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第8話
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──時は少し遡る。
火星、木星間アステロイドベルト(小惑星帯)宙域
───アルテミス級宇宙航空戦艦CB-03───
「たぁ~まやぁ~」
CB-03のブリッジに気の抜けたサーシャの声が流れた。
しかし、今は戦闘中である。クルーたちは各々の任務を粛々と遂行した。
「1号の爆発を確認!」
「味方主力艦隊が前進を開始!」
CB-03は火星軍主力艦隊及び敵反乱軍艦隊を常に監視している。
「──────味方主力艦隊、敵艦隊の中央突破に成功しました!敵中央部の艦はほぼ壊滅、右翼残存艦、約1600。左翼約1400、主力艦隊の損害はありません」
「よし、ロゴスキー閣下にデータ通信。『第一次作戦は成功。CB-03は左翼残存艦隊を引き付けておく。速やかに右翼残存艦隊を殲滅して左舷艦隊への攻撃に移行せよ』以上だ」
「了解しました」
作戦の第1段階が成功したので、CB-03のブリッジクルーの緊張感はひとまず緩和した。
「あのぉ~サーシャ艦長」
「何だ?」
「その『たーまやー』って何ですか?」
「気にするな。いわゆる『お約束』というやつだ」
気にするな、と言われたら余計に気になるものだ。
「ほら、艦長のいつもの言葉だよ」
「ああ『サーシャ語』ね」
「そうそう、あの『サーシャ語』」
「そういえば、この前『てんぷれ』とか言ってたよね」
「あはは。皆キョトンとなったやつね」
『サーシャ語』
サーシャの実家であるペトリャコーフ家は、古くから軍人の家系で、言い方を変えれば「脳筋」の家系とも言える。
現在に於いてもそれは変わりはないのだが、サーシャは物理学や歴史に興味があり、積極的に学んだ。
現在では国家というのは各惑星単位だが、大昔の地球では、地球内に様々な国家があった。
サーシャは中でも、その地球内のある国家の歴史を好んだ。歴史というより考古学の様なものではあるが。
そして、その文献(データ)の中に出てくる言葉を時々口にするのだ。
既に地球以外の国家には、純な地球生まれの者はほとんどいないので、他のクルーにはよくわからない言葉である。
しかし、その時々の状況から「こういうものだろう」と推測し、また、個性的なサーシャの性格から「仕方がない」と諦め、または呆れて「サーシャだから」という事で納得したのだった。
そして、その意味のよくわからないサーシャの言葉のことを『サーシャ語』と呼ぶようになった。
今回の奇抜でユニークな作戦も、その古い歴史から発想し、学んだ物理学によって現実的なものへと昇華したものである。
しかし、こういった危機的な状況でなければ、非現実的なものとして理解されなかったかもしれない。
「こちらも動くとするか。艦載機隊隊長のレーナ大尉をスクリーンに」
「了解しました。『レーナ大尉、艦長より指示があります。艦内スクリーンをブリッジに繋いで下さい』」
──レーナ・パステナーク大尉──
軍艦載機訓練学校を首席で卒業した士官である。
普通、首席と次席にはほとんど差がなく、たとえ次席であっても首席と変わらない立場となるが、レーナ・パステナークは次席との差を大きく空けて首席となった秀才である。天才といってもいい。
当然、アルテミス級宇宙航空戦艦での訓練生でもあった。
「艦載機」というのは、現代でいう戦闘機や爆撃機などの区別はなく、戦闘機、爆撃機、偵察機、輸送機などを全て兼ね備えた機体である。
もちろん、武装を偏ったものにしたり、機体を変形させることによって、役割を特化させることも可能である。
アルテミス級宇宙航空戦艦の艦載機は、正規の宇宙空母などの艦載機とは少し異なる。
これは、宇宙航空戦艦というある意味通常の戦闘艦とは異なるシステムや構造によるものであり、システムや操縦系が他の艦載機とは少し違っているのだ。
そのため、宇宙航空戦艦の艦載機の搭乗員も女性のみである。
ちなみに主な行動は宇宙空間であるのに「空母」や「航空」などの名称は古代の戦闘艦艇の名残りである。
宇宙航空戦艦は戦闘艦として製造されたものではなく、あくまで訓練艦である。
数十万隻製造された戦闘艦の中でたった9隻しか製造されなかった。
いや、もともと必要な艦数は、訓練艦としては1隻。修理やオーバーホールに備えるために1隻。予備として1隻の計3隻であるが、他の戦闘艦とは異なるシステムや部品などのコストパフォーマンスを保つために9隻製造された、と言うべきであろう。
しかし、先の木星の公転軌道上における反乱軍との決戦では、かつてない大艦隊による侵攻に対抗すべく、訓練艦である宇宙航空戦艦にも出撃命令が下された。
急遽召集された宇宙航空戦艦の元訓練生は優秀な者が優先的に集められ、人的、時間的な理由から9隻中7隻が出撃した。もちろん艦載機の搭乗員も含め、宇宙航空戦艦の搭乗員は全員女性である。
そして、分散配置は各個撃破される恐れがあるため、ヘスティア級の正規宇宙空母を中心とした全宇宙空母は1箇所に集め、その護衛を兼任する形で宇宙航空戦艦もそこへ配置、さらにポセイドン級などの大型宇宙戦艦をタンクとして宇宙空母艦隊の前面に配置した。
しかし、それが裏目に出てしまった。
ポセイドン級の宇宙戦艦はもとより、ヘスティア級宇宙空母も巨大であり、アルテミス級宇宙航空戦艦はさらに大きい。
つまり、敵にとっては恰好の的となったのである。
結果、7隻の宇宙航空戦艦はCB-03以外は撃破されてしまったのだった。
【レーナ大尉であります、艦長!】
艦載機搭乗員控え室のレーナ・パステナーク大尉がブリッジスクリーンに映された。
この艦内通信は情報共有ということで、全クルーが見れるように所々に配置されたスクリーンに映し出される。もちろん会話や表示内容などもリンクされている。
「ご苦労レーナ大尉。まずは戦況だがこれを見てくれ」
別のスクリーンが展開され、現在戦闘中の宙域が映し出された。
【これは見事に真っ二つですね】
「そうだ、ロゴスキー閣下は相当優秀なようだな。それで、ここに居るのが敵旗艦だ」
サーシャはスクリーンに映し出された敵艦隊の左翼の端を指すと、そこが赤く点滅する。
【随分端っこですね】
「ああ。賢いのか臆病なのかは分からんが、直に戦闘宙域から離脱するためだろう」
【なるほど。それで私たちの任務は?】
「我々の任務は分断された敵左翼艦隊の足止めだ」
【足止め、ですか】
「そうだ。そこで、敵旗艦を撃破する。そうすれば敵は混乱してしばらくは身動きが取れなくなるだろう。まぁ、斬首作戦というやつだな」
【すると、艦載機隊で敵旗艦を撃破する、ということですか?】
「いや、艦載機隊には”ゼネコン”をしてもらう」
【え?ぜねこん?】また『サーシャ語だ』とレーナは思った。
「あぁ。要するに道を作ってもらう。敵旗艦へのルートと、そこから離脱するルートをな」
【道、ですか】
「そうだ、これを見てくれ」
戦闘宙域が映し出されたスクリーンに、敵旗艦まで、そして離脱するルートが表示される。
「艦隊、といってもギッチリと敵艦が詰まっているわけではない。慎重に航行すればCB-03でも敵艦旗艦に到達し、離脱する事は可能だろう。しかし、それでは敵に防御陣形を形成するような時間を与えかねない。敵も我々のルートくらいは予想するだろうからな」
【なるほど。要するにCB-03の敵旗艦まで、及び離脱するルートを広げ、且つ敵を混乱させる、ということですね】
「そういうことだ。敵旗艦はCB-03で撃破する」
【敵艦載機が出てきた場合はどうしますか?】
「アルファ大隊はそのままゼネコン。ベータ大隊は敵宇宙空母を撃破してもらう。敵艦載機はCB-03が相手する」
【了解しました】
宇宙航空戦艦CB-03にはアルファ、及びベータの2大隊、計72機の艦載機が搭載されている。今回は全力出撃となる。
宇宙空母を撃破すれば、艦載機の帰投先を潰すだけでなく、武装などの補給も出来なくなる。先に潰すべき敵なのだ。
「タイミングは最大戦速に達した時に全機発艦してもらう」
【了解しました】
通常、宇宙空母から艦載機が発艦する時に最大戦速、ということはまずありえない。宇宙空母は足が遅く、攻撃力もそれほど強くないので、後方で待機するのが普通だからである。
ましてや最大戦速での発艦はとても難しい。できなくはない、というレベルだ。この事だけでもCB-03の非常識さが分かるし、そんな無茶な命令を平気な顔で拝命するレーナ大尉も非常識といえば非常識である。
「可能であれば、CB-03が敵の射程圏内に達する前に艦載機隊が接敵する事が望ましい。こちらも射程内に入ったら全力攻撃を開始する。フレンドリーファイアー防止システムがあるとはいえ、十分に注意する事。他に質問は?」
【了解しました!質問はありません】
「よろしい。それでは準備に取り掛かってくれ」
【はっ!了解しました】
プツリと通信は切れ、スクリーンも消えた。
「さぁ~て!我々もパーティーだ!」
サーシャはニヤリと口角を上げた。
火星、木星間アステロイドベルト(小惑星帯)宙域
───アルテミス級宇宙航空戦艦CB-03───
「たぁ~まやぁ~」
CB-03のブリッジに気の抜けたサーシャの声が流れた。
しかし、今は戦闘中である。クルーたちは各々の任務を粛々と遂行した。
「1号の爆発を確認!」
「味方主力艦隊が前進を開始!」
CB-03は火星軍主力艦隊及び敵反乱軍艦隊を常に監視している。
「──────味方主力艦隊、敵艦隊の中央突破に成功しました!敵中央部の艦はほぼ壊滅、右翼残存艦、約1600。左翼約1400、主力艦隊の損害はありません」
「よし、ロゴスキー閣下にデータ通信。『第一次作戦は成功。CB-03は左翼残存艦隊を引き付けておく。速やかに右翼残存艦隊を殲滅して左舷艦隊への攻撃に移行せよ』以上だ」
「了解しました」
作戦の第1段階が成功したので、CB-03のブリッジクルーの緊張感はひとまず緩和した。
「あのぉ~サーシャ艦長」
「何だ?」
「その『たーまやー』って何ですか?」
「気にするな。いわゆる『お約束』というやつだ」
気にするな、と言われたら余計に気になるものだ。
「ほら、艦長のいつもの言葉だよ」
「ああ『サーシャ語』ね」
「そうそう、あの『サーシャ語』」
「そういえば、この前『てんぷれ』とか言ってたよね」
「あはは。皆キョトンとなったやつね」
『サーシャ語』
サーシャの実家であるペトリャコーフ家は、古くから軍人の家系で、言い方を変えれば「脳筋」の家系とも言える。
現在に於いてもそれは変わりはないのだが、サーシャは物理学や歴史に興味があり、積極的に学んだ。
現在では国家というのは各惑星単位だが、大昔の地球では、地球内に様々な国家があった。
サーシャは中でも、その地球内のある国家の歴史を好んだ。歴史というより考古学の様なものではあるが。
そして、その文献(データ)の中に出てくる言葉を時々口にするのだ。
既に地球以外の国家には、純な地球生まれの者はほとんどいないので、他のクルーにはよくわからない言葉である。
しかし、その時々の状況から「こういうものだろう」と推測し、また、個性的なサーシャの性格から「仕方がない」と諦め、または呆れて「サーシャだから」という事で納得したのだった。
そして、その意味のよくわからないサーシャの言葉のことを『サーシャ語』と呼ぶようになった。
今回の奇抜でユニークな作戦も、その古い歴史から発想し、学んだ物理学によって現実的なものへと昇華したものである。
しかし、こういった危機的な状況でなければ、非現実的なものとして理解されなかったかもしれない。
「こちらも動くとするか。艦載機隊隊長のレーナ大尉をスクリーンに」
「了解しました。『レーナ大尉、艦長より指示があります。艦内スクリーンをブリッジに繋いで下さい』」
──レーナ・パステナーク大尉──
軍艦載機訓練学校を首席で卒業した士官である。
普通、首席と次席にはほとんど差がなく、たとえ次席であっても首席と変わらない立場となるが、レーナ・パステナークは次席との差を大きく空けて首席となった秀才である。天才といってもいい。
当然、アルテミス級宇宙航空戦艦での訓練生でもあった。
「艦載機」というのは、現代でいう戦闘機や爆撃機などの区別はなく、戦闘機、爆撃機、偵察機、輸送機などを全て兼ね備えた機体である。
もちろん、武装を偏ったものにしたり、機体を変形させることによって、役割を特化させることも可能である。
アルテミス級宇宙航空戦艦の艦載機は、正規の宇宙空母などの艦載機とは少し異なる。
これは、宇宙航空戦艦というある意味通常の戦闘艦とは異なるシステムや構造によるものであり、システムや操縦系が他の艦載機とは少し違っているのだ。
そのため、宇宙航空戦艦の艦載機の搭乗員も女性のみである。
ちなみに主な行動は宇宙空間であるのに「空母」や「航空」などの名称は古代の戦闘艦艇の名残りである。
宇宙航空戦艦は戦闘艦として製造されたものではなく、あくまで訓練艦である。
数十万隻製造された戦闘艦の中でたった9隻しか製造されなかった。
いや、もともと必要な艦数は、訓練艦としては1隻。修理やオーバーホールに備えるために1隻。予備として1隻の計3隻であるが、他の戦闘艦とは異なるシステムや部品などのコストパフォーマンスを保つために9隻製造された、と言うべきであろう。
しかし、先の木星の公転軌道上における反乱軍との決戦では、かつてない大艦隊による侵攻に対抗すべく、訓練艦である宇宙航空戦艦にも出撃命令が下された。
急遽召集された宇宙航空戦艦の元訓練生は優秀な者が優先的に集められ、人的、時間的な理由から9隻中7隻が出撃した。もちろん艦載機の搭乗員も含め、宇宙航空戦艦の搭乗員は全員女性である。
そして、分散配置は各個撃破される恐れがあるため、ヘスティア級の正規宇宙空母を中心とした全宇宙空母は1箇所に集め、その護衛を兼任する形で宇宙航空戦艦もそこへ配置、さらにポセイドン級などの大型宇宙戦艦をタンクとして宇宙空母艦隊の前面に配置した。
しかし、それが裏目に出てしまった。
ポセイドン級の宇宙戦艦はもとより、ヘスティア級宇宙空母も巨大であり、アルテミス級宇宙航空戦艦はさらに大きい。
つまり、敵にとっては恰好の的となったのである。
結果、7隻の宇宙航空戦艦はCB-03以外は撃破されてしまったのだった。
【レーナ大尉であります、艦長!】
艦載機搭乗員控え室のレーナ・パステナーク大尉がブリッジスクリーンに映された。
この艦内通信は情報共有ということで、全クルーが見れるように所々に配置されたスクリーンに映し出される。もちろん会話や表示内容などもリンクされている。
「ご苦労レーナ大尉。まずは戦況だがこれを見てくれ」
別のスクリーンが展開され、現在戦闘中の宙域が映し出された。
【これは見事に真っ二つですね】
「そうだ、ロゴスキー閣下は相当優秀なようだな。それで、ここに居るのが敵旗艦だ」
サーシャはスクリーンに映し出された敵艦隊の左翼の端を指すと、そこが赤く点滅する。
【随分端っこですね】
「ああ。賢いのか臆病なのかは分からんが、直に戦闘宙域から離脱するためだろう」
【なるほど。それで私たちの任務は?】
「我々の任務は分断された敵左翼艦隊の足止めだ」
【足止め、ですか】
「そうだ。そこで、敵旗艦を撃破する。そうすれば敵は混乱してしばらくは身動きが取れなくなるだろう。まぁ、斬首作戦というやつだな」
【すると、艦載機隊で敵旗艦を撃破する、ということですか?】
「いや、艦載機隊には”ゼネコン”をしてもらう」
【え?ぜねこん?】また『サーシャ語だ』とレーナは思った。
「あぁ。要するに道を作ってもらう。敵旗艦へのルートと、そこから離脱するルートをな」
【道、ですか】
「そうだ、これを見てくれ」
戦闘宙域が映し出されたスクリーンに、敵旗艦まで、そして離脱するルートが表示される。
「艦隊、といってもギッチリと敵艦が詰まっているわけではない。慎重に航行すればCB-03でも敵艦旗艦に到達し、離脱する事は可能だろう。しかし、それでは敵に防御陣形を形成するような時間を与えかねない。敵も我々のルートくらいは予想するだろうからな」
【なるほど。要するにCB-03の敵旗艦まで、及び離脱するルートを広げ、且つ敵を混乱させる、ということですね】
「そういうことだ。敵旗艦はCB-03で撃破する」
【敵艦載機が出てきた場合はどうしますか?】
「アルファ大隊はそのままゼネコン。ベータ大隊は敵宇宙空母を撃破してもらう。敵艦載機はCB-03が相手する」
【了解しました】
宇宙航空戦艦CB-03にはアルファ、及びベータの2大隊、計72機の艦載機が搭載されている。今回は全力出撃となる。
宇宙空母を撃破すれば、艦載機の帰投先を潰すだけでなく、武装などの補給も出来なくなる。先に潰すべき敵なのだ。
「タイミングは最大戦速に達した時に全機発艦してもらう」
【了解しました】
通常、宇宙空母から艦載機が発艦する時に最大戦速、ということはまずありえない。宇宙空母は足が遅く、攻撃力もそれほど強くないので、後方で待機するのが普通だからである。
ましてや最大戦速での発艦はとても難しい。できなくはない、というレベルだ。この事だけでもCB-03の非常識さが分かるし、そんな無茶な命令を平気な顔で拝命するレーナ大尉も非常識といえば非常識である。
「可能であれば、CB-03が敵の射程圏内に達する前に艦載機隊が接敵する事が望ましい。こちらも射程内に入ったら全力攻撃を開始する。フレンドリーファイアー防止システムがあるとはいえ、十分に注意する事。他に質問は?」
【了解しました!質問はありません】
「よろしい。それでは準備に取り掛かってくれ」
【はっ!了解しました】
プツリと通信は切れ、スクリーンも消えた。
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