45 / 57
第2章
第45話 模擬戦闘
しおりを挟む
「ああ、二人とも可愛くていい匂いだった~」
「そういえば、何買ってきたんですか?」
見た目には女三人、実際は女一人に男二人という奇妙な状況でのスキンシップも一段落。僕は先ほどのお土産物屋でセシルさんが何を買ってきたのかを問いかけた。
「ああそうそう、これがメインだったんだ」
「これは……木刀ですよね」
そうしてセシルさんが手に持っていた袋に入っていたのは土産物の定番の木刀、それとこの辺のどこでも買えるようなバッジだった。
これで一体何をするんだ……
「これ買ってる最中にアキラ君とばったり会ってね」
「はい。俺も早く着きすぎちゃって……それであのお店で時間潰してたら先生とばったりと」
「そうそう、それからレンちゃんがここにきてたのが見えたから、あの階段で登って後ろからイタズラしてみなってね」
「もう……あれも楽しかったですけどね。それでどうするんですか?」
袋から取り出した二本の木刀をいじりながら、少し前の出来事を話す。さっきあの時計の下にいなかったのはちょっとした行き違いがあっただけみたいだ。
「これでちょっと二人に戦ってもらおうって思って」
「へえ……戦う」
「なるほどね、動きのデータも欲しいってことですか」
「そういうこと。軽いチャンバラでいいからさ」
セシルさんの言葉を聞いて、僕はすぐにその意図を理解した。先ほどの動きを見るに変身スライムに加えて、彼の身体には肉体の強化をする魔術が掛かっていることは間違いない。
これは僕たちにとっては遥か昔の非効率なやり方も同然なので、自分たちで使うことはない。
しかし……魔術が使えないこちらの人たちに使ってもらうなら話は別だ。その動きも感想も何より貴重なデータとなる。
「ほら、男の子はこういうの好きでしょ?」
「僕は全然オッケーです。アキラ君は?」
「もちろん! やらせてください!」
それは即答での返事だった。さっきまで似たようなことしてたんだし、そう答えるしかない。
僕が彼の立場だったとしても、同じ反応をしたに違いない。
「じゃはい、これ持って。あとこれ付けてもらえる」
「ああ、バッジはその為に……」
「そうそう、これに当たったらライフ一つ減少ね」
渡された木刀はさっきのステッキと同じ様に、生物に対してのみ非殺傷となる魔術が施してある。試しに木刀同士を打ち合わせてみれば、カンッとような乾燥された木の甲高い音が響き渡り、手にはその振動が伝わる。しかし自分の手を軽くたたいてみれば、その感触は風船の剣のようなポフッとした感触だ。
そしてバッジはこの木刀が当たったことを認識できるようになっている。これらを付けて僕たちに模擬戦をしてほしいと言うことだろう。
「アキラ君、そっちの身体の具合はどう?」
「バッチリですよ! さっき少し動いたし、もう慣れてきました」
「このままで大丈夫だね。一応注意を払ったとはいえ、もしかしたら明日筋肉痛とかになっちゃうかも知れないけど……その時はごめんね」
「それぐらい何てことないですよ。こんな凄い体験させてもらえるんなら、筋肉痛なんて何の問題でもないです」
アキラ君は笑ってそう返した。
元々身体強化の魔術は力を別のところから足している僕たちのスタイルと違い、人間の生物的な限界に近づけることはできてもそれを超えることはできない。
科学的に例えるならば、ドーピングなどによる強さとサイボーグやパワードスーツ的なものによる強さの違いにでもなるだろうか。
なので身体強化も使い慣れてない人ならば筋肉痛などではすまない結構な肉体の負担があるはずだが、今回はまとったガワの上からかけているので本来よりもその負担も軽く済ますことができるらしい。
それについてちょっと心配していたが杞憂で済んだみたいだな。
「始める前にセシルさんに髪をまとめてもらいなよ」
「あっ、じゃあお願いしま~す」
「はいは~い」
そうしてアキラ君はその綺麗な長い髪をセシルさんにシニヨンにセットしてもらう。僕も自身の髪を運動がしやすいようにポニーテールにしておく。
そうしているうち、先ほどの小競り合いの記憶からとある一つのことが頭によぎった。
「そろそろ、いいですか先輩」
「ああいいよ。と……その前に、アキラ君は剣道とか習ってるの?」
髪型に加えて衣装も動きやすいように少し変え、スポーティーな印象の加わったアキラ君に僕は問いかける。
なにかしらの武道の経験はあるのかと。
「いや……ないですね。部活は文化系ですし、ちょっと見学したことがあるくらいで……」
「そうか~」
そうだよね~あの構えとか見れば予想ついたよ。
となればさすがに本気で相手をするわけにはいかないので。セシルさんと一回、アイコンタクトをとってそのあと一つうなづいた。どれだけハンデを入れようかと。
「いいでしょ、少し動いてもらいたいだけだし。レンちゃんは出力半分くらい、あとライフはアキラ君が十のレンちゃん一つで相手してあげて」
「それでも足りませんよ。三割位に抑えてかつ思考加速なしで大丈夫です」
「うん……そんなもんだよね」
「それだけハンデあっても、十回やったら十回僕が勝つと思いますけど……」
いくら手加減しているとはいえ、武器持った状態で同じ武器持った素人に負けるなんてことはないだろう。これでもこの七年間、セシルさんに色々と仕込んでもらった身だ。
それなりの力量であるという自負はある。さすがに素人にはそうそう不覚はとらない。
「でも先輩、もしかしたら一回くらいはしくじりがあるかもしれないじゃないですか」
「どうかな~とにかくハンデはあげても、わざと負けたりなんかはしないからね。心の準備ができたら、そちらからどうぞ」
「じゃ……行きます!」
その掛け声とともに弾き出されたようにアキラ君は数メートルの距離を詰める。
そして右手に持った木刀は振り下ろすのではなく、少し引かれており胸元のバッジへの突きを狙っていることは、思考の加速がなくとも十分に察知できる。その勢いからしてフェイントってこともないな。
「てやあっ!」
「よっ……」
「おわわっ……くっ!」
それを見てから、少しだけ左にズレればその突きは当然空を切り、僕の右側を掠めてアキラ君も勢いのままバランスを崩す。
数歩ふらつきながら進み何とか踏みとどまるも、闘志は全くもって失われていないといった声色だ。だけど……そんな無防備に振り向いちゃだめだよ。
「これで一回」
「えっ!? ああっ!」
振り向いてきたところを、ほとんど置いておいたというくらい軽い突きで胸元のバッジをつつく。
バッジはほのかに光り、それが有効打となったことを知らせた。
「やりますね、だけどまだまだ!」
「むっ……」
今度は木刀を両手に構えての正面からの振り下ろし。それを僕は頭上で受け止める。
こちらはハンデとして推進力としての魔力の出力を抑えているので、正直パワーとしてはかなり負けている。この行動はなかなか悪くないといっていいだろう。
だからといって、この程度はどうってことない。受け止めた木刀をそのまま滑らすように力を逃す。
そうすれば……
「うわっ、ヤベッ……」
「はい、二回目」
その力はやはりあらぬ方向へとそれ、アキラ君は姿勢を崩す。それを今度は起き上がる間も与えずに、下から振り上げるようにしてバッジを叩いた。
手ごたえはあった、これで残りライフは八だ。
「今度こそは!」
しかしアキラ君はひるむことなく立ち上がり、不格好ながらも続けざまに攻撃を仕掛ける。
もちろん僕も一発食らったら終わりなので、例え素人の動きといえど決して油断することなくその攻撃を捌いていった。
「そういえば、何買ってきたんですか?」
見た目には女三人、実際は女一人に男二人という奇妙な状況でのスキンシップも一段落。僕は先ほどのお土産物屋でセシルさんが何を買ってきたのかを問いかけた。
「ああそうそう、これがメインだったんだ」
「これは……木刀ですよね」
そうしてセシルさんが手に持っていた袋に入っていたのは土産物の定番の木刀、それとこの辺のどこでも買えるようなバッジだった。
これで一体何をするんだ……
「これ買ってる最中にアキラ君とばったり会ってね」
「はい。俺も早く着きすぎちゃって……それであのお店で時間潰してたら先生とばったりと」
「そうそう、それからレンちゃんがここにきてたのが見えたから、あの階段で登って後ろからイタズラしてみなってね」
「もう……あれも楽しかったですけどね。それでどうするんですか?」
袋から取り出した二本の木刀をいじりながら、少し前の出来事を話す。さっきあの時計の下にいなかったのはちょっとした行き違いがあっただけみたいだ。
「これでちょっと二人に戦ってもらおうって思って」
「へえ……戦う」
「なるほどね、動きのデータも欲しいってことですか」
「そういうこと。軽いチャンバラでいいからさ」
セシルさんの言葉を聞いて、僕はすぐにその意図を理解した。先ほどの動きを見るに変身スライムに加えて、彼の身体には肉体の強化をする魔術が掛かっていることは間違いない。
これは僕たちにとっては遥か昔の非効率なやり方も同然なので、自分たちで使うことはない。
しかし……魔術が使えないこちらの人たちに使ってもらうなら話は別だ。その動きも感想も何より貴重なデータとなる。
「ほら、男の子はこういうの好きでしょ?」
「僕は全然オッケーです。アキラ君は?」
「もちろん! やらせてください!」
それは即答での返事だった。さっきまで似たようなことしてたんだし、そう答えるしかない。
僕が彼の立場だったとしても、同じ反応をしたに違いない。
「じゃはい、これ持って。あとこれ付けてもらえる」
「ああ、バッジはその為に……」
「そうそう、これに当たったらライフ一つ減少ね」
渡された木刀はさっきのステッキと同じ様に、生物に対してのみ非殺傷となる魔術が施してある。試しに木刀同士を打ち合わせてみれば、カンッとような乾燥された木の甲高い音が響き渡り、手にはその振動が伝わる。しかし自分の手を軽くたたいてみれば、その感触は風船の剣のようなポフッとした感触だ。
そしてバッジはこの木刀が当たったことを認識できるようになっている。これらを付けて僕たちに模擬戦をしてほしいと言うことだろう。
「アキラ君、そっちの身体の具合はどう?」
「バッチリですよ! さっき少し動いたし、もう慣れてきました」
「このままで大丈夫だね。一応注意を払ったとはいえ、もしかしたら明日筋肉痛とかになっちゃうかも知れないけど……その時はごめんね」
「それぐらい何てことないですよ。こんな凄い体験させてもらえるんなら、筋肉痛なんて何の問題でもないです」
アキラ君は笑ってそう返した。
元々身体強化の魔術は力を別のところから足している僕たちのスタイルと違い、人間の生物的な限界に近づけることはできてもそれを超えることはできない。
科学的に例えるならば、ドーピングなどによる強さとサイボーグやパワードスーツ的なものによる強さの違いにでもなるだろうか。
なので身体強化も使い慣れてない人ならば筋肉痛などではすまない結構な肉体の負担があるはずだが、今回はまとったガワの上からかけているので本来よりもその負担も軽く済ますことができるらしい。
それについてちょっと心配していたが杞憂で済んだみたいだな。
「始める前にセシルさんに髪をまとめてもらいなよ」
「あっ、じゃあお願いしま~す」
「はいは~い」
そうしてアキラ君はその綺麗な長い髪をセシルさんにシニヨンにセットしてもらう。僕も自身の髪を運動がしやすいようにポニーテールにしておく。
そうしているうち、先ほどの小競り合いの記憶からとある一つのことが頭によぎった。
「そろそろ、いいですか先輩」
「ああいいよ。と……その前に、アキラ君は剣道とか習ってるの?」
髪型に加えて衣装も動きやすいように少し変え、スポーティーな印象の加わったアキラ君に僕は問いかける。
なにかしらの武道の経験はあるのかと。
「いや……ないですね。部活は文化系ですし、ちょっと見学したことがあるくらいで……」
「そうか~」
そうだよね~あの構えとか見れば予想ついたよ。
となればさすがに本気で相手をするわけにはいかないので。セシルさんと一回、アイコンタクトをとってそのあと一つうなづいた。どれだけハンデを入れようかと。
「いいでしょ、少し動いてもらいたいだけだし。レンちゃんは出力半分くらい、あとライフはアキラ君が十のレンちゃん一つで相手してあげて」
「それでも足りませんよ。三割位に抑えてかつ思考加速なしで大丈夫です」
「うん……そんなもんだよね」
「それだけハンデあっても、十回やったら十回僕が勝つと思いますけど……」
いくら手加減しているとはいえ、武器持った状態で同じ武器持った素人に負けるなんてことはないだろう。これでもこの七年間、セシルさんに色々と仕込んでもらった身だ。
それなりの力量であるという自負はある。さすがに素人にはそうそう不覚はとらない。
「でも先輩、もしかしたら一回くらいはしくじりがあるかもしれないじゃないですか」
「どうかな~とにかくハンデはあげても、わざと負けたりなんかはしないからね。心の準備ができたら、そちらからどうぞ」
「じゃ……行きます!」
その掛け声とともに弾き出されたようにアキラ君は数メートルの距離を詰める。
そして右手に持った木刀は振り下ろすのではなく、少し引かれており胸元のバッジへの突きを狙っていることは、思考の加速がなくとも十分に察知できる。その勢いからしてフェイントってこともないな。
「てやあっ!」
「よっ……」
「おわわっ……くっ!」
それを見てから、少しだけ左にズレればその突きは当然空を切り、僕の右側を掠めてアキラ君も勢いのままバランスを崩す。
数歩ふらつきながら進み何とか踏みとどまるも、闘志は全くもって失われていないといった声色だ。だけど……そんな無防備に振り向いちゃだめだよ。
「これで一回」
「えっ!? ああっ!」
振り向いてきたところを、ほとんど置いておいたというくらい軽い突きで胸元のバッジをつつく。
バッジはほのかに光り、それが有効打となったことを知らせた。
「やりますね、だけどまだまだ!」
「むっ……」
今度は木刀を両手に構えての正面からの振り下ろし。それを僕は頭上で受け止める。
こちらはハンデとして推進力としての魔力の出力を抑えているので、正直パワーとしてはかなり負けている。この行動はなかなか悪くないといっていいだろう。
だからといって、この程度はどうってことない。受け止めた木刀をそのまま滑らすように力を逃す。
そうすれば……
「うわっ、ヤベッ……」
「はい、二回目」
その力はやはりあらぬ方向へとそれ、アキラ君は姿勢を崩す。それを今度は起き上がる間も与えずに、下から振り上げるようにしてバッジを叩いた。
手ごたえはあった、これで残りライフは八だ。
「今度こそは!」
しかしアキラ君はひるむことなく立ち上がり、不格好ながらも続けざまに攻撃を仕掛ける。
もちろん僕も一発食らったら終わりなので、例え素人の動きといえど決して油断することなくその攻撃を捌いていった。
0
お気に入りに追加
106
あなたにおすすめの小説
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
黙示録戦争後に残された世界でたった一人冷凍睡眠から蘇ったオレが超科学のチート人工知能の超美女とともに文芸復興を目指す物語。
あっちゅまん
ファンタジー
黙示録の最終戦争は実際に起きてしまった……そして、人類は一度滅亡した。
だが、もう一度世界は創生され、新しい魔法文明が栄えた世界となっていた。
ところが、そんな中、冷凍睡眠されていたオレはなんと蘇生されてしまったのだ。
オレを目覚めさせた超絶ボディの超科学の人工頭脳の超美女と、オレの飼っていた粘菌が超進化したメイドと、同じく飼っていたペットの超進化したフクロウの紳士と、コレクションのフィギュアが生命を宿した双子の女子高生アンドロイドとともに、魔力がないのに元の世界の科学力を使って、マンガ・アニメを蘇らせ、この世界でも流行させるために頑張る話。
そして、そのついでに、街をどんどん発展させて建国して、いつのまにか世界にめちゃくちゃ影響力のある存在になっていく物語です。
【黙示録戦争後に残された世界観及び設定集】も別にアップしています。
よければ参考にしてください。
家庭菜園物語
コンビニ
ファンタジー
お人好しで動物好きな最上 悠(さいじょう ゆう)は肉親であった祖父が亡くなり、最後の家族であり姉のような存在でもある黒猫の杏(あんず)も静かに息を引き取ろうとする中で、助けたいなら異世界に来てくれないかと、少し残念な神様に提案される。
その転移先で秋田犬の大福を助けたことで、能力を失いそのままスローライフをおくることとなってしまう。
異世界で新しい家族や友人を作り、本人としてはほのぼのと家庭菜園を営んでいるが、小さな畑が世界には大きな影響を与えることになっていく。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
リョンコ
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。
ひさまま
ファンタジー
前世で搾取されまくりだった私。
魂の休養のため、地球に転生したが、地球でも今世も搾取されまくりのため魂の消滅の危機らしい。
とある理由から元の世界に戻るように言われ、マジックバックを自称神様から頂いたよ。
これで地球で買ったものを持ち込めるとのこと。やっぱり夢ではないらしい。
取り敢えず、明日は退職届けを出そう。
目指せ、快適異世界生活。
ぽちぽち更新します。
作者、うっかりなのでこれも買わないと!というのがあれば教えて下さい。
脳内の空想を、つらつら書いているのでお目汚しな際はごめんなさい。
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
Cross Navi Re:〜運命の交差〜
noah太郎
ファンタジー
気づくと自分の知らない世界に迷い込んでいた。
現世界では全く異なる境遇に生きる2人、榎本春樹と根室秋人。2人はある日突然に、異世界へと転移する。
全く知らない世界で、多くの人に助けられながら希望を胸に生きる春樹と、誰からも愛されず、絶望の淵に立たされる暁仁。2人は命の危機に何度も瀕しながら、異世界の時代の渦に巻き込まれていく。
2人の運命が交差する時、世界は動きだす。
最後に2人が得るものとは一体何なのか。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる