花言葉

黒猫乃おトメ

文字の大きさ
上 下
1 / 1

真意

しおりを挟む
本当ほんとう大事だいじ大切たいせつなヒト
たとえ、このがいつちるかわからなくても
最後さいごまでそばにいたいヒト

「おはようございます。お穣様じょうさま
「おはよう」
今日きょうかれますか?」
「くすっ、もちろんよ」
「かしこまりました」

朝日あさひやさしくからだつつ
まるで永遠えいえんにこの時間じかんつづくかのように

「キレイね」
「お穣様じょうさま本当ほんとうにこのはながおきですね」
「ふふ、可愛かわいいでしょ?それに花言葉はなことばってるの」
「たしかに可愛かわいいですね。お穣様じょうさまみたいに、、」
「!?」
花言葉はなことばとは?」
「あ、、んと、、真実しんじつ友情ゆうじょうよ、、、」
「それはいいですね」
「でしょ?わたしはあなたと立場たちばちがえど、ともに苦楽くらくをすごした友人ゆうじんだとおもってるわ」
「お穣様じょうさま、、すこしかぜてきましたね。お部屋へやもどりましょうか」
「そ、そうね!もどりましょう」

本当ほんとうしあせな時間じかん
月日つきひながれていく

「お穣様じょうさま
「、、、おはよう、、」
無理むりにおきあがらないでください、そのままで」
「ふふ、ありがとう。ねぇ、おねがいがあるの」
「なんでしょうか?」
わたしわすれて?」
「・・・・・・・」
しあわせにきて?」
「・・・・・・・」



今日きょうもキレイにいてますね」

明日あしたもまたきますね」


大切たいせつなヒト、ココロにずっといるヒト


「お穣様じょうさまわすれることなんて出来できるはずないでしょう!?」

悲痛ひつうこえがあたりにひび
しかし、すぐに静寂せいじゃくがあたりをつつ

「お穣様じょうさま本当ほんとうはどちらの意味いみだったのですか?」

そのいにこたえるこえはなかった



勿忘草わすれなぐさ


真実しんじつ友情ゆうじょう

わたしわすれないで

しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

シテくれない私の彼氏

KUMANOMORI(くまのもり)
恋愛
 高校生の村瀬りかは、大学生の彼氏・岸井信(きしい まこと)と何もないことが気になっている。  触れたいし、恋人っぽいことをしてほしいけれど、シテくれないからだ。  りかは年下の高校生・若槻一馬(わかつき かずま)からのアプローチを受けていることを岸井に告げるけれど、反応が薄い。  若槻のアプローチで奪われてしまう前に、岸井と経験したいりかは、作戦を考える。  岸井にはいくつかの秘密があり、彼と経験とするにはいろいろ面倒な手順があるようで……。    岸井を手放すつもりのないりかは、やや強引な手を取るのだけれど……。  岸井がシテくれる日はくるのか?    一皮剝いだらモンスターの二人の、恋愛凸凹バトル。

王子を身籠りました

青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。 王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。 再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。

平凡令嬢の婚活事情〜あの人だけは、絶対ナイから!〜

本見りん
恋愛
「……だから、ミランダは無理だって!!」  王立学園に通う、ミランダ シュミット伯爵令嬢17歳。  偶然通りかかった学園の裏庭でミランダ本人がここにいるとも知らず噂しているのはこの学園の貴族令息たち。  ……彼らは、決して『高嶺の花ミランダ』として噂している訳ではない。  それは、ミランダが『平凡令嬢』だから。  いつからか『平凡令嬢』と噂されるようになっていたミランダ。『絶賛婚約者募集中』の彼女にはかなり不利な状況。  チラリと向こうを見てみれば、1人の女子生徒に3人の男子学生が。あちらも良くない噂の方々。  ……ミランダは、『あの人達だけはナイ!』と思っていだのだが……。 3万字少しの短編です。『完結保証』『ハッピーエンド』です!

【完結】それぞれの贖罪

夢見 歩
恋愛
タグにネタバレがありますが、 作品への先入観を無くすために あらすじは書きません。 頭を空っぽにしてから 読んで頂けると嬉しいです。

【悪役令嬢は婚約破棄されても溺愛される】~私は王子様よりも執事様が好きなんです!~

六角
恋愛
エリザベス・ローズウッドは、貴族の令嬢でありながら、自分が前世で読んだ乙女ゲームの悪役令嬢だと気づく。しかも、ゲームでは王子様と婚約しているはずなのに、現実では王子様に婚約破棄されてしまうという最悪の展開になっていた。エリザベスは、王子様に捨てられたことで自分の人生が終わったと思うが、そこに現れたのは、彼女がずっと憧れていた執事様だった。執事様は、エリザベスに対して深い愛情を抱いており、彼女を守るために何でもすると言う。エリザベスは、執事様に惹かれていくが、彼にはある秘密があった……。

夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました

氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。 ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。 小説家になろう様にも掲載中です

愛しき夫は、男装の姫君と恋仲らしい。

星空 金平糖
恋愛
シエラは、政略結婚で夫婦となった公爵──グレイのことを深く愛していた。 グレイは優しく、とても親しみやすい人柄でその甘いルックスから、結婚してからも数多の女性達と浮名を流していた。 それでもシエラは、グレイが囁いてくれる「私が愛しているのは、あなただけだよ」その言葉を信じ、彼と夫婦であれることに幸福を感じていた。 しかし。ある日。 シエラは、グレイが美貌の少年と親密な様子で、王宮の庭を散策している場面を目撃してしまう。当初はどこかの令息に王宮案内をしているだけだと考えていたシエラだったが、実はその少年が王女─ディアナであると判明する。 聞くところによるとディアナとグレイは昔から想い会っていた。 ディアナはグレイが結婚してからも、健気に男装までしてグレイに会いに来ては逢瀬を重ねているという。 ──……私は、ただの邪魔者だったの? 衝撃を受けるシエラは「これ以上、グレイとはいられない」と絶望する……。

ぎゅっ。

桜花(sakura)
恋愛
愛おしいから ぎゅっ。 守りたい ぎゅっ。 助けて ぎゅっ。 抱きしめて ぎゅっ。 俺からキミを ぎゅっ。 私からアナタを ぎゅっ。 母から娘を ぎゅっ。

処理中です...