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悪逆王女、悪を斬る!③
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「メイッ!! お前はなんという恩知らずな娘なんだ! バザーの売上金を盗むなんてっ」
「ご、ごめんなさい、院長先生っ」
大泣きするメイが、チェスター院長から荒っぽく腕を引かれていく。院長は憎悪を込めた目でメイを睨むと、メイを孤児院の外へと締め出した。
「夕食は抜きだ! 畑仕事が終わるまで帰ってくるな!」
「あ、開けてください院長先生っ。中に入れて!」
メイがしゃくり上げながら何度も扉を叩く。けれど、院長からの答えはなかった。
しんと冷たい暗闇の中、メイのすすり泣く声だけが大きく響く。
「……すごい。メイったら迫真の演技だわ」
「チェスター院長もね」
一階の窓から、アレンと二人で一部始終をこっそり覗き見る。メイはしばらく泣く演技を続けてから、やがて諦めたように院の裏手に向かって歩き始めた。
「さ、手はず通り畑へ移動しますよ。そこで奴らが動くのを待ちましょう」
「うん、了解よ!」
メイ以外の子供達は、危険が及ばないよう上の階の一室に集めておいた。チェスター院長も護衛もついているから、こちらに関しては心配いらないだろう。
裏口から畑へ出る前に、アレンが私の肩を軽く掴む。不思議に思って見上げれば、アレンは微笑して人差し指をくるくると回した。
その指先から少しずつ、黒い靄が広がっていく。
「……っ」
まるで星を散りばめた夜みたいに、漆黒の中にきらきらした輝きが垣間見える。靄はふわりと撫でるように私達を包み込み、アレンが「準備完了です」と囁いた。
「これで誰にも我々の姿は見えません。声は聞こえますから、そこだけは注意して」
あまりに驚いて、私は頷き返すだけで精いっぱいだった。アレンにエスコートされ、素早く裏口の戸をくぐる。
畑にはメイがしょんぼりとしゃがみ込んでいた。ランタンの灯りを頼りに雑草を抜き、「はああ……」と大きくため息をつく。
(お、ちょっと演技過剰になってきましたね~)
おどけたように囁かれ、危うく噴き出しそうになってしまった。ふざけるアレンをきゅっと睨みつけ、いつでも動けるよう立ったままメイの姿を見張る。
そのまま三十分ばかり待っただろうか。
突然、それまで微動だにしなかったアレンが動いた。
(来ました、主!)
(えっ!?)
慌てて辺りを見回せば、孤児院を囲む塀に黒い影が三つばかり見える。唇を噛んで動こうとした私を、アレンが素早く制した。
(まだです。連中が中に入ってから――)
うつむいて草むしりを続けるメイは、まだ何も気付いてはいない。音を立てずに芝生に着地した影達が、ゆっくりと彼女に忍び寄る。
メイがはっと顔を上げた。
「きゃッ――……!?」
口の中に布を詰め込まれ、メイの悲鳴が封じられる。死にものぐるいで暴れるメイを男達が取り押さえようとした、まさにその瞬間。
「メイから離れろーーーッ!!!」
私とアレンが助けに入るより早く、すぐ側を疾風のように何かが駆け抜けていく。ひび割れた声で叫ぶなり、男達に体当りして力任せに腕を振り回した。
「ぐあっ!? な、なんだこのガキっ!」
「おい、騒ぐな! 人が集まってきたらどうする!?」
「――残念ながら、もう遅いようですよ?」
アレンが軽く手を振った途端、私達を包んでいた黒い靄がさっと晴れていく。アレンはそのまま走り出し、小さな影――シンを殴ろうとした男の襟首を掴み、容赦なく地面に叩きつけた。
「なん……っ!?」
「はい、お休みなさい」
メイを捕まえた男に笑いかけ、長い脚で流れるように蹴り飛ばす。塀に叩きつけられた男は、うめき声すら上げずにずるずると地面に崩れ落ちた。
あっという間に二人が倒され、残るは一人だけ。
最後の一人は、仲間がやられるのをただ茫然と見ていた。アレンから視線を向けられ、怯えたように肩を跳ねさせる。
そのまま回れ右して逃げ出そうとしたようだが、なぜかその足は地面に縫い止められたみたいに動かない。
「へっ……。な、なんでっ」
「お仲間はこれで全部ですか? そんなわけないですよね?」
場違いなほどにこやかに問いかけるアレンに、男はみるみる顔色を失くしていく。その首にしなやかな指をかけられ、男はヒッと息を呑んだ。
「残りのお仲間はどこですか? 言わなければ……わかってますよね?」
「ヒイィッ! こ、ここに来たのはこれで全部だ! 残りの仲間はアジトにいる!!」
アジトの場所まで洗いざらい吐かせてから、アレンは男のみぞおちにこぶしを叩き込む。男がくったりと倒れ込んだ。
「す、すご……」
メイとシンを抱き締め、ただ傍観していただけの私は、ようやく詰めていた息を吐く。アレンが私に手を差し伸べた。
「武術の心得も一応はあるもので。……ま、ズル技を使ってないとは言いませんが」
いたずらっぽく片目をつぶる。やっぱりね。
くすくす笑って立ち上がり、まだ座ったままのメイとシンを見下ろした。メイは興奮に顔を赤くして、シンはそんな彼女を必死で気遣っている。
「大丈夫か? ケガは?」
「うん、ヘーキッ! シンも来てくれたんだね」
ありがとう、と笑いかけられ、シンも真っ赤になってうつむいた。アレンがいかめしく腕組みする。
「やっぱり暴れたんだな、シン。約一名、言うことを聞かなそうな奴がいる、とは護衛にもちゃんと忠告しておいたんだが」
「そうなの?」
驚いて彼を見れば、アレンはため息交じりに頷いた。
「他の子達に不安が伝播するといけませんからね。シンがどうしても聞き分けないようなら、部屋から出して構わないと護衛には伝えておいたんです」
アレンの魔法があれば、シン一人程度なら難なく守りきれるからだろう。
なるほど、と納得して、私は笑ってシンの頭を撫でる。
「無茶は褒められないけど、つまりシンはアレンの言葉を実践したわけね? えぇと確か、『男なら、好きな子をいじめるのじゃなく』」
「だーーーっ! わーーーっ!!」
シンが大急ぎで私の口を塞ぐ。メイが目をまんまるにして、アレンが大きく噴き出した。
笑いながら、シンの頭をぐしゃぐしゃとかき混ぜる。
「さて、では男達を縛ってそろそろ中へ戻りましょう。残りの借金取りの拘束は、城下町の警備団にでも任せればいい」
「そうね――……あっ!?」
突然、地面に突っ伏していた男が跳ねるように起き上がった。――この男は確か、一番最初にアレンに倒された男だ。
目が覚めたのか、それとも気絶した振りをしていただけなのか。
男はよろめきもせず、孤児院の正門に向かって一目散に駆けていく。
「待ちなさいッ!!」
ドレスの裾をたくし上げ、私は必死で男を追いかけた。すぐさま私を追い越したアレンが、後ろを振り向いて鋭く叫ぶ。
「わたしが奴を捕らえます! 主は足止めに何か投げつけてください!」
「ええっ!? な、何かって言われても!」
コートのポケットを探ると、やわらかい何かに手が当たった。考える間もなくむんずと掴んで、大きく腕を振りかぶる。
「く、食らいなさいっ!!」
手の中から飛ばした何かは、とんでもないスピードで男の背中に迫っていく。えっ、私ってばもしや投擲の大天才!?
しかし、投げた何かはぴょーんと男の頭を飛び越えた。
そしてなぜか、そのまま空中で停止する。
「うおわぁッ!!?」
驚愕の声を上げ、男が仰向けに地面に倒れ込んだ。じたばた暴れる男の顔に張り付くのは、私の作った未知のバケモノ――……じゃなくって。
「ウサちゃん人形!? すごいわ、大活躍じゃない!」
手を叩いて喜ぶ私をよそに、男は未だもがき苦しんでいる。アレンが笑いをこらえて男を見下ろした。
「おい、人さらい。それは悪名高いリディア殿下が御自らこしらえた、恐怖の呪い人形だ」
「はあっ!?」
呪い人形じゃないし!
それに今生では悪名高くないってば!!
「顔に張り付いた相手の生気を吸い取り、のちに窒息死をもたらすという」
そんな効能はないっ!!
アレンの後頭部を引っ叩いたところで、男が泡を吹いて気絶してしまった。……多分、窒息はしていない……はず?
背後からメイとシン、チェスター院長に護衛達も駆けてくる。
「おおっ! お手柄ですね、リディア殿下!」
「ありがとうございます、お姫さま!!」
口々に礼を言われて照れ笑いした。
アレンは伸びた男からウサちゃんを回収し、どこからか取り出した縄で手早く拘束してしまう。
――こうして、当初の狙いとは違う形になりつつも。
初めての慈善事業は、大成功のうちに幕を下ろしたのであった。
◇
そして、後日。
『リディア王女殿下、正義の刃で悪を斬る!』
『城下に巣食う人身売買組織を一網打尽!』
『逮捕の決め手は――王女手製の呪い人形か!?』
「…………」
華々しく一面を飾った紙面を握り締め、私は怒りにぷるぷる震える。背後のアレンが、私の頭越しに呑気に記事を覗き込んだ。
「いやあ、大成功でしたね我が主ー。念のため孤児院の正門に、記者を忍ばせておいて成功でした」
「やっぱりあんたのせいかあぁっ!!?」
新聞を丸め、アレンの頭に叩きつける私であった。
「ご、ごめんなさい、院長先生っ」
大泣きするメイが、チェスター院長から荒っぽく腕を引かれていく。院長は憎悪を込めた目でメイを睨むと、メイを孤児院の外へと締め出した。
「夕食は抜きだ! 畑仕事が終わるまで帰ってくるな!」
「あ、開けてください院長先生っ。中に入れて!」
メイがしゃくり上げながら何度も扉を叩く。けれど、院長からの答えはなかった。
しんと冷たい暗闇の中、メイのすすり泣く声だけが大きく響く。
「……すごい。メイったら迫真の演技だわ」
「チェスター院長もね」
一階の窓から、アレンと二人で一部始終をこっそり覗き見る。メイはしばらく泣く演技を続けてから、やがて諦めたように院の裏手に向かって歩き始めた。
「さ、手はず通り畑へ移動しますよ。そこで奴らが動くのを待ちましょう」
「うん、了解よ!」
メイ以外の子供達は、危険が及ばないよう上の階の一室に集めておいた。チェスター院長も護衛もついているから、こちらに関しては心配いらないだろう。
裏口から畑へ出る前に、アレンが私の肩を軽く掴む。不思議に思って見上げれば、アレンは微笑して人差し指をくるくると回した。
その指先から少しずつ、黒い靄が広がっていく。
「……っ」
まるで星を散りばめた夜みたいに、漆黒の中にきらきらした輝きが垣間見える。靄はふわりと撫でるように私達を包み込み、アレンが「準備完了です」と囁いた。
「これで誰にも我々の姿は見えません。声は聞こえますから、そこだけは注意して」
あまりに驚いて、私は頷き返すだけで精いっぱいだった。アレンにエスコートされ、素早く裏口の戸をくぐる。
畑にはメイがしょんぼりとしゃがみ込んでいた。ランタンの灯りを頼りに雑草を抜き、「はああ……」と大きくため息をつく。
(お、ちょっと演技過剰になってきましたね~)
おどけたように囁かれ、危うく噴き出しそうになってしまった。ふざけるアレンをきゅっと睨みつけ、いつでも動けるよう立ったままメイの姿を見張る。
そのまま三十分ばかり待っただろうか。
突然、それまで微動だにしなかったアレンが動いた。
(来ました、主!)
(えっ!?)
慌てて辺りを見回せば、孤児院を囲む塀に黒い影が三つばかり見える。唇を噛んで動こうとした私を、アレンが素早く制した。
(まだです。連中が中に入ってから――)
うつむいて草むしりを続けるメイは、まだ何も気付いてはいない。音を立てずに芝生に着地した影達が、ゆっくりと彼女に忍び寄る。
メイがはっと顔を上げた。
「きゃッ――……!?」
口の中に布を詰め込まれ、メイの悲鳴が封じられる。死にものぐるいで暴れるメイを男達が取り押さえようとした、まさにその瞬間。
「メイから離れろーーーッ!!!」
私とアレンが助けに入るより早く、すぐ側を疾風のように何かが駆け抜けていく。ひび割れた声で叫ぶなり、男達に体当りして力任せに腕を振り回した。
「ぐあっ!? な、なんだこのガキっ!」
「おい、騒ぐな! 人が集まってきたらどうする!?」
「――残念ながら、もう遅いようですよ?」
アレンが軽く手を振った途端、私達を包んでいた黒い靄がさっと晴れていく。アレンはそのまま走り出し、小さな影――シンを殴ろうとした男の襟首を掴み、容赦なく地面に叩きつけた。
「なん……っ!?」
「はい、お休みなさい」
メイを捕まえた男に笑いかけ、長い脚で流れるように蹴り飛ばす。塀に叩きつけられた男は、うめき声すら上げずにずるずると地面に崩れ落ちた。
あっという間に二人が倒され、残るは一人だけ。
最後の一人は、仲間がやられるのをただ茫然と見ていた。アレンから視線を向けられ、怯えたように肩を跳ねさせる。
そのまま回れ右して逃げ出そうとしたようだが、なぜかその足は地面に縫い止められたみたいに動かない。
「へっ……。な、なんでっ」
「お仲間はこれで全部ですか? そんなわけないですよね?」
場違いなほどにこやかに問いかけるアレンに、男はみるみる顔色を失くしていく。その首にしなやかな指をかけられ、男はヒッと息を呑んだ。
「残りのお仲間はどこですか? 言わなければ……わかってますよね?」
「ヒイィッ! こ、ここに来たのはこれで全部だ! 残りの仲間はアジトにいる!!」
アジトの場所まで洗いざらい吐かせてから、アレンは男のみぞおちにこぶしを叩き込む。男がくったりと倒れ込んだ。
「す、すご……」
メイとシンを抱き締め、ただ傍観していただけの私は、ようやく詰めていた息を吐く。アレンが私に手を差し伸べた。
「武術の心得も一応はあるもので。……ま、ズル技を使ってないとは言いませんが」
いたずらっぽく片目をつぶる。やっぱりね。
くすくす笑って立ち上がり、まだ座ったままのメイとシンを見下ろした。メイは興奮に顔を赤くして、シンはそんな彼女を必死で気遣っている。
「大丈夫か? ケガは?」
「うん、ヘーキッ! シンも来てくれたんだね」
ありがとう、と笑いかけられ、シンも真っ赤になってうつむいた。アレンがいかめしく腕組みする。
「やっぱり暴れたんだな、シン。約一名、言うことを聞かなそうな奴がいる、とは護衛にもちゃんと忠告しておいたんだが」
「そうなの?」
驚いて彼を見れば、アレンはため息交じりに頷いた。
「他の子達に不安が伝播するといけませんからね。シンがどうしても聞き分けないようなら、部屋から出して構わないと護衛には伝えておいたんです」
アレンの魔法があれば、シン一人程度なら難なく守りきれるからだろう。
なるほど、と納得して、私は笑ってシンの頭を撫でる。
「無茶は褒められないけど、つまりシンはアレンの言葉を実践したわけね? えぇと確か、『男なら、好きな子をいじめるのじゃなく』」
「だーーーっ! わーーーっ!!」
シンが大急ぎで私の口を塞ぐ。メイが目をまんまるにして、アレンが大きく噴き出した。
笑いながら、シンの頭をぐしゃぐしゃとかき混ぜる。
「さて、では男達を縛ってそろそろ中へ戻りましょう。残りの借金取りの拘束は、城下町の警備団にでも任せればいい」
「そうね――……あっ!?」
突然、地面に突っ伏していた男が跳ねるように起き上がった。――この男は確か、一番最初にアレンに倒された男だ。
目が覚めたのか、それとも気絶した振りをしていただけなのか。
男はよろめきもせず、孤児院の正門に向かって一目散に駆けていく。
「待ちなさいッ!!」
ドレスの裾をたくし上げ、私は必死で男を追いかけた。すぐさま私を追い越したアレンが、後ろを振り向いて鋭く叫ぶ。
「わたしが奴を捕らえます! 主は足止めに何か投げつけてください!」
「ええっ!? な、何かって言われても!」
コートのポケットを探ると、やわらかい何かに手が当たった。考える間もなくむんずと掴んで、大きく腕を振りかぶる。
「く、食らいなさいっ!!」
手の中から飛ばした何かは、とんでもないスピードで男の背中に迫っていく。えっ、私ってばもしや投擲の大天才!?
しかし、投げた何かはぴょーんと男の頭を飛び越えた。
そしてなぜか、そのまま空中で停止する。
「うおわぁッ!!?」
驚愕の声を上げ、男が仰向けに地面に倒れ込んだ。じたばた暴れる男の顔に張り付くのは、私の作った未知のバケモノ――……じゃなくって。
「ウサちゃん人形!? すごいわ、大活躍じゃない!」
手を叩いて喜ぶ私をよそに、男は未だもがき苦しんでいる。アレンが笑いをこらえて男を見下ろした。
「おい、人さらい。それは悪名高いリディア殿下が御自らこしらえた、恐怖の呪い人形だ」
「はあっ!?」
呪い人形じゃないし!
それに今生では悪名高くないってば!!
「顔に張り付いた相手の生気を吸い取り、のちに窒息死をもたらすという」
そんな効能はないっ!!
アレンの後頭部を引っ叩いたところで、男が泡を吹いて気絶してしまった。……多分、窒息はしていない……はず?
背後からメイとシン、チェスター院長に護衛達も駆けてくる。
「おおっ! お手柄ですね、リディア殿下!」
「ありがとうございます、お姫さま!!」
口々に礼を言われて照れ笑いした。
アレンは伸びた男からウサちゃんを回収し、どこからか取り出した縄で手早く拘束してしまう。
――こうして、当初の狙いとは違う形になりつつも。
初めての慈善事業は、大成功のうちに幕を下ろしたのであった。
◇
そして、後日。
『リディア王女殿下、正義の刃で悪を斬る!』
『城下に巣食う人身売買組織を一網打尽!』
『逮捕の決め手は――王女手製の呪い人形か!?』
「…………」
華々しく一面を飾った紙面を握り締め、私は怒りにぷるぷる震える。背後のアレンが、私の頭越しに呑気に記事を覗き込んだ。
「いやあ、大成功でしたね我が主ー。念のため孤児院の正門に、記者を忍ばせておいて成功でした」
「やっぱりあんたのせいかあぁっ!!?」
新聞を丸め、アレンの頭に叩きつける私であった。
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