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バイカー抗争編
桂馬川合戦ーその②
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淀川健一のその姿はまさに巨人と称しても問題のない姿だった。
しかも、彼は片腕に鉤爪を付けていて、それを武器にのし上がってきたのだから、巨大な体に高周波ブレードを放つ鉤爪。まさに化け物。
「おい、片桐の野郎はどこにいやがるんだッ!オレのこの鉤爪であの野郎の胸を引き裂いてやるぜッ!」
そう健一が叫んだ時。
「片桐健人はもうここにはいないッ!」
淀川健一は声が聞こえた方を見下ろす。
「おやおや、お前は真田真由美か……残念だな、お仲間を救いたいってことだろうが、そうはいかないよ、キミ……」
健一はキラリと光る鉤爪を真由美に見せびらかしながら言う。
「いいや、このジャック・モンタナの総長はもう、あたしなんだッ!だから、総長として言うよ! この抗争はもう辞めにしないか?こんな戦争に何の意味があるんだい!?」
だが、健一は真由美の言葉に一ミリも揺れ動いていないようだった。
「いいや、あるね、例えお前が片桐の野郎を殺したとしてもだッ!オレにはジャック・レッドニオには深い恨みがあるんだよ、それに殺された仲間の仇も取らんとなッ!」
健一は自分の大きな右脚で、思いっきり真由美を踏みつけようとする。
「終わりだァァァァ~~!!! 」
その時だ。自分のブーツの踵が何かに削り取られたのを感じた。そんな違和感を感じた健一は思わず脚を引っ込める。
「やれやれ、お前さんか?オレはシツコイ男はあまり好きな性質じゃあなくてね、特にお巡りの場合だとなァァァァァァァ~~!! 」
と、健一は一度引っ込めた脚を再び、孝太郎の方へと向ける。
「クソッタレッ!」
孝太郎はそう悪態を吐くと、自分の右腕から紫色のオーラを放ち、思いっきり健一の脚に向かい振り下ろす。
だが、健一もバカではない、すぐに孝太郎の危うさに気づき、脚を引っ込める。
「やれやれだぜ、ジャック・レッドニオの連中とお巡りをまとめて始末するために、この魔法を選んだっていうのによぉ~お前がそんなんだと、ヤル気が無くなっちまうよ、なぁ、そうだろ?」
「何だって、オレがお前のヤル気に配慮し、逮捕劇に向かわなくちゃあいけないんだ……」
孝太郎はすぐさま、態勢を立て直し、今度は武器保存を使い、拳銃を健一に向ける。
「ふっ、今更そんなオモチャで何ができるというんだい?オレはこんなに巨大なんだぜェェ~」
健一は余裕をこいているが、孝太郎は健一の弱点はすぐに顔だろうと認識する。特に目玉を狙えば、彼はパニックになること間違いなしだ。
孝太郎はスパイ小説の主人公がギリギリのところで、ソビエトの悪役にポーカー勝負を仕掛けた気分というのを知った。こんなに危うい気分だったとは。
(これでも食らいやがれ……)
孝太郎は健一の脚に狙いを定めるフリをして、健一の目玉に照準を構える。
(当たってくれ……頼むッ!)
銃弾が放たれた。子供の使う爆竹なんぞ比較にならない、大きな音が川の周辺に響き渡る。孝太郎は緊張感のためか、普段は吹き飛ばされることのない、銃の反動に倒れてしまう。
(当たったか?)
孝太郎は深刻な表情で、淀川健一の顔を見上げる。
健一は叫んでいる。当たっているのか?
いや、待て、あの様子だと……。
孝太郎はすぐさま、起き上がり、健一の報復に備えたが。
「どう言う事だ!?健一はビクとも動かないぞ! それどころか、余裕ぶっこいて笑っていやがるッ!」
孝太郎の叫びに答えるかのように、健一は大声を上げて笑い出す。
「クッハッハッハッハ~~!! なぁ、考えてもみなよ、オレがお前の拳銃による攻撃を想定していなかったとでも思うのかい?オレはお前がオレに拳銃を向けた瞬間に、オレの目玉を攻撃するだろうと、予測したのさ……」
すると、巨人と化した健一の左手に付いている鉤爪に銃弾が引っ付いているのを目視する。
「オレの鉤爪は磁石も含んでいてね……お前の銃弾は金属で出来てるだろ?金属は磁石に吸い付くよな?昔、小学校の頃にやった砂鉄集めるために、砂場に磁石向けた時のようによぉ~」
孝太郎は形の良い薄い下唇を噛みしめる。まさか、奴の鉤爪がそこまでのものだったとは……。これは流石の自分でも想定外に違いない。巨大化した奴は無敵だろう。
どうにも、逮捕する手立てはないのだろうか。
「まぁ、人間というのは、諦めというのが肝心なんだよ、あばよ、邪魔なお巡りッ!」
健一はそう叫んで、孝太郎を踏み潰そうとするが……。
孝太郎は咄嗟に目を見開き、覚悟を決めたように、自分と健一との距離にある空間を破壊していく。
「こいつはどうしちまったんだ!?頭がとうとうイカレちまったのかぁ~~」
健一はからかうような調子で言い、実際に親分の冗談にアース・モンタナの構成員たちは愉快そうに笑っていたのだが……。
次の瞬間に、全員が孝太郎のまさかの行動に目を見開いた。
「まっ、まさかッ!」
健一が気付いた時には、もはや手遅れ。孝太郎は既に健一の体に張り付いていたのだ。
「今、お前が考えている通りの事さッ!オレは自分とお前との間にある空間を破壊し、お前の体に張り付いたッ!オレの魔法は空間を破壊した際に、自分もその削り取られた距離までの場所に瞬間移動できるのが、特徴でね……だから、オレは自分の魔法を最大限に利用し、お前の体に張り付いたのさッ!」
孝太郎の説明で、健一は悟った。自分の体に張り付いている男は自分のような犯罪者を捕らえるためならば、何でもするような男だと。
「マズイな、今は巨人化を引っ込めるとするか……」
すると、まるで昔の時代劇に出てくる忍者が使うような白い煙が健一を覆い、次の瞬間に孝太郎は地面へと投げ出された(無論、何とかバランスを取り、上手く着地したのだが……)
「あの野郎は!?」
孝太郎が周囲に散らばっていたどちらかの構成員に尋ねると、彼は口元を緩めながら答えた。
「淀川さんならよぉ~今は元の姿に戻ったところさ、お前さん相手に巨人化を使うのは不利だと判断したんだろうなぁ~~」
そう得意げに説明する構成員の男を無視し、孝太郎は淀川健一が紛れていないかを見渡す。
しかも、彼は片腕に鉤爪を付けていて、それを武器にのし上がってきたのだから、巨大な体に高周波ブレードを放つ鉤爪。まさに化け物。
「おい、片桐の野郎はどこにいやがるんだッ!オレのこの鉤爪であの野郎の胸を引き裂いてやるぜッ!」
そう健一が叫んだ時。
「片桐健人はもうここにはいないッ!」
淀川健一は声が聞こえた方を見下ろす。
「おやおや、お前は真田真由美か……残念だな、お仲間を救いたいってことだろうが、そうはいかないよ、キミ……」
健一はキラリと光る鉤爪を真由美に見せびらかしながら言う。
「いいや、このジャック・モンタナの総長はもう、あたしなんだッ!だから、総長として言うよ! この抗争はもう辞めにしないか?こんな戦争に何の意味があるんだい!?」
だが、健一は真由美の言葉に一ミリも揺れ動いていないようだった。
「いいや、あるね、例えお前が片桐の野郎を殺したとしてもだッ!オレにはジャック・レッドニオには深い恨みがあるんだよ、それに殺された仲間の仇も取らんとなッ!」
健一は自分の大きな右脚で、思いっきり真由美を踏みつけようとする。
「終わりだァァァァ~~!!! 」
その時だ。自分のブーツの踵が何かに削り取られたのを感じた。そんな違和感を感じた健一は思わず脚を引っ込める。
「やれやれ、お前さんか?オレはシツコイ男はあまり好きな性質じゃあなくてね、特にお巡りの場合だとなァァァァァァァ~~!! 」
と、健一は一度引っ込めた脚を再び、孝太郎の方へと向ける。
「クソッタレッ!」
孝太郎はそう悪態を吐くと、自分の右腕から紫色のオーラを放ち、思いっきり健一の脚に向かい振り下ろす。
だが、健一もバカではない、すぐに孝太郎の危うさに気づき、脚を引っ込める。
「やれやれだぜ、ジャック・レッドニオの連中とお巡りをまとめて始末するために、この魔法を選んだっていうのによぉ~お前がそんなんだと、ヤル気が無くなっちまうよ、なぁ、そうだろ?」
「何だって、オレがお前のヤル気に配慮し、逮捕劇に向かわなくちゃあいけないんだ……」
孝太郎はすぐさま、態勢を立て直し、今度は武器保存を使い、拳銃を健一に向ける。
「ふっ、今更そんなオモチャで何ができるというんだい?オレはこんなに巨大なんだぜェェ~」
健一は余裕をこいているが、孝太郎は健一の弱点はすぐに顔だろうと認識する。特に目玉を狙えば、彼はパニックになること間違いなしだ。
孝太郎はスパイ小説の主人公がギリギリのところで、ソビエトの悪役にポーカー勝負を仕掛けた気分というのを知った。こんなに危うい気分だったとは。
(これでも食らいやがれ……)
孝太郎は健一の脚に狙いを定めるフリをして、健一の目玉に照準を構える。
(当たってくれ……頼むッ!)
銃弾が放たれた。子供の使う爆竹なんぞ比較にならない、大きな音が川の周辺に響き渡る。孝太郎は緊張感のためか、普段は吹き飛ばされることのない、銃の反動に倒れてしまう。
(当たったか?)
孝太郎は深刻な表情で、淀川健一の顔を見上げる。
健一は叫んでいる。当たっているのか?
いや、待て、あの様子だと……。
孝太郎はすぐさま、起き上がり、健一の報復に備えたが。
「どう言う事だ!?健一はビクとも動かないぞ! それどころか、余裕ぶっこいて笑っていやがるッ!」
孝太郎の叫びに答えるかのように、健一は大声を上げて笑い出す。
「クッハッハッハッハ~~!! なぁ、考えてもみなよ、オレがお前の拳銃による攻撃を想定していなかったとでも思うのかい?オレはお前がオレに拳銃を向けた瞬間に、オレの目玉を攻撃するだろうと、予測したのさ……」
すると、巨人と化した健一の左手に付いている鉤爪に銃弾が引っ付いているのを目視する。
「オレの鉤爪は磁石も含んでいてね……お前の銃弾は金属で出来てるだろ?金属は磁石に吸い付くよな?昔、小学校の頃にやった砂鉄集めるために、砂場に磁石向けた時のようによぉ~」
孝太郎は形の良い薄い下唇を噛みしめる。まさか、奴の鉤爪がそこまでのものだったとは……。これは流石の自分でも想定外に違いない。巨大化した奴は無敵だろう。
どうにも、逮捕する手立てはないのだろうか。
「まぁ、人間というのは、諦めというのが肝心なんだよ、あばよ、邪魔なお巡りッ!」
健一はそう叫んで、孝太郎を踏み潰そうとするが……。
孝太郎は咄嗟に目を見開き、覚悟を決めたように、自分と健一との距離にある空間を破壊していく。
「こいつはどうしちまったんだ!?頭がとうとうイカレちまったのかぁ~~」
健一はからかうような調子で言い、実際に親分の冗談にアース・モンタナの構成員たちは愉快そうに笑っていたのだが……。
次の瞬間に、全員が孝太郎のまさかの行動に目を見開いた。
「まっ、まさかッ!」
健一が気付いた時には、もはや手遅れ。孝太郎は既に健一の体に張り付いていたのだ。
「今、お前が考えている通りの事さッ!オレは自分とお前との間にある空間を破壊し、お前の体に張り付いたッ!オレの魔法は空間を破壊した際に、自分もその削り取られた距離までの場所に瞬間移動できるのが、特徴でね……だから、オレは自分の魔法を最大限に利用し、お前の体に張り付いたのさッ!」
孝太郎の説明で、健一は悟った。自分の体に張り付いている男は自分のような犯罪者を捕らえるためならば、何でもするような男だと。
「マズイな、今は巨人化を引っ込めるとするか……」
すると、まるで昔の時代劇に出てくる忍者が使うような白い煙が健一を覆い、次の瞬間に孝太郎は地面へと投げ出された(無論、何とかバランスを取り、上手く着地したのだが……)
「あの野郎は!?」
孝太郎が周囲に散らばっていたどちらかの構成員に尋ねると、彼は口元を緩めながら答えた。
「淀川さんならよぉ~今は元の姿に戻ったところさ、お前さん相手に巨人化を使うのは不利だと判断したんだろうなぁ~~」
そう得意げに説明する構成員の男を無視し、孝太郎は淀川健一が紛れていないかを見渡す。
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