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本編
好きだと言って R(4)
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「んっ♡ああっ……、やぁっ……♡」
「……ジェシカのナカ、ヤバい」
イライアスは激しく腰を打ち付けながら、肉の薄い下腹部に大きな手を押し当て、腰をグラインドさせる。感じやすい場所を内と外から刺激されて、ジェシカは快感の悲鳴を上げた。
「んぁあああ……っ!」
「ここに手を当てると、ジェシカのナカで、俺のが出たり入ったりするのがわかる」
「あっ、だめ……っ、それ……おっきいの、わかっちゃぅ……! やあぁっ……」
下腹部を圧迫されながら中を穿たれると、イライアスが挿入っているのがありありと分かり、イライアスにこの身体がどこまでも征服されているのだと否応なしに思い知らされた。
口ではダメだイヤだといいながら、彼の行動を制御できるはずのセーフワードは口に出せない。もっとイライアスに、滅茶苦茶にされて、自分の知らない部分まで、余すところまで征服してほしかった。
「ジェシカ、“もっと感じて”」
「ひゃっ……、あぁああん♡」
「ああ、上手だ。そうやって、俺の形を覚えて」
「やっ……、う……、あぁっ……」
コマンドで感度が上がってしまったジェシカは、イライアスに言われるがまま、彼の熱杭を締め付けては感じてしまっていた。
イライアスは容赦なく膣壁をごりごりと抉りながら、奥を穿っていく。子宮口を突き上げられると、あまりの快感に目の前が真っ白になった。
「奥が好きなのか……。分かりやすいな」
「あっ、そこ……何度も、擦っちゃ、……イっちゃう……っ♡」
そのまま弱い場所を何度も激しく貫かれて、ジェシカは軽く達してしまう。
しかし、イライアスの抽送は一向に収まらなかった。
いつもは冷静なイライアスが、熱を孕んだ息を吐きながら、我を忘れたように腰を振り立てている。その姿は普段の彼からは想像もつかないほど荒々しく、途轍もなくいやらしかった。
「すき、イライアス……♡ だいすき……♡」
「俺もだよ、ジェシカ……。愛してる。“愛してるって言って”」
「イライアス、愛してる。ずっと、ずっと……ああ……んっ」
「ああもう、ジェシカが可愛すぎて頭がおかしくなりそうだ。もう、絶対に離さない……っ」
当たり前のように返ってくる睦言に、ジェシカは溺れそうなほどの幸福感を味わった。眦からぽろぽろと涙が零れる。
隘路が蠢きひくひくと戦慄くと、より強くイライアスの屹立の熱を感じてしまい、それがまたジェシカを高みに追い詰める。
イライアスはジェシカの腰を鷲摑みにして、叩きつけるように肉楔を何度も打ち込む。
大きく引いた後に勢いよく突き入れると、感じる場所を抉られたジェシカが全身を強張らせて悲鳴を上げた。反射的に、ジェシカの潤んだ柔壁がぎゅっとイライアスを締め付ける。その強い圧迫を振り切って、イライアスは反り返った剛直を限界まで引き抜き、再び最奥を穿った。
「イライアス……、もう、あっ……私……っ!」
「……ああ。俺もだっ」
「ひあっ、ああ――っ!」
一際強く奥深くに屹立が捻じ込まれたかと思うと、そのまま熱い飛沫を体内に吐き出された。それと同時に、ジェシカも引き締まった身体をしならせて絶頂した。
イライアスがゆっくりと屹立を引き抜くと、少し遅れて白濁した液が零れ出た。そのわずかな刺激にすら感じて、ジェシカがびくんっと身体を痙攣させる。二人はくったりと寝台に四肢を投げ出し、肩で荒い息を繰り返した。
指一本すら動かせないくらいの疲労感とともに、頭の中にこれまで経験したことがないほどの多幸感が全身を襲ってくる。
「ふぁ……♡」
幸せ過ぎて、何も考えられない。おかしい。ジェシカは恍惚とした表情で、イライアスを見た。
「なに、これぇ……?」
「ああ、サブスペースに入ったんだな」
「さぶ、すぺーす?」
「サブスペースは、SubがDomによって与えられたリワードやコマンドを十分に受けて陥る状態だ。サブスペース状態のSubは多幸感に包まれて、Domにすべてを委ねることになる。今のジェシカみたいに」
イライアスは、ジェシカの乱れた髪を整える。その感触すら心地よくて、ジェシカはうっとりと身をゆだねる。身体中がふわふわして、まるで雲の上にいるようだ。イライアスの隣にいることが、嬉しくて仕方ない。
(私、Subで良かった……)
ずいぶん遠回りしたけれど、イライアスと結ばれたのはジェシカがSubだと分かったからだ。きっと、ジェシカがNormalのままだったら、イライアスはずっと遠くで見守っていたに違いない。
ジェシカもまた、イライアスがどれほど自分を大事に考えているのか一生知ることなく誤解したまま、別々の人生を歩んでいたはずだ。それはきっと、とても寂しい。
ジェシカは、イライアスの肩に頬を押し当てた。イライアスは優しくジェシカの頭を撫でて続けてくれる。その感触が心地良い。
「イライアス、好き……」
「ああ、俺もだ」
優しい声が返ってくるのがたまらなく嬉しくて、ジェシカは目を細める。
今まで感じたことのない幸福感に満たされて、ジェシカはとろとろと微睡みの中に落ちていった。
「……ジェシカのナカ、ヤバい」
イライアスは激しく腰を打ち付けながら、肉の薄い下腹部に大きな手を押し当て、腰をグラインドさせる。感じやすい場所を内と外から刺激されて、ジェシカは快感の悲鳴を上げた。
「んぁあああ……っ!」
「ここに手を当てると、ジェシカのナカで、俺のが出たり入ったりするのがわかる」
「あっ、だめ……っ、それ……おっきいの、わかっちゃぅ……! やあぁっ……」
下腹部を圧迫されながら中を穿たれると、イライアスが挿入っているのがありありと分かり、イライアスにこの身体がどこまでも征服されているのだと否応なしに思い知らされた。
口ではダメだイヤだといいながら、彼の行動を制御できるはずのセーフワードは口に出せない。もっとイライアスに、滅茶苦茶にされて、自分の知らない部分まで、余すところまで征服してほしかった。
「ジェシカ、“もっと感じて”」
「ひゃっ……、あぁああん♡」
「ああ、上手だ。そうやって、俺の形を覚えて」
「やっ……、う……、あぁっ……」
コマンドで感度が上がってしまったジェシカは、イライアスに言われるがまま、彼の熱杭を締め付けては感じてしまっていた。
イライアスは容赦なく膣壁をごりごりと抉りながら、奥を穿っていく。子宮口を突き上げられると、あまりの快感に目の前が真っ白になった。
「奥が好きなのか……。分かりやすいな」
「あっ、そこ……何度も、擦っちゃ、……イっちゃう……っ♡」
そのまま弱い場所を何度も激しく貫かれて、ジェシカは軽く達してしまう。
しかし、イライアスの抽送は一向に収まらなかった。
いつもは冷静なイライアスが、熱を孕んだ息を吐きながら、我を忘れたように腰を振り立てている。その姿は普段の彼からは想像もつかないほど荒々しく、途轍もなくいやらしかった。
「すき、イライアス……♡ だいすき……♡」
「俺もだよ、ジェシカ……。愛してる。“愛してるって言って”」
「イライアス、愛してる。ずっと、ずっと……ああ……んっ」
「ああもう、ジェシカが可愛すぎて頭がおかしくなりそうだ。もう、絶対に離さない……っ」
当たり前のように返ってくる睦言に、ジェシカは溺れそうなほどの幸福感を味わった。眦からぽろぽろと涙が零れる。
隘路が蠢きひくひくと戦慄くと、より強くイライアスの屹立の熱を感じてしまい、それがまたジェシカを高みに追い詰める。
イライアスはジェシカの腰を鷲摑みにして、叩きつけるように肉楔を何度も打ち込む。
大きく引いた後に勢いよく突き入れると、感じる場所を抉られたジェシカが全身を強張らせて悲鳴を上げた。反射的に、ジェシカの潤んだ柔壁がぎゅっとイライアスを締め付ける。その強い圧迫を振り切って、イライアスは反り返った剛直を限界まで引き抜き、再び最奥を穿った。
「イライアス……、もう、あっ……私……っ!」
「……ああ。俺もだっ」
「ひあっ、ああ――っ!」
一際強く奥深くに屹立が捻じ込まれたかと思うと、そのまま熱い飛沫を体内に吐き出された。それと同時に、ジェシカも引き締まった身体をしならせて絶頂した。
イライアスがゆっくりと屹立を引き抜くと、少し遅れて白濁した液が零れ出た。そのわずかな刺激にすら感じて、ジェシカがびくんっと身体を痙攣させる。二人はくったりと寝台に四肢を投げ出し、肩で荒い息を繰り返した。
指一本すら動かせないくらいの疲労感とともに、頭の中にこれまで経験したことがないほどの多幸感が全身を襲ってくる。
「ふぁ……♡」
幸せ過ぎて、何も考えられない。おかしい。ジェシカは恍惚とした表情で、イライアスを見た。
「なに、これぇ……?」
「ああ、サブスペースに入ったんだな」
「さぶ、すぺーす?」
「サブスペースは、SubがDomによって与えられたリワードやコマンドを十分に受けて陥る状態だ。サブスペース状態のSubは多幸感に包まれて、Domにすべてを委ねることになる。今のジェシカみたいに」
イライアスは、ジェシカの乱れた髪を整える。その感触すら心地よくて、ジェシカはうっとりと身をゆだねる。身体中がふわふわして、まるで雲の上にいるようだ。イライアスの隣にいることが、嬉しくて仕方ない。
(私、Subで良かった……)
ずいぶん遠回りしたけれど、イライアスと結ばれたのはジェシカがSubだと分かったからだ。きっと、ジェシカがNormalのままだったら、イライアスはずっと遠くで見守っていたに違いない。
ジェシカもまた、イライアスがどれほど自分を大事に考えているのか一生知ることなく誤解したまま、別々の人生を歩んでいたはずだ。それはきっと、とても寂しい。
ジェシカは、イライアスの肩に頬を押し当てた。イライアスは優しくジェシカの頭を撫でて続けてくれる。その感触が心地良い。
「イライアス、好き……」
「ああ、俺もだ」
優しい声が返ってくるのがたまらなく嬉しくて、ジェシカは目を細める。
今まで感じたことのない幸福感に満たされて、ジェシカはとろとろと微睡みの中に落ちていった。
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