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ワイドエリアチェイス編
大脱走
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「まぁ、いいさ、絵里子が無事ならばそれでいい」
「そうか……」
孝太郎は携帯電話の向こう側からでも、伝わってくる父の冷たい言葉が胸に刺さるように感じた。確かに、自分は大学を出ていない。
だが、それで父からそれ程疎まれる存在となってしまうのだろうか。
「なぁ、親父……」
「何だ?」
「あのさ、刈谷阿里耶の件は知ってるだろ?せめて、あの時は親父に褒めてほしかった」
孝太郎がそれを口に出した瞬間のことだ。父は「甘ったれるな」とだけ言って、電話を切った。
孝太郎はそんな両親に嫌気がした。いや、元から嫌気というのはあったが、彼の中にあった両親との溝が深まったように感じられた。
「おれには姉貴がいればいい……」
孝太郎は現実から逃げるように携帯端末にダウンロードしているゲームアプリを起動させようとした時だ。
メッセージアプリに明美から連絡が入っていた。
「何々、『月岡が脱獄し、坂本弁護士を誘拐したから、それの手助けにおれの力を貸して欲しい』か……勿論と言いたいんだが、今は姉貴が心配だしな……」
孝太郎は今すぐには行けないが、姉の意識が戻れば、そちらへと向かうメッセージを送信した。
「よし、これでいい……あとは姉貴の意識が戻るのを待つだけだな……」
孝太郎は治療室から病室へと移る姉の様子を心配そうな目で見送る。
坂山忠弁護士は何故、自分がこんな場所に閉じ込められているのかが分からぬ。
金目当ての犯行だろうか。それとも、政治思想的に反対する過激派の仕業だろうか。
坂山は一向に犯人の存在が分からぬ。そんな事を考えていても意味はないとばかりに、自分が閉じ込められている場所が何処なのかを確認するべく、辺りを見渡す。
白く薄汚れた壁に、打ちっ放しのコンクリートの床。そして目の前にある出口と思われる頑丈な扉には南京錠が。
これらの事実から、坂山は自分が閉じ込められているのは何処かの倉庫だという事は容易に理解した。問題はどこの倉庫なのかという事だ。
(困ったな、白籠市内には倉庫なんて、貸し倉庫を始めとして、個人宅にあるものを含めれば、それこそ星の数のようにあるぞ、倉庫には窓が無いようにだし、場所を特定するのは困難かもな……)
忠は何とかできないかと案を練っているところに、突然、自分の前に立ち塞がっていた扉が開く。
「よぉ~弁護士センセイ。元気か?」
目の前には一人の中年の男。世間一般に言われる臆病者ならば、ここで男の機嫌を損なわないというように、何か媚びるような事を言うだろう。
だが、忠は違う。彼は昔から、脅されようとも、実際に殺されかけようとも、絶対に依頼人のためには尽くす勇気のある弁護士であった。忠はキッパリとした口調で答えた。
「いいや、こんな所に閉じ込められて、機嫌がいい筈はないだろ?誰だって、そうだよ」
その忠の言葉を聞くなり、目の前の男はカッカッと笑い出す。
「面白い奴やな、弁護士センセイ。わしはあんた以外にも色んな奴誘拐して、身代金貰おうとしたけど、あんたのように毅然とした態度で、わしにものを言うたのは、初めてやな、褒めたるわ」
「それはどうも、それよりあなたは何者なんだ?わたしを攫ったんだ。わたしにはキミが何者なのかを知る権利があるよ」
「おっと、失礼したな、と言っても、詳しい事は言えんけどな、あんたの勇気に免じて言うたるわ、わしの名前は月岡源三郎。あんたも前の事件知っとるやろ?」
月岡源三郎。その名前はほんの一日前に川島製菓への脅迫事件並びに、多くの家族をマインドコントロールや暴力で破滅に追い込んだ男として家族思いの忠を怯えさせていた存在であった。事件を携帯端末のニュースで知った時は忠には対岸の火事のように思われたが。
(まさか、自分を今、誘拐したから存在がそんな奴だったとはな……)
忠は一瞬だけ、全身が震えるのを感じたが、すぐに今までの自分の信念を思い出し、相変わらず強い目で月岡を睨みつける。
「ふふふふ、あんたはやっぱり面白いよ、せや、メシ用意しとるんや、おい、中本! はよ、用意せんか! 」
中本と呼ばれた男が慌ててファーストフードの袋から、ハンバーガーを取り出し、坂山に手渡す。
だが、坂山はそれを拒否した。相手から食事を受け取るという行為は相手に屈したのと同じ態度だと知っていたから。
「強がるなぁ~弁護士センセイ。あんたのその強情さには目を見張るばかりやけどな、強がっとったら、あんたが仮にここから逃げ出したとしても、わしの背後には暴力団が付いとるんや、竜堂寺組系列のものすごい強い組がな……あんたに恨み持ってる組員を何人も知ってんで~~」
月岡はそう言うと、部下に扉の錠を閉めるように言い、閉められるのを確認してから、部下を引き連れ、忠が閉じ込められている倉庫を跡にする。
(よし、言ったな、何か逃げ出す手立てはないだろうか……)
そんな時に忠の目に入ったものは……。
(錠だ……この部屋の扉には南京錠が取り付けられているんだな、そして……)
忠は錠がキチンと閉められているのかを確認する。すると……。
(錠が緩んでいる。とすると、私でも逃げられるかもしれない……)
忠は急いで、緩んでいる錠を外し、倉庫の外へと出る。
倉庫の外は白籠市の郊外らしく、周りの殆どが田んぼであった。
(よし、もう少し街の方に近い、あのゴーストタウン旧オールディズ・アメリカンストリートにでも逃げ込もう……私の携帯端末は取られている筈だからな……)
忠がオールディズ・アメリカンストリートへと逃げ込もうとした時だ。
目の前に一台の車が停まった。孝太郎は一瞬奴らが戻って来たのかと思ったが、車は農家の人が使うような白いトラクターであり、恐らく地元の農家だろうと推測した。
そして、忠の予想通りにトラクターに乗っている麦わら帽子を被った壮年の男性に助けを求める。
「お願いだッ!私を助けてくれ! 私は誘拐されたんだッ!」
その『誘拐』という言葉を強調していう弁護士の言葉と顔があまりにも顔面蒼白なのが真実だと悟ったのか、農家の男性は慌てて忠をトラクターに乗せた。
「助かりました。私の名前は坂山忠と申します! 」
と、忠は急いで背広のポケットから、名刺を取り出し(こればかりは犯人一味からも重要なものだと思われなかったのだろう。没収はされなかった)農家の男性に渡す。
「いや、これはご丁寧に……」
「私はある男たちに誘拐されました! 今から、お手数ではありますが、街の方へと向かって頂けませんか?私は街の方で皆さんに安全だという事を証明しなければ、なりませんので! 」
その切羽詰まったような忠の様子から、農家の男性はただ事ではないと悟り、急いでトラクターを発振させた。
その途中、忠は何かに怯えるように顔を俯せていた。
忠が、ようやく顔を上げたのは一台のパトカーとオルディーズ・アメリカンストリートにて、一台のパトカーと接触してからであった。そこで、ようやく彼は心より安堵した顔を浮かべた。
パトカーからは、二人の女性が降りて来た。婦警ではないのは忠には分かった。二人は青い警察官の制服を着ていなかったから。
「あの、あなた方は?」
忠の問いかけに、片方の青髪のやんちゃそうな女刑事は石井聡子と。もう片方のいかにも聡明そうな丸メガネをかけた女性は倉本明美と名乗った。
忠はこの二人が一ヶ月前に刈谷阿里耶を逮捕した白籠市のアンタッチャブルのメンバーだと知り、ますます顔を明るくした。
すいません。今回からしばらくは一日一本の投稿となります。諸事情とスランプ状態の二つが重なってしまい。本当に申し訳ありません!
「そうか……」
孝太郎は携帯電話の向こう側からでも、伝わってくる父の冷たい言葉が胸に刺さるように感じた。確かに、自分は大学を出ていない。
だが、それで父からそれ程疎まれる存在となってしまうのだろうか。
「なぁ、親父……」
「何だ?」
「あのさ、刈谷阿里耶の件は知ってるだろ?せめて、あの時は親父に褒めてほしかった」
孝太郎がそれを口に出した瞬間のことだ。父は「甘ったれるな」とだけ言って、電話を切った。
孝太郎はそんな両親に嫌気がした。いや、元から嫌気というのはあったが、彼の中にあった両親との溝が深まったように感じられた。
「おれには姉貴がいればいい……」
孝太郎は現実から逃げるように携帯端末にダウンロードしているゲームアプリを起動させようとした時だ。
メッセージアプリに明美から連絡が入っていた。
「何々、『月岡が脱獄し、坂本弁護士を誘拐したから、それの手助けにおれの力を貸して欲しい』か……勿論と言いたいんだが、今は姉貴が心配だしな……」
孝太郎は今すぐには行けないが、姉の意識が戻れば、そちらへと向かうメッセージを送信した。
「よし、これでいい……あとは姉貴の意識が戻るのを待つだけだな……」
孝太郎は治療室から病室へと移る姉の様子を心配そうな目で見送る。
坂山忠弁護士は何故、自分がこんな場所に閉じ込められているのかが分からぬ。
金目当ての犯行だろうか。それとも、政治思想的に反対する過激派の仕業だろうか。
坂山は一向に犯人の存在が分からぬ。そんな事を考えていても意味はないとばかりに、自分が閉じ込められている場所が何処なのかを確認するべく、辺りを見渡す。
白く薄汚れた壁に、打ちっ放しのコンクリートの床。そして目の前にある出口と思われる頑丈な扉には南京錠が。
これらの事実から、坂山は自分が閉じ込められているのは何処かの倉庫だという事は容易に理解した。問題はどこの倉庫なのかという事だ。
(困ったな、白籠市内には倉庫なんて、貸し倉庫を始めとして、個人宅にあるものを含めれば、それこそ星の数のようにあるぞ、倉庫には窓が無いようにだし、場所を特定するのは困難かもな……)
忠は何とかできないかと案を練っているところに、突然、自分の前に立ち塞がっていた扉が開く。
「よぉ~弁護士センセイ。元気か?」
目の前には一人の中年の男。世間一般に言われる臆病者ならば、ここで男の機嫌を損なわないというように、何か媚びるような事を言うだろう。
だが、忠は違う。彼は昔から、脅されようとも、実際に殺されかけようとも、絶対に依頼人のためには尽くす勇気のある弁護士であった。忠はキッパリとした口調で答えた。
「いいや、こんな所に閉じ込められて、機嫌がいい筈はないだろ?誰だって、そうだよ」
その忠の言葉を聞くなり、目の前の男はカッカッと笑い出す。
「面白い奴やな、弁護士センセイ。わしはあんた以外にも色んな奴誘拐して、身代金貰おうとしたけど、あんたのように毅然とした態度で、わしにものを言うたのは、初めてやな、褒めたるわ」
「それはどうも、それよりあなたは何者なんだ?わたしを攫ったんだ。わたしにはキミが何者なのかを知る権利があるよ」
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だが、坂山はそれを拒否した。相手から食事を受け取るという行為は相手に屈したのと同じ態度だと知っていたから。
「強がるなぁ~弁護士センセイ。あんたのその強情さには目を見張るばかりやけどな、強がっとったら、あんたが仮にここから逃げ出したとしても、わしの背後には暴力団が付いとるんや、竜堂寺組系列のものすごい強い組がな……あんたに恨み持ってる組員を何人も知ってんで~~」
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(よし、言ったな、何か逃げ出す手立てはないだろうか……)
そんな時に忠の目に入ったものは……。
(錠だ……この部屋の扉には南京錠が取り付けられているんだな、そして……)
忠は錠がキチンと閉められているのかを確認する。すると……。
(錠が緩んでいる。とすると、私でも逃げられるかもしれない……)
忠は急いで、緩んでいる錠を外し、倉庫の外へと出る。
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忠がオールディズ・アメリカンストリートへと逃げ込もうとした時だ。
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そして、忠の予想通りにトラクターに乗っている麦わら帽子を被った壮年の男性に助けを求める。
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「いや、これはご丁寧に……」
「私はある男たちに誘拐されました! 今から、お手数ではありますが、街の方へと向かって頂けませんか?私は街の方で皆さんに安全だという事を証明しなければ、なりませんので! 」
その切羽詰まったような忠の様子から、農家の男性はただ事ではないと悟り、急いでトラクターを発振させた。
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