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学園編

5話 寮生活開始!

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寮は二人部屋で俺と龍美は別々の部屋だった。
俺が部屋に入ると同じ部屋の人がもういた。

「おはようございます。仁です。今日からよろしくお願いします」
「おう!オレは朝日《あさひ》や!よろしく!」
元気な人だ。

「じゃあまずお互いの能力言ってく?俺の能力はエネルギー。攻撃の威力を上げたりできる。仁は?

「俺の能力は雷。雷を出すことができる」

「ええ能力やなぁ」
朝日はすごく話しやすい。

「てか、三羽烏さんばがらすのこと知ってる?」 

「三羽烏?」

「この学校にいる3人のことで、この学校を牛耳ってる番長的な存在や」
「三年生の烏京うきょう朱庵しゅあん。そして二年生の響也きょうや。しかもこの中の誰かが覇王鏡のパーツを持ってるらしい」

「朝日も覇王鏡を狙ってるの?」

「いや、オレは興味ない」

「じゃあ何で紫天学園に入学したのか聞いてもいい?」

「強くなるために入学した。隠すのも嫌だから全部言うけど、オレの弟が1年前、獣の国の奴らに誘拐された。取り返しに行ったけど返り討ちにされた。今生きてるかは分からん。でもこの紫天学園で強くなって弟を取り返しに行く!」

「それ俺も協力する」

「マジで!?めっちゃ頼もしいわ。人数はたくさんいればいるほど頼もしいからな」

寿羅は話しててすごく楽しい。

「さっそく来週、三羽烏に決闘を挑もうと思う」

「決闘!?」

「三羽烏には決闘を申し込むことができて、勝つと勝った人が新しい三羽烏になれる。強くなるには強いやつと戦うのが一番の近道や!一人で3人相手にすんのは無理やから仁も一緒に行こうな!」

「なら誘いたい人いるんだけど誘っていい?」

「当たり前やん。何人でも誘ってええで」

朝日と仲良くなった。


翌日、入学式。
朝日と会場に行き、龍美や杏奈と合流した。
杏奈とは久しぶりに会ったのでとても嬉しかった。

龍美「じゃあ自己紹介しようぜ。俺は龍美。能力は風だ。よろしく」

仁「僕は仁です。能力は雷です。よろしくお願いします」

杏奈「私は杏奈です。能力は回復です。よろしくお願いします」

朝日「オレの名前は朝日や!能力は波動!よろしくな!」

朝日はすぐにみんなと打ち解けた。
入学式が終わった後、俺と朝日の部屋でパーティをした。

朝日「みんな聞いてくれ!来週オレは三羽烏の響也に喧嘩を売ろうと思ってる。みんなも来てくれるよな?」

龍美「何で俺たちが行かなきゃいけねぇんだよ。一人で行け」

朝日「もしかしたら覇王鏡のパーツを持ってるかもしれへんぞ」

龍美「覇王鏡のパーツを!?」

朝日「行く気になった?」

龍美「行くに決まってるだろう。2人も行くよな?」

仁「行くよ」

杏奈「みんなが怪我したらすぐに治す」

龍美「杏奈の能力マジで助かる」

三羽烏と戦うことが決まった。

そして一週間後。
烏京「今日どこ行く?」
響也「パチンコ行こうぜ」
朱庵「校則違反だ」

朝日「響也先輩!」

響也「あ?誰だお前ら?」

朝日「朝日って言います!先輩たちと戦いに来ました」

響也「戦い?俺たちが誰だか分かってんのか?三羽烏だぞ」

朝日「今日からオレが三羽烏になります」

響也「ちょうど暇だったんだ。」

烏京「いや、いきなりはきついから明日にしてほしいな」

朝日「じゃあ明日で大丈夫です!
(いいのかよ!)

響也「じゃあ誰と誰が戦うかだけ決めとこうぜ。俺はなんかムカつくからこいつと戦う」
響也は朝日を指名した。

朝日「よろしくお願いします!響也先輩!」

朱庵「私はコイツとやる」
朱庵は龍美を指名した。
「俺は女性でも容赦しませんよ」

「泣くことになっても知らんぞ」

烏京「じゃあ余り物同士よろしくお願いします」

仁「お手柔らかによろしくお願いします」

烏京「じゃあ明日の放課後、闘技場で」
そう言うと3人は帰っていった。
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