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真意
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本当に大事で大切なヒト
たとえ、この身がいつ朽ちるかわからなくても
最後まで側にいたいヒト
「おはようございます。お穣様」
「おはよう」
「今日も行かれますか?」
「くすっ、もちろんよ」
「かしこまりました」
朝日が優しく体を包む
まるで永遠にこの時間が続くかのように
「キレイね」
「お穣様は本当にこの花がお好きですね」
「ふふ、可愛いでしょ?それに花言葉が気に入ってるの」
「たしかに可愛いですね。お穣様みたいに、、」
「!?」
「花言葉とは?」
「あ、、んと、、真実の友情よ、、、」
「それはいいですね」
「でしょ?私はあなたと立場は違えど、ともに苦楽をすごした友人だと思ってるわ」
「お穣様、、すこし風が出てきましたね。お部屋に戻りましょうか」
「そ、そうね!戻りましょう」
本当に幸せな時間
月日が流れていく
「お穣様」
「、、、おはよう、、」
「無理におきあがらないでください、そのままで」
「ふふ、ありがとう。ねぇ、お願いがあるの」
「なんでしょうか?」
「私を忘れて?」
「・・・・・・・」
「幸せに生きて?」
「・・・・・・・」
「今日もキレイに咲いてますね」
「明日もまたきますね」
大切なヒト、ココロにずっといるヒト
「お穣様、忘れることなんて出来るはずないでしょう!?」
悲痛な声があたりに響く
しかし、すぐに静寂があたりを包む
「お穣様、本当はどちらの意味だったのですか?」
その問いに答える声はなかった
勿忘草
真実の友情
私を忘れないで
たとえ、この身がいつ朽ちるかわからなくても
最後まで側にいたいヒト
「おはようございます。お穣様」
「おはよう」
「今日も行かれますか?」
「くすっ、もちろんよ」
「かしこまりました」
朝日が優しく体を包む
まるで永遠にこの時間が続くかのように
「キレイね」
「お穣様は本当にこの花がお好きですね」
「ふふ、可愛いでしょ?それに花言葉が気に入ってるの」
「たしかに可愛いですね。お穣様みたいに、、」
「!?」
「花言葉とは?」
「あ、、んと、、真実の友情よ、、、」
「それはいいですね」
「でしょ?私はあなたと立場は違えど、ともに苦楽をすごした友人だと思ってるわ」
「お穣様、、すこし風が出てきましたね。お部屋に戻りましょうか」
「そ、そうね!戻りましょう」
本当に幸せな時間
月日が流れていく
「お穣様」
「、、、おはよう、、」
「無理におきあがらないでください、そのままで」
「ふふ、ありがとう。ねぇ、お願いがあるの」
「なんでしょうか?」
「私を忘れて?」
「・・・・・・・」
「幸せに生きて?」
「・・・・・・・」
「今日もキレイに咲いてますね」
「明日もまたきますね」
大切なヒト、ココロにずっといるヒト
「お穣様、忘れることなんて出来るはずないでしょう!?」
悲痛な声があたりに響く
しかし、すぐに静寂があたりを包む
「お穣様、本当はどちらの意味だったのですか?」
その問いに答える声はなかった
勿忘草
真実の友情
私を忘れないで
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