神に気に入られて異世界転生~ついでに神殺ししてチートです~

あざらし

文字の大きさ
上 下
44 / 115

40話 神聖騎士誕生

しおりを挟む
セフィッド神聖国の危機的状況が、何故か疑問は残るものの俺が雷竜族の主になって終息を告げ、教会本部と冒険者ギルドが一応勝利(ワイバーン戦のみ)と発表したので、国民は喜び夜はどんちゃん騒ぎとなった

流石に教皇や王族に軽々しくは出来ないが、それでも人々は歓喜して騒ぐ

龍島に向かう為に残った雷竜は雷竜族への友好もあり国賓待遇なのだが、体が大きい事もあり主の傍でという願いもあって屋敷の庭にいる

雨風の心配もあるので王妃様に許可を貰い、土魔法を使って簡易的ではあるが屋根付きの寝床を用意し、龍島に向かうまではそこで日々を過ごす



一夜明け、朝食を済ませた後に俺はギルドへと向かう

ワイバーンの討伐金を受け取るためだ

今回は神都内の冒険者を総動員したのでワイバーンの討伐金の中から白金貨600枚中200枚を残りの冒険者達で分け合う

残りが俺の取り分であるが黒金貨4枚とか途方もない金額である

日本円に換算すると約400億になるのだが何使えば良いのか見当もつかない



今回は教会からも特例で報酬が支払われた

理由は本来なら絶望的な戦いの中へ良く参戦してくれた感謝である

ただ、財政的な事もあるので報酬は一人金貨5枚で参加人数は200人

黒金貨1枚分の出費となったが今後を考えると安い出費である

合計の報酬は冒険者一人辺り白金貨1枚と金貨5枚であり俺の報酬よりも超安いのだが参戦した者からは何も文句は出なかった



文句を言ったのは非参戦者たちだが参戦してないのだから当たり前だろう

中には参戦したと嘘をつく奴まで居たがギルド側が参戦者は全員記帳していたので、嘘をついたやつは一晩牢獄送りの上で冒険者ランクを最底辺迄落とされる処罰がなされた

中には俺から金を巻き上げようとする者もいたが、聖騎士達もいて同業者達からも非難を浴び更にギルド側から処罰をされ散々な目にあっていた

尚、処罰の内容は冒険者資格の剥奪で一番重い

最も厳しい処罰がなされたがこれは教会本部も合意の処罰らしい



本来、冒険者ギルドの運営に国は基本立ち入らないのだが、今回に関しては国家滅亡の危機の上、個人の戦闘能力があまりにも高すぎて両運営陣が恐れたためだ

故に、今回のギルド側の処罰が重かったりもする

非参戦者達にしてみれば踏んだり蹴ったりではあるが自業自得でもある



尚、今回の報酬に関して文句があるなら両陣営に不服申し立てを行うこと以外は一切認めない事とし、個人で今回の参戦者たちに危害を加えた場合、重犯罪者として扱い、犯罪奴隷として鉱山送りになるとも決定された

この決定は教会本部から正式にセフィッド神聖国全体へと通達され参戦者達を守る事となった



全員が報酬を受け取る中、俺は一人で椅子に座り、終わるのを待っている

傍らには何故か近衛聖騎士が二人いるのだが理由は知らない

全員が報酬を受け終わる頃に聖騎士総師団長と筆頭近衛聖騎士の二人が現れる

何事かと思うが二人は軽く会釈をしてギルマスに手紙を渡す

受け取った手紙をギルマスが読むと俺を見て告げる



「グラフィエルをSSランクへと昇進させる」



ランク上がちゃったよ

周りの参戦者からは拍手喝采である

非参戦者たちは悪態をついていたが「文句あるなら全員相手になるよ」と言うと引き下がった

意気地のない奴らである

参戦者たちは俺の言葉に乾いた笑みを浮かべていた



俺も報酬を受け取り、ようやくちょっとは休めると思っていたのだが、近衛聖騎士筆頭が「次は本部にお願いします」と言われて連行される

参戦した冒険者達も今日は全員が休暇にするみたいで面白そうだと後をついてくる

普通なら聖騎士達は散る様に告げるのだが今回はそれをしない事に俺は猛烈に嫌な予感がした



教会本部に着くと神聖国の重鎮全員に何故かランシェス王族の面々と学友たちが全員いた

中に通されると俺を中心に囲み、神像の前でヴァルケノズさんが宣誓をする

俺の名前を呼び、ヴァルケノズさん以下セフィッド神聖国の重鎮と聖騎士達が跪き、更には御子であるミリアも跪いていた

状況が呑み込めない中、ヴァルケノズさんは驚愕の言葉を発する



「グラフィエル・フィン・クロノアス様を伝承にありし神聖騎士と認め、我らセフィッド神聖国は神聖騎士の元に集わん」

「「「「「神聖騎士様!どうか我らの身命と共に」」」」」

「御子、ミリアンヌ・フィン・ジルドーラは貴方様の傍に」

「「「「「神聖騎士と御子に祝福あれ!!」」」」」

「我ら聖騎士は神聖騎士の剣であり盾である」

「「「「「聖騎士達よ!神聖騎士と共に」」」」」

「我らは常に神と共にありて神聖騎士と共に翔ける」

「「「「「神の騎士よ!我らと共に!!」」」」」

「教皇は民の安寧の為」

「聖騎士は国の安寧の為」

「御子は神聖騎士と次代への命を」

「「「「「嗚呼、我ら神聖騎士と共に」」」」」

「「「「「嗚呼、我ら神の導くままに」」」」」

「我らの行く末に光あれ!!」

「「「「「世界に光あれ!!」」」」」



俺を中心として全員が跪き言葉を紡ぎ終わる

一体何事か?と思っていると儀式?っぽいものが終ったのか、リアフェル王妃が声を掛けてきて事情を説明してくれた

セフィッド神聖国は教皇より上位の神聖騎士の位を俺に与えたとの事

過去にも神聖騎士は1度だけ誕生しているがやはり他国の者であったらしく、過去の神聖騎士も自国の方へ席を置き、尚且つ、竜と狼を従え救国の騎士となったそうで伝承のまま・・・否、伝承以上の事を為した俺を正式に神聖騎士にしたいと打診を受けたそうだ

国の所属に関しては神聖国からの勧誘は一切せず、本人の意思を尊重するとの言葉に疑ったそうだが、神聖騎士に認めてしまえばこちらからは一切口を出せなくなると言われ、神聖騎士は神聖国内にて最上位権力者でありながら自由なる騎士になるそうでどの国に所属していても問題無いらしい

唯一許可して欲しい事は、セフィッド神聖国教会本部が全員の意思を共通させ神聖騎士を認めた事を世界に発信する事だそうでリアフェル王妃は認めたとの事

・・・・・・本人の意思を無視してな



当然辞退したかったのだがそれを見越したリアフェル王妃に先手を打たれた

宣誓と儀式を終えた以上、辞退は不可と言われる

こうして俺は各国に神聖騎士としてその名を轟かせることになった

この事を聞いた各国の冒険者ギルドは満場一致で更なる昇格を決めて全てのギルドへ連絡し神聖騎士にしてSSSランク冒険者グラフィエル・フィン・クロノアスが誕生したのであった

うん、これマジで神様~ズ何かやってるよね?





神聖騎士への宣誓が終わり、ミリアとヴァルケノズさんに連れられてとある一室へ案内される

この部屋は許された者しか入る事が出来ず、婚約発表を正式に終わらせた後に案内する予定だったと告げられた

今、この部屋にいるのはヴァルケノズさん、ミリア、近衛聖騎士筆頭、聖騎士総師団長の自国民に加えリリィとティアも一緒である

リリィは俺の婚約者でティアは予定だが神聖騎士特権でここにいる

リアフェル王妃以下ランシェス組は行きたがっていたが俺の尋常ではない雰囲気に諦めた

リアフェル王妃以外はだが

最後まで食い下がったがこればかりはダメと諫めて、もしかしたら後で知ることは出来るかもと告げたら渋々引き下がってくれた

で、案内された部屋に入った瞬間に俺はとある場所を連想した



連想したのは【神界】である

その場所を連想させるくらいにこの部屋は神気で満ちていた

そこへ突如、召喚陣が開かれる

全員が警戒するが俺は手で制した

何かを感じたのだろうか?俺の魔力と繋がっているのだから自ら召喚陣を発動させれるわな

原理はわからんけど



そんな感じで待つこと数秒でルリとハクが出てきた

出てきた瞬間、とりあえず叱った

勝手にしたらダメとかする時はせめて連絡しろとかだ

念話を使って出来なくはないので二匹はシュンとしてごめんなさいした

そんな姿にキュンとしたリリィとティアは二匹を抱き上げ撫でる

甘やかすだけじゃ良くないのだが今回は大目に見るか



俺は再び部屋の中心部へと向き直る

そこには卵と封印睡眠と言うべきなのだろうか

結界の中に小動物がいた

それについてヴァルケノズさんが説明をする



「この結界内のはミリアさんが5歳の時に贈られてきたそうです。ただ、どれだけ待っても孵らない目覚めないで、死んでしまわないように結界補強と出来る限り神聖な場所で眠りにつかせていたのです」



ヴァルケノズさんはこれが何かわかっていない様だ

ミリアも若干わかってはいる様だが確信には至っていない模様

俺はおもむろに手を添えると意識が流れ込んできたので3人を呼び、まずは卵にミリア・ティア・リリィの順番で手を置かせその上に手を置き神力を少しずつ流し込む



数十秒ほど経つと卵にひびが入り中から雛、ではなく小さな小鳥が誕生する

「ピ」と元気良く鳴くと羽ばたきミリアの肩に止まる

ヴァルケノズさんは「流石・・」と褒めるも半ば放心している



次に小動物の方だ

こちらはミリアだけで良さそうだな

小鳥を肩に乗せたままのミリアの手を取り一緒に触れると結界が一瞬で消え、封印が解かれて中から小さな狐が姿を現した

ただ、普通の狐ではなく尾が9尾あった

じっと見ていると狐は俺の手に頭を摺り寄せた後、ミリアにも同じことをして「キュ」と鳴いた後に眠ってしまった

後ろでは「おお~」という声が上がったがあえて無視する

俺は小鳥と子狐を見て「やはりか・・」とボソッと呟き



「ヴァルケノズさん。小鳥と子狐は任せて欲しいんだが」



「それは構いません。が、やはりその1匹と1羽は?」



その問いに俺は頷いて肯定する

ヴァルケノズさんも「やはりですか・・」と察したようだ

俺達はそれだけ伝え合うと部屋を後にする

ヴァルケノズさんには念の為にあの部屋はこれからも同じように扱うようにと告げておいた

全員には神秘の部屋とでも名付けて説明すれば良いとだけ告げて事後処理は全て任せる事にする

とりあえず用事も終わったし半日は休めるかな?と思うがそうは問屋が卸さない

神聖騎士になったので色々な書類を今日中に整理しないといけないそうで、それには俺の署名が必要な物もあるからと執務室へと連行され今日が終った



翌日は前の会談の続きでまたも教会本部へと赴く

中に入るとシスターが両手を組み俺に祈りを捧げてから案内に入る

途中、すれ違うたびに祈られるので堪ったものではなかった



応接室に入り再び婚約発表についての協議がなされるが呆気なく終わった

神聖国側が開口一番、打開案を提示したのだ

秋の収穫祭の時に同時発表にしようと提案してきたのだった

ミリアは既に留学中であり本国には居ないが良いのかと問われると神聖騎士に付き従いか共にいると宣言すれば問題はないとの事

秋の収穫祭はどの国も似たような時期に行われるため問題もない

ティアにも配慮した時期となり、両国とも約2か月後の月の始めに発表する事で合意し、3人の婚約を正式に発表する事となった

ティアに関してはリアフェル王妃も間に入り動くとの事でほぼ間違いなく婚約できるだろうとの事だ



次にヴァルケノズさんのランシェス迄の護衛だがこちらも引き受け、帰りは現在の護衛をそのまま引き継ぎさせることで合意した

そこに俺と学生冒険者は含まれていないが



ミリアの住まいに関しての再協議だがこれはランシェス側が折れた

俺が神聖騎士になった以上は王宮住まいと言う訳には行かないと譲らなかったのだ

ただ、国賓待遇は変わらずに行う上で住まいは俺の屋敷にし、護衛を付けて滞在費用は両国で分割する事になった

また神聖国側からも近衛聖騎士を分隊派遣する事になり、有事の際には使って貰って構わないことにして、色々アピールに使うそうだ

神聖国側もかなり甘い条件を出してきたので折れるしかなかったのが正解だろう



次の議題は神聖国側はあまり関係はないのだが、口を出さずにはいられないようで、俺の陞爵の件の話になった

初めは子爵であったが本国に戻り次第、伯爵までは間違いなく上げる、と言うか上がる、いや上げざるを得ないのだが神聖国側が納得しなかった

だが辺境に領地を持っていない以上、辺境伯は不可能で侯爵に上げるとするならば反発は必須であり伯爵に上げるのも半分は強権発動に近い

神聖国側も理解はしてるが神聖騎士が伯爵ではという思いもあり、会談が荒れに荒れそうだったので、「学生で独立貴族で伯爵なら前例がないのでは?」と俺が言って何とか落ちついたが、必ず伯爵にする事を条件にされリアフェル王妃も約束した



最後で少し時間を取られたため時刻は昼を回った位だ

一度休憩を取り、全員で食事を取っていると聖騎士が騒がしく走ってきて、ノックもせず部屋のドアを開けて、



「ひ、東の方角より竜の群れが多数!接敵は2時間後になると思われます!」



全員「はっ!?」だ

一昨日終わったばかりだろう、と思いつつ我に返ったヴァルケノズさんは「直ぐに騎士団を!」と叫び休憩も会談も中断となった

そんな中でリアフェル王妃だけがワクテカしてたのは言うまでも無い事だった
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる 

SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ 25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。  目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。 ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。 しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。 ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。 そんな主人公のゆったり成長期!!

【完結】初級魔法しか使えない低ランク冒険者の少年は、今日も依頼を達成して家に帰る。

アノマロカリス
ファンタジー
少年テッドには、両親がいない。 両親は低ランク冒険者で、依頼の途中で魔物に殺されたのだ。 両親の少ない保険でやり繰りしていたが、もう金が尽きかけようとしていた。 テッドには、妹が3人いる。 両親から「妹達を頼む!」…と出掛ける前からいつも約束していた。 このままでは家族が離れ離れになると思ったテッドは、冒険者になって金を稼ぐ道を選んだ。 そんな少年テッドだが、パーティーには加入せずにソロ活動していた。 その理由は、パーティーに参加するとその日に家に帰れなくなるからだ。 両親は、小さいながらも持ち家を持っていてそこに住んでいる。 両親が生きている頃は、父親の部屋と母親の部屋、子供部屋には兄妹4人で暮らしていたが…   両親が死んでからは、父親の部屋はテッドが… 母親の部屋は、長女のリットが、子供部屋には、次女のルットと三女のロットになっている。 今日も依頼をこなして、家に帰るんだ! この少年テッドは…いや、この先は本編で語ろう。 お楽しみくださいね! HOTランキング20位になりました。 皆さん、有り難う御座います。

最強無敗の少年は影を従え全てを制す

ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。 産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。 カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。 しかし彼の力は生まれながらにして最強。 そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。

三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る

マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息 三歳で婚約破棄され そのショックで前世の記憶が蘇る 前世でも貧乏だったのなんの問題なし なによりも魔法の世界 ワクワクが止まらない三歳児の 波瀾万丈

クラス転移で神様に?

空見 大
ファンタジー
空想の中で自由を謳歌していた少年、晴人は、ある日突然現実と夢の境界を越えたような事態に巻き込まれる。 目覚めると彼は真っ白な空間にいた。 動揺するクラスメイト達、状況を掴めない彼の前に現れたのは「神」を名乗る怪しげな存在。彼はいままさにこのクラス全員が異世界へと送り込まれていると告げる。 神は異世界で生き抜く力を身に付けるため、自分に合った能力を自らの手で選び取れと告げる。クラスメイトが興奮と恐怖の狭間で動き出す中、自分の能力欄に違和感を覚えた晴人は手が進むままに動かすと他の者にはない力が自分の能力獲得欄にある事に気がついた。 龍神、邪神、魔神、妖精神、鍛治神、盗神。 六つの神の称号を手に入れ有頂天になる晴人だったが、クラスメイト達が続々と異世界に向かう中ただ一人取り残される。 神と二人っきりでなんとも言えない感覚を味わっていると、突如として鳴り響いた警告音と共に異世界に転生するという不穏な言葉を耳にする。 気が付けばクラスメイト達が転移してくる10年前の世界に転生した彼は、名前をエルピスに変え異世界で生きていくことになる──これは、夢見る少年が家族と運命の為に戦う物語。

悪役貴族の四男に転生した俺は、怠惰で自由な生活がしたいので、自由気ままな冒険者生活(スローライフ)を始めたかった。

SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
俺は何もしてないのに兄達のせいで悪役貴族扱いされているんだが…… アーノルドは名門貴族クローリー家の四男に転生した。家の掲げる独立独行の家訓のため、剣技に魔術果ては鍛冶師の技術を身に着けた。 そして15歳となった現在。アーノルドは、魔剣士を育成する教育機関に入学するのだが、親戚や上の兄達のせいで悪役扱いをされ、付いた渾名は【悪役公子】。  実家ではやりたくもない【付与魔術】をやらされ、学園に通っていても心の無い言葉を投げかけられる日々に嫌気がさした俺は、自由を求めて冒険者になる事にした。  剣術ではなく刀を打ち刀を使う彼は、憧れの自由と、美味いメシとスローライフを求めて、時に戦い。時にメシを食らい、時に剣を打つ。  アーノルドの第二の人生が幕を開ける。しかし、同級生で仲の悪いメイザース家の娘ミナに学園での態度が演技だと知られてしまい。アーノルドの理想の生活は、ハチャメチャなものになって行く。

欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します

ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!! カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。

スキルが【アイテムボックス】だけってどうなのよ?

山ノ内虎之助
ファンタジー
高校生宮原幸也は転生者である。 2度目の人生を目立たぬよう生きてきた幸也だが、ある日クラスメイト15人と一緒に異世界に転移されてしまう。 異世界で与えられたスキルは【アイテムボックス】のみ。 唯一のスキルを創意工夫しながら異世界を生き抜いていく。

処理中です...