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第百十九話 やっちゃえオッサン③
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筆頭家老ユリウス=ゴルテス男爵は、領地の城代家老に不信感を持っていた。
オルレアン九十七万石を差配するのに、杜撰が過ぎる。
今回の東部代官所など、氷山の一角にすぎぬ。
ロイブルがナメられていたのか?
いくらなんでもそれはないだろうが、隙を突かれたとしたらうかつなものよ。
手心を加えて、甘い汁をすすったか?
どちらにせよ、ロイブルはなんらかの理由を付けて締めあげるか。
もしくは王都のタウンハウスで、取次方王都家老とするか。
悩ましいところである。
なんにしろ、この責任は取らせなければなるまい。
「ふうむ、困ったものだ。」
本来ならば、管理不行き届きで即刻切腹申しつかるところであるが、領主が入れ換わったばかりで替えが効かない。
それほど九十七万石と言う領地は管理に手間がかかる。
王国が、領地の集合体だとすると、オルレアン九十七万石は、小領地の集合体である。
いや、これはもう小規模な国と言って良い。
いまさらな気もするが、広すぎるのだ。
二三四八の街と村がある。
人口はおよそ五十八万人
面積にして二十七平方キロと、本当に広大なのだ。
東部西部の代官所だけでなく、全領地には二〇〇〇人の代官がいる。
そうでなければ、細かい差配ができないのである。
その要と言うべき東部代官所の不始末。
これは領地全体の影響が、はなはだ心配なのである。
ゴルテスとしては、ロイブルの持っているノウハウが手に入れば、人物などどうでもいいのである。
言い方は悪いが、官吏とは替えが効いてあたりまえのものなのだ。
あれがいなかったら仕事が回らないなどと言うことがおこっては困る。
行政の進行には、替えの効く即戦力が何人もいた方がありがたい。
誰かが倒れても、すぐにほかのものが代わりを務められれば良いのだ。
その点において、ロイブルは一人でいろいろな案件を回していた。
ザギトワは、出納関係について替えが効かない。
ぜんたい、オルレアン領と言うものは、旧態依然。
はなはだ前時代的と言うべきか。
王都の官吏として、騎士団を回していたゴルテスにとっては、なんだこりゃ?の世界である。
「もっと下級官吏を育てることを考えねばなるまいよ。」
「科挙でもやらはる?」
ドアを開けてカズマが入ってきたところである。
「お屋形さま。」
「科挙試験を実施して、能力のあるものを選抜するとか。」
「なんですかな、その科挙とか言うものは。」
「ああ、東のほうの国でやっている役人の登用試験のことや。」
「ほう、それはどのような内容でしょうな?」
「地理歴史書き取り算術といったところかな。」
「読み書きができねば官吏としては困り申すな。」
「そうどす、算術もできないと、財務方はできしまへん。」
「そうですな、広く領地じゅうから意欲のあるものを集め申そう。」
「それがよろしおす。」
「お屋形さま、なにかご用がござったのでは?」
「おお、そうや。レオノール、お茶を。」
「かしこまりました。」
レオノールがお茶の支度をしている間に、カズマは懐からドーナツを出した。
綺麗に丸くなっていて、ちゃんと穴も開いている。
「ほほう、これは?」
「こんどの試作品。ドーナツと言うんやよ。」
「ほう、これはまたなんとも好い匂いがしますな。」
「そうどすやろ、なかなか苦労しましてん。」
細かくすりつぶした砂糖を雪山のようにかけてある。
「おお、これはまたお茶に合い申す。」
「よかった、こう言うものも出せるお店があるとええなあ。」
「わが領地でしか口にできない・ですな。」
「ようわかってはるやない。」
「わしは、お屋形さまの筆頭家老でござる。」
「さもありなん。」
こういうものも任せられる人材が欲しいなあ。
カズマの切実な願いである。
人材があったとしても、それをふるいにかけることもできない。
適正な人材を確保するには、知識と経験が必要になるし、それを育てるにしても…
完全な『ドロナワ』だな。
「あ、ベスに任せるのもええなあ。」
「彼女は宿屋を切り盛りするのに忙しいでしょう。」
「いや、お菓子を作る人材を育ててもらうとか。」
「それにしても、忙しい合間にそれは…」
「アカンか。」
「ですな。」
「お屋形さま。」
マリア=レオノール=カリフが声をかけた。
「なに?」
「はい、メイドの中にそのようなことをしてみたい者もいるかと存じますが。」
「そうなん?ほな、少し集めてみて。」
「はい、かしこまりました。」
領地館のメイドは二〇〇人あまりいるので、若い者は育てればけっこう使えるかもしれない。
「しかし、実際に講師をやれる人材がないなあ。」
「まだとっかかりですぞ、そうおいそれとは行きますまい。」
「それもそうやな。」
「それよりも、地下のワイン蔵は見ましたか?」
ゴルテスは、にやにやとうれしそうに笑った。
「どう?」
「そりゃもう、マリエナのお屋敷に匹敵する量がございますな。」
マリエナの城の地下室は、特に気合を入れて作ってあるし、その収納量もほかに類を見ない。
シャトー(ワインの醸造元)としても、群を抜く収蔵量なのだ。
マゼランとの間にあるぶどうの林は広大で、ほかの果物も豊富にとれる。
それが自生しているのだから、まさに取り放題。
ここオルレアンには、どれほどの収穫が望めるのかはまだ聞いていない。
「農事方は、だれが見てはるの?」
マリア=レオノール=カリフが、淀みなく答える。
「はい、シャオン準男爵さまでございます。」
「ユリウス、シャオンはこんどの騒動には加担してないの?」
「彼は潔白ですな。」
「それはけっこうどすな、すぐ呼んで。」
レオノールは腰を折ると、すぐに外のメイドに声をかけた。
「お呼びとうかがい、飛んでまいりました。」
シャオン準男爵は、うやうやしくカズマの前に立った。
「おお、シャオン、少し教えて。」
「なんでございます?」
「去年のオルレアンのぶどうの収穫量は?」
「訳百五十万リットルでございます。」
即座に答えが返る。
「おお!さすがやね。」
「ちなみに、北のロワール伯爵領では、年間二百三万リットルでございます。」
「ふうむ、それは斜面の差かな?」
「さようでございます。」
シャオンはにやりと笑って見せた。
「まあええわ、そうするとワインの出荷量もご同様やな。」
「は、わが領では、訳百万リットルほどでしょうか。」
「ふむ、まあそんなもんか。一番のシャトーは?」
「それは、この館でございましょう。ここには訳四分の一ほどの貯蔵量がございます。」
「ほほう、出荷は?」
「まず、三分の二ほどは出してしまいます。」
「ふうん。」
「ドメーヌ・ブリヨンで訳四分の一ほど出荷しております。」
「そこは遠いのか?」
「いえ、馬車で半日ほどです。」
「よし、明日行く、お前も同行しなはれ。ええな、ゴルテス・シャオン。」
「かしこまってござる。」
ゴルテス男爵は即答である。
「では、部下のものにそう伝えます。」
シャオンは、いそがしいのかそう言う。
「なんや、そのくらい融通つけとぉせ。」
「かしこまりました。」
シャオンは、ついでに部下十数人も同行させるつもりのようだ。
なかなかお固い御仁である。
「なかなか真面目なお人のようやね。」
「堅物でござる。」
「ゴルテスには言われとうないと思いますけど。」
「殿」
「こわやこわや。」
二人は笑いあう。
土臭いという感じの茶色いレンガの家が並ぶ街道を、オープンの馬車が行く。
一月の空はうすい青で、若干肌寒さを感じさせた。
カズマはシャツの上に、ダッフルコート(っぽいもの)を羽織って、外を眺めていた。
横には当然のような顔をしてアリスティアが座っている。
反対側にはエリシアが座っている。
向かい側にゴルテスとシャオン。
後ろの馬車には若い文官が十数人。
随行と言うには団体さんだな。
マッチ箱のような家並みが途切れると、すぐに麦畑が広がる。
そのむこうには、木々の緑。
常緑樹が鬱蒼と並びたち、林を抜けると今度は延々とぶどう畑が広がっていた。
「あそこにはゴブリンとかでてけぇへんの?」
カズマの問いには、シャオンが答えた。
「はい、畑の周辺は絶えず警戒して、冒険者が討伐しております。」
「へえ、それは優秀やね。」
「はい。」
シャオンは誇らしげだ。
ゴルテスも、うんうんとうなずいている。
「この辺はぶどうしか作ってへんの?」
「はい、出荷対象はぶどうのみです。」
「そうか、わりと粒も小さめやね。」
マゼランに比べて、一粒がピンポン玉くらいの大きさである。
マゼランではソフトボールくらいが普通なので、かなり小さい。
「そのほうが、味が濃いんだそうです。」
「なるほどねえ。」
やがて、車列はドメーヌ・ブリヨンのシャトーに着いた。
準男爵だそうだが、シャトーはかなり大きい。
オルレアン屋敷の三分の二はありそうな規模だ。
「このくらいでないと、ワインの作業が捗りません。」
「なるほどねえ。」
「カーヴ(ワインの貯蔵庫)も、しっかり囲いませんと、温度管理がしづらいのです。」
「なるほどねえ、うちの地下室も壁は厚く作ったものなあ。」
「シャトーの壁は厚ければ厚いほど良いです。」
「そんなもんですかねえ?」
「うちのシャトーのカーヴは、壁厚五〇センチです。」
ドメーヌ・ブリヨンは自慢らしい。
オルレアン九十七万石を差配するのに、杜撰が過ぎる。
今回の東部代官所など、氷山の一角にすぎぬ。
ロイブルがナメられていたのか?
いくらなんでもそれはないだろうが、隙を突かれたとしたらうかつなものよ。
手心を加えて、甘い汁をすすったか?
どちらにせよ、ロイブルはなんらかの理由を付けて締めあげるか。
もしくは王都のタウンハウスで、取次方王都家老とするか。
悩ましいところである。
なんにしろ、この責任は取らせなければなるまい。
「ふうむ、困ったものだ。」
本来ならば、管理不行き届きで即刻切腹申しつかるところであるが、領主が入れ換わったばかりで替えが効かない。
それほど九十七万石と言う領地は管理に手間がかかる。
王国が、領地の集合体だとすると、オルレアン九十七万石は、小領地の集合体である。
いや、これはもう小規模な国と言って良い。
いまさらな気もするが、広すぎるのだ。
二三四八の街と村がある。
人口はおよそ五十八万人
面積にして二十七平方キロと、本当に広大なのだ。
東部西部の代官所だけでなく、全領地には二〇〇〇人の代官がいる。
そうでなければ、細かい差配ができないのである。
その要と言うべき東部代官所の不始末。
これは領地全体の影響が、はなはだ心配なのである。
ゴルテスとしては、ロイブルの持っているノウハウが手に入れば、人物などどうでもいいのである。
言い方は悪いが、官吏とは替えが効いてあたりまえのものなのだ。
あれがいなかったら仕事が回らないなどと言うことがおこっては困る。
行政の進行には、替えの効く即戦力が何人もいた方がありがたい。
誰かが倒れても、すぐにほかのものが代わりを務められれば良いのだ。
その点において、ロイブルは一人でいろいろな案件を回していた。
ザギトワは、出納関係について替えが効かない。
ぜんたい、オルレアン領と言うものは、旧態依然。
はなはだ前時代的と言うべきか。
王都の官吏として、騎士団を回していたゴルテスにとっては、なんだこりゃ?の世界である。
「もっと下級官吏を育てることを考えねばなるまいよ。」
「科挙でもやらはる?」
ドアを開けてカズマが入ってきたところである。
「お屋形さま。」
「科挙試験を実施して、能力のあるものを選抜するとか。」
「なんですかな、その科挙とか言うものは。」
「ああ、東のほうの国でやっている役人の登用試験のことや。」
「ほう、それはどのような内容でしょうな?」
「地理歴史書き取り算術といったところかな。」
「読み書きができねば官吏としては困り申すな。」
「そうどす、算術もできないと、財務方はできしまへん。」
「そうですな、広く領地じゅうから意欲のあるものを集め申そう。」
「それがよろしおす。」
「お屋形さま、なにかご用がござったのでは?」
「おお、そうや。レオノール、お茶を。」
「かしこまりました。」
レオノールがお茶の支度をしている間に、カズマは懐からドーナツを出した。
綺麗に丸くなっていて、ちゃんと穴も開いている。
「ほほう、これは?」
「こんどの試作品。ドーナツと言うんやよ。」
「ほう、これはまたなんとも好い匂いがしますな。」
「そうどすやろ、なかなか苦労しましてん。」
細かくすりつぶした砂糖を雪山のようにかけてある。
「おお、これはまたお茶に合い申す。」
「よかった、こう言うものも出せるお店があるとええなあ。」
「わが領地でしか口にできない・ですな。」
「ようわかってはるやない。」
「わしは、お屋形さまの筆頭家老でござる。」
「さもありなん。」
こういうものも任せられる人材が欲しいなあ。
カズマの切実な願いである。
人材があったとしても、それをふるいにかけることもできない。
適正な人材を確保するには、知識と経験が必要になるし、それを育てるにしても…
完全な『ドロナワ』だな。
「あ、ベスに任せるのもええなあ。」
「彼女は宿屋を切り盛りするのに忙しいでしょう。」
「いや、お菓子を作る人材を育ててもらうとか。」
「それにしても、忙しい合間にそれは…」
「アカンか。」
「ですな。」
「お屋形さま。」
マリア=レオノール=カリフが声をかけた。
「なに?」
「はい、メイドの中にそのようなことをしてみたい者もいるかと存じますが。」
「そうなん?ほな、少し集めてみて。」
「はい、かしこまりました。」
領地館のメイドは二〇〇人あまりいるので、若い者は育てればけっこう使えるかもしれない。
「しかし、実際に講師をやれる人材がないなあ。」
「まだとっかかりですぞ、そうおいそれとは行きますまい。」
「それもそうやな。」
「それよりも、地下のワイン蔵は見ましたか?」
ゴルテスは、にやにやとうれしそうに笑った。
「どう?」
「そりゃもう、マリエナのお屋敷に匹敵する量がございますな。」
マリエナの城の地下室は、特に気合を入れて作ってあるし、その収納量もほかに類を見ない。
シャトー(ワインの醸造元)としても、群を抜く収蔵量なのだ。
マゼランとの間にあるぶどうの林は広大で、ほかの果物も豊富にとれる。
それが自生しているのだから、まさに取り放題。
ここオルレアンには、どれほどの収穫が望めるのかはまだ聞いていない。
「農事方は、だれが見てはるの?」
マリア=レオノール=カリフが、淀みなく答える。
「はい、シャオン準男爵さまでございます。」
「ユリウス、シャオンはこんどの騒動には加担してないの?」
「彼は潔白ですな。」
「それはけっこうどすな、すぐ呼んで。」
レオノールは腰を折ると、すぐに外のメイドに声をかけた。
「お呼びとうかがい、飛んでまいりました。」
シャオン準男爵は、うやうやしくカズマの前に立った。
「おお、シャオン、少し教えて。」
「なんでございます?」
「去年のオルレアンのぶどうの収穫量は?」
「訳百五十万リットルでございます。」
即座に答えが返る。
「おお!さすがやね。」
「ちなみに、北のロワール伯爵領では、年間二百三万リットルでございます。」
「ふうむ、それは斜面の差かな?」
「さようでございます。」
シャオンはにやりと笑って見せた。
「まあええわ、そうするとワインの出荷量もご同様やな。」
「は、わが領では、訳百万リットルほどでしょうか。」
「ふむ、まあそんなもんか。一番のシャトーは?」
「それは、この館でございましょう。ここには訳四分の一ほどの貯蔵量がございます。」
「ほほう、出荷は?」
「まず、三分の二ほどは出してしまいます。」
「ふうん。」
「ドメーヌ・ブリヨンで訳四分の一ほど出荷しております。」
「そこは遠いのか?」
「いえ、馬車で半日ほどです。」
「よし、明日行く、お前も同行しなはれ。ええな、ゴルテス・シャオン。」
「かしこまってござる。」
ゴルテス男爵は即答である。
「では、部下のものにそう伝えます。」
シャオンは、いそがしいのかそう言う。
「なんや、そのくらい融通つけとぉせ。」
「かしこまりました。」
シャオンは、ついでに部下十数人も同行させるつもりのようだ。
なかなかお固い御仁である。
「なかなか真面目なお人のようやね。」
「堅物でござる。」
「ゴルテスには言われとうないと思いますけど。」
「殿」
「こわやこわや。」
二人は笑いあう。
土臭いという感じの茶色いレンガの家が並ぶ街道を、オープンの馬車が行く。
一月の空はうすい青で、若干肌寒さを感じさせた。
カズマはシャツの上に、ダッフルコート(っぽいもの)を羽織って、外を眺めていた。
横には当然のような顔をしてアリスティアが座っている。
反対側にはエリシアが座っている。
向かい側にゴルテスとシャオン。
後ろの馬車には若い文官が十数人。
随行と言うには団体さんだな。
マッチ箱のような家並みが途切れると、すぐに麦畑が広がる。
そのむこうには、木々の緑。
常緑樹が鬱蒼と並びたち、林を抜けると今度は延々とぶどう畑が広がっていた。
「あそこにはゴブリンとかでてけぇへんの?」
カズマの問いには、シャオンが答えた。
「はい、畑の周辺は絶えず警戒して、冒険者が討伐しております。」
「へえ、それは優秀やね。」
「はい。」
シャオンは誇らしげだ。
ゴルテスも、うんうんとうなずいている。
「この辺はぶどうしか作ってへんの?」
「はい、出荷対象はぶどうのみです。」
「そうか、わりと粒も小さめやね。」
マゼランに比べて、一粒がピンポン玉くらいの大きさである。
マゼランではソフトボールくらいが普通なので、かなり小さい。
「そのほうが、味が濃いんだそうです。」
「なるほどねえ。」
やがて、車列はドメーヌ・ブリヨンのシャトーに着いた。
準男爵だそうだが、シャトーはかなり大きい。
オルレアン屋敷の三分の二はありそうな規模だ。
「このくらいでないと、ワインの作業が捗りません。」
「なるほどねえ。」
「カーヴ(ワインの貯蔵庫)も、しっかり囲いませんと、温度管理がしづらいのです。」
「なるほどねえ、うちの地下室も壁は厚く作ったものなあ。」
「シャトーの壁は厚ければ厚いほど良いです。」
「そんなもんですかねえ?」
「うちのシャトーのカーヴは、壁厚五〇センチです。」
ドメーヌ・ブリヨンは自慢らしい。
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