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シーン15 売り場バックヤード

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*照明変化 

 

*ユウキがバックヤードにいるところに葵が入ってくる。

SE8 バックヤード扉の開閉音

 

葵     「どういうつもり?」

ユウキ   「な、何が?」

葵     「避けてるでしょ、わたしの事。」

ユウキ   「さ、避けわけないだろ?俺は君の事が好きなんだぜ。」

葵     「うるさいわね!!あんたのせいで、さくらは新作の企画チームに入って調子に乗ってんのよ?」

ユウキ   「しっ!」

 

*ユウキ、辺りを見渡す。

 

葵     「何よ。」

ユウキ   「この前は急用を思い出したんだよ。ちゃんとやるからさ。そうだ、今日は?」

葵     「あいつは休み。ってか、写真どころじゃ駄目だからね。」

 

BGM6 【 葵の悪巧み 】 CUT IN

 

葵     「そうだ、あいつを惚れさせて、で、捨てて。」

ユウキ   「え?」

葵     「あんたなら、簡単でしょ?なんせメイクした女落としては捨ててたんだから。」

ユウキ   「おいおい、捨てたとか人聞きの悪い事言うな。お互い、納得の上だし、

恋愛に始まりと終わりは必然だろ。」

葵     「やるの?やらないの?お客様を落としてたとかバレたら、仕事なくなるんじゃないの?」

ユウキ   「もーわかったよ、やるよ。明日のショー終わり・・にでも、その咲良って子を誘い出して・・・。」

BGM6 【 葵の悪巧み 】 CUT OUT

 

*ユウキの視線の先にコスモ君がいる。コスモ君は携帯を持っている。

 

ユウキ   「あああ・・あああ。」

葵     「何よ、どうしたのよ。」

ユウキ   「あああああ!!!やりません!!ごめんなさい!!!」

 

*ユウキ、走り去る

 

SE8 バックヤード扉の開閉音

 

葵     「ちょ、ちょっとユウキ!!・・なに?なんなのよ、あいつ!!!」

*葵、慌ててユウキを追いかける。

SE8 バックヤード扉の開閉音

葵     「ちょっと! 待ちなさいよ! ユウキ!」
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