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シーン31 織田の回想
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*照明変化
BGM12 【 ちっぽけな世界・歌なし 】 FADE IN
*織田の周りに同級生が現れる。
男子① 「おい、織田、明日海に行こうぜ。」
織田 「勉強しないと。」
女子① 「ねえ、織田君、今度みんなで遊園地に行くんだけど、どう?」
織田 「その日は塾の模試が。」
女子② 「明日一緒に花火見に行ってくれませんか?」
織田 「ゴメン、家庭教師が来る事になってるんだ。」
女子③ 「私、織田君の事が好き」
織田 「ゴメン!そんな暇はないんだ!!」
*口々に「あいつ付き合い悪いよな」的な事を言いながら去る。
*照明変化
父 「信満、どうだ、勉強の方は。」
織田 「大丈夫、必ず合格する。」
母 「この前の模試もT大理Ⅲ、A判定だったんだから大丈夫よ。」
父 「だが、決して気は抜くな。塾や家庭教師はいくらでも雇ってやるから、遠慮なく言うんだぞ。」
母 「そうそう、前の家庭教師、やっぱり良くなかったみたいよ。豊臣さんの奥さんが言ってたんだけど、学歴偽ってたんですって。クビになったらしいわ。
あと、豊臣さん、信満の事ほめてたわよ。母さんも鼻が高いわ。」
*照明変化 時間経過。
父 「落ちただと!!」
母 「豊臣さんの息子さんでも受かったのに。」
父 「だから、あれほど気を抜くなと言ったんだ!!!お前にはガッカリしたぞ。」
母 「どうせ、私たちの見えないところで遊んでたのよ、まったくいくらお金かかったと思ってるのよ。」
BGM12 【 ちっぽけな世界・歌なし 】 FADE OUT
SONG26 【 ちっぽけな世界 】 *織田社長ソロ
黄昏時 冷たい風に吹かれて 揺れる街頭の下 鳴りやまぬ喧騒と
アスファルトを蹴るように 歩いてたんだ
他のすべてを犠牲にしてきたから 積み上げた努力と 背負わされた期待を
失っただけで 僕の居場所は消えた
傷ついた自分をひたすら責めて あふれだす涙を必死で 隠してきたから
この世界はいつも眩しくて 僕だけがいらない存在で
そんな思いに囚われながら 震えて生きてた
でも負けない 諦めはしない あの頃には 戻りたくは無いから
*織田の荒い息だけが劇場に響き渡る。
織田 「これでいい、これでいいんだ。明智、買収の話を進めろ。」
*明智、深くお辞儀をする。
SONG26 【 ちっぽけな世界 】 *FADE OUT
BGM12 【 ちっぽけな世界・歌なし 】 FADE IN
*織田の周りに同級生が現れる。
男子① 「おい、織田、明日海に行こうぜ。」
織田 「勉強しないと。」
女子① 「ねえ、織田君、今度みんなで遊園地に行くんだけど、どう?」
織田 「その日は塾の模試が。」
女子② 「明日一緒に花火見に行ってくれませんか?」
織田 「ゴメン、家庭教師が来る事になってるんだ。」
女子③ 「私、織田君の事が好き」
織田 「ゴメン!そんな暇はないんだ!!」
*口々に「あいつ付き合い悪いよな」的な事を言いながら去る。
*照明変化
父 「信満、どうだ、勉強の方は。」
織田 「大丈夫、必ず合格する。」
母 「この前の模試もT大理Ⅲ、A判定だったんだから大丈夫よ。」
父 「だが、決して気は抜くな。塾や家庭教師はいくらでも雇ってやるから、遠慮なく言うんだぞ。」
母 「そうそう、前の家庭教師、やっぱり良くなかったみたいよ。豊臣さんの奥さんが言ってたんだけど、学歴偽ってたんですって。クビになったらしいわ。
あと、豊臣さん、信満の事ほめてたわよ。母さんも鼻が高いわ。」
*照明変化 時間経過。
父 「落ちただと!!」
母 「豊臣さんの息子さんでも受かったのに。」
父 「だから、あれほど気を抜くなと言ったんだ!!!お前にはガッカリしたぞ。」
母 「どうせ、私たちの見えないところで遊んでたのよ、まったくいくらお金かかったと思ってるのよ。」
BGM12 【 ちっぽけな世界・歌なし 】 FADE OUT
SONG26 【 ちっぽけな世界 】 *織田社長ソロ
黄昏時 冷たい風に吹かれて 揺れる街頭の下 鳴りやまぬ喧騒と
アスファルトを蹴るように 歩いてたんだ
他のすべてを犠牲にしてきたから 積み上げた努力と 背負わされた期待を
失っただけで 僕の居場所は消えた
傷ついた自分をひたすら責めて あふれだす涙を必死で 隠してきたから
この世界はいつも眩しくて 僕だけがいらない存在で
そんな思いに囚われながら 震えて生きてた
でも負けない 諦めはしない あの頃には 戻りたくは無いから
*織田の荒い息だけが劇場に響き渡る。
織田 「これでいい、これでいいんだ。明智、買収の話を進めろ。」
*明智、深くお辞儀をする。
SONG26 【 ちっぽけな世界 】 *FADE OUT
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