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2章 二人の前途は多難です!
伯爵、負ける!
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魔法陣がキラキラと輝き、エミとディルはあっという間にガシュバイフェンからサンクトハノーシュ王国の白亜の城に到着した。
魔法陣をぐるりと囲っていた侍従が到着のラッパを鳴らし、数多のメイドたちが揃って頭を下げる。サンクトハノーシュ王国の白亜の城を再び訪れたディル・K・ソーオンと聖女エミは、華々しく出迎えられた。
あまりにも派手に歓迎されたことに驚いたエミは、面食らった顔をする。
「ええーっ、歓迎されっぷりがエグいじゃん!」
「ドラゴン討伐の時の歓迎は簡易的なものだったが、公式の訪問であればこれくらいが普通だぞ」
ディルは慣れた様子で、駆け寄ってきた侍従たちに荷物を渡す。堂々とした立ち振る舞いだ。まがりなりにも生粋の貴族であるディルは、これしきの歓迎ではまったく動じないのである。
そんなディルを、エミはうっとりと見つめた。
「ハクシャクってば、こんな状況でも堂々とできるの、マジでかっこいい。超スマートだし超クール。さすが貴族サマって感じ」
「どうせこの先も同じような出迎えを受けるのだ。早く慣れろ」
「やーん、それってずっとこれからも一緒だよってこと? めっちゃうれしみなんですけどぉ~♡」
「……クッ、いまのは卑怯だろう」
はにかみながら腕にまとわりつくエミに、ディルは心臓のあたりを押さえた。今日も馬鹿ップルは絶好調である。
そんな中、エントランスに続く階段から、華奢な黒髪の女と金髪の男が降りてきた。
「エミたそ、やっと来たのね!」
「ヤバい、サクぴとロイっぺじゃん! ちょりーっす! おひさーっ☆」
見知った顔を見つけたエミが、ブンブンと大きく手を振る。現れたのは、聖女サクラとその婚約者で第二王子でもあるロイだった。
サクラはまっすぐエミに走り寄り、手を取った。
「久しぶりだね、エミたそ! 無事で良かった! もう大丈夫だからねっ!」
「はにゃ? もう大丈夫って?」
「話はあとにしましょ。あとでじっくり聞くから。それより、疲れたでしょ? エミたそのお部屋は、私の部屋の横なんだよ♡」
「マ!? 夜中までしゃべり放題じゃん!」
「そうなの! 美味しいお菓子と紅茶もいっぱい集めたから、一緒に食べようねっ。またマニキュアもしてほしいな~。自分じゃどうしても上手くできなくて」
「えーっ、マジで!? サクぴにマニキュアするのってなにげに久しぶりじゃない!? 何色にしちゃう?」
「エミたそが選んでくれた色なら何でも大歓迎だよ~♡ 何色がいいと思う?」
そう言って、サクラはさりげなくエミの手を引っ張って南棟へ歩を向けた。
「あっ、おい……」
ディルは声をかけたが、エミは話に夢中になって気付かない。追いかけようにも、どこからともなく聖女専属メイドたちが隊列してディルの行く手を阻んだ。どうやら、巧妙に計画されていたらしい。
ちらりと一瞬だけ振り向いたサクラとディルの視線が交わった。サクラは切れ長の目を細め、勝ち誇ったように笑う。ディルの胸に、謎の敗北感が広がった。
サクラは満足げに顎をそらすと、大股で去っていく。
取り残されて呆然とするディルに、それまで完全に空気と化していたロイが声をかけた。
「ええっと、……遠路はるばるご苦労様だったね、ソーオン伯」
「……はるばる首都に来て早々の仕打ちがこれですか?」
「サクラのことは謝るよ。ちょっと君のことをライバル視しすぎているだけだから、なんとか頑張って仲良くしてくれ」
「無茶難題をおっしゃる」
「うーん、否定できないな。……とにかく、こちらの都合で急に呼び出してすまないね。お父様が、どうしても君の力が必要みたいなんだ。それに、サクラもエミ嬢にどうしても会いたがっていてね」
ロイは軽く肩をすくめた。ディルはしかめ面をする。
「私が首都に来るのはともかく、私の婚約者だけは連れてきたくなかった」
「そんな顔をしないでおくれよ。父上はともかく、サクラの暴走を止められなかったのは、ちょっぴり悪かったと思っているんだから。それはそうとして、言っておかなきゃいけないことがあるんだけど……」
ロイは一瞬言いよどむと、ディルの耳元で囁いた。
「第一王子とその派閥の動きがどうも怪しい。身内争いに巻き込むつもりはないけど、ソーオン伯も十分気を付けて」
「……御意」
ディルは思いっきり苦い顔をして頷く。ロイは「ごめんね」と両手を合わせると、早足でサクラとエミのあとを追った。
ディルは重いため息をつく。「巻き込むつもりはない」と言いながらも、このようなことをロイが口にしたということは、巻き込んでしまう可能性が高いということだろう。まったく、面倒なことこの上ない。
とにもかくにも、ディルも部屋に向かおうとロイに続こうとしたものの、侍従の一人が遠慮がちにそれを遮った。
「ソーオン伯はこちらに」
「なにを言っているのだ。そちらは西棟だ。王の居室と寝室しかないだろう」
「いえ、国王様は執務室の隣にゲストルームを一室設けられまして。ソーオン伯はそこでお過ごしになるようにとのご命令です」
「執務室の隣だと!? 私をこき使う気満々か!」
この白亜の城に来て早々に頭痛がしてきたディルは、侍従に続いて足音も荒く西棟に向かった。
西棟は国王の住居スペース兼執務スペースだ。もちろん、基本的に王族しか立ち入りを許されていない。――王宮勤めをしていたディルは、国王に呼び出されるたびに訪れた場所なので、あまり特別感はないのだが。
城の中央の広い渡り廊下を抜け、豪華絢爛な西棟の2階にディルは通される。
侍従の言う通り、ディルのために立派なゲストルームが準備されていた。よりにもよって、国王の執務室と寝室の間に。
「私は、国王の愛人か……っ!」
ディルは額に青筋を浮かべる。怯えた侍従は、そそくさと足早に部屋を去っていった。
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あまりにも派手に歓迎されたことに驚いたエミは、面食らった顔をする。
「ええーっ、歓迎されっぷりがエグいじゃん!」
「ドラゴン討伐の時の歓迎は簡易的なものだったが、公式の訪問であればこれくらいが普通だぞ」
ディルは慣れた様子で、駆け寄ってきた侍従たちに荷物を渡す。堂々とした立ち振る舞いだ。まがりなりにも生粋の貴族であるディルは、これしきの歓迎ではまったく動じないのである。
そんなディルを、エミはうっとりと見つめた。
「ハクシャクってば、こんな状況でも堂々とできるの、マジでかっこいい。超スマートだし超クール。さすが貴族サマって感じ」
「どうせこの先も同じような出迎えを受けるのだ。早く慣れろ」
「やーん、それってずっとこれからも一緒だよってこと? めっちゃうれしみなんですけどぉ~♡」
「……クッ、いまのは卑怯だろう」
はにかみながら腕にまとわりつくエミに、ディルは心臓のあたりを押さえた。今日も馬鹿ップルは絶好調である。
そんな中、エントランスに続く階段から、華奢な黒髪の女と金髪の男が降りてきた。
「エミたそ、やっと来たのね!」
「ヤバい、サクぴとロイっぺじゃん! ちょりーっす! おひさーっ☆」
見知った顔を見つけたエミが、ブンブンと大きく手を振る。現れたのは、聖女サクラとその婚約者で第二王子でもあるロイだった。
サクラはまっすぐエミに走り寄り、手を取った。
「久しぶりだね、エミたそ! 無事で良かった! もう大丈夫だからねっ!」
「はにゃ? もう大丈夫って?」
「話はあとにしましょ。あとでじっくり聞くから。それより、疲れたでしょ? エミたそのお部屋は、私の部屋の横なんだよ♡」
「マ!? 夜中までしゃべり放題じゃん!」
「そうなの! 美味しいお菓子と紅茶もいっぱい集めたから、一緒に食べようねっ。またマニキュアもしてほしいな~。自分じゃどうしても上手くできなくて」
「えーっ、マジで!? サクぴにマニキュアするのってなにげに久しぶりじゃない!? 何色にしちゃう?」
「エミたそが選んでくれた色なら何でも大歓迎だよ~♡ 何色がいいと思う?」
そう言って、サクラはさりげなくエミの手を引っ張って南棟へ歩を向けた。
「あっ、おい……」
ディルは声をかけたが、エミは話に夢中になって気付かない。追いかけようにも、どこからともなく聖女専属メイドたちが隊列してディルの行く手を阻んだ。どうやら、巧妙に計画されていたらしい。
ちらりと一瞬だけ振り向いたサクラとディルの視線が交わった。サクラは切れ長の目を細め、勝ち誇ったように笑う。ディルの胸に、謎の敗北感が広がった。
サクラは満足げに顎をそらすと、大股で去っていく。
取り残されて呆然とするディルに、それまで完全に空気と化していたロイが声をかけた。
「ええっと、……遠路はるばるご苦労様だったね、ソーオン伯」
「……はるばる首都に来て早々の仕打ちがこれですか?」
「サクラのことは謝るよ。ちょっと君のことをライバル視しすぎているだけだから、なんとか頑張って仲良くしてくれ」
「無茶難題をおっしゃる」
「うーん、否定できないな。……とにかく、こちらの都合で急に呼び出してすまないね。お父様が、どうしても君の力が必要みたいなんだ。それに、サクラもエミ嬢にどうしても会いたがっていてね」
ロイは軽く肩をすくめた。ディルはしかめ面をする。
「私が首都に来るのはともかく、私の婚約者だけは連れてきたくなかった」
「そんな顔をしないでおくれよ。父上はともかく、サクラの暴走を止められなかったのは、ちょっぴり悪かったと思っているんだから。それはそうとして、言っておかなきゃいけないことがあるんだけど……」
ロイは一瞬言いよどむと、ディルの耳元で囁いた。
「第一王子とその派閥の動きがどうも怪しい。身内争いに巻き込むつもりはないけど、ソーオン伯も十分気を付けて」
「……御意」
ディルは思いっきり苦い顔をして頷く。ロイは「ごめんね」と両手を合わせると、早足でサクラとエミのあとを追った。
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とにもかくにも、ディルも部屋に向かおうとロイに続こうとしたものの、侍従の一人が遠慮がちにそれを遮った。
「ソーオン伯はこちらに」
「なにを言っているのだ。そちらは西棟だ。王の居室と寝室しかないだろう」
「いえ、国王様は執務室の隣にゲストルームを一室設けられまして。ソーオン伯はそこでお過ごしになるようにとのご命令です」
「執務室の隣だと!? 私をこき使う気満々か!」
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西棟は国王の住居スペース兼執務スペースだ。もちろん、基本的に王族しか立ち入りを許されていない。――王宮勤めをしていたディルは、国王に呼び出されるたびに訪れた場所なので、あまり特別感はないのだが。
城の中央の広い渡り廊下を抜け、豪華絢爛な西棟の2階にディルは通される。
侍従の言う通り、ディルのために立派なゲストルームが準備されていた。よりにもよって、国王の執務室と寝室の間に。
「私は、国王の愛人か……っ!」
ディルは額に青筋を浮かべる。怯えた侍従は、そそくさと足早に部屋を去っていった。
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