詳しいけど、もしかして暴力団の……?」
この時点で、自己紹介しか済ましていない柿谷淳一からすれば、石井聡子の事を知らないのも無理はない。彼女に代わり友人の倉本明美がそれに答える。
「さとちゃんはあの竜堂寺清太郎氏の娘さんなんですよ、恐らく昔からヤクザの世界の事について知っていたんでしょうね」
「なるほどねー」
淳一は納得したような表情を浮かべていた。
「でもさ、となると問題はどのルートから侵入するかだよな?」
「横須賀基地の設計図だと、南が一番見張りが少ない筈だけれど……」
明美は地図を広げて、南玄関を人差し指でコツコツと指差す。
「いいや、奴らは自分たちの弱点を熟知しているだろうから、南から入るのはむしろ、危険というべきなんじゃあないのか?」
「どうしてだ?」
淳一の質問に孝太郎は嫌な表情を見せずに、事務的な言葉で淡々と答える。
「奴らは南の方にかなり警戒の目を向けているだろうな、自分たちの兵力だとどこが、一番薄いかも熟知しているだろうし、何なら、軍人としての勘なんていうのもあるだろうしな……」
「となると、西や東か……?だが、どこも奴らの警戒は厳重だし、何より一番厳重なのは正面に位置する北玄関だぜ」
淳一は北の方でスポットライトを使い、侵入者を警戒している兵士を指差す。
「そうだな、だが……敢えての北突入作戦にいこうと思う……」
「「「何故!?」」」
ここまで三人の声がピッタリと重なるのも珍しいなと苦笑しつつ、孝太郎は自分の計画の正当性を述べた。
「まずオレらが敢えて北玄関から突入する事により、奴らは北に釘付けになるだろう……その隙を突き、他のチームが他の玄関から突入する。問題はオレらのやり方が通るかどうかだな……」
「無茶よ! わたし達が蜂の巣にされて、終わりよ! 第一四方八方から弾丸が飛んでくれば、防ぎようがないし……」
「心配はいらない、我が中村家に代々伝わる魔法だぜ、豊臣家というのは江戸時代から、この魔法に優れていたそうだ……」
孝太郎は自分の右腕から白金色のオーラを出して、包ませる。
それから、武器保存から、拳銃を取り出し、自分の体を撃ち抜こうとするのだが。
「なっ、どういう事だ!?お前の体に向かった弾丸が……」
淳一は自分の人差し指を震わせながら、心臓を銃で撃たれても平気な顔をしている孝太郎を指差す。
「これが、我が家に伝わる魔法鋼鉄の将軍だぜ、まだ、ヤン・ウィリアムズが魔法の基礎を発見する前にウチの先祖はこの魔法を使って、徳川の矢や刀を防いでいたのさ……」
孝太郎は得意げに腰に手を当てて笑っていたが、そこを聡子に平手で頭を叩かれてしまう。
「こらこら、偉いのはあんたじゃなくて、先祖だろ?威張るほどのもんでもないし……」
孝太郎は頭を撫でながら、苦笑した。
「ともかく、あんたが鉄砲玉を買ってくれるっつーんなら、あたしらも後ろから突撃できるな」
「あとは上の方に申告するだけだな」
孝太郎はこの自分の魔法を使うのならば、いけるだろうと考えたのだが……。
「駄目だ」
この制圧戦の現場での司令官たる無田口賢人大将は孝太郎の申し出をアッサリと拒否した。
「何故なんですッ!孝太郎くんの魔法を使えば、制圧は容易にできる筈……」
「オレは許可してやりたいよ、だけどな、政府の方から未だに何もお達しが来ないんだ。兵糧攻めを狙って包囲すれば、奴らも出てくるのかと考えているのかもな……」
賢人は深いため息を吐く。
だが、それ以上に政府に対しての失望を抱いたのは中村孝太郎率いるアンタッチャブルの面々であった。
「どうしてだッ!」
聡子は詰め寄るのだが、賢人は自由三つ葉葵党の賛成を得られないとしか弁解しない。
「つまり、議会全員が一致しなければ、強行作戦は実施できない……そういう事なんですね?」
「そうなるよ、最も国が本当にヤバくなった場合は大統領閣下が事態の収拾を抑えるために、厳戒令を発動すれば、我々も動ける筈なんだが……」
孝太郎はこの場は大人しく引き下がってやる事にした。
一体、自由三つ葉葵党はどの国の政党なのだろう。反対ばかりして、対案を出そうともしない。徳川家やその家臣の末裔ばかり集まっているのだが、彼らは新たな徳川幕府を作るのだけが目的なのかもしれない。
孝太郎は国の有事の際にもそんな事を考えているのかと軽蔑する思いしか出なかった。
孝太郎がボンヤリとしていると、背後から銃声のような音が聞こえた。
振り向くと、何と無田口賢人大将が射殺されていた。そして、その彼を撃ったのは周りの平兵士の一人であった。
「何者だ?お前は……?」
「オレか?オレの名は中井慎太郎。この制圧戦の副司令官であり、共和国内では中将の地位にある」
「その座も今ここで、終わりそうだがな」
孝太郎は先ほどの銃の銃口を中井中将に見せながら呟く。
「そうかね?私は元々竹部には反対だったんだ。そして、今、政府の判断を聞いて、決めたッ!私は今から島准将の下に就き、共和国に宣戦布告するッ!」
「そんな事をオレたちが許すとお思いで?」
その孝太郎の質問に慎太郎は自分の右腕を見せながら叫ぶ。
「いいかァ! オレの魔法は強力なんだよ、邪魔してくれるなよ、たかが警官ごときが……」
慎太郎はそう言うと右腕から小さな黒い玉を放出した。その黒い玉は速さこそハヤブサのようなものであったが、何と近くの住宅の壁にぶつかると、反射し、孝太郎に襲い掛かってくる。
孝太郎は即座に自分の魔法で黒の玉を消したのだが……。
「フフフフ、おれの魔法の威力は分かっただろう?」
その言葉に淳一は冷や汗を垂らしながら、歯で何万匹もの苦虫を噛み潰しながら忌々しそうに呟く。
「分かったぜ、何つーか、ヤバイような気がする。例えるんなら、祭りの出店に出てくるピンボール台の玉が台の釘に当たる時みてーに、ぶつかって別の方向に弾き飛びやがったんだッ!」
淳一の言葉は的を射ていただろう。実際に孝太郎にもそのように見えていたのだから。
「オレとしては、キミらをこれ以上傷付けたくないんだ。お引き取り願えるかね?」
孝太郎は静かに首を横に振る。
「いいや、オレとしては危険な人物を見逃すことはできんね」
「なら、戦うしかないのか……」
慎太郎は既に新しい玉を作り終えていた。
横須賀軍基地はまるで巨大なドラゴンがうずくまっているような壮大な建物で、どこか荘厳な雰囲気をひしひしと感じさせられた。
「あの中にレベル5ウィルスがあるわけか……」
孝太郎は親指と人差し指を顎に置きながら、今や一大要塞と化した横須賀軍基地を見上げた。
「その通りだ。先ほどの時間に奴らは日本政府が奴らの要求に48時間以内に答えない場合はレベル5のウィルスを横須賀市にばら撒くそうだ」
淳一は携帯端末のまとめサイトに書かれている情報を読み上げた。
「そうか、だが、ここのリーダーたる島和夫は公明正大ないかにも軍人タイプの人間だと聞くぜ、そんな奴が本気で撃つのかな?」
その孝太郎の疑問に答えたのは淳一ではなく、信頼できる仲間の一人である石井聡子であった。
「すると思うね。確かにさぁ~そう言う人はやる時はやるんだよ! 例え、どんなに仁義に外れていてもね、ヤクザの世界だってそうだよ、コイツは裏切らないと思ってた奴が裏切ったり、殺さないと思ってた奴を殺しちまったりする……カタギの世界でもそれは同じなんじゃあないの?」
「キミはイヤにヤクザに詳しいけど、もしかして暴力団の……?」
この時点で、自己紹介しか済ましていない柿谷淳一からすれば、石井聡子の事を知らないのも無理はない。彼女に代わり友人の倉本明美がそれに答える。
「さとちゃんはあの竜堂寺清太郎氏の娘さんなんですよ、恐らく昔からヤクザの世界の事について知っていたんでしょうね」
「なるほどねー」
淳一は納得したような表情を浮かべていた。
「でもさ、となると問題はどのルートから侵入するかだよな?」
「横須賀基地の設計図だと、南が一番見張りが少ない筈だけれど……」
明美は地図を広げて、南玄関を人差し指でコツコツと指差す。
「いいや、奴らは自分たちの弱点を熟知しているだろうから、南から入るのはむしろ、危険というべきなんじゃあないのか?」
「どうしてだ?」
淳一の質問に孝太郎は嫌な表情を見せずに、事務的な言葉で淡々と答える。
「奴らは南の方にかなり警戒の目を向けているだろうな、自分たちの兵力だとどこが、一番薄いかも熟知しているだろうし、何なら、軍人としての勘なんていうのもあるだろうしな……」
「となると、西や東か……?だが、どこも奴らの警戒は厳重だし、何より一番厳重なのは正面に位置する北玄関だぜ」
淳一は北の方でスポットライトを使い、侵入者を警戒している兵士を指差す。
「そうだな、だが……敢えての北突入作戦にいこうと思う……」
「「「何故!?」」」
ここまで三人の声がピッタリと重なるのも珍しいなと苦笑しつつ、孝太郎は自分の計画の正当性を述べた。
「まずオレらが敢えて北玄関から突入する事により、奴らは北に釘付けになるだろう……その隙を突き、他のチームが他の玄関から突入する。問題はオレらのやり方が通るかどうかだな……」
「無茶よ! わたし達が蜂の巣にされて、終わりよ! 第一四方八方から弾丸が飛んでくれば、防ぎようがないし……」
「心配はいらない、我が中村家に代々伝わる魔法だぜ、豊臣家というのは江戸時代から、この魔法に優れていたそうだ……」
孝太郎は自分の右腕から白金色のオーラを出して、包ませる。
それから、武器保存から、拳銃を取り出し、自分の体を撃ち抜こうとするのだが。
「なっ、どういう事だ!?お前の体に向かった弾丸が……」
淳一は自分の人差し指を震わせながら、心臓を銃で撃たれても平気な顔をしている孝太郎を指差す。
「これが、我が家に伝わる魔法鋼鉄の将軍だぜ、まだ、ヤン・ウィリアムズが魔法の基礎を発見する前にウチの先祖はこの魔法を使って、徳川の矢や刀を防いでいたのさ……」
孝太郎は得意げに腰に手を当てて笑っていたが、そこを聡子に平手で頭を叩かれてしまう。
「こらこら、偉いのはあんたじゃなくて、先祖だろ?威張るほどのもんでもないし……」
孝太郎は頭を撫でながら、苦笑した。
「ともかく、あんたが鉄砲玉を買ってくれるっつーんなら、あたしらも後ろから突撃できるな」
「あとは上の方に申告するだけだな」
孝太郎はこの自分の魔法を使うのならば、いけるだろうと考えたのだが……。
「駄目だ」
この制圧戦の現場での司令官たる無田口賢人大将は孝太郎の申し出をアッサリと拒否した。
「何故なんですッ!孝太郎くんの魔法を使えば、制圧は容易にできる筈……」
「オレは許可してやりたいよ、だけどな、政府の方から未だに何もお達しが来ないんだ。兵糧攻めを狙って包囲すれば、奴らも出てくるのかと考えているのかもな……」
賢人は深いため息を吐く。
だが、それ以上に政府に対しての失望を抱いたのは中村孝太郎率いるアンタッチャブルの面々であった。
「どうしてだッ!」
聡子は詰め寄るのだが、賢人は自由三つ葉葵党の賛成を得られないとしか弁解しない。
「つまり、議会全員が一致しなければ、強行作戦は実施できない……そういう事なんですね?」
「そうなるよ、最も国が本当にヤバくなった場合は大統領閣下が事態の収拾を抑えるために、厳戒令を発動すれば、我々も動ける筈なんだが……」
孝太郎はこの場は大人しく引き下がってやる事にした。
一体、自由三つ葉葵党はどの国の政党なのだろう。反対ばかりして、対案を出そうともしない。徳川家やその家臣の末裔ばかり集まっているのだが、彼らは新たな徳川幕府を作るのだけが目的なのかもしれない。
孝太郎は国の有事の際にもそんな事を考えているのかと軽蔑する思いしか出なかった。
孝太郎がボンヤリとしていると、背後から銃声のような音が聞こえた。
振り向くと、何と無田口賢人大将が射殺されていた。そして、その彼を撃ったのは周りの平兵士の一人であった。
「何者だ?お前は……?」
「オレか?オレの名は中井慎太郎。この制圧戦の副司令官であり、共和国内では中将の地位にある」
「その座も今ここで、終わりそうだがな」
孝太郎は先ほどの銃の銃口を中井中将に見せながら呟く。
「そうかね?私は元々竹部には反対だったんだ。そして、今、政府の判断を聞いて、決めたッ!私は今から島准将の下に就き、共和国に宣戦布告するッ!」
「そんな事をオレたちが許すとお思いで?」
その孝太郎の質問に慎太郎は自分の右腕を見せながら叫ぶ。
「いいかァ! オレの魔法は強力なんだよ、邪魔してくれるなよ、たかが警官ごときが……」
慎太郎はそう言うと右腕から小さな黒い玉を放出した。その黒い玉は速さこそハヤブサのようなものであったが、何と近くの住宅の壁にぶつかると、反射し、孝太郎に襲い掛かってくる。
孝太郎は即座に自分の魔法で黒の玉を消したのだが……。
「フフフフ、おれの魔法の威力は分かっただろう?」
その言葉に淳一は冷や汗を垂らしながら、歯で何万匹もの苦虫を噛み潰しながら忌々しそうに呟く。
「分かったぜ、何つーか、ヤバイような気がする。例えるんなら、祭りの出店に出てくるピンボール台の玉が台の釘に当たる時みてーに、ぶつかって別の方向に弾き飛びやがったんだッ!」
淳一の言葉は的を射ていただろう。実際に孝太郎にもそのように見えていたのだから。
「オレとしては、キミらをこれ以上傷付けたくないんだ。お引き取り願えるかね?」
孝太郎は静かに首を横に振る。
「いいや、オレとしては危険な人物を見逃すことはできんね」
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イラストレーター:東雲飛鶴様協力の元、表紙・挿絵を制作中です!
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後にまた完成版をアップ致します!
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