10 / 46
雪姉
第9話 一大決心
しおりを挟む
### 一大決心
シンジは、一大決心してお雪に電話をかけた。お雪はすぐに出た。
「どうしたのじゃ?」
「あのー、明日休みなのでどこか遊びに行きませんか?」
「おお!行くぞ行くぞ!」
お雪は大喜びしている。
「どこに行くのじゃ?」
「遊園地とかどうでしょうか?」
「遊園地でもホテルでもどこへでも付き合おうぞ!」
お雪はテンションが高い。シンジは、お雪がすごいことを言っているのに気づかなかった。電話を切ってから、ホテルと言ったことに気づいて動揺する。しかし、もう遅い。
---
### 電車の中で
二人は電車に乗っていた。お雪はとても上機嫌だ。
「のう、シンジよ」
「はい」
「我は、こんな風に誰かと出掛けるのは初めてなのじゃ」
「そうなんですか?」
「うむ。ずっと一人じゃからな」
「友達とかいなかったんですか?」
「いなかったわけではないぞ。でも、みんな死んでしまったからのう。妖怪の友達を除けば」
「そうですか……」
「すまぬ。湿っぽい話をしてしまった」
「いえ、全然気にしないでください」
「そうか?ならばよいのじゃが……」
お雪はシンジを見つめる。
「なんじゃ?」
「いやー、なんでもないですよ」
「なんじゃ!言いたいことがあるなら言うがよい!」
「えーっと、その、お雪さんってかわいいなって思って」
「な!なな!なにを言うておるか!恥ずかしいやつじゃな!まぁ悪い気分ではないがな!もっと褒めてもよいのだぞ!」
「かわいいかわいい」
「ふふん!そうじゃろ!そうじゃろ!この美貌を前にすればそうもなるじゃろ!」
「はいはい。ほんとに可愛いですからねー」
「なんじゃその投げやりな感じは!」
「あはは、すいません」
「まったくもう。」
お雪は膨れっ面になる。
シンジは、一大決心してお雪に電話をかけた。お雪はすぐに出た。
「どうしたのじゃ?」
「あのー、明日休みなのでどこか遊びに行きませんか?」
「おお!行くぞ行くぞ!」
お雪は大喜びしている。
「どこに行くのじゃ?」
「遊園地とかどうでしょうか?」
「遊園地でもホテルでもどこへでも付き合おうぞ!」
お雪はテンションが高い。シンジは、お雪がすごいことを言っているのに気づかなかった。電話を切ってから、ホテルと言ったことに気づいて動揺する。しかし、もう遅い。
---
### 電車の中で
二人は電車に乗っていた。お雪はとても上機嫌だ。
「のう、シンジよ」
「はい」
「我は、こんな風に誰かと出掛けるのは初めてなのじゃ」
「そうなんですか?」
「うむ。ずっと一人じゃからな」
「友達とかいなかったんですか?」
「いなかったわけではないぞ。でも、みんな死んでしまったからのう。妖怪の友達を除けば」
「そうですか……」
「すまぬ。湿っぽい話をしてしまった」
「いえ、全然気にしないでください」
「そうか?ならばよいのじゃが……」
お雪はシンジを見つめる。
「なんじゃ?」
「いやー、なんでもないですよ」
「なんじゃ!言いたいことがあるなら言うがよい!」
「えーっと、その、お雪さんってかわいいなって思って」
「な!なな!なにを言うておるか!恥ずかしいやつじゃな!まぁ悪い気分ではないがな!もっと褒めてもよいのだぞ!」
「かわいいかわいい」
「ふふん!そうじゃろ!そうじゃろ!この美貌を前にすればそうもなるじゃろ!」
「はいはい。ほんとに可愛いですからねー」
「なんじゃその投げやりな感じは!」
「あはは、すいません」
「まったくもう。」
お雪は膨れっ面になる。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説

百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

会社の上司の妻との禁断の関係に溺れた男の物語
六角
恋愛
日本の大都市で働くサラリーマンが、偶然出会った上司の妻に一目惚れしてしまう。彼女に強く引き寄せられるように、彼女との禁断の関係に溺れていく。しかし、会社に知られてしまい、別れを余儀なくされる。彼女との別れに苦しみ、彼女を忘れることができずにいる。彼女との関係は、運命的なものであり、彼女との愛は一生忘れることができない。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる