57 / 57
第2章
第57話 ある日の魔女達の日常
しおりを挟む
「……ずいぶんと強めに降ってきちゃいましたね」
「こんなに降るなんてね」
昼下がりの森の中、一際大きくうっそうと葉の茂った木の下に立つ僕たち。お互い予定がなかった今日、ピクニックがてら探検や植物の調査などをしてきたその帰りだ。
先ほどまで汗ばむくらいの陽気と日差しであったが、今はザアザアと音を立てるほどの雨が降りしきっている。
ほんの直前までは小雨程度だったが、一気に降ってきちゃった……
「雨具とかは……」
「ないね。降るとは思ってなかったから」
科学の最先端たる気象衛星とスーパーコンピューターを使った天気予報には及ばずとも、一応僕たちもある程度天候を観測、予測する術はある。しかしこんなに突然降られちゃそれも無理。
てかこれじゃ天気予報でもあんまり意味ないだろう。向こうからな~んか怪しい雲が近づいてきてるなあ……とか考えてた矢先のことだったし。
リアルタイムで見るやつだったら、まだいくらかは対応できたかもしれないけど……無い物ねだりしても、ましてや降ってきた後にそんなこと考えていても何もない。
「向こうだと衛星とか使っての予報とかあったよね。でもああいうの使っても、こんなに急にこられちゃ無理かな?」
「僕も今同じこと考えてました。完璧には無理でも近いことは……さらに進歩すればもっとよくなっていくんじゃないですかね」
「じゃあ、そのうち私たちも挑戦してみようか。あって困る技術じゃないしね」
それは言えているな。こういった遠出をすることは結構あるし、僕自身普段の生活の中で気にならないといったら嘘になる。
「ん~そのまま、真似しちゃできないでしょう。どんだけ金や資材や時間がかかるんだって話です。でも……」
「私たちなりのアプローチでいけば?」
「……楽しそうですね。今やってるのが一段落して、時間が出来たらやってみましょうか」
今僕たちがメインで進めているのは、並行世界の干渉に連なる世界のルールをほんの少しいじる魔術。重力というこの世の理から外れる術。
要するに今度実家を訪れたとき、母さんに乗せてあげる予定の空飛ぶほうきの制作だ。
もう少し手こずるかと思っていたけど、やってみたら案外すんなりいっている。完成も時間の問題。
まあそもそも、ほうきである必要は一切ないし、セシルさんもそんな話があるのはあの世界だけと言っていた。確かに人が乗るものではないけど……なんとなく絵になるから、これまで魔法使いの象徴として語り継がれてきたのかな。
とりあえず今度持って行く用に試作品として一つ作ったら、それをベースにもっと機能性のいいやつ、快適なやつを作っていこうか。こういうのもまた、あって困るものではない。
さっき話してた天気予報も観測するものを同じ技術で一カ所に固定して……いろんなことが想像できる。
「それで……とりあえず、どうします?」
そうしていつか目を向ける目標の一つについて語り合った後、今の状況について考える。
もしこのままずっとやまないようであれば、このまま行くという選択肢もある。濡れないように進む魔術もあるっちゃあるし……
「ん……少し休んでいこうよ。この子たちも疲れたでしょ。な~にすぐにやむよ。向こうの方、明るいしね」
「そうですね、それがいいです」
僕たちの隣でセシルさんが荷物から出した特製の容器に入った飲み水を飲むのは二頭の馬。僕たちの大切な愛馬だ。
今日は雨が降るまで暑かっただけのことはあり、それなりに疲労しているだろう。せっかくの機会だ。雨宿りも兼ね、休んでいくのもやぶさかではない。
それにセシルさんのいった通り、ここら辺は雨雲がかかっているけど、遠くに見える方は雲の隙間からカーテンのように日が差している。
この雨雲が通り過ぎるのにそう長くはかからないであろう。
「ねえレンちゃん。こういうのって、向こうだとゲリラ豪雨とかっていうんだっけ?」
「ああ、そう言ったりもしますけど……」
木に寄りかかっていたセシルさんがふと思い出したように口を開き、そう僕に問いかけた。
確かに最近は夏場の突然の大雨をそんな風に呼んだりする。その言葉の発端や是非はともかく、既にあっちでは一般的に浸透した概念だろう。
でもなあ……
「僕はそれあんまり好きじゃないんですよね。それにこれくらいじゃ、そうやって呼ぶにはちょっと弱いくらいの雨だと思います」
「ふ~ん、じゃあこういう雨をなんて呼んだらいいかな?」
「そうですね……『夕立』とか?」
少し悩んだが、考えてみればこの状況にぴったりの言葉だ。
実際に夏の季語にもなっていると聞いたことがあるこの言葉だが、そう感じながら空を見るなんて案外初めての経験かもしれない。
「うんいいね。凄く美しい言葉というか……上手く言葉にしにくいけど……」
「僕も好きな言葉です。風情がありますよね」
「ああ、それだ。その感じだよ」
木にもたれかかりながら、僕たちはそんな言葉を交わす。そうこうしているうちに、さっきよりかは雨が弱まっていくのが感じ取れた。
「少し上がってきましたね」
「うん、もうじきだね……あ、そうだ。忘れてた」
「ん?」
セシルさんが思い立ったように、なにやらポケットをごそごそといじり始めた。どうしたのかと声をかけようとしたが……
「はい、これ。なめていいよ」
「へえ~手作りしたんですか?」
手渡されたのは、小さな紙に包まれた丸い形の手作りの飴であった。思い返してみれば、ここに来る前にキッチンで何かを作っていた。お弁当は既に用意してあったので、何だったのかと不思議に思っていたがこれだったのか。
ちょっと手持ち無沙汰になってきたところだったので、これはうれしい。
「あ、おいしい。ちょっとしょっぱくて……塩飴ですね」
「よかった。今日は暑かったし、塩分は大切だからね」
早速紙から出して、一つ口に入れる。コロコロと口の中で転がすと、最初に甘い味、そしてすぐにほのかなレモンの風味と塩の味を感じた。
「うんうん、おいしい」
セシルさんのも同様に飴を舐め始める。そういえば、こういうのを作るのは初めてのはずだ。
「向こうで買った本のレシピ見ながら作ったみたけど、初めての割に結構上手くいったね」
「甘さとしょっぱさのバランスはかなりいい感じですね。ただもうちょっとレモンの香りが強くてもアリかもしれないです」
「う~ん、そうかもしれない。今度はちょっと果汁増やして、学校の子たちにも作ってあげよ」
「いいですね、喜んでもらえると思います」
「ん~いいかな」
「そろそろ頃合いですかね」
その後も適当な話を続け、気づいた頃には雨はすっかり上がりここら辺にも日が差し始めた。
先ほどよりもずっと気温は下がり、ほのかな雨上がりの草の香りを運ぶ適度な風も吹いている。気持ちのいい帰り道になりそうだ。
「もう大丈夫?」
「……」
問いかけ、そして動物との意思疎通の魔術と共に、先ほどより幾分か体温の下がった自分の馬に触れながら問いかける。
すると体を寄せ付けながら同意の意思を返してくれた。もう十分休めたようだ。
「よいしょっと……」
「あ、レンちゃんあれ見て」
「え? 何ですか……」
そうして荷物を持ち、馬の背にまたがった僕に対して少し先に進んでいたセシルさんが急かすように僕を呼んだ。
その言葉に乗せられて森の外、輝く日の光に雨の名残の水滴を輝かせる草花が一面に広がる草原に出て見えたのは……
「すごい……」
それは僕がこれまで生きてきた中で初めて見るような、大きな大きな虹であった。
遠くのなだらかに広がる丘から伸びるようにして、見上げた空に鮮明な七色の巨大なアーチが架かっていた。
「そうだよね、ここまでのは私もかなり久しぶり。それに誰かと一緒に見たのなんて……いつ以来だったかな?」
「セシルさん、一人の時間長そうですしね。こういうのは共感できた方がずっと楽しいですし」
「うんうん、でも今は……いやこれからもか、こうしてレンちゃんがいてくれるわけだからね」
「……ふふっ、そうですね」
ちょっと照れくさく感じながら小さく返事を返した僕は、新しい飴を口の中に入れる。
そして眼前に広がる美しい情景を……僕たちは足を止めてしばらくの間眺めていた。
「こんなに降るなんてね」
昼下がりの森の中、一際大きくうっそうと葉の茂った木の下に立つ僕たち。お互い予定がなかった今日、ピクニックがてら探検や植物の調査などをしてきたその帰りだ。
先ほどまで汗ばむくらいの陽気と日差しであったが、今はザアザアと音を立てるほどの雨が降りしきっている。
ほんの直前までは小雨程度だったが、一気に降ってきちゃった……
「雨具とかは……」
「ないね。降るとは思ってなかったから」
科学の最先端たる気象衛星とスーパーコンピューターを使った天気予報には及ばずとも、一応僕たちもある程度天候を観測、予測する術はある。しかしこんなに突然降られちゃそれも無理。
てかこれじゃ天気予報でもあんまり意味ないだろう。向こうからな~んか怪しい雲が近づいてきてるなあ……とか考えてた矢先のことだったし。
リアルタイムで見るやつだったら、まだいくらかは対応できたかもしれないけど……無い物ねだりしても、ましてや降ってきた後にそんなこと考えていても何もない。
「向こうだと衛星とか使っての予報とかあったよね。でもああいうの使っても、こんなに急にこられちゃ無理かな?」
「僕も今同じこと考えてました。完璧には無理でも近いことは……さらに進歩すればもっとよくなっていくんじゃないですかね」
「じゃあ、そのうち私たちも挑戦してみようか。あって困る技術じゃないしね」
それは言えているな。こういった遠出をすることは結構あるし、僕自身普段の生活の中で気にならないといったら嘘になる。
「ん~そのまま、真似しちゃできないでしょう。どんだけ金や資材や時間がかかるんだって話です。でも……」
「私たちなりのアプローチでいけば?」
「……楽しそうですね。今やってるのが一段落して、時間が出来たらやってみましょうか」
今僕たちがメインで進めているのは、並行世界の干渉に連なる世界のルールをほんの少しいじる魔術。重力というこの世の理から外れる術。
要するに今度実家を訪れたとき、母さんに乗せてあげる予定の空飛ぶほうきの制作だ。
もう少し手こずるかと思っていたけど、やってみたら案外すんなりいっている。完成も時間の問題。
まあそもそも、ほうきである必要は一切ないし、セシルさんもそんな話があるのはあの世界だけと言っていた。確かに人が乗るものではないけど……なんとなく絵になるから、これまで魔法使いの象徴として語り継がれてきたのかな。
とりあえず今度持って行く用に試作品として一つ作ったら、それをベースにもっと機能性のいいやつ、快適なやつを作っていこうか。こういうのもまた、あって困るものではない。
さっき話してた天気予報も観測するものを同じ技術で一カ所に固定して……いろんなことが想像できる。
「それで……とりあえず、どうします?」
そうしていつか目を向ける目標の一つについて語り合った後、今の状況について考える。
もしこのままずっとやまないようであれば、このまま行くという選択肢もある。濡れないように進む魔術もあるっちゃあるし……
「ん……少し休んでいこうよ。この子たちも疲れたでしょ。な~にすぐにやむよ。向こうの方、明るいしね」
「そうですね、それがいいです」
僕たちの隣でセシルさんが荷物から出した特製の容器に入った飲み水を飲むのは二頭の馬。僕たちの大切な愛馬だ。
今日は雨が降るまで暑かっただけのことはあり、それなりに疲労しているだろう。せっかくの機会だ。雨宿りも兼ね、休んでいくのもやぶさかではない。
それにセシルさんのいった通り、ここら辺は雨雲がかかっているけど、遠くに見える方は雲の隙間からカーテンのように日が差している。
この雨雲が通り過ぎるのにそう長くはかからないであろう。
「ねえレンちゃん。こういうのって、向こうだとゲリラ豪雨とかっていうんだっけ?」
「ああ、そう言ったりもしますけど……」
木に寄りかかっていたセシルさんがふと思い出したように口を開き、そう僕に問いかけた。
確かに最近は夏場の突然の大雨をそんな風に呼んだりする。その言葉の発端や是非はともかく、既にあっちでは一般的に浸透した概念だろう。
でもなあ……
「僕はそれあんまり好きじゃないんですよね。それにこれくらいじゃ、そうやって呼ぶにはちょっと弱いくらいの雨だと思います」
「ふ~ん、じゃあこういう雨をなんて呼んだらいいかな?」
「そうですね……『夕立』とか?」
少し悩んだが、考えてみればこの状況にぴったりの言葉だ。
実際に夏の季語にもなっていると聞いたことがあるこの言葉だが、そう感じながら空を見るなんて案外初めての経験かもしれない。
「うんいいね。凄く美しい言葉というか……上手く言葉にしにくいけど……」
「僕も好きな言葉です。風情がありますよね」
「ああ、それだ。その感じだよ」
木にもたれかかりながら、僕たちはそんな言葉を交わす。そうこうしているうちに、さっきよりかは雨が弱まっていくのが感じ取れた。
「少し上がってきましたね」
「うん、もうじきだね……あ、そうだ。忘れてた」
「ん?」
セシルさんが思い立ったように、なにやらポケットをごそごそといじり始めた。どうしたのかと声をかけようとしたが……
「はい、これ。なめていいよ」
「へえ~手作りしたんですか?」
手渡されたのは、小さな紙に包まれた丸い形の手作りの飴であった。思い返してみれば、ここに来る前にキッチンで何かを作っていた。お弁当は既に用意してあったので、何だったのかと不思議に思っていたがこれだったのか。
ちょっと手持ち無沙汰になってきたところだったので、これはうれしい。
「あ、おいしい。ちょっとしょっぱくて……塩飴ですね」
「よかった。今日は暑かったし、塩分は大切だからね」
早速紙から出して、一つ口に入れる。コロコロと口の中で転がすと、最初に甘い味、そしてすぐにほのかなレモンの風味と塩の味を感じた。
「うんうん、おいしい」
セシルさんのも同様に飴を舐め始める。そういえば、こういうのを作るのは初めてのはずだ。
「向こうで買った本のレシピ見ながら作ったみたけど、初めての割に結構上手くいったね」
「甘さとしょっぱさのバランスはかなりいい感じですね。ただもうちょっとレモンの香りが強くてもアリかもしれないです」
「う~ん、そうかもしれない。今度はちょっと果汁増やして、学校の子たちにも作ってあげよ」
「いいですね、喜んでもらえると思います」
「ん~いいかな」
「そろそろ頃合いですかね」
その後も適当な話を続け、気づいた頃には雨はすっかり上がりここら辺にも日が差し始めた。
先ほどよりもずっと気温は下がり、ほのかな雨上がりの草の香りを運ぶ適度な風も吹いている。気持ちのいい帰り道になりそうだ。
「もう大丈夫?」
「……」
問いかけ、そして動物との意思疎通の魔術と共に、先ほどより幾分か体温の下がった自分の馬に触れながら問いかける。
すると体を寄せ付けながら同意の意思を返してくれた。もう十分休めたようだ。
「よいしょっと……」
「あ、レンちゃんあれ見て」
「え? 何ですか……」
そうして荷物を持ち、馬の背にまたがった僕に対して少し先に進んでいたセシルさんが急かすように僕を呼んだ。
その言葉に乗せられて森の外、輝く日の光に雨の名残の水滴を輝かせる草花が一面に広がる草原に出て見えたのは……
「すごい……」
それは僕がこれまで生きてきた中で初めて見るような、大きな大きな虹であった。
遠くのなだらかに広がる丘から伸びるようにして、見上げた空に鮮明な七色の巨大なアーチが架かっていた。
「そうだよね、ここまでのは私もかなり久しぶり。それに誰かと一緒に見たのなんて……いつ以来だったかな?」
「セシルさん、一人の時間長そうですしね。こういうのは共感できた方がずっと楽しいですし」
「うんうん、でも今は……いやこれからもか、こうしてレンちゃんがいてくれるわけだからね」
「……ふふっ、そうですね」
ちょっと照れくさく感じながら小さく返事を返した僕は、新しい飴を口の中に入れる。
そして眼前に広がる美しい情景を……僕たちは足を止めてしばらくの間眺めていた。
0
お気に入りに追加
106
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(1件)
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
【完結】異世界で小料理屋さんを自由気ままに営業する〜おっかなびっくり魔物ジビエ料理の数々〜
櫛田こころ
ファンタジー
料理人の人生を絶たれた。
和食料理人である女性の秋吉宏香(あきよしひろか)は、ひき逃げ事故に遭ったのだ。
命には関わらなかったが、生き甲斐となっていた料理人にとって大事な利き腕の神経が切れてしまい、不随までの重傷を負う。
さすがに勤め先を続けるわけにもいかず、辞めて公園で途方に暮れていると……女神に請われ、異世界転移をすることに。
腕の障害をリセットされたため、新たな料理人としての人生をスタートさせようとした時に、尾が二又に別れた猫が……ジビエに似た魔物を狩っていたところに遭遇。
料理人としての再スタートの機会を得た女性と、猟りの腕前はプロ級の猫又ぽい魔物との飯テロスローライフが始まる!!
おっかなびっくり料理の小料理屋さんの料理を召し上がれ?
若返ったおっさん、第2の人生は異世界無双
たまゆら
ファンタジー
事故で死んだネトゲ廃人のおっさん主人公が、ネトゲと酷似した異世界に転移。
ゲームの知識を活かして成り上がります。
圧倒的効率で金を稼ぎ、レベルを上げ、無双します。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
25歳のオタク女子は、異世界でスローライフを送りたい
こばやん2号
ファンタジー
とある会社に勤める25歳のOL重御寺姫(じゅうおんじひめ)は、漫画やアニメが大好きなオタク女子である。
社員旅行の最中謎の光を発見した姫は、気付けば異世界に来てしまっていた。
頭の中で妄想していたことが現実に起こってしまったことに最初は戸惑う姫だったが、自身の知識と持ち前の性格でなんとか異世界を生きていこうと奮闘する。
オタク女子による異世界生活が今ここに始まる。
※この小説は【アルファポリス】及び【小説家になろう】の同時配信で投稿しています。
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
ロリコン村の転生英雄~少女化した魔物達の最強ハーレムで世界救済~
青空顎門
ファンタジー
人の願望や衝動が世界に少しだけ影響を与え、魔法と魔物が存在する異世界アントロゴス。魔物は人の欲動の影響によって少女の形へと変化し、人々はそれを少女化魔物(ロリータ)と呼んだ。その少女化魔物と契約して力を得る少女化魔物征服者(ロリータコンカラー略してロリコン)を多く輩出する村に転生し、イサクと名づけられた主人公。彼は世界の危機に転生者が現れて人々を救う伝説と、実際におおよそ百年周期で転生者が現れて人々を救ってきた事実を知る。前回の転生者が世界を救ってから百年。ほぼ間違いなく、世界の危機に立ち向かわなければならなくなる運命を前に、イサクは少女化魔物征服者(ロリコン)として力をつけていく決意をするのだった。
【少女化魔物は固有技を使う時のみモン娘のようになりますが、通常時は人間とほぼ同じ姿です】
※小説家になろう様、カクヨム様、ノベルアップ+様、ノベルバ様にも掲載しております。
異世界転生した俺は二度目の人生をスローライフすることに決めたが、授かった『スキル』のせいで波乱万丈な人生を送ることになってしまった
白い彗星
ファンタジー
そこは『スキル』が授けられるファンタジー世界。転生した世界で、レイは二度目の人生を送ることに!
しかし授かった『スキル』"不老"により、レイの人生は波乱万丈なものに変わっていく。
『スキル』を授かった時から歳を取らなくなってしまったレイは、長い年月を一人で生きていく。チートのような派手な『スキル』ではなく、"不老"という地味な『スキル』。それは、レイにとって苦痛とも取れるものだった。
スローライフを送ることを夢見ていた、どうしてこんなことになってしまったのか。もはや生きる意味すらも失いかけていた頃に出会った一人の少女……その出会いが、レイの人生を大きく変えていく。
これは、スローライフを送りたい男が、授かった『スキル』に翻弄されながらも、異世界を生き抜いていく物語。
スローライフを目指す、お話です。
小説家になろうでも連載しています!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
こんにちは。
久しぶりの更新嬉しいです!
文を書くのが苦手なので詳しく感想を書けないのですが、とても楽しく読ませていただいてます!!
感想ありがとうございます!
これから完結まで一気に投稿する予定なので、よろしくお願いします!