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終局
終局 4
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ズキューンという銃声ともに由美のもつデザートイーグル.50AEの銃弾は孝の頭部を完全に吹き飛ばしていた。
血と肉片と脳漿があたり一面に飛び散っていた。
「うざいんで、撃っちゃいました」
「まあ、しょうがないわ。あいつには綺堂家の次期当主たる資格などない。ただ見苦しいばかりだわ」
「死体とエッチするなんて、ちょーきもいし」
「あっ」
由美は内ポケットに入れていた携帯をとりだす。
「はい由美です。そうですか。わかりました。あと術者を確認しましたが死亡しました。へー、そうなんだ。じゃあ、全員を誘導します。了解です」
携帯をきると側にいる全員のほうに向きなおる。
「連絡があって支援の船がつきました。他の人達に合流して脱出しましょう」
「脱出?危険は去ったのでしょ?」
「貴女方のお父上がC国に依頼して、この島を爆撃することになったそうです。綺堂家の恥は跡形もなく消滅させるそうです。それに貴女方はお父上に会う前に警察に行ってもらわなければなりません」
「警察?」
「貴女方のしたことは準強姦罪ですよ。それなりに責任を取ってもらわないと」
由美たちは1階ホールの避難者たちと合流し国の特殊部隊が乗ってきた船で島を脱出した。
彼女達の乗る船が島から十分離れたころC国の爆撃機が島を爆撃し始めた。
島全体が赤い炎につつまれてる。
由美は船上で赤く染まってる島をぼんやり眺めてる。
「島の形まで変わってしまってる」
「工藤君ここにいたのか」中年の男が話しかけてきた。
「あっ、部長さん」彼は今回、由美に仕事を依頼してきた国の代理人だった。
「今度、正式に超常現象対策部が設立することになったよ」
「へー」
「君にも正式に参加してもらいたいと思ってる」
「お給料しだいかな。だってこんなろくでもない事件ばかりだったら割に合わないもの」
「由美ちゃーん」
船内から由美を呼ぶ声が聞こえてきた。
「あ、今日子さん、リサさん」
今日子とリサが甲板に上がってきた。
「ここにいたんだ。さっき携帯が使えるようになったの。で、リサが早速、彼に連絡したの」
「うん。うん。それで?」
「彼に妊娠したと伝えたの」
「で?で?彼は何って言ってたの?」
「結婚しようって言ってた」
「おーーーーーっ!おめでとうございます。リサさん」
「おめでとう、リサ」
由美と今日子はリサを祝福する。
「ありがとう」
「ろくでもない事件だったけど1つだけいいことがあった」
由美はちょっとだけうれしくなった。
「私はいっぱいいいことがあった。」
リサはすごくうれしそうな笑顔を見せた。
「いっぱいなの?」
由美は不思議そうに思った。
「いっぱい。赤ちゃんができたことでしょ。彼が結婚しようって言ってくれたこと。今日子と由美ちゃんと友達になれたことだよ」
「そっか。私もそうだった」
「私もよ」
今日子と由美も同じ気持ちだった。
やがて船は日本本土に到着した。
血と肉片と脳漿があたり一面に飛び散っていた。
「うざいんで、撃っちゃいました」
「まあ、しょうがないわ。あいつには綺堂家の次期当主たる資格などない。ただ見苦しいばかりだわ」
「死体とエッチするなんて、ちょーきもいし」
「あっ」
由美は内ポケットに入れていた携帯をとりだす。
「はい由美です。そうですか。わかりました。あと術者を確認しましたが死亡しました。へー、そうなんだ。じゃあ、全員を誘導します。了解です」
携帯をきると側にいる全員のほうに向きなおる。
「連絡があって支援の船がつきました。他の人達に合流して脱出しましょう」
「脱出?危険は去ったのでしょ?」
「貴女方のお父上がC国に依頼して、この島を爆撃することになったそうです。綺堂家の恥は跡形もなく消滅させるそうです。それに貴女方はお父上に会う前に警察に行ってもらわなければなりません」
「警察?」
「貴女方のしたことは準強姦罪ですよ。それなりに責任を取ってもらわないと」
由美たちは1階ホールの避難者たちと合流し国の特殊部隊が乗ってきた船で島を脱出した。
彼女達の乗る船が島から十分離れたころC国の爆撃機が島を爆撃し始めた。
島全体が赤い炎につつまれてる。
由美は船上で赤く染まってる島をぼんやり眺めてる。
「島の形まで変わってしまってる」
「工藤君ここにいたのか」中年の男が話しかけてきた。
「あっ、部長さん」彼は今回、由美に仕事を依頼してきた国の代理人だった。
「今度、正式に超常現象対策部が設立することになったよ」
「へー」
「君にも正式に参加してもらいたいと思ってる」
「お給料しだいかな。だってこんなろくでもない事件ばかりだったら割に合わないもの」
「由美ちゃーん」
船内から由美を呼ぶ声が聞こえてきた。
「あ、今日子さん、リサさん」
今日子とリサが甲板に上がってきた。
「ここにいたんだ。さっき携帯が使えるようになったの。で、リサが早速、彼に連絡したの」
「うん。うん。それで?」
「彼に妊娠したと伝えたの」
「で?で?彼は何って言ってたの?」
「結婚しようって言ってた」
「おーーーーーっ!おめでとうございます。リサさん」
「おめでとう、リサ」
由美と今日子はリサを祝福する。
「ありがとう」
「ろくでもない事件だったけど1つだけいいことがあった」
由美はちょっとだけうれしくなった。
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「いっぱいなの?」
由美は不思議そうに思った。
「いっぱい。赤ちゃんができたことでしょ。彼が結婚しようって言ってくれたこと。今日子と由美ちゃんと友達になれたことだよ」
「そっか。私もそうだった」
「私もよ」
今日子と由美も同じ気持ちだった。
やがて船は日本本土に到着した。
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