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天楼牛車決戦編
追い詰められる玉藻紅葉
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「……悪いが、もう限界だ。我が家から出て行ってくれんかね」
男は無機質な声で告げた。
「ねぇ、父様。どうしてそんな事を仰るの悲しいわ」
彼女は実の父親ではない。養父の黒色の紋服に緑色の着物を着た男性を上目遣い、媚びる様な両目で見つめる。
だが、彼は厳格と威厳を持ってそれを叱責する。
「黙れ!貴様の正体はとっくの昔に分かっているんだッ!いい加減にしたら、どうだ!?深雪……いや、玉藻紅葉!」
その言葉を聞いてそれまで塩らしくしていた少女は突然、顔を上げて両目を尖らせて養父を睨む。
「……お父様が何を仰っておられるのかはよく分かりませんが、この私に出て行けというのはそれ相応の証拠を持ってして言うのでしょうね?」
「息子から聞いた情報だ。間違いはない。それに、たまにお前部屋からよく分からない翼の音が聞こえるが、あれはなんだ?鳩か?インコか?いいや、あれこそが異様なる怪物の正体そのものだろう。お前は稀にこの部屋で配下の怪物と連絡を取り、対魔師を殺す様に指示を出していた。そうだろう!?紅葉!?」
深雪はいや、紅葉は黙って下を向く。養父は改めて深雪というかつては自身が寵愛した養子の娘を見つめていく。
よくよく見れば、この女は異常。全体から発せられる妖艶な風貌と清楚な外見で思わず二度見をしたくなる程の美しい顔に、小さな子供にしては膨らんだ胸や臀部に惑わされて彼の目は曇ってしまったに違いない。
極め付けはいつものあの媚びる様な態度に表情。明らかに不自然。
子供のそれとは到底思えない。彼は今は対魔師と学生を兼ねていると述べる息子から話を聞き、彼女を観察し、部屋の扉に耳を立てて、部屋の中の彼女の行動を観察したのだ。
稀に夜中、彼女が寝静まった後に部屋の扉を開ける時があったのだ。
その時に用意した寝台の中に彼女の姿がない事、そして、稀に部屋の中から聞こえる罵声に彼は不信感を募らせていく。
そして、今日、また聞き耳を立てていたら、罵声が聞こえたので弾劾し、これまでの悪行を晒した後に、彼女に絶縁を突き付けたのだ。
念のために、部屋に登る階段の段差にはピストルを忍ばせた腕利きの用心棒二名を用意させている。
加えて、一階の応接室には何人かの対魔師が万が一の事態に備えて待機している。
磐石の姿勢。完璧な中世ヨーロッパ時代の要塞。これらの言葉が彼の頭の中を過っていく。
これならば、万が一に彼女が妙な態度に振り切ったとしても対応できるはずだ。
彼は勇気を振り絞って叫ぶ。
「早く出ていきたまえ!私の気を変えぬうちにな!」
彼女はそれを聞くと、黙って自分の元に現れて、肌を触っていく。
肌を触る彼女の手は冷たい。それでいて、手は磁気の様に綺麗だ。何回か、手を肌の上で滑らせ後に、彼女は不意に両頬をつねって、
「ねぇ、お義父様。この世にはね、知らなくて良い事もございましてよ。まぁ、来世では……いえ、お義父様は死後は恐らく地獄に行くでしょうから、地獄です罰を受けた後に転生する時に覚えておいてくださいね。では、さようなら」
紅葉は彼の耳元で誘う様に妖艶な声で囁くと、素手で彼の首を引っこ抜き、地面の上に落としていく。
地面の上に落ちた首を彼女は蹴って、階段の下に控えている用心棒たちに向かって差し出す。
それを見た用心棒たちは慌ててピストルを構えて彼女を撃ち殺そうとするものの、その前に紅葉は背後から出した槍の様に鋭く針の糸よりも細い糸のついた武器で彼らを串刺しにしていく。
それが終わると、優雅に階段を降りていき、一階の応接室に足を踏み入れる。
すると、そこには巨大な槍斧を動かして対魔師たちの首を落とす妹の姿。
彼女は心底から楽しいと言わんばかりの笑顔で対魔師の人間を殺している。応接室は赤い色のペンキをぶち撒けたかの様に赤く染めて、部屋の中を血の湯船へと変えている。
彼女は一通り、死体を処分し終えると、階段を降りてきた姉に向かって微笑む。
普通の人間から見れば、黒いドレスを赤いドレスに染めるくらいに血を流した女性など恐怖の対象でしかないだろう。
加えて、顔にも飛び血が付いているのなら尚更に恐怖感をそそられるだろう。
だが、彼女は、妖鬼の総大将にしてかつて滅びた神権政治国家の女王を司った女は違う。
顔に悪魔のような残酷な笑みを浮かべて、実の妹のその働きぶりを賛美していく。
「流石は姑獲鳥……私の妹だわ」
「お褒め頂き、光栄ですわぁ。姉様ぁ」
彼女はそう言うと丁寧に頭を下げる。
同時に彼女は槍斧を担いで、彼女の元へと向かう。
「この家に待機していた対魔師の連中の皆殺しに完了しました。姉様、次の指示を……」
「……討滅寮の情報はあるの?」
「討滅寮の情報はおおくが贋作。こちらを撹乱するための偽の情報であるという事が判明して、役に立ちませんでしたが、我々は今回、重要な協力者を用意しましたので」
そう言うと、姑獲鳥は手を強く叩く。彼女が手を叩くのと同時に二人の目の前に見知った、それもかつては苦手にしていた女が姿を表す。
「玉藻様、何なりとご命令を」
その言葉に彼女は思わず恐怖を覚えてしまう。何故ならば、この女は自分の手下を何体も倒した忌々しい対魔師の上位。
紋章使いの氷堂冴子であったからだ。
彼女は当然、目を見開いたが、直ぐに複雑な笑みを浮かべて、
「本当に寝返ったという事なのよね?なら、こいつの証言を信用してもいいって事なのよね?」
「ええ、姉様ぁ、彼女は私が助けてやったんです。臭くてぇ~暗いぃ~監獄の中からねぇ……そりゃあ、もう彼女は喜んで妖鬼になってくれましたよぉ~ねぇ?」
姑獲鳥の指摘に冴子は当然です、と言わんばかりの堂々とした表情で頭を下げる。
「勿論です。私は姑獲鳥様に自由を与えられ、強大な力を与えられました。それまでの私に比べて、なんと愚かだったのでしょう。私は必ず、討滅寮へ……私を助けてくれなかった連中の元にあなた様をお導きする事を約束致しましょう」
彼女の言葉を聞いて微笑む紅葉。
彼女は冴子に人差し指を突き付けて、低い声、冷徹な瞳で睨みながら言った。
「対魔師の連中を殺しなさい。そして、征魔大将軍の首を私の元に持ってくるのよ。そうすれば、あなたを24魔将の上位に加えてやるわ」
冴子はそれを聞いて心底、嬉しいと言わんばかりの表情を浮かべる。
もう、その顔には対魔師としての責任感に満ちた人間の氷堂冴子の顔はなかった。
男は無機質な声で告げた。
「ねぇ、父様。どうしてそんな事を仰るの悲しいわ」
彼女は実の父親ではない。養父の黒色の紋服に緑色の着物を着た男性を上目遣い、媚びる様な両目で見つめる。
だが、彼は厳格と威厳を持ってそれを叱責する。
「黙れ!貴様の正体はとっくの昔に分かっているんだッ!いい加減にしたら、どうだ!?深雪……いや、玉藻紅葉!」
その言葉を聞いてそれまで塩らしくしていた少女は突然、顔を上げて両目を尖らせて養父を睨む。
「……お父様が何を仰っておられるのかはよく分かりませんが、この私に出て行けというのはそれ相応の証拠を持ってして言うのでしょうね?」
「息子から聞いた情報だ。間違いはない。それに、たまにお前部屋からよく分からない翼の音が聞こえるが、あれはなんだ?鳩か?インコか?いいや、あれこそが異様なる怪物の正体そのものだろう。お前は稀にこの部屋で配下の怪物と連絡を取り、対魔師を殺す様に指示を出していた。そうだろう!?紅葉!?」
深雪はいや、紅葉は黙って下を向く。養父は改めて深雪というかつては自身が寵愛した養子の娘を見つめていく。
よくよく見れば、この女は異常。全体から発せられる妖艶な風貌と清楚な外見で思わず二度見をしたくなる程の美しい顔に、小さな子供にしては膨らんだ胸や臀部に惑わされて彼の目は曇ってしまったに違いない。
極め付けはいつものあの媚びる様な態度に表情。明らかに不自然。
子供のそれとは到底思えない。彼は今は対魔師と学生を兼ねていると述べる息子から話を聞き、彼女を観察し、部屋の扉に耳を立てて、部屋の中の彼女の行動を観察したのだ。
稀に夜中、彼女が寝静まった後に部屋の扉を開ける時があったのだ。
その時に用意した寝台の中に彼女の姿がない事、そして、稀に部屋の中から聞こえる罵声に彼は不信感を募らせていく。
そして、今日、また聞き耳を立てていたら、罵声が聞こえたので弾劾し、これまでの悪行を晒した後に、彼女に絶縁を突き付けたのだ。
念のために、部屋に登る階段の段差にはピストルを忍ばせた腕利きの用心棒二名を用意させている。
加えて、一階の応接室には何人かの対魔師が万が一の事態に備えて待機している。
磐石の姿勢。完璧な中世ヨーロッパ時代の要塞。これらの言葉が彼の頭の中を過っていく。
これならば、万が一に彼女が妙な態度に振り切ったとしても対応できるはずだ。
彼は勇気を振り絞って叫ぶ。
「早く出ていきたまえ!私の気を変えぬうちにな!」
彼女はそれを聞くと、黙って自分の元に現れて、肌を触っていく。
肌を触る彼女の手は冷たい。それでいて、手は磁気の様に綺麗だ。何回か、手を肌の上で滑らせ後に、彼女は不意に両頬をつねって、
「ねぇ、お義父様。この世にはね、知らなくて良い事もございましてよ。まぁ、来世では……いえ、お義父様は死後は恐らく地獄に行くでしょうから、地獄です罰を受けた後に転生する時に覚えておいてくださいね。では、さようなら」
紅葉は彼の耳元で誘う様に妖艶な声で囁くと、素手で彼の首を引っこ抜き、地面の上に落としていく。
地面の上に落ちた首を彼女は蹴って、階段の下に控えている用心棒たちに向かって差し出す。
それを見た用心棒たちは慌ててピストルを構えて彼女を撃ち殺そうとするものの、その前に紅葉は背後から出した槍の様に鋭く針の糸よりも細い糸のついた武器で彼らを串刺しにしていく。
それが終わると、優雅に階段を降りていき、一階の応接室に足を踏み入れる。
すると、そこには巨大な槍斧を動かして対魔師たちの首を落とす妹の姿。
彼女は心底から楽しいと言わんばかりの笑顔で対魔師の人間を殺している。応接室は赤い色のペンキをぶち撒けたかの様に赤く染めて、部屋の中を血の湯船へと変えている。
彼女は一通り、死体を処分し終えると、階段を降りてきた姉に向かって微笑む。
普通の人間から見れば、黒いドレスを赤いドレスに染めるくらいに血を流した女性など恐怖の対象でしかないだろう。
加えて、顔にも飛び血が付いているのなら尚更に恐怖感をそそられるだろう。
だが、彼女は、妖鬼の総大将にしてかつて滅びた神権政治国家の女王を司った女は違う。
顔に悪魔のような残酷な笑みを浮かべて、実の妹のその働きぶりを賛美していく。
「流石は姑獲鳥……私の妹だわ」
「お褒め頂き、光栄ですわぁ。姉様ぁ」
彼女はそう言うと丁寧に頭を下げる。
同時に彼女は槍斧を担いで、彼女の元へと向かう。
「この家に待機していた対魔師の連中の皆殺しに完了しました。姉様、次の指示を……」
「……討滅寮の情報はあるの?」
「討滅寮の情報はおおくが贋作。こちらを撹乱するための偽の情報であるという事が判明して、役に立ちませんでしたが、我々は今回、重要な協力者を用意しましたので」
そう言うと、姑獲鳥は手を強く叩く。彼女が手を叩くのと同時に二人の目の前に見知った、それもかつては苦手にしていた女が姿を表す。
「玉藻様、何なりとご命令を」
その言葉に彼女は思わず恐怖を覚えてしまう。何故ならば、この女は自分の手下を何体も倒した忌々しい対魔師の上位。
紋章使いの氷堂冴子であったからだ。
彼女は当然、目を見開いたが、直ぐに複雑な笑みを浮かべて、
「本当に寝返ったという事なのよね?なら、こいつの証言を信用してもいいって事なのよね?」
「ええ、姉様ぁ、彼女は私が助けてやったんです。臭くてぇ~暗いぃ~監獄の中からねぇ……そりゃあ、もう彼女は喜んで妖鬼になってくれましたよぉ~ねぇ?」
姑獲鳥の指摘に冴子は当然です、と言わんばかりの堂々とした表情で頭を下げる。
「勿論です。私は姑獲鳥様に自由を与えられ、強大な力を与えられました。それまでの私に比べて、なんと愚かだったのでしょう。私は必ず、討滅寮へ……私を助けてくれなかった連中の元にあなた様をお導きする事を約束致しましょう」
彼女の言葉を聞いて微笑む紅葉。
彼女は冴子に人差し指を突き付けて、低い声、冷徹な瞳で睨みながら言った。
「対魔師の連中を殺しなさい。そして、征魔大将軍の首を私の元に持ってくるのよ。そうすれば、あなたを24魔将の上位に加えてやるわ」
冴子はそれを聞いて心底、嬉しいと言わんばかりの表情を浮かべる。
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