56 / 75
第二部 第二章
康永金夢楼・金軍陣幕内・西岳華山(二)
しおりを挟む
「それで、御使者の方々よ。久しく会っておらんが、黄熊殿はご健勝かな? 」
陣幕の中央に設えた床几に腰掛け、左右に近衛兵を従え、甲冑に身を包んだ威風堂々たる男が、跪いていた男たちに声をかけた。
前に3人の道服をまとった男。そのうしろに道士たちよりふたまわりは大きな体の、長い髪を後ろに無造作にまとめ、袖無しの胴着からごりごりとした肩の筋肉をはみ出させた褐色の肌の男。仰せに応じ一斉に伏せていた顔を上げた。いずれも漢人であり、前の3人は服装から道士であることがわかる。後ろの大男はさしずめ道士たちの鏢師であろう。
「ははっ、もったいなきお言葉。主人黄熊、くれぐれも将軍によろしくと申しておりました。お忙しい中時間を取っていただき恐悦至極に存じます。ネメガ将軍におかれましてもご機嫌麗しゅう……」
「ああ、堅苦しい挨拶は抜きにせよ。さっさと本題に入れ」
4人の目の前に居るのは、金軍の重鎮であり、のちに遼国を滅ぼす大活躍をする名将「粘罕」将軍である。
前年、長い間女真族を苦しめてきた遼国の天祚帝《てんそてい》を、金国初代皇帝、太祖「(完顔)阿骨打」が入来山の戦いで大敗させた。
その後病没した兄のアクダの後を継いだ第2代皇帝、太宗「呉乞買」の命を受け、現在天祚帝及び遼国の残党を追撃中なのだ。
「失礼いたしました。私は黄熊さまにお仕えしております礼山道人、後ろに控えしは道士胡亮と道士李静と申します。また後ろに控えし体の大きな男は、黄熊さまの護衛で趙壮と申します。此度参上いたしましたのは、陛下に折り入ってお願いがございましてまかり越しました」
「なんだその願いとは? 」
「実は……我ら3人はもともと燕京の天長観に居た道士なのですが、同じ漢人である宋国の軍隊に理不尽な目に遭い、命まで取られそうになった者たちです。我らの仲間も数多く殺されました。この恨みを少々特殊な手段で晴らしたいと思ったのですが、のちに金国の作戦のお邪魔にならぬよう、前もってお知らせし、ご了解を得られればと思った次第です」
彼ら元天長観の道士が遭った惨劇の背景には、実はこのような社会情勢があった。
ほぼ金軍の功績によって遼国が支配していた燕京が落ちた後、戦後の契約として燕京とその周辺の地域は宋国が手に入れ、替わりに万里の長城以北の住民は金国のものとすることになっていた。
ところが、この契約通りになると、宋軍に投降した元燕京の守備部隊で、大半が遼東地方出身者からなる「常勝軍」という強力な軍隊をも、金軍に引き渡さなければならなくなる。
そこで宋軍は、燕京在住の官僚や富裕階級、職人などを金軍に渡す代わりに、常勝軍を燕京にとめおく計略を立てた。そうすることで燕京内の土地や家屋が手に入り、常勝軍を養うことができるからである。
しかしそうなると北方に連れて行かれた燕京の人々にはたまったものではない。燕京はかなり昔から遼国のものであり、今回も宋国が自力で奪還したわけでもない。その宋軍に売られた形で、住み慣れた燕京から見知らぬ北方の寂しい地域にむりやり移されることになったのだ。
当時、むしろ燕京の人々は金の支配を歓迎していたという。なぜなら強力な金軍が生命や財産を守ってくれるだろうし、何よりも税金が宋国とは比べものにならぬほど安かったからだ。
ところが結果、金軍は燕京の財宝を根こそぎ持ち去り、職人や官僚などの燕京人とともに北方に引き上げていった。その後には、人影が失せ閑散とした町があるばかり。
にもかかわらず、その後燕京に入った宋軍は、歓喜して大祝宴を開き、童貫はこれを功績として大いに褒賞を受けたのである。
北方に拉致された燕京人の中には、途中で張覚なる金国の漢人官僚をそそのかして反乱を起こし、脱走して燕京に戻った者もいる。
だが戻ってみると土地や家屋は常勝軍のものとなっていた。さらに駐留する宋軍もあてにはならず、もとは富裕層だったり、知識人階級や官吏だったはずなのに、乞食に成り下がる者すら多発した。
彼らの怨嗟が、おいしいところだけ取ろうとして、結局しくじってばかりいる宋軍に向けられるのも無理はなかった。
そして今、ネメガの前に跪いている3人こそが、まさに古巣の燕京に戻ってきたのに、宋の軍隊にないがしろにされたことで、宋国に恨みを持った、元燕京の知識人の代表格なのである。
礼山道人が、絞り出すように訴えた。
「ウキマイ陛下の元から逃げた身が言うのも何ですが、我々は古巣の天長観に戻ってみました。金目のものを金国の方々が持ち去った、これはもう致し方ありません。ですが、戻ってみれば後からやって来た宋の兵隊どもが、金目の物が残っていないことに八つ当たりし、天長観を破壊しまくったのです」
続けて胡亮道士も
「戻っても暮らす術がない。にもかかわらず宋軍は我々の所に税金を取り立てにやってくるのです。こんな馬鹿な話がありますか! ・・・・・・力も無いくせに汚い手ばかり使い、無責任に我々に塗炭の苦しみをを味わわせた宋の奴らに目に物見せてやりたい。ただその一心なのです! 」
(ふぅむ、裏切りは好かんが、まあ一応筋道は通っているな……)
ネメガは腕組みをしながら思考を巡らしてから、揺さぶりをかけることにした。
「お主ら、宋を裏切ると申すか? そんな二股膏薬は信頼できんな 」
礼山道人がさらに続けた。
「裏切りとは思っておりません。古来『君、君たらざれば即ち臣、臣たらず』と申します。遼国も金国も、支配していた時、天長観のことを尊重してくださり、廟や我々を冒涜することはありませんでした。ところが宋軍は、尊像は引き倒すわ、糞尿はところかまわず垂れ流すわ、あまつさえ扉や柱をたたき壊し、燃やして暖を取るなどという、神をも恐れぬ乱暴狼藉をはたらいたのです」
李静道士があとを続け
「その状況を見て我々道士一同は、天長観に駐留していた兵士たちに強硬に抗議しました。しかし奴らは、『文句は童貫大尉に言え』と嘯きよったのです。あまりの物言いに堪忍袋の緒が切れた弟子達が、『ならば道教の信仰に篤い帝に直訴しようではないか』と言い始めたのを聞きつけた兵士達が、我々の口封じに斬りかかってきたのです
(醜い……実に醜いのお、宋国のやつらは)
聞いたネメガは、聞こえぬように軽く舌打ちした。
金国こと女真族は、各部族同士の、民族的な団結心が薄かったため遼の属国化していたが、戦闘においては勇猛無比な民族で、「女真は万に満たないが、もし万に満てば敵すべからず」と恐れられていた。
そして何と言っても義理堅い。太祖アクダは、いつまでも来ない宋国に変わって燕京を攻め落とした際に、配下がしきりに「渡してやる必要はない」と訴えたが、「契約だから」と宋軍が到着するまで待ち、到着とともに燕京を明け渡したほどだ。
戦場で計略を使うことはあっても、国と国、人と人の繋がりは信を持って為すべし。少なくとも太祖アクダはそう考えていた
礼山道人が続ける。
「本来我々道士は、鬼や魔物を祓うことはあっても、生きた人間と争うための修行はしておりません。もし戦いのため仙術を使うにしても、発動するのにはそれなりに時間がかかるので、襲ってくる兵隊にどうしても後れを取ります。結果仲間は皆『死人に口なし』とばかりに殺されてしまいました。我ら3人だけが、隙を見て逃げましたが追っ手をかけられ、捕まって殺されそうになったところを、黄熊さまの荷を運ぶ途中だったこちらの趙壮どのに助けていただきました。そして黄熊様の庇護下に入れていただき、今に至ります」
「なるほど、それは腹立たしい話だな」
「黄熊さまはネメガ将軍とは旧知の仲とのことで、その縁におすがりし、こうして参りました。いかがでしょう。我らが宋国に復讐することをお認めいただけませんか」
「ふむ、だがおぬしらが宋の軍隊やら役人やらに意趣返しをするにしても、なぜわざわざ我らに許可を得にきたのか、勝手にやればよいではないか」
礼山道人が大きく頷いた
「ごもっともでございます。先ほども申し上げましたが、宋国及び宋の軍隊への復讐として我らの考えた方法がかなり特殊なものでありまして、ひょっとして金国の今後の戦略にご迷惑をおかけしてはいけないと、前もってご相談に参った次第で」
「よかろう、聞かせてもらおうか、その特殊な方法とやらを」
陣幕の中央に設えた床几に腰掛け、左右に近衛兵を従え、甲冑に身を包んだ威風堂々たる男が、跪いていた男たちに声をかけた。
前に3人の道服をまとった男。そのうしろに道士たちよりふたまわりは大きな体の、長い髪を後ろに無造作にまとめ、袖無しの胴着からごりごりとした肩の筋肉をはみ出させた褐色の肌の男。仰せに応じ一斉に伏せていた顔を上げた。いずれも漢人であり、前の3人は服装から道士であることがわかる。後ろの大男はさしずめ道士たちの鏢師であろう。
「ははっ、もったいなきお言葉。主人黄熊、くれぐれも将軍によろしくと申しておりました。お忙しい中時間を取っていただき恐悦至極に存じます。ネメガ将軍におかれましてもご機嫌麗しゅう……」
「ああ、堅苦しい挨拶は抜きにせよ。さっさと本題に入れ」
4人の目の前に居るのは、金軍の重鎮であり、のちに遼国を滅ぼす大活躍をする名将「粘罕」将軍である。
前年、長い間女真族を苦しめてきた遼国の天祚帝《てんそてい》を、金国初代皇帝、太祖「(完顔)阿骨打」が入来山の戦いで大敗させた。
その後病没した兄のアクダの後を継いだ第2代皇帝、太宗「呉乞買」の命を受け、現在天祚帝及び遼国の残党を追撃中なのだ。
「失礼いたしました。私は黄熊さまにお仕えしております礼山道人、後ろに控えしは道士胡亮と道士李静と申します。また後ろに控えし体の大きな男は、黄熊さまの護衛で趙壮と申します。此度参上いたしましたのは、陛下に折り入ってお願いがございましてまかり越しました」
「なんだその願いとは? 」
「実は……我ら3人はもともと燕京の天長観に居た道士なのですが、同じ漢人である宋国の軍隊に理不尽な目に遭い、命まで取られそうになった者たちです。我らの仲間も数多く殺されました。この恨みを少々特殊な手段で晴らしたいと思ったのですが、のちに金国の作戦のお邪魔にならぬよう、前もってお知らせし、ご了解を得られればと思った次第です」
彼ら元天長観の道士が遭った惨劇の背景には、実はこのような社会情勢があった。
ほぼ金軍の功績によって遼国が支配していた燕京が落ちた後、戦後の契約として燕京とその周辺の地域は宋国が手に入れ、替わりに万里の長城以北の住民は金国のものとすることになっていた。
ところが、この契約通りになると、宋軍に投降した元燕京の守備部隊で、大半が遼東地方出身者からなる「常勝軍」という強力な軍隊をも、金軍に引き渡さなければならなくなる。
そこで宋軍は、燕京在住の官僚や富裕階級、職人などを金軍に渡す代わりに、常勝軍を燕京にとめおく計略を立てた。そうすることで燕京内の土地や家屋が手に入り、常勝軍を養うことができるからである。
しかしそうなると北方に連れて行かれた燕京の人々にはたまったものではない。燕京はかなり昔から遼国のものであり、今回も宋国が自力で奪還したわけでもない。その宋軍に売られた形で、住み慣れた燕京から見知らぬ北方の寂しい地域にむりやり移されることになったのだ。
当時、むしろ燕京の人々は金の支配を歓迎していたという。なぜなら強力な金軍が生命や財産を守ってくれるだろうし、何よりも税金が宋国とは比べものにならぬほど安かったからだ。
ところが結果、金軍は燕京の財宝を根こそぎ持ち去り、職人や官僚などの燕京人とともに北方に引き上げていった。その後には、人影が失せ閑散とした町があるばかり。
にもかかわらず、その後燕京に入った宋軍は、歓喜して大祝宴を開き、童貫はこれを功績として大いに褒賞を受けたのである。
北方に拉致された燕京人の中には、途中で張覚なる金国の漢人官僚をそそのかして反乱を起こし、脱走して燕京に戻った者もいる。
だが戻ってみると土地や家屋は常勝軍のものとなっていた。さらに駐留する宋軍もあてにはならず、もとは富裕層だったり、知識人階級や官吏だったはずなのに、乞食に成り下がる者すら多発した。
彼らの怨嗟が、おいしいところだけ取ろうとして、結局しくじってばかりいる宋軍に向けられるのも無理はなかった。
そして今、ネメガの前に跪いている3人こそが、まさに古巣の燕京に戻ってきたのに、宋の軍隊にないがしろにされたことで、宋国に恨みを持った、元燕京の知識人の代表格なのである。
礼山道人が、絞り出すように訴えた。
「ウキマイ陛下の元から逃げた身が言うのも何ですが、我々は古巣の天長観に戻ってみました。金目のものを金国の方々が持ち去った、これはもう致し方ありません。ですが、戻ってみれば後からやって来た宋の兵隊どもが、金目の物が残っていないことに八つ当たりし、天長観を破壊しまくったのです」
続けて胡亮道士も
「戻っても暮らす術がない。にもかかわらず宋軍は我々の所に税金を取り立てにやってくるのです。こんな馬鹿な話がありますか! ・・・・・・力も無いくせに汚い手ばかり使い、無責任に我々に塗炭の苦しみをを味わわせた宋の奴らに目に物見せてやりたい。ただその一心なのです! 」
(ふぅむ、裏切りは好かんが、まあ一応筋道は通っているな……)
ネメガは腕組みをしながら思考を巡らしてから、揺さぶりをかけることにした。
「お主ら、宋を裏切ると申すか? そんな二股膏薬は信頼できんな 」
礼山道人がさらに続けた。
「裏切りとは思っておりません。古来『君、君たらざれば即ち臣、臣たらず』と申します。遼国も金国も、支配していた時、天長観のことを尊重してくださり、廟や我々を冒涜することはありませんでした。ところが宋軍は、尊像は引き倒すわ、糞尿はところかまわず垂れ流すわ、あまつさえ扉や柱をたたき壊し、燃やして暖を取るなどという、神をも恐れぬ乱暴狼藉をはたらいたのです」
李静道士があとを続け
「その状況を見て我々道士一同は、天長観に駐留していた兵士たちに強硬に抗議しました。しかし奴らは、『文句は童貫大尉に言え』と嘯きよったのです。あまりの物言いに堪忍袋の緒が切れた弟子達が、『ならば道教の信仰に篤い帝に直訴しようではないか』と言い始めたのを聞きつけた兵士達が、我々の口封じに斬りかかってきたのです
(醜い……実に醜いのお、宋国のやつらは)
聞いたネメガは、聞こえぬように軽く舌打ちした。
金国こと女真族は、各部族同士の、民族的な団結心が薄かったため遼の属国化していたが、戦闘においては勇猛無比な民族で、「女真は万に満たないが、もし万に満てば敵すべからず」と恐れられていた。
そして何と言っても義理堅い。太祖アクダは、いつまでも来ない宋国に変わって燕京を攻め落とした際に、配下がしきりに「渡してやる必要はない」と訴えたが、「契約だから」と宋軍が到着するまで待ち、到着とともに燕京を明け渡したほどだ。
戦場で計略を使うことはあっても、国と国、人と人の繋がりは信を持って為すべし。少なくとも太祖アクダはそう考えていた
礼山道人が続ける。
「本来我々道士は、鬼や魔物を祓うことはあっても、生きた人間と争うための修行はしておりません。もし戦いのため仙術を使うにしても、発動するのにはそれなりに時間がかかるので、襲ってくる兵隊にどうしても後れを取ります。結果仲間は皆『死人に口なし』とばかりに殺されてしまいました。我ら3人だけが、隙を見て逃げましたが追っ手をかけられ、捕まって殺されそうになったところを、黄熊さまの荷を運ぶ途中だったこちらの趙壮どのに助けていただきました。そして黄熊様の庇護下に入れていただき、今に至ります」
「なるほど、それは腹立たしい話だな」
「黄熊さまはネメガ将軍とは旧知の仲とのことで、その縁におすがりし、こうして参りました。いかがでしょう。我らが宋国に復讐することをお認めいただけませんか」
「ふむ、だがおぬしらが宋の軍隊やら役人やらに意趣返しをするにしても、なぜわざわざ我らに許可を得にきたのか、勝手にやればよいではないか」
礼山道人が大きく頷いた
「ごもっともでございます。先ほども申し上げましたが、宋国及び宋の軍隊への復讐として我らの考えた方法がかなり特殊なものでありまして、ひょっとして金国の今後の戦略にご迷惑をおかけしてはいけないと、前もってご相談に参った次第で」
「よかろう、聞かせてもらおうか、その特殊な方法とやらを」
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説
蘭癖高家
八島唯
歴史・時代
一八世紀末、日本では浅間山が大噴火をおこし天明の大飢饉が発生する。当時の権力者田沼意次は一〇代将軍家治の急死とともに失脚し、その後松平定信が老中首座に就任する。
遠く離れたフランスでは革命の意気が揚がる。ロシアは積極的に蝦夷地への進出を進めており、遠くない未来ヨーロッパの船が日本にやってくることが予想された。
時ここに至り、老中松平定信は消極的であるとはいえ、外国への備えを画策する。
大権現家康公の秘中の秘、後に『蘭癖高家』と呼ばれる旗本を登用することを――
※挿絵はAI作成です。
梅すだれ
木花薫
歴史・時代
江戸時代の女の子、お千代の一生の物語。恋に仕事に頑張るお千代は悲しいことも多いけど充実した女の人生を生き抜きます。が、現在お千代の物語から逸れて、九州の隠れキリシタンの話になっています。島原の乱の前後、農民たちがどのように生きていたのか、仏教やキリスト教の世界観も組み込んで書いています。
登場人物の繋がりで主人公がバトンタッチして物語が次々と移っていきます隠れキリシタンの次は戦国時代の姉妹のストーリーとなっていきます。
時代背景は戦国時代から江戸時代初期の歴史とリンクさせてあります。長編時代小説。長々と続きます。
旅路ー元特攻隊員の願いと希望ー
ぽんた
歴史・時代
舞台は1940年代の日本。
軍人になる為に、学校に入学した
主人公の田中昴。
厳しい訓練、激しい戦闘、苦しい戦時中の暮らしの中で、色んな人々と出会い、別れ、彼は成長します。
そんな彼の人生を、年表を辿るように物語りにしました。
※この作品は、残酷な描写があります。
※直接的な表現は避けていますが、性的な表現があります。
※「小説家になろう」「ノベルデイズ」でも連載しています。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
旧式戦艦はつせ
古井論理
歴史・時代
真珠湾攻撃を行う前に機動艦隊が発見されてしまい、結果的に太平洋戦争を回避した日本であったが軍備は軍縮条約によって制限され、日本国に国名を変更し民主政治を取り入れたあとも締め付けが厳しい日々が続いている世界。東南アジアの元列強植民地が独立した大国・マカスネシア連邦と同盟を結んだ日本だが、果たして復権の日は来るのであろうか。ロマンと知略のIF戦記。

枢軸国
よもぎもちぱん
歴史・時代
時は1919年
第一次世界大戦の敗戦によりドイツ帝国は滅亡した。皇帝陛下 ヴィルヘルム二世の退位により、ドイツは共和制へと移行する。ヴェルサイユ条約により1320億金マルク 日本円で200兆円もの賠償金を課される。これに激怒したのは偉大なる我らが総統閣下"アドルフ ヒトラー"である。結果的に敗戦こそしたものの彼の及ぼした影響は非常に大きかった。
主人公はソフィア シュナイダー
彼女もまた、ドイツに転生してきた人物である。前世である2010年頃の記憶を全て保持しており、映像を写真として記憶することが出来る。
生き残る為に、彼女は持てる知識を総動員して戦う
偉大なる第三帝国に栄光あれ!
Sieg Heil(勝利万歳!)
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる