17 / 31
本編
16
しおりを挟む
「鹿賀さんは……?」
「僕ですか?それはもう、役得だと思いましたよ」
俺の痴態に幻滅されなくてよかった。ホッとして、一度離していた身体を再び寄せる。鹿賀さんは抱きとめてくれた。
「鹿賀さんが嫌じゃなければ」
こういうこと、言ってもいいんだよね……?
「続き、してほしいです」
その約束とやらがまだ有効なら、拒まれることはないはず。言ってから、ちら、と鹿賀さんの表情を見上げる。
「今度は僕が夢を見てるのかな」
鹿賀さんはぽつりと呟いて、キスしてくれた。ノックをするように、角度を変えながら何度も啄んでくる。俺は、いいよと伝えたくて、首の後ろに両手を回した。
濃度を増す口づけ。首をもたげはじめていた部分が、完全に上を向いてしまったのがわかる。俺は覚えていなくても、息子はすっかり鹿賀さんがもたらしてくれる快感を覚えてしまったようだ。
「はっ……ん、鹿賀さん」
息継ぎの合間に小さく名前を呼ぶと、ソファに押し倒された。布越しに感じる鹿賀さんの手の動き。
「あっ……」
下着の中に手が入ってきて、直接握りこまれる。2、3回、軽く上下されただけで、たまらず鹿賀さんにしがみついた。
「脱がせていいですか?」
耳元で囁かれる言葉さえ、俺を興奮させる愛撫のようだ。
パジャマのズボンと下着を剥ぎ取られ、恥ずかしいはずなのに、期待の方が勝ってしまう。
上衣もたくし上げられ、鹿賀さんの舌が胸を舐めた。
「ふふっあはは!くすぐったいです」
「胸は気持ちよくないですか?優太はどこが感じるのかな」
俺が笑ったことで、何かに火をつけてしまったのか。鹿賀さんの手が、隈なく全身を撫でてきた。
「僕ですか?それはもう、役得だと思いましたよ」
俺の痴態に幻滅されなくてよかった。ホッとして、一度離していた身体を再び寄せる。鹿賀さんは抱きとめてくれた。
「鹿賀さんが嫌じゃなければ」
こういうこと、言ってもいいんだよね……?
「続き、してほしいです」
その約束とやらがまだ有効なら、拒まれることはないはず。言ってから、ちら、と鹿賀さんの表情を見上げる。
「今度は僕が夢を見てるのかな」
鹿賀さんはぽつりと呟いて、キスしてくれた。ノックをするように、角度を変えながら何度も啄んでくる。俺は、いいよと伝えたくて、首の後ろに両手を回した。
濃度を増す口づけ。首をもたげはじめていた部分が、完全に上を向いてしまったのがわかる。俺は覚えていなくても、息子はすっかり鹿賀さんがもたらしてくれる快感を覚えてしまったようだ。
「はっ……ん、鹿賀さん」
息継ぎの合間に小さく名前を呼ぶと、ソファに押し倒された。布越しに感じる鹿賀さんの手の動き。
「あっ……」
下着の中に手が入ってきて、直接握りこまれる。2、3回、軽く上下されただけで、たまらず鹿賀さんにしがみついた。
「脱がせていいですか?」
耳元で囁かれる言葉さえ、俺を興奮させる愛撫のようだ。
パジャマのズボンと下着を剥ぎ取られ、恥ずかしいはずなのに、期待の方が勝ってしまう。
上衣もたくし上げられ、鹿賀さんの舌が胸を舐めた。
「ふふっあはは!くすぐったいです」
「胸は気持ちよくないですか?優太はどこが感じるのかな」
俺が笑ったことで、何かに火をつけてしまったのか。鹿賀さんの手が、隈なく全身を撫でてきた。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
28
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる