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9_二人の生活
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ムームとの生活は静かに過ぎていった。
言葉は通じないが、身振り手振りで大抵は分かり合えるようになっていった。
ともに生活する中で気を付けなければならないのは、ムームは賢いが、賢いが故にプライドが山のように高いということだった。
うっかりペット感覚で対応すれば、烈火のごとく怒り狂う。しかし心からの賛辞には、眉間にシワを寄せながらも小さな鳴き声で返事をしてくれることが増えた。
無口なムームの鳴き声は貴重なのだ。とてもかわいい。しかしムームは知性ある生命体であって、決して愛玩動物ではないのだ。あくまでも一時保護している知性ある生命体であることを忘れないように、ティフォはムームの尊厳を守らなくてはならない。
ムームとの生活で新鮮だったのは、言葉が通じない分だけ、嘘がつけないということだった。
すべてにおいて言葉による誤魔化しが効かないのだ。それはムームの高い観察力によるものなのかもしれない。しかしそういう裏表のない関係が、仕事上の人間関係に疲れたティフォにとっては新鮮で有り難かった。
必要のない会話を交わして腹の探り合いをしなくてもいいムームとの生活は、ティフォにとって安らげるものだったのだ。
そうやってともに生活をしていく中で、ムームについて知ることが、今のティフォにはたまらなく楽しかった。
ムームは、ランダムに変更していく地球の風景の中でも、自然の風景を好み、人工物の風景は嫌がること。人間を恋しがる様子は見られないこと。辛口のお酒が好き。お風呂が好き。ティフォの居ない昼間は、どうやら筋力トレーニングをしていること。
早く帰宅するようになった代わりに自宅に持ち帰り仕事をするティフォを見て、ホログラフィー機器の扱いを理解したこと。そうして密かにケプラー惑星群について勉強していること。
深夜まで仕事をするティフォが、眠りについたムームのベッドに忍び込んでも起きなくなったこと。嫌がりながらも同じベッドで寝ることを許容してくれるようになったこと。
朝の食事を一緒にとるようになったこと。
決して弱さを見せない強いオスであること。
そんな強いムームでも、夜になるとうなされる日があること。
ティフォはある晩、寝惚けているのか錯乱状態で暴れるムームを触手であやしながら、とっさに子守唄を歌っていた。ティフォ自身もなぜ歌ったのかは分からない。
ムームはびっくりしたような顔をしてから、ティフォを見て、部屋を見渡し、夢を見ていたのだと理解したようだった。
ムームは威嚇をしながらも、触手に撫でられながら、子守歌の中でまた眠りについた。
この部屋以外にはどこにも逃げ場がないムームにとって、夢の中でくらい自由になって欲しい。そう願いながら、ティフォは子守歌を歌う。
歌詞も覚えていない遠い記憶の子守歌。メロディだけを静かになぞる。
そういう夜を、幾夜も過ごした。
ムームと出会ってから地球人の殺処分がどうしてもできなくなってしまったティフォは、ただ問題を先送りしているだけだと分かっていながらも、研究室に被検体という名目で地球人を保護するようになっていた。
別に聖人君子ではない。本当に仕方なくだった。
出勤するかぎり、新しい個体を受け入れないわけにはいかないのだ。
次々と運び込まれる地球人をどうにかして適切に処置をする、それだけが今ティフォに求められている仕事だからだ。
そうして解決策も分からぬまま、毎日少しずつ増えていく地球人。
ティフォは途方に暮れながらも、群れで生活をする地球人の性質や、研究室のスペースの問題を鑑みて、二人で一つの保護ゲージに入れて保護していくようになった。
地球人の状態に合わせた適切な食事を与え、個別にバイタルチェックを行い、データを記録、治療データから問題点を洗い出し、新しい解決策を考え、より良い治療計画を練る。
誰にも望まれていない仕事だ。こんなことをしていても無意味だと、ティフォにだって分かっていた。
そんなある日、保護された段階ですでに衰弱が激しい一人の地球人が、治療の甲斐なく息を引き取った。
同じ保護ゲージにいた地球人は、亡くなった地球人に覆い被さり泣きながら、ティフォに激しい威嚇行動を繰り返す。死骸は速やかに隔離しなくては、衛生面で大きな問題が生じる。
ティフォは自分が職員としてすべき行動を理解してはいたが、助けられなかった地球人にムームを重ねてしまい、どうしても行動に移せなかった。
遠い星で命を落とした地球人に最期くらいはと、地球での死者の弔い方を調べたが、多種多様に存在する様式に戸惑うばかりだ。
ティフォには亡くなった地球人の複雑怪奇な宗教観を知るすべはない。
せめて用意できる物をと、水と布、清潔な白いシーツ、そして花を、そっと保護ゲージの中に入れた。
泣きわめく地球人は、しばらく疑わしげに入れられた物とティフォを交互に見比べていたが、そのうちのそのそと動きだした。
傷だらけの地球人の体を水で拭き清め、白いシーツに包んでいく。地球人は最後に花を捧げると、不思議な手の動きをしたあと、静かに歌い出した。
知らないメロディが優しく響く。歌詞は分からないが、きっと弔いの歌だろう。
その日は何か言いたげな助手のカヤを定時に帰し、ティフォは夜遅くまで地球人の弔いの心に寄り添った。
それからどれくらい経ったのか。弔いによって落ち着いた地球人が、遺体からゆっくり離れた。地球人はティフォを見つめて、一つ頷く。
ティフォは静かに、白いシーツに包まれた亡骸を触手で抱き上げた。
シーツに包まれた亡骸は、定められた地球人処分専用のダストの暗い穴に、そっと吸い込まれていく。
そしてティフォは、定められた提出書類に死亡の旨を記入し、送信した。書き慣れた〝殺処分〟ではなく〝死亡〟という文字。
ティフォの触手が震える。
弔いも、治療も、保護も、何もかも、自分がしている全てが偽善だ。
いっそギーのように、求められるままに割り切って仕事をまっとうしたほうが正しいのかもしれない。
この保護施設が地球人対応で変わってしまってからずっと、泣き出したいのか叫び出したいのか分からない衝動をやりすごす度に、ティフォの胸には暗い澱が溜まっていった。
たまらなくムームに会いたかった。
いつもなら研究室に泊まり込む時間にもかかわらず、ティフォは自宅に帰宅をした。
ベッドで眠るムームの寝顔をみて、ほっと息をついた。
食欲はない。
疲れた触手を引きずるようにしてなんとかミストシャワーを浴び、ティフォはベッドに向かった。
ムームの温かな肌が恋しかった。ムームの眠るベッドで一緒に眠ることだけを考える。
ダストの暗さや、動かなくなった地球人の冷たい体のことは考えてはいけない。
早く眠らなくては。明日も仕事だ。明後日も、その次も、ずっとずっと仕事なのだ。
研究室で地球人を保護している限り、ティフォに休みはない。
ティフォが行かなかったら、誰があの地球人たちの面倒をみるのだ。殺処分もせず、上の指示を無視した仕事をしておきながら、さらに誰かの手を煩わせるわけにはいかない。ティフォが一人でしなくてはいけないことだ。
生き物を保護するということは、そういうことだ。
ティフォは眠るムームを起こさないように、ただその背中を見つめながら、なんとか眠りについた。
その夜、ティフォは夢を見た。
かつて処分した沢山の地球人とともに、ムームがただじっとティフォを見つめている夢だった。
夢の中で、ティフォの謝罪の言葉がむなしく響く。誰に対しての何の謝罪なのか、ティフォ自身も分からない。ただすまないと、力なく呟いた。
怯える地球人、助けを求めていたであろう地球人を、見殺しにし続けていた自分が、ムームに許されるはずもない。そう気付いて、何も言えなくなったティフォは、立ちつくす。
暗闇に消えていく地球人とともに、ムームがティフォに背を向ける。
行かないで欲しい。
なのにこんな時に限って、ティフォの触手は動いてはくれない。ムームを追いかけて、すがって、許しを請いたい。
いつしかティフォは、暗闇でただ一人になっていた。
誰もいない、何もない、まったくの暗闇がどこまでも続いている。
許されない自分は置いていかれたのだと、これが罰なのだと、ティフォは呆然と立ちつくした。
言葉は通じないが、身振り手振りで大抵は分かり合えるようになっていった。
ともに生活する中で気を付けなければならないのは、ムームは賢いが、賢いが故にプライドが山のように高いということだった。
うっかりペット感覚で対応すれば、烈火のごとく怒り狂う。しかし心からの賛辞には、眉間にシワを寄せながらも小さな鳴き声で返事をしてくれることが増えた。
無口なムームの鳴き声は貴重なのだ。とてもかわいい。しかしムームは知性ある生命体であって、決して愛玩動物ではないのだ。あくまでも一時保護している知性ある生命体であることを忘れないように、ティフォはムームの尊厳を守らなくてはならない。
ムームとの生活で新鮮だったのは、言葉が通じない分だけ、嘘がつけないということだった。
すべてにおいて言葉による誤魔化しが効かないのだ。それはムームの高い観察力によるものなのかもしれない。しかしそういう裏表のない関係が、仕事上の人間関係に疲れたティフォにとっては新鮮で有り難かった。
必要のない会話を交わして腹の探り合いをしなくてもいいムームとの生活は、ティフォにとって安らげるものだったのだ。
そうやってともに生活をしていく中で、ムームについて知ることが、今のティフォにはたまらなく楽しかった。
ムームは、ランダムに変更していく地球の風景の中でも、自然の風景を好み、人工物の風景は嫌がること。人間を恋しがる様子は見られないこと。辛口のお酒が好き。お風呂が好き。ティフォの居ない昼間は、どうやら筋力トレーニングをしていること。
早く帰宅するようになった代わりに自宅に持ち帰り仕事をするティフォを見て、ホログラフィー機器の扱いを理解したこと。そうして密かにケプラー惑星群について勉強していること。
深夜まで仕事をするティフォが、眠りについたムームのベッドに忍び込んでも起きなくなったこと。嫌がりながらも同じベッドで寝ることを許容してくれるようになったこと。
朝の食事を一緒にとるようになったこと。
決して弱さを見せない強いオスであること。
そんな強いムームでも、夜になるとうなされる日があること。
ティフォはある晩、寝惚けているのか錯乱状態で暴れるムームを触手であやしながら、とっさに子守唄を歌っていた。ティフォ自身もなぜ歌ったのかは分からない。
ムームはびっくりしたような顔をしてから、ティフォを見て、部屋を見渡し、夢を見ていたのだと理解したようだった。
ムームは威嚇をしながらも、触手に撫でられながら、子守歌の中でまた眠りについた。
この部屋以外にはどこにも逃げ場がないムームにとって、夢の中でくらい自由になって欲しい。そう願いながら、ティフォは子守歌を歌う。
歌詞も覚えていない遠い記憶の子守歌。メロディだけを静かになぞる。
そういう夜を、幾夜も過ごした。
ムームと出会ってから地球人の殺処分がどうしてもできなくなってしまったティフォは、ただ問題を先送りしているだけだと分かっていながらも、研究室に被検体という名目で地球人を保護するようになっていた。
別に聖人君子ではない。本当に仕方なくだった。
出勤するかぎり、新しい個体を受け入れないわけにはいかないのだ。
次々と運び込まれる地球人をどうにかして適切に処置をする、それだけが今ティフォに求められている仕事だからだ。
そうして解決策も分からぬまま、毎日少しずつ増えていく地球人。
ティフォは途方に暮れながらも、群れで生活をする地球人の性質や、研究室のスペースの問題を鑑みて、二人で一つの保護ゲージに入れて保護していくようになった。
地球人の状態に合わせた適切な食事を与え、個別にバイタルチェックを行い、データを記録、治療データから問題点を洗い出し、新しい解決策を考え、より良い治療計画を練る。
誰にも望まれていない仕事だ。こんなことをしていても無意味だと、ティフォにだって分かっていた。
そんなある日、保護された段階ですでに衰弱が激しい一人の地球人が、治療の甲斐なく息を引き取った。
同じ保護ゲージにいた地球人は、亡くなった地球人に覆い被さり泣きながら、ティフォに激しい威嚇行動を繰り返す。死骸は速やかに隔離しなくては、衛生面で大きな問題が生じる。
ティフォは自分が職員としてすべき行動を理解してはいたが、助けられなかった地球人にムームを重ねてしまい、どうしても行動に移せなかった。
遠い星で命を落とした地球人に最期くらいはと、地球での死者の弔い方を調べたが、多種多様に存在する様式に戸惑うばかりだ。
ティフォには亡くなった地球人の複雑怪奇な宗教観を知るすべはない。
せめて用意できる物をと、水と布、清潔な白いシーツ、そして花を、そっと保護ゲージの中に入れた。
泣きわめく地球人は、しばらく疑わしげに入れられた物とティフォを交互に見比べていたが、そのうちのそのそと動きだした。
傷だらけの地球人の体を水で拭き清め、白いシーツに包んでいく。地球人は最後に花を捧げると、不思議な手の動きをしたあと、静かに歌い出した。
知らないメロディが優しく響く。歌詞は分からないが、きっと弔いの歌だろう。
その日は何か言いたげな助手のカヤを定時に帰し、ティフォは夜遅くまで地球人の弔いの心に寄り添った。
それからどれくらい経ったのか。弔いによって落ち着いた地球人が、遺体からゆっくり離れた。地球人はティフォを見つめて、一つ頷く。
ティフォは静かに、白いシーツに包まれた亡骸を触手で抱き上げた。
シーツに包まれた亡骸は、定められた地球人処分専用のダストの暗い穴に、そっと吸い込まれていく。
そしてティフォは、定められた提出書類に死亡の旨を記入し、送信した。書き慣れた〝殺処分〟ではなく〝死亡〟という文字。
ティフォの触手が震える。
弔いも、治療も、保護も、何もかも、自分がしている全てが偽善だ。
いっそギーのように、求められるままに割り切って仕事をまっとうしたほうが正しいのかもしれない。
この保護施設が地球人対応で変わってしまってからずっと、泣き出したいのか叫び出したいのか分からない衝動をやりすごす度に、ティフォの胸には暗い澱が溜まっていった。
たまらなくムームに会いたかった。
いつもなら研究室に泊まり込む時間にもかかわらず、ティフォは自宅に帰宅をした。
ベッドで眠るムームの寝顔をみて、ほっと息をついた。
食欲はない。
疲れた触手を引きずるようにしてなんとかミストシャワーを浴び、ティフォはベッドに向かった。
ムームの温かな肌が恋しかった。ムームの眠るベッドで一緒に眠ることだけを考える。
ダストの暗さや、動かなくなった地球人の冷たい体のことは考えてはいけない。
早く眠らなくては。明日も仕事だ。明後日も、その次も、ずっとずっと仕事なのだ。
研究室で地球人を保護している限り、ティフォに休みはない。
ティフォが行かなかったら、誰があの地球人たちの面倒をみるのだ。殺処分もせず、上の指示を無視した仕事をしておきながら、さらに誰かの手を煩わせるわけにはいかない。ティフォが一人でしなくてはいけないことだ。
生き物を保護するということは、そういうことだ。
ティフォは眠るムームを起こさないように、ただその背中を見つめながら、なんとか眠りについた。
その夜、ティフォは夢を見た。
かつて処分した沢山の地球人とともに、ムームがただじっとティフォを見つめている夢だった。
夢の中で、ティフォの謝罪の言葉がむなしく響く。誰に対しての何の謝罪なのか、ティフォ自身も分からない。ただすまないと、力なく呟いた。
怯える地球人、助けを求めていたであろう地球人を、見殺しにし続けていた自分が、ムームに許されるはずもない。そう気付いて、何も言えなくなったティフォは、立ちつくす。
暗闇に消えていく地球人とともに、ムームがティフォに背を向ける。
行かないで欲しい。
なのにこんな時に限って、ティフォの触手は動いてはくれない。ムームを追いかけて、すがって、許しを請いたい。
いつしかティフォは、暗闇でただ一人になっていた。
誰もいない、何もない、まったくの暗闇がどこまでも続いている。
許されない自分は置いていかれたのだと、これが罰なのだと、ティフォは呆然と立ちつくした。
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