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身代わり皇女の破滅と始まり
黒幕の正体
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イサク様の部屋から転がり出た私は、広い離宮の廊下を駆けだした。侍女たちが走る私を見て、驚いた顔をしたけれど、なりふり構っている暇はない。
私は走りながら、苦い唇を噛む。
イサク様は一目会った瞬間から、私がオフェリアではないと見抜いていた。ナタリーの一言でなんとか誤魔化せたと思っていたけれど、やはりずっと私が偽物ではないかと疑い続けたのだろう。
(――私に好意があると見せかけたのも、イサク様の近衛兵を私の護衛にあたらせたのも、私が偽物の皇女であるという情報を掴むため)
第一、今の状況だって、イサク様に都合がよすぎたのだ。革命派と騎士派が一騎打ちして、共倒れすれば、後に残るのはイサク様を支持する貴族派の貴族たちだ。貴族派は高みの見物をしているだけでいい。しばらくすれば、自動的に貴族派にすべての権力が集中することになるだろう。
私は誰もいない階段の踊り場で足を止め、息を整えた。幸いなことに、イサク様は逃げる私を追ってきていない。
(まあ、どうせ私はそのうち破滅するもの。今わざわざ追う必要もないと判断されたんでしょうね)
イサク様のことを思うと、鼻の奥が再びツンとしてしまう。彼のことを信じたい、という気持ちも心のどこかにはあった。けれど、ここまで来てしまえば、もう後戻りはできない。
ふと、階下から軽やかな足音がして、私は顔を上げた。
「あら、オフェリア、ごきげんよう」
「……ナタリー」
私を見つけて満面の笑顔になったナタリーが、階段を駆け上がってくる。トレードマークの赤髪を美しく結い上げた彼女は、ソワソワした顔をして私を見つめた。
「昨晩はどうだったかしら。その、よく眠れたかしら? いいえ、眠れなかったわよね。お兄様は恋愛に奥手だけれど、あそこまでおぜん立てすれば……、――って、どうしたの、すごく顔色が悪いわ」
なにも知らないナタリーは、心配そうに私の手を握る。
「やだ、手まで冷たいじゃない。それにすごい汗。お兄様となにかあったの?」
「……ごめん、ナタリー。急いで帰らなきゃ」
「えっ、そんな。せっかく来てくれたのだから、お茶にでも誘おうかと思ってずっとお兄様の部屋から貴女が出てくるのを待っていたのよ。もう少しゆっくりして……」
「ごめんね。借りたドレス、返せないかもしれない」
私はそれだけ言うと、ナタリーの手をほどいて、早足でエントランスへと通じる広い階段を駆け下りる。
エントランスには護衛の騎士たちはまだ来ていない。私はホッと胸をなでおろすと、近くにいた侍従を捕まえて、馬車を呼ぶように伝えた。
「今すぐ街へ出たいから、馬車を出して」
「しかし、皇女様。お一人で街へ出るのは、危険かと。昨日の一件もありましたし……」
年かさの侍従が心配そうな顔をする。確かに、侍従の心配ももっともだけれど、それでもなお私は言い募った。
「大丈夫よ。何かあっても、貴方の咎(とが)にならないように言い添えます。だから、お願い――」
「おや、オフェリア様。ちょうど良かった。お迎えに上がりました」
聞き覚えのある声がして、私は振り返る。
そこには、今一番会いたくない人がいた。
「……ライムンド、なぜ貴方がここに?」
心の中がまるで読めない笑みを浮かべるライムンドに、私はあからさまに嫌な顔をした。あまりにタイミングが悪すぎる。
「なにやら忙しいギルジオの代わりに、私が馳せ参じました。――ああ、貴方、馬車は結構。私が乗ってきた馬車にオフェリア様を乗せますゆえ」
最後の言葉は、年かさの侍従に向けられた言葉だった。侍従はホッとした顔をして一礼して去っていく。
これ以上不自然に逆らっても仕方がないため、私はライムンドに促されるまま馬車に乗りこんだ。
ライムンドにあらかじめ指示されていたらしく、馬車はまっすぐに街の方に向かう。
「見慣れない馬車ね。御者の人も見慣れない顔だったわ」
「ええ。私が普段使っている馬車ですから」
「そうなんだ」
私はできるだけ短く答える。イサク様に私が身代わり皇女だとバレことが知られてしまっては、一巻の終わりだ。なるだけボロは出したくない。
しかし、ライムンドは私が「今は喋りたくない」という雰囲気を醸し出しているのにもかかわらず、それを無視してペラペラと話をし始めた。
「いやあ、まったく昨日は大変でしたね。皇女様はお身体には問題ありませんか? シャンパンに混入されていた毒は、かなり強いものだったと聞いております。それにしても、私は夜中まで騎士たちに取り調べを受けましたが、全くもって騎士たちときたら、荒々しい連中で、マナーがなっていない」
「……そう」
「まあ、昨日の一件のせいで騎士派と革命派の対立は決定的なものになりましたねえ。なんせ、皇女を殺すはずの毒で、死人が出てしまったわけですから」
まるで天気の話をするように軽やかに、ライムンドは冷酷なことを言い放った。
私は顔を強張らせる。
「……亡くなった男爵のことは、心から残念に思っているわ。ご家族にはお悔やみの手紙を書いて、しばらく資金援助するって申し出るつもり。必要なら、夫人に仕事を斡旋しないと」
「さすが皇女様。敵味方関係なく、弱き者に手を差し伸べるあたり、慈善家でいらっしゃる」
「私は誰の敵でも、味方でもないわ」
「きれいごとをおっしゃいますね。――それより、先ほど偶然耳にしたのですが、お急ぎで街に出られたいとのこと。なにか街に用事でも?」
「……商会に大事な書類を置いてきたのも思い出したの。締め切りが近いから、早いうちにやっておきたくて」
もちろん、この場を切り抜けるための嘘だ。ライムンドは大げさなほどに肩をすくめた。
「さすが、仕事熱心なことで。――私はてっきり、バスティガに逃げようとしているのかと思いましたよ」
突然の一言に、私は大きく目を見開いた。
「ど、どうしてそんなことを言うの?」
「おや、あの赤毛の皇子から何か言われませんでした? 例えば、匿名の手紙のことや、第一皇女オフェリアの正体、とか……」
「どうして貴方がそれを!? まさか……」
私はハッとして窓の外を見た。馬車は人気のない、見慣れない道を猛スピードでひた走っている。
「……ッ! ねえ、この馬車はいったいどこに向かっているの?」
「教えるわけがないじゃないですか。さしずめ、これから地獄に向かっている、というところでしょうか。……おっと、扉を開けようとしても無駄ですよ。外から鍵がかかっていますから」
なんとか馬車の外に出ようと扉に手をかけた私は、ぐっと唇を噛んで、ライムンドを睨みつけた。
「油断した……! すべての黒幕は、ライムンド、貴方だったのね」
ライムンドはいつもの柔和な、そして空々しい笑みを浮かべた。
私は走りながら、苦い唇を噛む。
イサク様は一目会った瞬間から、私がオフェリアではないと見抜いていた。ナタリーの一言でなんとか誤魔化せたと思っていたけれど、やはりずっと私が偽物ではないかと疑い続けたのだろう。
(――私に好意があると見せかけたのも、イサク様の近衛兵を私の護衛にあたらせたのも、私が偽物の皇女であるという情報を掴むため)
第一、今の状況だって、イサク様に都合がよすぎたのだ。革命派と騎士派が一騎打ちして、共倒れすれば、後に残るのはイサク様を支持する貴族派の貴族たちだ。貴族派は高みの見物をしているだけでいい。しばらくすれば、自動的に貴族派にすべての権力が集中することになるだろう。
私は誰もいない階段の踊り場で足を止め、息を整えた。幸いなことに、イサク様は逃げる私を追ってきていない。
(まあ、どうせ私はそのうち破滅するもの。今わざわざ追う必要もないと判断されたんでしょうね)
イサク様のことを思うと、鼻の奥が再びツンとしてしまう。彼のことを信じたい、という気持ちも心のどこかにはあった。けれど、ここまで来てしまえば、もう後戻りはできない。
ふと、階下から軽やかな足音がして、私は顔を上げた。
「あら、オフェリア、ごきげんよう」
「……ナタリー」
私を見つけて満面の笑顔になったナタリーが、階段を駆け上がってくる。トレードマークの赤髪を美しく結い上げた彼女は、ソワソワした顔をして私を見つめた。
「昨晩はどうだったかしら。その、よく眠れたかしら? いいえ、眠れなかったわよね。お兄様は恋愛に奥手だけれど、あそこまでおぜん立てすれば……、――って、どうしたの、すごく顔色が悪いわ」
なにも知らないナタリーは、心配そうに私の手を握る。
「やだ、手まで冷たいじゃない。それにすごい汗。お兄様となにかあったの?」
「……ごめん、ナタリー。急いで帰らなきゃ」
「えっ、そんな。せっかく来てくれたのだから、お茶にでも誘おうかと思ってずっとお兄様の部屋から貴女が出てくるのを待っていたのよ。もう少しゆっくりして……」
「ごめんね。借りたドレス、返せないかもしれない」
私はそれだけ言うと、ナタリーの手をほどいて、早足でエントランスへと通じる広い階段を駆け下りる。
エントランスには護衛の騎士たちはまだ来ていない。私はホッと胸をなでおろすと、近くにいた侍従を捕まえて、馬車を呼ぶように伝えた。
「今すぐ街へ出たいから、馬車を出して」
「しかし、皇女様。お一人で街へ出るのは、危険かと。昨日の一件もありましたし……」
年かさの侍従が心配そうな顔をする。確かに、侍従の心配ももっともだけれど、それでもなお私は言い募った。
「大丈夫よ。何かあっても、貴方の咎(とが)にならないように言い添えます。だから、お願い――」
「おや、オフェリア様。ちょうど良かった。お迎えに上がりました」
聞き覚えのある声がして、私は振り返る。
そこには、今一番会いたくない人がいた。
「……ライムンド、なぜ貴方がここに?」
心の中がまるで読めない笑みを浮かべるライムンドに、私はあからさまに嫌な顔をした。あまりにタイミングが悪すぎる。
「なにやら忙しいギルジオの代わりに、私が馳せ参じました。――ああ、貴方、馬車は結構。私が乗ってきた馬車にオフェリア様を乗せますゆえ」
最後の言葉は、年かさの侍従に向けられた言葉だった。侍従はホッとした顔をして一礼して去っていく。
これ以上不自然に逆らっても仕方がないため、私はライムンドに促されるまま馬車に乗りこんだ。
ライムンドにあらかじめ指示されていたらしく、馬車はまっすぐに街の方に向かう。
「見慣れない馬車ね。御者の人も見慣れない顔だったわ」
「ええ。私が普段使っている馬車ですから」
「そうなんだ」
私はできるだけ短く答える。イサク様に私が身代わり皇女だとバレことが知られてしまっては、一巻の終わりだ。なるだけボロは出したくない。
しかし、ライムンドは私が「今は喋りたくない」という雰囲気を醸し出しているのにもかかわらず、それを無視してペラペラと話をし始めた。
「いやあ、まったく昨日は大変でしたね。皇女様はお身体には問題ありませんか? シャンパンに混入されていた毒は、かなり強いものだったと聞いております。それにしても、私は夜中まで騎士たちに取り調べを受けましたが、全くもって騎士たちときたら、荒々しい連中で、マナーがなっていない」
「……そう」
「まあ、昨日の一件のせいで騎士派と革命派の対立は決定的なものになりましたねえ。なんせ、皇女を殺すはずの毒で、死人が出てしまったわけですから」
まるで天気の話をするように軽やかに、ライムンドは冷酷なことを言い放った。
私は顔を強張らせる。
「……亡くなった男爵のことは、心から残念に思っているわ。ご家族にはお悔やみの手紙を書いて、しばらく資金援助するって申し出るつもり。必要なら、夫人に仕事を斡旋しないと」
「さすが皇女様。敵味方関係なく、弱き者に手を差し伸べるあたり、慈善家でいらっしゃる」
「私は誰の敵でも、味方でもないわ」
「きれいごとをおっしゃいますね。――それより、先ほど偶然耳にしたのですが、お急ぎで街に出られたいとのこと。なにか街に用事でも?」
「……商会に大事な書類を置いてきたのも思い出したの。締め切りが近いから、早いうちにやっておきたくて」
もちろん、この場を切り抜けるための嘘だ。ライムンドは大げさなほどに肩をすくめた。
「さすが、仕事熱心なことで。――私はてっきり、バスティガに逃げようとしているのかと思いましたよ」
突然の一言に、私は大きく目を見開いた。
「ど、どうしてそんなことを言うの?」
「おや、あの赤毛の皇子から何か言われませんでした? 例えば、匿名の手紙のことや、第一皇女オフェリアの正体、とか……」
「どうして貴方がそれを!? まさか……」
私はハッとして窓の外を見た。馬車は人気のない、見慣れない道を猛スピードでひた走っている。
「……ッ! ねえ、この馬車はいったいどこに向かっているの?」
「教えるわけがないじゃないですか。さしずめ、これから地獄に向かっている、というところでしょうか。……おっと、扉を開けようとしても無駄ですよ。外から鍵がかかっていますから」
なんとか馬車の外に出ようと扉に手をかけた私は、ぐっと唇を噛んで、ライムンドを睨みつけた。
「油断した……! すべての黒幕は、ライムンド、貴方だったのね」
ライムンドはいつもの柔和な、そして空々しい笑みを浮かべた。
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