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第一部『悪魔と人』
二本松秀明の場合ーその③
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風が目に染みる。秀明は大学帰りの公園のベンチの上で煙草をふかしながら昨晩に交わした悪魔との契約の事を思い返していた。
もし、昨日大学に現れた真紀子が言った悪魔の力があるのならば今現在自身を悩ませている母親違いの妹を殺して将来の不安を取り除けるのではないか。
そうと決まれば今すぐにあの女を呼び出して殺すべきだ。
秀明が口元に悪い笑みを浮かべて懐から携帯端末を取り出した時だ。ふと彼の目の前で教材やらプリントやらを取られて揶揄われている少年の姿が見えた。
秀明は子供はハッキリと言って好きではないが、かと言って嫌いでもない。その上胸糞の悪い行動を見られない黙っていられるほど落ちぶれてもいないつもりだった。
秀明はベンチから立ち上がるといじめをおこなっていた人たちを追っ払い見知らぬ少年を救い出した。
「おい坊主大丈夫か?」
「う、うん。大丈夫……でも平気ですよ。こんなの日常の事ですから」
彼が話しかけた少年はまだ声変わりも済んでいない11歳の少年だという事だそうだ。陰鬱そうな表情に前髪が妙に髪が左右に癖毛として伸びている事や男子用のジャージというあまりパッとしない格好をしている事から、よくわからなかったがのだが、顔の整った少年であった。
秀明からすれば髪型と服装を変えれば少女と称しておかしくもない程の美少年である。
秀明は慌てて散らばった教材やら教科書やらを拾っている少年の姿を眺めながらそんな事を考えていると、少年は先程までの陰気な表情とは打って変わり太陽のような眩しい笑顔を浮かべて言った。
「助けてくれてありがとうございます!その……あの……さっきの目ッ!とても格好よかったです」
純粋無垢な目を向けられてそう褒められれば、秀明としても不器用な笑顔を浮かべながら頷いてしまう。
同時に彼の心の中に針のような罪悪感が湧き起こった事に気が付く。
自身は大きな会社を経営しているが、その傍らで同業者を幾つも葬ってきたし、今だって腹違いの妹に脅されていかがわしいパーティーに出席させられ、そこで薬をもられてしまっている。
そんな自分が「カッコいい」などと褒められていいのだろうか……。
秀明はこめかみに手を当てると慌ててその考えを消して、首を真横に振っていくのである。
こうする事で秀明は自身の罪が忘れ去られると思ったのだ。
だが、困った事に人間というのは思い出したくもない事ほど思い出してしまうものである。頭の中に思い浮かぶのは薬や快楽によって狂った笑いを浮かべる女たちと服こそ身綺麗であるものの豚みたいな男どもが繰り出す狂気の演舞。
そしてその光景を見てワイングラスを片手に笑う腹違いの妹の顔が思い浮かぶ。
ちくしょう。ちくしょう。俺という男はなんなんだよ!クソ、消えちまえ!こんな記憶消えちまえ!クソッタレ!
秀明は心の中で叫んだ。今すぐにでも自身の頭をかち割って忌まわしい記憶を全て消し去りたい気持ちであった。
「あの、大丈夫ですか?」
その声を聞いて秀明は忌まわしい過去の記憶から今現在の世界に帰還する事ができた。
そのまま背後を振り返るとそこには心配そうに見つめる先程の少年の顔が見えた。
「あ、いや……なんでもない。坊主は心配すんなよ」
「でも」
「それより帰らなくていいのか?もう夕方だぜ」
「……これから塾なんです」
「塾だと?お前まだ小学生だよな?それなのに塾なんて行ってんのか?」
秀明はこの少年の言葉が信じられなかった。秀明にとって小学生といえば日頃から遊び呆けてて、不安な事はなんでも親が肩代わりしてくれるような年齢の子供だったのだ。
そう考えた瞬間に秀明はある思いに駆られた。それは目の前にいる少年を救うというものである。無性にかまいたくなったのだ。もしかすればそれには決められたルールを破る事に対する反抗心というものもあったのかもしれない。
秀明は少年の手首を掴むと少年に向かって真っ直ぐな裏のない純粋な笑みを浮かべて言った。
「じゃあ、遊びに行こうぜ」
「遊びにって、ぼくこれから塾にーー」
「一日ぐらい平気さッ!オレが決めたんだッ!行こう!行こう!」
彼はワンマン社長特有の強引感を出して、少年を連れ回す事にしたのであった。夕方から遊びに行ける場所など限られているのだが、それでも夢中になって共に遊んでいるうちに少年も笑顔を見せてくれるようになった。
特に秀明に至っては自身の名前を教えるほどにその少年が好きになっていた。
秀明の子供の認識というのは変に捻くれていたり、可愛げのないかの二択であったが、こんな純真で真っ直ぐな可愛らしい天使の様なガキがいるなんて思いもしなかったからだ。
秀明に連れられて夢中になって遊ぶ少年の姿はそれくらい可愛らしかった。
残金は大きく減ったが、彼からすればそんな事は些細なものでしかなかった。
それで最期の時間になり、大手レストランで夕食を摂っていた時だ。
少年の持っていたガラパゴスと揶揄される大きな携帯電話が鳴り響く。
少年がそれを取ろうとするのを俺が押し留めた。
「やめときなって、今出たらうるせーぞ。なんせお前はおれに誘拐されたも同然の身分なんだからな」
秀明の冗談とも本気とも言えない言動に少年が苦笑する。
その顔を見て自然と秀明の顔も綻ぶ。
やはり子供ってのは呑気に笑って遊んでる姿が一番似合ってる。
俺も子供の頃はあんな風に無邪気に遊んだものよ。
秀明は自身の過去を回顧しながら首を縦に動かす。
「あの、どうしたんですか?」
秀明はこの時に自分の表情が沈んでいた事に気がつく。慌ててこの少年と視線を合わせて無理矢理に笑顔を作り出す。
だが少年は先程の件が尾を引いたらしい。秀明に向ける笑顔も何処か余所余所しいものになっている。
そんな顔が見えたからこそ秀明は敢えて笑顔を作って少年に言った。
「なんでもねぇよ、だから、さっさとそこにあるデザートを食いな」
「でも、二本松さんには今日散々お世話になったのにこれ以上はーー」
「いいんだよ。ガキってのは大人を食い物にして大きくなるもんなんだよ。俺だって幼い頃はお袋におもちゃをねだってたし、一日遊びに連れて行ってもらった事もあるぜ」
「でもーー」
「心配すんなよッ!オレは『ギンガ』の社長だぜ!お前の分の代金くらい払ってやるよ」
秀明が懐を思いっきり叩くと、それに釣られて少年も可愛らしく笑う。
秀明からすれば可愛らしい女性以外でこんなに深く付き合ったのはこの少年が初めての事であった。なんとも珍しい事もあったものだ。
秀明は苦笑しながら目の前でデザートを頬張る少年を見つめる。
途端に秀明の中に余計な思いが浮かんでいく。自分の父親は自分の母親を孕ませた癖に後になって責任も取らずに別の女性と結婚しているのだ。
しかも、その女に産ませた子供が今現在自分を悩ませている妹の真紀子なのだ。腹が立って仕方がない。
秀明はこの時に『真紀子』という単語からある事を思い出す。それはパーティーに参加した際にその真紀子本人が漏らした言葉にあった。真紀子の話によれば二人はとても仲睦まじかったそうだ。
二人は交通事故で死んでしまっていた。これでは損害賠償を取る事もできまい。
秀明は慌てて首を横に振ってそんな余計な考えを捨て去ろうとしたが、余計な事を考えれば考えるほどに変な妄想は広がっていき、収集がつかなくなっていく。
挙句の果てには目の前でデザートを食べている少年がもし真紀子の言う母親違いの弟である『志恩』だったらという妄想までもが出てきたのだ。
いくらなんでもあり得ない。秀明が慌てて首を横に振ってその考えを否定した時だ。ふと彼の両耳に金属と金属とがぶつかり合う際に生じる協和音が鳴り響いていく。打ち付ける時の独特の音はどうも耳が頭から離れない。
秀明が頭を抑えていると、慌てて向かい側の少年が立ち上がって秀明の元へと向かってくる。
秀明が手で追い払おうとしても手がいう事を聞かない。頭を抱えたまま離れないのだ。頭が割れるように痛い。そう感じた時だ。不意に秀明の脳裏に妙な男の声が響き渡っていく。朧げな意識の中でも秀明はハッキリと低い男の声を聞いた。
よくは聞こえなかったのだが、それはまるで何かの戦いを煽るような言葉であった。
もし、昨日大学に現れた真紀子が言った悪魔の力があるのならば今現在自身を悩ませている母親違いの妹を殺して将来の不安を取り除けるのではないか。
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秀明はベンチから立ち上がるといじめをおこなっていた人たちを追っ払い見知らぬ少年を救い出した。
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秀明は慌てて散らばった教材やら教科書やらを拾っている少年の姿を眺めながらそんな事を考えていると、少年は先程までの陰気な表情とは打って変わり太陽のような眩しい笑顔を浮かべて言った。
「助けてくれてありがとうございます!その……あの……さっきの目ッ!とても格好よかったです」
純粋無垢な目を向けられてそう褒められれば、秀明としても不器用な笑顔を浮かべながら頷いてしまう。
同時に彼の心の中に針のような罪悪感が湧き起こった事に気が付く。
自身は大きな会社を経営しているが、その傍らで同業者を幾つも葬ってきたし、今だって腹違いの妹に脅されていかがわしいパーティーに出席させられ、そこで薬をもられてしまっている。
そんな自分が「カッコいい」などと褒められていいのだろうか……。
秀明はこめかみに手を当てると慌ててその考えを消して、首を真横に振っていくのである。
こうする事で秀明は自身の罪が忘れ去られると思ったのだ。
だが、困った事に人間というのは思い出したくもない事ほど思い出してしまうものである。頭の中に思い浮かぶのは薬や快楽によって狂った笑いを浮かべる女たちと服こそ身綺麗であるものの豚みたいな男どもが繰り出す狂気の演舞。
そしてその光景を見てワイングラスを片手に笑う腹違いの妹の顔が思い浮かぶ。
ちくしょう。ちくしょう。俺という男はなんなんだよ!クソ、消えちまえ!こんな記憶消えちまえ!クソッタレ!
秀明は心の中で叫んだ。今すぐにでも自身の頭をかち割って忌まわしい記憶を全て消し去りたい気持ちであった。
「あの、大丈夫ですか?」
その声を聞いて秀明は忌まわしい過去の記憶から今現在の世界に帰還する事ができた。
そのまま背後を振り返るとそこには心配そうに見つめる先程の少年の顔が見えた。
「あ、いや……なんでもない。坊主は心配すんなよ」
「でも」
「それより帰らなくていいのか?もう夕方だぜ」
「……これから塾なんです」
「塾だと?お前まだ小学生だよな?それなのに塾なんて行ってんのか?」
秀明はこの少年の言葉が信じられなかった。秀明にとって小学生といえば日頃から遊び呆けてて、不安な事はなんでも親が肩代わりしてくれるような年齢の子供だったのだ。
そう考えた瞬間に秀明はある思いに駆られた。それは目の前にいる少年を救うというものである。無性にかまいたくなったのだ。もしかすればそれには決められたルールを破る事に対する反抗心というものもあったのかもしれない。
秀明は少年の手首を掴むと少年に向かって真っ直ぐな裏のない純粋な笑みを浮かべて言った。
「じゃあ、遊びに行こうぜ」
「遊びにって、ぼくこれから塾にーー」
「一日ぐらい平気さッ!オレが決めたんだッ!行こう!行こう!」
彼はワンマン社長特有の強引感を出して、少年を連れ回す事にしたのであった。夕方から遊びに行ける場所など限られているのだが、それでも夢中になって共に遊んでいるうちに少年も笑顔を見せてくれるようになった。
特に秀明に至っては自身の名前を教えるほどにその少年が好きになっていた。
秀明の子供の認識というのは変に捻くれていたり、可愛げのないかの二択であったが、こんな純真で真っ直ぐな可愛らしい天使の様なガキがいるなんて思いもしなかったからだ。
秀明に連れられて夢中になって遊ぶ少年の姿はそれくらい可愛らしかった。
残金は大きく減ったが、彼からすればそんな事は些細なものでしかなかった。
それで最期の時間になり、大手レストランで夕食を摂っていた時だ。
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少年がそれを取ろうとするのを俺が押し留めた。
「やめときなって、今出たらうるせーぞ。なんせお前はおれに誘拐されたも同然の身分なんだからな」
秀明の冗談とも本気とも言えない言動に少年が苦笑する。
その顔を見て自然と秀明の顔も綻ぶ。
やはり子供ってのは呑気に笑って遊んでる姿が一番似合ってる。
俺も子供の頃はあんな風に無邪気に遊んだものよ。
秀明は自身の過去を回顧しながら首を縦に動かす。
「あの、どうしたんですか?」
秀明はこの時に自分の表情が沈んでいた事に気がつく。慌ててこの少年と視線を合わせて無理矢理に笑顔を作り出す。
だが少年は先程の件が尾を引いたらしい。秀明に向ける笑顔も何処か余所余所しいものになっている。
そんな顔が見えたからこそ秀明は敢えて笑顔を作って少年に言った。
「なんでもねぇよ、だから、さっさとそこにあるデザートを食いな」
「でも、二本松さんには今日散々お世話になったのにこれ以上はーー」
「いいんだよ。ガキってのは大人を食い物にして大きくなるもんなんだよ。俺だって幼い頃はお袋におもちゃをねだってたし、一日遊びに連れて行ってもらった事もあるぜ」
「でもーー」
「心配すんなよッ!オレは『ギンガ』の社長だぜ!お前の分の代金くらい払ってやるよ」
秀明が懐を思いっきり叩くと、それに釣られて少年も可愛らしく笑う。
秀明からすれば可愛らしい女性以外でこんなに深く付き合ったのはこの少年が初めての事であった。なんとも珍しい事もあったものだ。
秀明は苦笑しながら目の前でデザートを頬張る少年を見つめる。
途端に秀明の中に余計な思いが浮かんでいく。自分の父親は自分の母親を孕ませた癖に後になって責任も取らずに別の女性と結婚しているのだ。
しかも、その女に産ませた子供が今現在自分を悩ませている妹の真紀子なのだ。腹が立って仕方がない。
秀明はこの時に『真紀子』という単語からある事を思い出す。それはパーティーに参加した際にその真紀子本人が漏らした言葉にあった。真紀子の話によれば二人はとても仲睦まじかったそうだ。
二人は交通事故で死んでしまっていた。これでは損害賠償を取る事もできまい。
秀明は慌てて首を横に振ってそんな余計な考えを捨て去ろうとしたが、余計な事を考えれば考えるほどに変な妄想は広がっていき、収集がつかなくなっていく。
挙句の果てには目の前でデザートを食べている少年がもし真紀子の言う母親違いの弟である『志恩』だったらという妄想までもが出てきたのだ。
いくらなんでもあり得ない。秀明が慌てて首を横に振ってその考えを否定した時だ。ふと彼の両耳に金属と金属とがぶつかり合う際に生じる協和音が鳴り響いていく。打ち付ける時の独特の音はどうも耳が頭から離れない。
秀明が頭を抑えていると、慌てて向かい側の少年が立ち上がって秀明の元へと向かってくる。
秀明が手で追い払おうとしても手がいう事を聞かない。頭を抱えたまま離れないのだ。頭が割れるように痛い。そう感じた時だ。不意に秀明の脳裏に妙な男の声が響き渡っていく。朧げな意識の中でも秀明はハッキリと低い男の声を聞いた。
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