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第1証
エピソード3『竜宮城の激戦(前)』
しおりを挟むセプテンバー『ちょっ…ちょっとちょっと…フェブラリー!!しっかりしなさいよ!!
エイプリルも深傷を負っているし…エイプリルの治癒が出来れば…』
魚群は深傷を負って倒れているエイプリルから流れる血を目指しエイプリルを取り囲む
セプテンバーはエイプリルを守りながら魚群の群をひとつ…またひとつと払い除ける事に精一杯であった。
フェブラリー『サ…イラム…サイ…ラム!!…サイラム!!!!』
突然フェブラリーの身体が蒼く発光し…人狼へと変化する。
人狼へと姿を変えたフェブラリーが銀色に輝く長い爪と素早い動きでエイプリルとセプテンバーに群がる 魚群を一掃する。
セプテンバー『…これが!!…サイラムシステム!?…』
足音の主『やはり、サイラムの…』
人狼フェブラリー『セプテンバー…エイプリルの治癒が先だ!!』
セプテンバー『ちょっと…待って…』
エイプリルへの治癒を開始したセプテンバーの姿が水色の発光を施しながら鳥人へと変化した。
拡げられた大きな翼から舞い降りるひとつひとつの羽綿がエイプリルを包み
エイプリルの体力と傷口はみるみると回復していった。
セプテンバー『私にも…サイラムシステムが!?!!』
足音の主『成る程…さいらむの反乱分子が覚醒したか…』
人狼フェブラリー『いい加減姿を現したらどうなんだ!?』
カタ…カタ…カタ…カタ
足音が次第に近づき それが姿を現す 巫女の姿をし金銀の装飾を施したどことなく冷たい眼差しの少女であった…
足音の主『さいらむの反乱分子よ!!我が名は!!卑弥呼!!この竜宮城の主…邪馬台国の女王!!』
人狼フェブラリー『何っ!?!!』
鳥人セプテンバー『えっ!?』
エイプリル『僕が言いたかった大発見とは…この事なんだ…
歴史の捏造…』
人狼フェブラリー『歴史の捏造!?!!だと!?』
鳥人セプテンバー『えっ!?誰が!?…何のために!?…』
卑弥呼『流石だ…星の記憶』
エイプリル『えっ!?僕…僕の事!?』
卑弥呼『まぁいい…まだ君は未完成品みたいだ…』
卑弥呼『さぁ…真実を歪めたさいらむの反乱分子よ!!覚悟はいいか!!出でよ!!大蛇よ!!』
八又の大蛇『・・・グシャァ~!!』
次回 第1証 エピソード3 『竜宮城の激戦(後)』
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