星の記憶

鳳聖院 雀羅

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第3証【イブの断片】

【イブの断片編】ep.24『運命の系譜』

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ローズ『私は、あなた達の母親…サラとは姉妹です』
ビスマルク『!…』
ジャンヌ『…えっ?』
ローズ『そして…』
会話を続けようか悩んでいるローズに対しリリーは、コクりとだけ頷き
それに対してローズは、また会話を続ける 
『あなた達と同じように、この森を訪れた者…』
『それが、あなた達の父親ファング…』
ビスマルク『!、そ、それじゃ、母さんは!?…』
リリー『この森の住民であった…そう言うことになる!…』
ジャンヌ『じゃ、じゃあ…母さんも?獣化体質の保持者ってこと?…』
ローズ『…ごめんなさい…そこまでは何とも言えないの!…そうだ!とも、そうでない!…とも』
ビスマルク『ど、どういう事ですか?…』
ローズ『私達も、初めからこうであった訳ではないの…』
リリー『ファングが、この森に来るまではね!…』
ビスマルク『な?…』
ジャンヌ『う、嘘よね?…ねぇ!嘘よね!…』
リリー『彼がこの森に来るまで、私達はこの森の多くの動物達と共存共栄をし、人とその動物達との間で、決して争い等起こることはなかった!…』
『…ところが、ある日突然 森の動物達が、この村目掛けて押し寄せてきた!』
『だが、その動物達は、少し様子が違った!…他の者には、脇目も触れず!…ある場所、そして…ある者を目指して!…』
ビスマルク『も、もしかして!それって!…』
ジャンヌ『…母さん』
リリー『あぁ!…そうだ!』
『私も森の者数人を集め、すぐにその場所へ向かったが!…』

『サラはおろか、ファング…そして押し寄せてきた動物達の姿は…』
『…そこから、跡形もなく消えていた』
『サラが用意したであろう、朝食を残して!…』
『私達は、その部屋を隈無く調べ、謎に迫った!…そこでひとつ違和感を覚えた!』
『サラとファングがこの森で共に暮らす準備をはじめていた頃、その二人の為に、私とローズが贈った、この村の秘宝 カリス(聖杯)のみが、他の家財道具を残し、消えていた!』
ビスマルク『リリーさん!…お話し中申し訳ありませんが…父は今、アカデミーにいます!』
リリー『な、なんだと!…』
ビスマルク『訳有って、今は、アカデミーの収容所で、その身柄を拘束されています!』
『やはりそうか!運命の系譜がここに来て、開きはじめたか!…』
ジャンヌ『父だけでは、ありません!…そこには、サイラムという博士も!』
メア『あっ!…』
ローズ『さ、サイラムですって!?…』
リリーが強く拳を握り締める
『くっ、くそ!…あのクソ親父!』
ジャンヌ『えっ?』
ビスマルク『お、親父!?』
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