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前線侯は恋をする
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「しかし、あなたのお子様は大したお子様だ。幼少の身であるにも関わらず、魔法使いの目論みを看破なされるとは」
「……ええ、私のような者には出過ぎた娘だと思っております」
アイリーンは差し出された茶を置き、自身の向かい側に座るドナルドに向かって話していく。
証拠となった竜の角笛は今自分の横で小さな手を使いながら菓子を食べる娘の姿がなければ発見する事ができなかっただろう。
将来が楽しみだと思うのは親の贔屓目故だろうか。
そんな事を考えていると、ドナルドが不意に彼女に向かって言った。
「……先日の事情はあれども、表向きは帝国と王国とは今は友好関係にある。その過程でバザーなども開かれる故に、よければ、その…バザーに参加してもらえぬだろうか?」
「わ、私が?」
「ええ、ちょうど、バザーを視察しに向かう予定もありので、よければ、ご一緒にという事で」
アイリーンはその提案を聞いて暫くの間、椅子に座って考え込む。
これから、娘は更に大きくなるだろう。教育のために子供用の本なりを今のうちに買い与えておくのもいいかもしれない。
彼女がそう考えたのも無理はない。
そればかりではない。彼女自身もかつての父の盟友に悪くない感情を持ち始めてきている。
小型竜の騒動の解決のために奔走したのが彼女とドナルド前線侯との絆をより一層強めていったのかもしれない。
そう考えた時にアイリーンとドナルドとの目が合わさっていく。
「わかりました。閣下のお買い物に付き合えばよろしいのですね?」
「ふっ、まぁ、そういう事だ。バザーには多くの珍しいものが出ておるぞ。それに、今回はあのリチャードなる魔法使いの暴走という事もあり、向こうの使節がわざわざオレの元においでくださるそうだ」
あの事件は国を揺るがす大事件であったのにも関わらず、犯行は全てリチャード・マーリンなる魔法使いの暴走であると帝国は片付けている。
帝国がそう主張した以上は事を荒立てなくない前線侯としてはそう受理せざるを得ない。
リチャードが呼び出したとされる小型の竜は後日に角笛で呼ばれ、軍や冒険者の力を駆使されて一気に処理された。
リチャードは今は屋敷の奥の部屋に幽閉されている。近い将来に王都の警察署にでも引き渡されるだろう。
納得ができぬのは侯爵の盟友であるロベルト・ソルブレクト伯爵や配下の者たちであった。
帝国に抗議の声を寄せるべしの声が侯爵の元に寄せられたそうであるが、関係悪化を恐れた侯爵はその声を一蹴した。
また、この動きを感じ取ったのか、はたまた帝国側も一切の弁明をしないのは後が良くないと感じたのか、今度の交流バザールの際に使節を遣わして被害に遭った侯爵やその領に住まう人々に見舞いの品を渡す約束を取り付けたのである。
これ程までに最適な示談の条件はあるまい。侯爵は帝国の提示した妥協案を飲む事にした。
長い騒動の休養がてらに友好並びに謝罪のバザールにカンタベルト母娘を誘ったのも無理はあるまい。
例え王国が追討の命を出していたとしても、侯爵領ならば匿える。
彼はそう踏んでいた。だから、こうして大胆にもカンタベルト母娘を誘っているのだろう。
それを察したのかアイリーンは前線侯に向かって凛とした声で告げた。
「ただし、王国の追手の件もあります故、私とこの子はバザールを半日で終えた後に閣下の御領地を去ろうかと考えております」
「……仕方があるまい」
侯爵は大きな溜息を吐いてから、アイリーンの申し出を受け入れるのであった。
さて、翌日のバザールであるが、前線の地とは思えぬほどの盛況を見せていた。
普段は物静かな街もこの日ばかりは王都のような盛況な街へと顔を変えるのであろう。
見ていて愉快である。特にシャルロッテは初めて触れる異国の文化まであり、その目を夜空に瞬く星のように輝かせていた。
母の押す乳母車から降り、その足で自らバザールを見て回っていた。
綺麗なガラス細工の装飾品。見た事もない動物を模した置物。
小綺麗な装飾が施された大きな本。
彼女にとってはバザールに売られている品々の一つ一つが宝箱の中身の宝石のように思えて仕方ないのだろう。
無邪気な声を上げ、シャルロッテは一つのおもちゃを手に取る。
「ご主人、これは?」
「あぁ、東の果てから伝わったとされる竹の笛だよ。子供のおもちゃにも最適の品だよ。買っていくかい?」
「ええ、一つお願いします」
アイリーンが懐に用意していた財布を取り出そうとした時だ。その前にドナルドがそのおもちゃの代金を支払う。
シャルロッテはそれが気に入ったのか、歩きながら何度も竹の笛を吹いていく。
「ありがとうございます。閣下、まさか、あなた様に物を買っていただけるとは……」
「いいえ、あなたには我が領土を……いや、我が国を救っていただいた。これは私からの個人的なお礼だと思っていただきたい。もっともささやかすぎる礼ではありますが……」
と、話す二人の間に無邪気な笑顔を浮かべたシャルロッテが間に入りこむ。
側から見れば、今の二人の姿は親子のそれに見えるのかもしれない。
ドナルドは満更でもなさそうで、頬を赤らめていた。
「シャルロッテも喜んでくれて何よりだ。だが惜しむべきはあなたがこのバザールが終わる前に我が領土を去ってしまう事だろう」
「ええ、残念ですが仕方ありませんね」
「私はエリスなど恐れんッ!例えオークどもが迫ろうとも、金で雇ったゴブリンどもの大編成が来ようとも守ってみせようッ!だからあなたさえよければ、我が領土にーー」
ドナルドが最後まで言い切る前に、部下と思われる鎧姿の男が彼の前に跪く。
「閣下、帝国の使節とお会いするお時間でございます」
「残念だ。では、またご機会があれば。お会い致そう。お元気で」
ドナルドは彼に連れられて使節の元へと向かっていく。
名残惜しそうにその背中を見守るシャルロッテの姿が印象的であった。
「シャルロッテ、行きましょうか?」
その問い掛けに対し、シャルロッテは黙って首を横に振る。
そして、黙って母のズボンの裾を握り締めていく。
娘の気持ちがわかるとばかりに彼女は何も言わずに乳母車を押して、それまで来た道を引き返していく。
その途中に目に止まったのは一冊の本。
それは、王国と帝国の神話や童話とが一編に纏められた児童書である。
アイリーンはそれを躊躇う事なく購入した。
侯爵領を出た後、アイリーンは道端の木の下でその本を開いて娘へと読み聞かせを行なっていく。
児童書の最後の方に記載されている魔女と林檎の話になった時だ。母娘の前に二つの影が差す。
「姉上、まだこんなところにおられたのですか?」
「あんた、自分の立場わかってる?もうじき、オークの軍団が迫ってくるかもしれないんだよ。何を呑気に本なんか読んでるの?」
異母妹の指摘は尤もである。のんびりと本など読んでいる場合ではないだろう。
その指摘に対し、彼女は淡々とした口調で答えた。
「確かにそうです。追われている身でありながらこんなところで立ち止まるのはあまりよい選択とは言えますまい。それでも私は読んであげたかったんです。この子に」
アイリーンの言い分としてはあの本はもしかしたのならば、先程のドナルドと共に長椅子の上で読んでいたかもしれないという事なのだ。
だが、二人はあえてその道を外れた。
今読んでいるのはその事を寂しがるシャルロッテへの埋め合わせのようなものだという。
「……前線で苦労なされておられるあの方をこれ以上の災厄に巻き込むわけにはいきませぬ故」
彼女はそう言って、視線を下に落とす。
恐らく、アイリーンとしてもドナルドを悪くないとは思っていたのだろう。
だからこそ、領土を離れていったのだろう。
そう語るアイリーンの表情に翳りが見えたのをオスカーは見落とさなかった。
父の盟友であった青年と過ごした時間は姉の復讐という心を鈍らせる程に影響を与えてたのだろうか。
もし、そうだとするのなら、彼は彼女の人生に何かを考えさせるために方針のような存在であるのかもしれない。
そう考えた瞬間にオスカーはカンタベルト一族がギャビン前線侯と再会する未来を神が約束していると信じて疑わなくなっていた。
「……ええ、私のような者には出過ぎた娘だと思っております」
アイリーンは差し出された茶を置き、自身の向かい側に座るドナルドに向かって話していく。
証拠となった竜の角笛は今自分の横で小さな手を使いながら菓子を食べる娘の姿がなければ発見する事ができなかっただろう。
将来が楽しみだと思うのは親の贔屓目故だろうか。
そんな事を考えていると、ドナルドが不意に彼女に向かって言った。
「……先日の事情はあれども、表向きは帝国と王国とは今は友好関係にある。その過程でバザーなども開かれる故に、よければ、その…バザーに参加してもらえぬだろうか?」
「わ、私が?」
「ええ、ちょうど、バザーを視察しに向かう予定もありので、よければ、ご一緒にという事で」
アイリーンはその提案を聞いて暫くの間、椅子に座って考え込む。
これから、娘は更に大きくなるだろう。教育のために子供用の本なりを今のうちに買い与えておくのもいいかもしれない。
彼女がそう考えたのも無理はない。
そればかりではない。彼女自身もかつての父の盟友に悪くない感情を持ち始めてきている。
小型竜の騒動の解決のために奔走したのが彼女とドナルド前線侯との絆をより一層強めていったのかもしれない。
そう考えた時にアイリーンとドナルドとの目が合わさっていく。
「わかりました。閣下のお買い物に付き合えばよろしいのですね?」
「ふっ、まぁ、そういう事だ。バザーには多くの珍しいものが出ておるぞ。それに、今回はあのリチャードなる魔法使いの暴走という事もあり、向こうの使節がわざわざオレの元においでくださるそうだ」
あの事件は国を揺るがす大事件であったのにも関わらず、犯行は全てリチャード・マーリンなる魔法使いの暴走であると帝国は片付けている。
帝国がそう主張した以上は事を荒立てなくない前線侯としてはそう受理せざるを得ない。
リチャードが呼び出したとされる小型の竜は後日に角笛で呼ばれ、軍や冒険者の力を駆使されて一気に処理された。
リチャードは今は屋敷の奥の部屋に幽閉されている。近い将来に王都の警察署にでも引き渡されるだろう。
納得ができぬのは侯爵の盟友であるロベルト・ソルブレクト伯爵や配下の者たちであった。
帝国に抗議の声を寄せるべしの声が侯爵の元に寄せられたそうであるが、関係悪化を恐れた侯爵はその声を一蹴した。
また、この動きを感じ取ったのか、はたまた帝国側も一切の弁明をしないのは後が良くないと感じたのか、今度の交流バザールの際に使節を遣わして被害に遭った侯爵やその領に住まう人々に見舞いの品を渡す約束を取り付けたのである。
これ程までに最適な示談の条件はあるまい。侯爵は帝国の提示した妥協案を飲む事にした。
長い騒動の休養がてらに友好並びに謝罪のバザールにカンタベルト母娘を誘ったのも無理はあるまい。
例え王国が追討の命を出していたとしても、侯爵領ならば匿える。
彼はそう踏んでいた。だから、こうして大胆にもカンタベルト母娘を誘っているのだろう。
それを察したのかアイリーンは前線侯に向かって凛とした声で告げた。
「ただし、王国の追手の件もあります故、私とこの子はバザールを半日で終えた後に閣下の御領地を去ろうかと考えております」
「……仕方があるまい」
侯爵は大きな溜息を吐いてから、アイリーンの申し出を受け入れるのであった。
さて、翌日のバザールであるが、前線の地とは思えぬほどの盛況を見せていた。
普段は物静かな街もこの日ばかりは王都のような盛況な街へと顔を変えるのであろう。
見ていて愉快である。特にシャルロッテは初めて触れる異国の文化まであり、その目を夜空に瞬く星のように輝かせていた。
母の押す乳母車から降り、その足で自らバザールを見て回っていた。
綺麗なガラス細工の装飾品。見た事もない動物を模した置物。
小綺麗な装飾が施された大きな本。
彼女にとってはバザールに売られている品々の一つ一つが宝箱の中身の宝石のように思えて仕方ないのだろう。
無邪気な声を上げ、シャルロッテは一つのおもちゃを手に取る。
「ご主人、これは?」
「あぁ、東の果てから伝わったとされる竹の笛だよ。子供のおもちゃにも最適の品だよ。買っていくかい?」
「ええ、一つお願いします」
アイリーンが懐に用意していた財布を取り出そうとした時だ。その前にドナルドがそのおもちゃの代金を支払う。
シャルロッテはそれが気に入ったのか、歩きながら何度も竹の笛を吹いていく。
「ありがとうございます。閣下、まさか、あなた様に物を買っていただけるとは……」
「いいえ、あなたには我が領土を……いや、我が国を救っていただいた。これは私からの個人的なお礼だと思っていただきたい。もっともささやかすぎる礼ではありますが……」
と、話す二人の間に無邪気な笑顔を浮かべたシャルロッテが間に入りこむ。
側から見れば、今の二人の姿は親子のそれに見えるのかもしれない。
ドナルドは満更でもなさそうで、頬を赤らめていた。
「シャルロッテも喜んでくれて何よりだ。だが惜しむべきはあなたがこのバザールが終わる前に我が領土を去ってしまう事だろう」
「ええ、残念ですが仕方ありませんね」
「私はエリスなど恐れんッ!例えオークどもが迫ろうとも、金で雇ったゴブリンどもの大編成が来ようとも守ってみせようッ!だからあなたさえよければ、我が領土にーー」
ドナルドが最後まで言い切る前に、部下と思われる鎧姿の男が彼の前に跪く。
「閣下、帝国の使節とお会いするお時間でございます」
「残念だ。では、またご機会があれば。お会い致そう。お元気で」
ドナルドは彼に連れられて使節の元へと向かっていく。
名残惜しそうにその背中を見守るシャルロッテの姿が印象的であった。
「シャルロッテ、行きましょうか?」
その問い掛けに対し、シャルロッテは黙って首を横に振る。
そして、黙って母のズボンの裾を握り締めていく。
娘の気持ちがわかるとばかりに彼女は何も言わずに乳母車を押して、それまで来た道を引き返していく。
その途中に目に止まったのは一冊の本。
それは、王国と帝国の神話や童話とが一編に纏められた児童書である。
アイリーンはそれを躊躇う事なく購入した。
侯爵領を出た後、アイリーンは道端の木の下でその本を開いて娘へと読み聞かせを行なっていく。
児童書の最後の方に記載されている魔女と林檎の話になった時だ。母娘の前に二つの影が差す。
「姉上、まだこんなところにおられたのですか?」
「あんた、自分の立場わかってる?もうじき、オークの軍団が迫ってくるかもしれないんだよ。何を呑気に本なんか読んでるの?」
異母妹の指摘は尤もである。のんびりと本など読んでいる場合ではないだろう。
その指摘に対し、彼女は淡々とした口調で答えた。
「確かにそうです。追われている身でありながらこんなところで立ち止まるのはあまりよい選択とは言えますまい。それでも私は読んであげたかったんです。この子に」
アイリーンの言い分としてはあの本はもしかしたのならば、先程のドナルドと共に長椅子の上で読んでいたかもしれないという事なのだ。
だが、二人はあえてその道を外れた。
今読んでいるのはその事を寂しがるシャルロッテへの埋め合わせのようなものだという。
「……前線で苦労なされておられるあの方をこれ以上の災厄に巻き込むわけにはいきませぬ故」
彼女はそう言って、視線を下に落とす。
恐らく、アイリーンとしてもドナルドを悪くないとは思っていたのだろう。
だからこそ、領土を離れていったのだろう。
そう語るアイリーンの表情に翳りが見えたのをオスカーは見落とさなかった。
父の盟友であった青年と過ごした時間は姉の復讐という心を鈍らせる程に影響を与えてたのだろうか。
もし、そうだとするのなら、彼は彼女の人生に何かを考えさせるために方針のような存在であるのかもしれない。
そう考えた瞬間にオスカーはカンタベルト一族がギャビン前線侯と再会する未来を神が約束していると信じて疑わなくなっていた。
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