野良猫の赤ちゃんを保護しました

里親さがし〜ごめんね、ミケ〜

ミケ、ごめんね。
あなたは、子どもたちに
野良猫として生きてほしかったのでしょう。
でも。

ごめんね、ミケ。
人間の私には、野良猫の生き方を教えられない。
うちの子たちも飼い猫だから
モグラや野ネズミや野鳥の狩り方を、教えられない。
外敵から逃げることや戦うことも、教えられない。

私には、
飼い猫として生きる道すじを
つけてあげることしか、できなかったよ。

ミケの子どもたちは１匹ずつ、それぞれのお家にもらわれていったよ。
里親さんは、人柄で決めたよ。
だけど
ミケは不本意でしょうけど、
どの子のお家も、
ここらへんみたいな田舎じゃなくて、
賑やかな街中にあるマンションなんだ。
外へ出てたら危ないし、ベランダに出ても危ないから
子どもたちは終生、お家の中で生きていくんだよ。
ごめんね、ミケ。

ごめんね、ミケ。

ミケ、私ね
毎日 祈ってるよ。

子どもたちが今日も
元気でいますように。
里親さんに愛されていますように。
幸せでいますように。