藁ぼうしの怪獣

むかしむかし、一匹の灰色ドラゴンがおりました。それは空を飛ぶ羽もなく、癒やしの力も魔力ももたない、ただ大きなだけのドラゴンでした。
ある暑い夏の日に、灰色ドラゴンは身寄りのない少年と出会い、誰かを大切に思うことの幸せを知りました。
たとえ種族は違っても、大切に思う気持ちは変わらない。そんな優しい物語です。


童話風ファンタジー。表紙はサブロー様からいただきました。
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