あなたはミラ

秋野小窓

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 女の子とも、こっちではしたことがない。恐るおそる指を入れる。思ったより柔らかい。

「痛かったら言ってくださいね」

 指で慣らしていく。時折京さんの体がぴくぴくと震えた。

「泰歩、できそう……?」

 こんな状況でも心配をかけてしまって申し訳なくなる。最初こそ戸惑ったが、ここまできたらもう大丈夫だ。

「早く挿れたいです」
「もう……いいよ」

 京さんの言葉を合図に、自分のものを彼の秘部に当てがう。

「……っく…………」

 分け入っていくと、京さんから苦しそうな吐息が漏れる。

「大丈夫ですか?息詰めない方が……」
「大丈夫、続けて……っ」

 ギュッとシーツを掴んで耐えているのが分かる。辛そうだが、促されるままに行為を進める。

「あっ………~~~っ……!」

 最後まで挿入できた。すごい締め付けで、今まで経験したセックスと全然違う。
 何より、京さんと繋がれたことが嬉しい。

「ありがとう」

 思わずお礼を言うと、京さんが笑った。

「何だよ。もうちょっと色っぽいこと言えないのか」
「だって、嬉しくて」

 京さんが笑うと体にも響く。さらなる刺激を求めて、抜き差しを開始した。

「あっ……はぁっ……ん……んぅ……」

 突き上げるたび、切ない声を上げる京さん。
 どんな顔をしているのか気になる。

「ね、京さん、体勢変えてもいいですか?」

 一度抜き取って、京さんにこちらを向いてもらう。恥じらいが浮かぶ表情。両脚を左右に押し広げる。
 お尻を突き出している姿もエロかったが、この方が可愛いところが全部見える。

「挿れますね」
「………っ」

 腰の動きに合わせて、ぐちゅぐちゅといやらしい音が響く。
 上体を倒して京さんに覆い被さり、可愛い顔を間近で見つめる。

「はぁ……京さん、気持ちいい……?」
「んんっ……」

 京さんの腕が背中に回り、しがみついてくる。
 シーツを掴んでいた様子を思い出す。

「爪立ててもいいですよ」

 ギュッと肩を掴まれる。爪が短く切り揃えられているからか全然痛くないが、俺の言葉が届いていることに嬉しくなる。
 涙が浮かんでいる目尻に口づけ、頭を撫でた。京さんが可愛くて、気持ちよくて、クラクラしてくる。

「もうイキそうです……いいですか……?」
「んっ……んぅ……っ!」
「も、無理。京さんっ……!」

 中で果てたのと同時に、京さんも白濁を迸らせて絶頂を迎えた。
 ティッシュで簡単に拭き取ってから、ベッドに横たわる。京さんの手を捕まえ、指を絡ませて握りしめた。

「京さん………」

 俺、ちゃんとできましたか?
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