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24話 告白
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調子に乗って糖分過多になりました。
甘いものが苦手な方はご遠慮ください。
* * * * * *
「なぁ、凛」
凛の家までの道を歩きながら隣に話しかける。
「何? 今晩は親がいるからお泊りは無理よ?」
「誰が泊めてくれって言ったんだよ? その…なんで俺と付き合ってるんだ?」
「好きだから。どうしたのいきなり?」
凛はいつも何でもないように好きという言葉を口にする。
「俺らが付き合いだしたきっかけが凛の脅迫だっただろ? 普通好きならそんな事しないんじゃないのか?」
「私、異常なの? てっとり早くっていいじゃない」
「確かに凛らしいといえばそうなんだけどな」
多分、あの騒動がなければただのスーパーの美人な常連さんに憧れているだけで、付き合うなんて関係にはならなかっただろう。
「お父さんの病気のことがあってちょっと不安定になっていたのは認めるわ。あの公園で不良を前に震えている翔吾の後姿を見て思い出したの。あの時の男の子だって」
「不安定なくらいで通りすがりのチンピラを叩きのめすのは勘弁してくれ」
チンピラが可哀そうだ。
「もうあんなことはしないって約束するわよ…多分。でもね、あのときの翔吾の試合を見ていた小学生の私はあなたがどんな気持ちで試合をしたのか分からなかったけれど、とにかく心が震えるっていうか、見ていて涙が零れてた。あんな試合をするボクサーになりたいって思ったの。だから翔吾に興味があって脅迫みたいなことを言ったんだけれど」
「そんな理由があるんなら友達になってくれって言ってくれればキックの練習位いつでも付き合ってたと思うぞ? それに脅迫して無理やり彼氏にしても凛のイメージしていた子供の頃の俺じゃなかったらどうしたんだ?」
「そうね……あまり考えてなかった。でも、翔吾はあの時から変わってないって不思議な自信があった。実際変わってなかったから良かったじゃない」
凛は繋いでた手を放して数歩俺の前で振り返る。
「それとも、レジに並んで真っ赤な顔で連絡先渡すほうがよかった?」
俯いて何かを差し出すような仕草。ハイ、カワイイ、カワイイ。
「憧れるな。そのシチュ」
喧嘩をする凛を見る前の俺だったら紙切れ1枚で確実に仕留められていたな……
「じゃあ、こんど用意しておくわ、お父さんの連絡先でいい?」
凛の演技力で連絡先を渡されていたならコミュ障の俺はまともに会話も出来なかったかもしれない。連絡先がお父さんのだったなら俺は一生女性が信用出来ない人生を歩むバッドエンドが確定していただろう。
「親父さんの連絡先は勘弁してくれよ…… 俺と付き合ってみて実際のところどうなんだ?」
「実際って? 憧れていた男の子に偶然再会して勇気を出して付き合うことが出来たけれど、私を好きにさせるような言葉や態度を取りながら、自分に片思いしている幼馴染をしょっちゅう家に連れ込んで、おまけに重度のシスコンとロリを併発している実際の件?」
どこのラノベのタイトルだよ……長いし
「どこのクズ男だそれは? 」
その説明には陰謀に嵌められたかわいそうな男子高校生の項目がないんだが?
「そのクズ男は鈍感なうえにバカだってことがたった今、判明したわ」
そんなことを言いながら隣に戻ってきた凛は腕を絡めてくる。
「バカだよな、でも自分でも分からないんだ。凛は一緒にいて楽しいし見蕩れるくらい可愛い。でも、時々ホントに凛は俺のことが好きなのかなって。なにか目的があって俺と一時的に付き合ってんのかなって……」
「一体何が言いたいのかこっちが分からないわよ。ホントに好きだし、翔吾がそばにいてくれるだけで私が強くなれる気がするから。こんな答えでいいかしら?」
呆れたような表情を浮かべている。
「いるだけで? そんなんでいいのか?」
「私はいてくれるだけで頑張れるのだけれど恋人同士という関係を考えれば全然『愛』が足りないわね。今は私が翔吾に片思いの状態じゃない。なんだか腹が立ってきたわ」
腕を組んでいた凛の身体が一瞬動いた。
「おいっ! いつの間にそんな技をイテェ! やばいやばい、マジ折れるって! ギブ! ギブ!」
流れるように俺の手首が決め極められ変な方向へ曲がっている。たまらず凛の肩をタップしてあっさり降参する。
そういえば校門前で待ち伏せされた凛にこの技を使ったっけ?
「まったく、将来、最強の鬼嫁になりそうだな」
極められた腕をグルグル廻しながら呟いた俺の何気ない発言に凛が喰いつく。
「順番を飛ばしてプロポーズ? 私としてはちゃんと翔吾の好きだって告白を先に聞きたかったのだけれど。まぁ強引なのも案外悪くないわね。私はいいわよ?」
「違う! 断じてそんな意味で言ってない!」
慌てる俺を見てにやりと笑顔を浮かべた凛がふと真顔になる。
「冗談よ。恋愛の経験がない私にだって翔吾がまだ私を好きになっていないって言うのは分かるし」
絡めている凛の腕にギュッと力が入る。
「ファーストコンタクトの時は嫌いだったが、最近は凛の事が好きになってきたんだけどな」
ふふっと凛が小さく微笑む。
「翔吾が私の顔を見て嬉しくって手を繋いでドキドキして笑った顔を見ると胸がぎゅってなって。家まで送ってもらった後はさみしくて次の朝が待ち遠しくなったら、さっきの言葉を私に言って」
口調は平常運転の凛だが暗い夜道でもわかるくらい顔が赤い。
「……やけに条件が具体的で数が多いな」
俺が送って行くことはあっても凛に送ってもらうことはないだろ?
「小学校の時からキックばかりしていて、高校になってもお洒落に全然興味がなくって性格もこんな感じで少し個性的だったから……友達があんまり……ううん、違うわね…いないの。一緒にお弁当食べたり休み時間に話したりするくらいの友達ならいるんだけれど。高校に入ってからはそんな友達に何回か遊びに誘われたの」
しばらく無言で歩いていた凛が真面目な口調で話し始める。
「遊びに行くと大体は他の高校から男の子が何人か来ていて、これって『婚活?』とか思いながら遊んで。次の日には名前もよく覚えてないのに『好きになった』とか『付き合ってくれ』だとか言われて。そんな男は馬鹿だって思ってた。クラスの子が楽しそうに恋バナしているのを聞きながら呆れてたわ。軽蔑に近いくらいの感情しかなかった」
少し歩く速度を落として俯いてぽつぽつと話し続ける。俺は茶化すことも相槌を打つことも出来ずに黙って話を聞き続ける。
「でもね、自分がホントに人を好きになったらどうしていいか分からなくって。最初は無理やり付き合ったら今までの男の子みたいに私を好きになってくれるって思ってた。でも、今の私と同じ気持ちに翔吾になってもらうにはどうすればいい?」
俯く凛の横顔が質問を俺に告げると俺の顔を見上げる。
凛の表情を見て俺の心臓の鼓動が大きく跳ねる。
目があってびっくりした表情の凛は腕をほどいて背中を向け目元をごしごしと手の甲で拭う。
「悪いけど俺には分からないな」
凛の背中に声を掛ける。俺の顔は多分、美羽に言われたように崩壊しているに違いない。凛がこっちを向いていなくて助かった。
「さっき、翔吾が馬鹿だって分かった所なのに変なこと聞いて悪かったわね……」
「冗談で誤魔化さないでくれ。俺の気持ち同じかどうか確かめる方法が分からないって事だ」
凛を後ろから抱きしめる。ふっと細い肩が震える。
「だけど……この感情はきっと凛と同じだと思うんだが?」
少し腕に力が入ってしまう。こういう時の力加減が全く分からない。
「好きだ……本当の彼女になってくれないか?」
「……私も好きよ。でもいつから?」
「10秒位前……かな? 凛の設定した条件を3つクリアーしてることに気が付いた。家の前まで行ったら4つ目もクリアー出来る自信がある」
「私の1ラウンドKO勝ちってとこね。翔吾も案外チョロいわね……」
後ろから抱きしめている俺の腕を撫でながら呟く。
「チョロイって言うな。最初にダウン取ったのは俺だろ? 勝ちは譲ってやるが僅差の判定勝ち位にしておいてくれ」
「分かったわ。でも、私の勝ちは勝ちだから。それと、ちょっと腕を緩めてくれない? 嬉しいけど少し苦しいの」
「おっと、悪い!」
腕を緩めるがニヤケた顔を見られたくないので抱きしめる腕は解かない。
(!)
不意に凛の身体が沈んだと思うと俺の腕の中でくるりと振り返り俺の胸に顔をうずめる。
「後ろからクリンチして告白って卑怯じゃない? もう一回言って……」
俺としてはよく告白なんて出来たって思うんだが。
「プロテストに受かったら何回でも言ってやる」
「1ラウンドでKOして『エイドリアーン!』って言うからリングの上で抱きしめて」
「その時点じゃ合格してるか分からないだろ? エイドリアンって誰だよ……」
顔をあげた凛の笑顔は最高に可愛いって思った。
甘いものが苦手な方はご遠慮ください。
* * * * * *
「なぁ、凛」
凛の家までの道を歩きながら隣に話しかける。
「何? 今晩は親がいるからお泊りは無理よ?」
「誰が泊めてくれって言ったんだよ? その…なんで俺と付き合ってるんだ?」
「好きだから。どうしたのいきなり?」
凛はいつも何でもないように好きという言葉を口にする。
「俺らが付き合いだしたきっかけが凛の脅迫だっただろ? 普通好きならそんな事しないんじゃないのか?」
「私、異常なの? てっとり早くっていいじゃない」
「確かに凛らしいといえばそうなんだけどな」
多分、あの騒動がなければただのスーパーの美人な常連さんに憧れているだけで、付き合うなんて関係にはならなかっただろう。
「お父さんの病気のことがあってちょっと不安定になっていたのは認めるわ。あの公園で不良を前に震えている翔吾の後姿を見て思い出したの。あの時の男の子だって」
「不安定なくらいで通りすがりのチンピラを叩きのめすのは勘弁してくれ」
チンピラが可哀そうだ。
「もうあんなことはしないって約束するわよ…多分。でもね、あのときの翔吾の試合を見ていた小学生の私はあなたがどんな気持ちで試合をしたのか分からなかったけれど、とにかく心が震えるっていうか、見ていて涙が零れてた。あんな試合をするボクサーになりたいって思ったの。だから翔吾に興味があって脅迫みたいなことを言ったんだけれど」
「そんな理由があるんなら友達になってくれって言ってくれればキックの練習位いつでも付き合ってたと思うぞ? それに脅迫して無理やり彼氏にしても凛のイメージしていた子供の頃の俺じゃなかったらどうしたんだ?」
「そうね……あまり考えてなかった。でも、翔吾はあの時から変わってないって不思議な自信があった。実際変わってなかったから良かったじゃない」
凛は繋いでた手を放して数歩俺の前で振り返る。
「それとも、レジに並んで真っ赤な顔で連絡先渡すほうがよかった?」
俯いて何かを差し出すような仕草。ハイ、カワイイ、カワイイ。
「憧れるな。そのシチュ」
喧嘩をする凛を見る前の俺だったら紙切れ1枚で確実に仕留められていたな……
「じゃあ、こんど用意しておくわ、お父さんの連絡先でいい?」
凛の演技力で連絡先を渡されていたならコミュ障の俺はまともに会話も出来なかったかもしれない。連絡先がお父さんのだったなら俺は一生女性が信用出来ない人生を歩むバッドエンドが確定していただろう。
「親父さんの連絡先は勘弁してくれよ…… 俺と付き合ってみて実際のところどうなんだ?」
「実際って? 憧れていた男の子に偶然再会して勇気を出して付き合うことが出来たけれど、私を好きにさせるような言葉や態度を取りながら、自分に片思いしている幼馴染をしょっちゅう家に連れ込んで、おまけに重度のシスコンとロリを併発している実際の件?」
どこのラノベのタイトルだよ……長いし
「どこのクズ男だそれは? 」
その説明には陰謀に嵌められたかわいそうな男子高校生の項目がないんだが?
「そのクズ男は鈍感なうえにバカだってことがたった今、判明したわ」
そんなことを言いながら隣に戻ってきた凛は腕を絡めてくる。
「バカだよな、でも自分でも分からないんだ。凛は一緒にいて楽しいし見蕩れるくらい可愛い。でも、時々ホントに凛は俺のことが好きなのかなって。なにか目的があって俺と一時的に付き合ってんのかなって……」
「一体何が言いたいのかこっちが分からないわよ。ホントに好きだし、翔吾がそばにいてくれるだけで私が強くなれる気がするから。こんな答えでいいかしら?」
呆れたような表情を浮かべている。
「いるだけで? そんなんでいいのか?」
「私はいてくれるだけで頑張れるのだけれど恋人同士という関係を考えれば全然『愛』が足りないわね。今は私が翔吾に片思いの状態じゃない。なんだか腹が立ってきたわ」
腕を組んでいた凛の身体が一瞬動いた。
「おいっ! いつの間にそんな技をイテェ! やばいやばい、マジ折れるって! ギブ! ギブ!」
流れるように俺の手首が決め極められ変な方向へ曲がっている。たまらず凛の肩をタップしてあっさり降参する。
そういえば校門前で待ち伏せされた凛にこの技を使ったっけ?
「まったく、将来、最強の鬼嫁になりそうだな」
極められた腕をグルグル廻しながら呟いた俺の何気ない発言に凛が喰いつく。
「順番を飛ばしてプロポーズ? 私としてはちゃんと翔吾の好きだって告白を先に聞きたかったのだけれど。まぁ強引なのも案外悪くないわね。私はいいわよ?」
「違う! 断じてそんな意味で言ってない!」
慌てる俺を見てにやりと笑顔を浮かべた凛がふと真顔になる。
「冗談よ。恋愛の経験がない私にだって翔吾がまだ私を好きになっていないって言うのは分かるし」
絡めている凛の腕にギュッと力が入る。
「ファーストコンタクトの時は嫌いだったが、最近は凛の事が好きになってきたんだけどな」
ふふっと凛が小さく微笑む。
「翔吾が私の顔を見て嬉しくって手を繋いでドキドキして笑った顔を見ると胸がぎゅってなって。家まで送ってもらった後はさみしくて次の朝が待ち遠しくなったら、さっきの言葉を私に言って」
口調は平常運転の凛だが暗い夜道でもわかるくらい顔が赤い。
「……やけに条件が具体的で数が多いな」
俺が送って行くことはあっても凛に送ってもらうことはないだろ?
「小学校の時からキックばかりしていて、高校になってもお洒落に全然興味がなくって性格もこんな感じで少し個性的だったから……友達があんまり……ううん、違うわね…いないの。一緒にお弁当食べたり休み時間に話したりするくらいの友達ならいるんだけれど。高校に入ってからはそんな友達に何回か遊びに誘われたの」
しばらく無言で歩いていた凛が真面目な口調で話し始める。
「遊びに行くと大体は他の高校から男の子が何人か来ていて、これって『婚活?』とか思いながら遊んで。次の日には名前もよく覚えてないのに『好きになった』とか『付き合ってくれ』だとか言われて。そんな男は馬鹿だって思ってた。クラスの子が楽しそうに恋バナしているのを聞きながら呆れてたわ。軽蔑に近いくらいの感情しかなかった」
少し歩く速度を落として俯いてぽつぽつと話し続ける。俺は茶化すことも相槌を打つことも出来ずに黙って話を聞き続ける。
「でもね、自分がホントに人を好きになったらどうしていいか分からなくって。最初は無理やり付き合ったら今までの男の子みたいに私を好きになってくれるって思ってた。でも、今の私と同じ気持ちに翔吾になってもらうにはどうすればいい?」
俯く凛の横顔が質問を俺に告げると俺の顔を見上げる。
凛の表情を見て俺の心臓の鼓動が大きく跳ねる。
目があってびっくりした表情の凛は腕をほどいて背中を向け目元をごしごしと手の甲で拭う。
「悪いけど俺には分からないな」
凛の背中に声を掛ける。俺の顔は多分、美羽に言われたように崩壊しているに違いない。凛がこっちを向いていなくて助かった。
「さっき、翔吾が馬鹿だって分かった所なのに変なこと聞いて悪かったわね……」
「冗談で誤魔化さないでくれ。俺の気持ち同じかどうか確かめる方法が分からないって事だ」
凛を後ろから抱きしめる。ふっと細い肩が震える。
「だけど……この感情はきっと凛と同じだと思うんだが?」
少し腕に力が入ってしまう。こういう時の力加減が全く分からない。
「好きだ……本当の彼女になってくれないか?」
「……私も好きよ。でもいつから?」
「10秒位前……かな? 凛の設定した条件を3つクリアーしてることに気が付いた。家の前まで行ったら4つ目もクリアー出来る自信がある」
「私の1ラウンドKO勝ちってとこね。翔吾も案外チョロいわね……」
後ろから抱きしめている俺の腕を撫でながら呟く。
「チョロイって言うな。最初にダウン取ったのは俺だろ? 勝ちは譲ってやるが僅差の判定勝ち位にしておいてくれ」
「分かったわ。でも、私の勝ちは勝ちだから。それと、ちょっと腕を緩めてくれない? 嬉しいけど少し苦しいの」
「おっと、悪い!」
腕を緩めるがニヤケた顔を見られたくないので抱きしめる腕は解かない。
(!)
不意に凛の身体が沈んだと思うと俺の腕の中でくるりと振り返り俺の胸に顔をうずめる。
「後ろからクリンチして告白って卑怯じゃない? もう一回言って……」
俺としてはよく告白なんて出来たって思うんだが。
「プロテストに受かったら何回でも言ってやる」
「1ラウンドでKOして『エイドリアーン!』って言うからリングの上で抱きしめて」
「その時点じゃ合格してるか分からないだろ? エイドリアンって誰だよ……」
顔をあげた凛の笑顔は最高に可愛いって思った。
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