寄生虫に転生してしまったので姫に寄生してみた。

姫の章

ナターシャ 3

俺がナターシャに寄生して1週間ほど経過していた。
ナターシャのハードスケージュルはいまも続いているがナターシャは以前にもまして精力的に公務をこなしている。
最近のナターシャは体調がすごく快調だ。
今朝もナターシャはクレアに起こされる前に目覚めた。
ナターシャはベツドから起き上がり両手を上げて大きくのびをする。

「さて今日も頑張らないと」

寝間着のままドレッサーの椅子に座り、寝癖のついた髪をとかして直す。
やがてドアをノックする音がしてクレアが起こしに来た。

「おはようございます」

「おはようクレア」

「最近おはやいですね」

「このところ体調がすごくよくて目覚めがいいの。着替えを手伝って」

ナターシャは着替えるため椅子から立ち上がり寝間着を脱ぎ始める。

「はい、それはようございました。お顔の色もお肌の調子もいいですわ」

脱いだ寝間着のままを受け取り着替えを渡し着替えを手伝いながらも話を続ける。　　

「そう？」

「はい、このところきちんと食事をとられててるからですわ。体調だけでなくここ一週間でますますお美しくなられました」　


「まさか？一週間で？」

「本当です」

「食事の量が増えたからなのかしら？」
もちろん食事の量も重要だが、実は俺がナターシャの体調管理をしているのだ。
自律神経のバランス調整に過剰摂取カロリーを吸収したりとなかなかのマネージメントだと思う。