1 / 4
プロローグ
異世界は現実世界より汚い。
しおりを挟む
ここは異世界…なのだろうか。あたり一帯がビルに覆われており、オシャレな服を着て歩く人間。
いや異世界だ、僕は確かに死んだ、そしてここに来た。まあ死んだこと以外思い出せないんだが。
ともかく、何か行動を取らなければならない、ということで近くの店らしき所に入ってみた。
お客様窓口らしき所に女の人がいるから話を聞くか
「すみません、ここって何を売っているんですか?」
なんか、どうでもいい事を聞いてしまったようだ
「こちらでは、名前を売っています」
「ほへ?」
予想外の返答に首を傾げる
「死亡者の方ですよね?」
「へ、何故わかったんでしょうか?」
「この店は天国とつながっているんですよ」
「死亡者の方は、死んでしまった記憶以外何も覚えていない筈ですから、ここで名前を売っています」
全て理解。分かりやすい説明を聞き安心した。
「こちらの中からお好きなお名前を選んでください」
どうせなら、カッコイイ名前にしよう。あ、この龍門字五木という名前にしよう。
「これでお願いします。」
龍門字五木という文字に指を突き立てた
「分かりました、今から貴方は、夜月御蔭さんです。」
「へ?」
突き立てた指の上を読むタイプですか!!
まあ…名前に愛着があることもないのでいいか
「続いてですが、仕事を決めてください。」
「仕事…ですか」
なぜだかその言葉は聞きたくなかった
「この世界でノージョブ…は、許されませんよ」
やけに遠回しだな、普通に無職って言ってくれ、じゃないと俺の前世が無職だったみたいになるじゃん!
「こちらからお選びください」
一通り見て、気になったのが
建築士、弁護士、俳優、芸人、警察官、先生くらいか
建築士と弁護士と警察官と先生は資格がいるみたいな事をふわっと言われたので、俳優にしよう、楽しそうだ
「これでお願いします」
俳優の項目に指を突き立てた
「はい、分かりました。貴方は今から小説家です」
指の上を読むタイプだった……
まあ、でも仕事にも付きたくなかったしまあ良いか。
「他にも、電話番号、住所、物件、マイナンバーなど色んな手続きをお願いします。」
「もう嫌だあああああああああああ」
数時間が経ち、全ての手続きを終わらせた。
「死ぬかと思った……」
そういえば、この世界に来たときは明るかったのに今は暗いな。
ちゃんと時間とかがあるんだな。
取り敢えず、手続きした家まで行ってみるか。渡された地図をもとに自分の家まで直行する。
ガチャ、家のドアを開く
見事に小説家使用にしてあった。
「でも、俳優とかになってたらどうなってた事やら」
「取り敢えず、寝るか。」
疲れていたので、備え付けのベッドに横たわって寝る体制に入った。
ピンポーン
家のチャイムが鳴った。
誰だろう。
ガチャ、家の扉を開き、前に立っている人物を確認する。
「夜月御蔭さん、小説書こうっ!」
いや異世界だ、僕は確かに死んだ、そしてここに来た。まあ死んだこと以外思い出せないんだが。
ともかく、何か行動を取らなければならない、ということで近くの店らしき所に入ってみた。
お客様窓口らしき所に女の人がいるから話を聞くか
「すみません、ここって何を売っているんですか?」
なんか、どうでもいい事を聞いてしまったようだ
「こちらでは、名前を売っています」
「ほへ?」
予想外の返答に首を傾げる
「死亡者の方ですよね?」
「へ、何故わかったんでしょうか?」
「この店は天国とつながっているんですよ」
「死亡者の方は、死んでしまった記憶以外何も覚えていない筈ですから、ここで名前を売っています」
全て理解。分かりやすい説明を聞き安心した。
「こちらの中からお好きなお名前を選んでください」
どうせなら、カッコイイ名前にしよう。あ、この龍門字五木という名前にしよう。
「これでお願いします。」
龍門字五木という文字に指を突き立てた
「分かりました、今から貴方は、夜月御蔭さんです。」
「へ?」
突き立てた指の上を読むタイプですか!!
まあ…名前に愛着があることもないのでいいか
「続いてですが、仕事を決めてください。」
「仕事…ですか」
なぜだかその言葉は聞きたくなかった
「この世界でノージョブ…は、許されませんよ」
やけに遠回しだな、普通に無職って言ってくれ、じゃないと俺の前世が無職だったみたいになるじゃん!
「こちらからお選びください」
一通り見て、気になったのが
建築士、弁護士、俳優、芸人、警察官、先生くらいか
建築士と弁護士と警察官と先生は資格がいるみたいな事をふわっと言われたので、俳優にしよう、楽しそうだ
「これでお願いします」
俳優の項目に指を突き立てた
「はい、分かりました。貴方は今から小説家です」
指の上を読むタイプだった……
まあ、でも仕事にも付きたくなかったしまあ良いか。
「他にも、電話番号、住所、物件、マイナンバーなど色んな手続きをお願いします。」
「もう嫌だあああああああああああ」
数時間が経ち、全ての手続きを終わらせた。
「死ぬかと思った……」
そういえば、この世界に来たときは明るかったのに今は暗いな。
ちゃんと時間とかがあるんだな。
取り敢えず、手続きした家まで行ってみるか。渡された地図をもとに自分の家まで直行する。
ガチャ、家のドアを開く
見事に小説家使用にしてあった。
「でも、俳優とかになってたらどうなってた事やら」
「取り敢えず、寝るか。」
疲れていたので、備え付けのベッドに横たわって寝る体制に入った。
ピンポーン
家のチャイムが鳴った。
誰だろう。
ガチャ、家の扉を開き、前に立っている人物を確認する。
「夜月御蔭さん、小説書こうっ!」
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
〖完結〗その子は私の子ではありません。どうぞ、平民の愛人とお幸せに。
藍川みいな
恋愛
愛する人と結婚した…はずだった……
結婚式を終えて帰る途中、見知らぬ男達に襲われた。
ジュラン様を庇い、顔に傷痕が残ってしまった私を、彼は醜いと言い放った。それだけではなく、彼の子を身篭った愛人を連れて来て、彼女が産む子を私達の子として育てると言い出した。
愛していた彼の本性を知った私は、復讐する決意をする。決してあなたの思い通りになんてさせない。
*設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。
*全16話で完結になります。
*番外編、追加しました。
【完結】亡き冷遇妃がのこしたもの〜王の後悔〜
なか
恋愛
「セレリナ妃が、自死されました」
静寂をかき消す、衛兵の報告。
瞬間、周囲の視線がたった一人に注がれる。
コリウス王国の国王––レオン・コリウス。
彼は正妃セレリナの死を告げる報告に、ただ一言呟く。
「構わん」……と。
周囲から突き刺さるような睨みを受けても、彼は気にしない。
これは……彼が望んだ結末であるからだ。
しかし彼は知らない。
この日を境にセレリナが残したものを知り、後悔に苛まれていくことを。
王妃セレリナ。
彼女に消えて欲しかったのは……
いったい誰か?
◇◇◇
序盤はシリアスです。
楽しんでいただけるとうれしいです。
愚かな父にサヨナラと《完結》
アーエル
ファンタジー
「フラン。お前の方が年上なのだから、妹のために我慢しなさい」
父の言葉は最後の一線を越えてしまった。
その言葉が、続く悲劇を招く結果となったけど・・・
悲劇の本当の始まりはもっと昔から。
言えることはただひとつ
私の幸せに貴方はいりません
✈他社にも同時公開
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
旦那様は私に隠れて他の人と子供を育てていました
榎夜
恋愛
旦那様が怪しいんです。
私と旦那様は結婚して4年目になります。
可愛い2人の子供にも恵まれて、幸せな日々送っていました。
でも旦那様は.........
断る――――前にもそう言ったはずだ
鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」
結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。
周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。
けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。
他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。
(わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)
そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。
ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。
そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?
別に構いませんよ、離縁するので。
杉本凪咲
恋愛
父親から告げられたのは「出ていけ」という冷たい言葉。
他の家族もそれに賛同しているようで、どうやら私は捨てられてしまうらしい。
まあいいですけどね。私はこっそりと笑顔を浮かべた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる