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獲物達

獲物達 3

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「ぐわっ」
「うおっ」  
「ぎゃっ」 
続けざまに3人の男が悲鳴を上て倒れた。  
「どうした?」 
他の2人がその3人のほうを見るとまっすぐな棒が肩や胸に刺さってる。 
おびただしい量の出血をしてる。  
「伏せろ」
その場の2人は伏せていた。  
「武器なんて持っていやがったのか」  
「そんなわけないだろ。裸で放り出したんだから自分で作ったんだろう。多分弓矢だな」  
「そんな事できるやつがいたのか」
伏せながら2人が話してると  
「おーい、どうした?」 
2台目の車に降りずにいた残りの2人が降てきた 。
「おい、危ないぞ!車にもどれ。」  
「なんだー?」  
「ぐあっ」  
「ぎゃっ」 

次々と二人とも倒れた。 
一人は地面を転がりまわって苦しんでる。
その男は目に矢がっ刺さっていた。  
「車に戻ろう」 
無事だった2人は這って後ろの車に戻り乗り込んだ。  
「どうする?」 
助主席に乗り込んだ男が聞く。  
「怪我人を収容して別荘に戻るしかないだろう。放っといたら死ぬ」  
「何だってこんな事になったんだ」  
「知るかよ」 
車をゆっくり動かし倒れてる男達の傍に寄せる。
矢の飛んでくる方と逆側のドアを開けて怪我人を収容する。 
後部座席の後ろのランゲージスペースに2人後部座席に3人を詰め込む。 
怪我人は全員、血まみれだった。 
夏休み中、女共を弄んですごすはずだったのにこんな逆撃をくらい車内は重苦し空気に包まれていた。 
突然フロントガラスが白濁した。 
フロントガララスに石が当り無数のヒビが入り視界が失われたのだ。  
「投石か?」 
あまりの事にハンドルを誤り岩に乗り上げて車は転倒した。 
全員、シートベルトをしていなかったため頭を強打し気絶していた。  
 その転倒の様を雅人は目の当たりにしていた。  
「ふん、やってくれるじゃん」 
雅人の車は転倒してる車の横を通り過ぎてその先のパンクしてる車を盾にする形で車を止めた。
 「あのしげみか」 
赤外線スコープを猟銃にセットして雅人は車の天井部分を利用して猟銃を構える。 
狙いを定め引き金ををひいた。 
スコープの中に捉えられた人影が倒れる。  
「おい、おい、こいつは……意外に物騒な奴だ」 
雅人が茂みにいくとリサが倒れていた。 
その足元には石槍や石斧の様な物が落ちていた。 
リサの右肩には麻酔銃の注射筒が刺さってる。 
雅人はリサを荷物のように肩に担いで車に運んだ。 
リサを車のボンネットの上に乗せると左右のフェンダーミラーに左右の足を固定してナイフでレオタードを切り裂き全裸にして左右の手をドアミラーに固定する。 
雅人は全裸のリサを車のボンネットに縛り付けたまま車を走らせ別荘へと向かう。 
途中、転倒した仲間の車はそのまま放置してすり抜けていく。  
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