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危ないアルバイト

危ないアルバイト 1

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とある南海の孤島に近づく大型クルーザー。 
その孤島もクルーザーも綺堂家の所有のもだった。 
クルーザーの乗客は綺堂家の3人兄妹とその友人た達そして綺堂家の使用人数名。 
綺堂家にバイトとして雇われた工藤由美、高村今日子、リサ・バネットの3人だった。 
3人は南海の別荘地で楽しくお仕事できるバイトと聞いて夏休みを利用して応募してきていた。 
3人は友人達と行うゲームの手伝い(裏方)としか聞かされてなくて詳しい内容は当日説明されるといわれている。
バイトが終われば遊び放題とも。 
 3人はこの船上ではじめて会う。 
「私は高村今日子、大学生よ。よろしく」 
今日子から他の二人に話しかけて行った。 
同じバイト仲間なので仲良くしたいと思ったが一人は外国人でもう一人は中学生? 下手すると小学生……にも見える少女。
年齢のギャップと言葉が通じなかったらと躊躇していたが思い切って話しかけた。 
「私は工藤由美。中学生です。よろしくお願いします」 
「私はリサ・バネット。留学生です。よろしくね」 
礼儀正しい返事と流暢な日本語の返事が返ってきて今日子はほっとした。 
 工藤由美は150cmあるかどうかの小柄でスレンダーな体つき色白で髪はロングヘアをハーフアップにアレンジしてまとめているかなりの美少女。 
 リサ・バネットは180cm以上ありそうな長身でかなりの巨乳で髪はロングな金髪でなチュナルなウェーブがかってる。 
 高村今日子は割と平均的な身長で巨乳とはいえないが均整の取れたプロポーションは美しく見えるエアリーボブの髪型がすっきりとした印象を与えてる。 
「今日子さんの髪型、素敵ですね」 
「そう?ありがとう。由美ちゃんの髪型、かわいらしくて似合ってるよ」 
「でも夏場は暑くて……今日子さんみたいに短くしようかなって思います」 
「そうね。手入れも大変だしね」 
リサは自分の髪の毛をつまんでつぶやいた。 
「リサさん。ほんとうに日本語がお上手ですね」 
「オオ、アリガトウゴザイマス。ワタシ、日本ダイスキネ」 
リサはおどけてわざとらしいたどたどしい日本語で応えた。 
「もー、リサさんったら」今日子もリサも由美も大きな声で笑っていた。 

 青い海と青い空。絵に書いた様なリゾート地。 
今日子もリサも期待にテンションが上がっていたが由美だけは手放しにうかれていなかった。 
彼女には他に秘密の目的があった。 
好条件は釣りでどうせろくでもないバイトなのはわかっていた。 
それでもなおここに潜入しなければならない目的があった。 
「由美ちゃん」 
急に綺堂3兄妹の長女、麗子に呼ばれた。 
麗子は長い髪に切れ長の瞳はやや釣り目気味で気の強そうな印象だがその豊満な肉体は大概の男を虜にするに充分だった。 
彼女は既にきわどいデザインの赤いビキニに着替えておりクルーザーのデッキに置かれたビーチチェアに横たわってた。 
「はい。なんでしょうか?」 
「ジュースはいかが?」  
麗子がそう言うと彼女の傍らにお盆の上にグラスを2つのせたメイドの青島昭子が立っておりその片方のジュースの入ったグラスを差し出す。 
 昭子はショート・ボブで黒いメイド服に身を包んでいる。 
かなり南方に来ているというのに暑くないんだろうかなどと由美は思う。 
「ありがとうございます。でもいただくわけには……」 
「そう堅苦しく考えなくていいのよ。あなた方のバイトは明日なのだから今日はお客様。遠慮しないでお飲みなさい」
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