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本編
イノシシ娘は絶好調(2)
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「イライアス!?」
その瞬間、ジェシカの頭がぐらりと揺れる。ダンも足元をふらつかせ、ガタガタと震え始めた。
「お、おい! いきなりグレアはやめろよ!」
ダンは青ざめた顔でイライアスに抗議する。
(えっ、グレア……? イライアスが?)
ジェシカは目を丸くした。
ジェシカには自分から絶対に話しかけてこないイライアスが、こうして話に割って入ってくるのも珍しいのに、同僚のダン相手に、Dom同士の威嚇に使われるグレアを食らわすのも意味が分からない。
当の本人は、グレアしたことを否定もせず、さらりと肩を竦める。
「すまなかったな。騎士団内の風紀の乱れを感じたんだ」
イライアスは涼しい顔でジェシカの手を取った。
「――な、なによ! いきなり触らないで……」
「すまないが、団長から話があるそうだ。ジェシカ、行くぞ」
「ええっ、団長から!?」
第一騎士団のアーサー・ウィンスレット騎士団長は、ジェシカにとって憧れの存在だ。五十代半ばになってなお剣術の腕は衰えることなく、数々の武功を上げてきた伝説の騎士。そして、第一騎士団をまとめ上げる超多忙な人物でもある。そんな人物を、あまり待たせるわけにもいかない。
「ごめん、ダン! 行かなきゃ」
そう言って、ジェシカは軽く手を振ってイライアスの後に続く。イライアスのグレアを受けて未だに青い顔をしたダンは、呆けた顔でふたりを見送った。
第一騎士団の本部の騎士団長の部屋へ続く廊下の角を曲がったところで、ジェシカはイライアスを見上げる。
「ちょっと、いきなりグレアはダメでしょ」
「まったく、少し目を離しただけでもジェシカはあっという間に誰かのものになってしまいそうで、油断も隙もない……。気を抜いたらすぐに悪い虫を引き寄せる」
「悪い虫ってダンのこと? そうやって一緒に働く仲間を悪く言うのはよくないわよ。第一、ダンはそんな人じゃない」
「これだからお人よしは困る。そんなんじゃ、あっという間にDomの餌食になるぞ」
冴え冴えとした群青色の瞳が、ひたとジェシカを見下ろす。
(あっ……)
脳裏に浮かんだのは、ハンナの診療所で受けた甘いアフターケアだ。
あの時のように、頭を撫でられ、褒められ尽くして、くらくらするようなあの酩酊をもう一度味わいたい。そんな思いが、ジェシカの胸いっぱいに広がった。本能的に、彼の足元に跪きたくなる衝動に駆られる。
(な、なに考えてるのよ、私は……っ!)
ジェシカはぐっと踏みとどまる。
イライアスは細いため息をつくと視線を落とし、ポケットの中から取り出した細長いなにかをジェシカの手のひらに乗せた。
手渡されたのは、繊細な黒いレースでできたチョーカーだった。
「なにこれ?」
「カラーだ。パートナーの証だから、つけておけ」
「これが、カラー……」
カラーはDomがSubに送る、首輪のようなものだ。
行きつけの食堂のSubの女将がつけているのを見たことがある。カラーはDomの独占の証しであり、Subにとっては常にDomとの繋がりを感じられるため、精神的な安定剤にもなりえる。
イライアスから手渡されたカラーは、繊細なレースでできており、正面にジェシカの目の色と同じエメラルドがあしらわれている。エメラルドは隣国アスランドットの一部の地方でしか産出されない貴重品だ。
貧乏貴族のジェシカでも非常に高価なものだとわかる一品に目を奪われたのもつかの間、ジェシカは訝しげな顔をして上目遣いでイライアスを見上げた。
「私たちは一時的なパートナーなんでしょう? なのにどうしてカラーを渡したの? これじゃまるで私がイライアスのパートナーだってアピールしようとしているみたい」
「別に、いいだろう。仮初の関係とはいえ、事実には変わりない」
イライアスはジェシカに高圧的に言い放つ。ジェシカの意志は関係なく、カラーをつけるのは決定事項だと言わんばかりの態度だ。
ジェシカは思いっきり不機嫌な顔をした。
「別に、パートナーになってほしいなんて頼んでないじゃない!」
「俺たちは幼なじみだろう。助けるのは義務だ。それに、ウォグホーン子爵には剣技を教えてもらった恩がある。個人的に、師匠のことは実の父のように慕っている。だから、師匠の愛娘が困っているなら助けるのは当然だろう」
イライアスはふい、顔を背ける。ジェシカは心臓がヒヤリと冷えるのを感じた。
(私が幼なじみだからとか、お父様に恩があるとか……。それじゃあ、仕方なく私をパートナーにしてやったって言いたいの?)
ジェシカは落胆する。
心のどこかでは、イライアスがジェシカに好意を持ってパートナーに選んでくれたのだと、そんな気持ちがどこかにあった。
だがその淡い期待はたった今打ち砕かれた。
失意の後に来たのは、怒りだ。ジェシカはカッとなってイライアスを睨んだ。
「なによその言い方! そもそも、イライアスが勝手にパートナーの登録をしたからこういうことになったのよ。私が望んだわけでもないし、カラーが欲しいと言ったこともない。そもそも、こんなものつけたら、私がSubだって言いふらしてるようなものじゃない!」
「いくらパートナー登録が済んでいるとはいえ、それだけでは他のDomたちからの望まないプレイを完璧に防ぐことはできない。見えないところでもいいから、つけろ」
「イヤに決まってるでしょ。私は第一騎士団の騎士よ。自分の身くらい、自分で守るわ。こんなもの不要よ」
ジェシカはきっぱりとそう言い放つと、カラーを無理やり返し、スタスタと廊下を進む。
(そもそも、エメラルドなんて高級品を、一時的なパートナーに送るなんてどうかしてるわ……)
自分の瞳と同じ色の宝石を送ってくれたことは確かに嬉しかった。しかし、ジェシカのことを仮初のパートナーだと言い出したのはイライアスだ。仮初のパートナーにこんな高級な品を送ってくる理由がジェシカには分からなかった。
苦々しい気持ちを押さえ込みつつ、ジェシカは後ろも振り向かず、努めて平坦な声で呟いた。
「パートナーになってくれたのは感謝してるわ。でも、すぐにパートナーを見つけて、解放してあげる」
「ジェシカ! 俺は……」
ジェシカの背後でイライアスは何かを言いかけたものの、結局口を噤んで無言になってしまう。
嫌な雰囲気が漂うなか、「お待たせしました」と騎士団長の秘書官が二人を呼びに来たため、二人の会話はそこで会話は途切れた。
その瞬間、ジェシカの頭がぐらりと揺れる。ダンも足元をふらつかせ、ガタガタと震え始めた。
「お、おい! いきなりグレアはやめろよ!」
ダンは青ざめた顔でイライアスに抗議する。
(えっ、グレア……? イライアスが?)
ジェシカは目を丸くした。
ジェシカには自分から絶対に話しかけてこないイライアスが、こうして話に割って入ってくるのも珍しいのに、同僚のダン相手に、Dom同士の威嚇に使われるグレアを食らわすのも意味が分からない。
当の本人は、グレアしたことを否定もせず、さらりと肩を竦める。
「すまなかったな。騎士団内の風紀の乱れを感じたんだ」
イライアスは涼しい顔でジェシカの手を取った。
「――な、なによ! いきなり触らないで……」
「すまないが、団長から話があるそうだ。ジェシカ、行くぞ」
「ええっ、団長から!?」
第一騎士団のアーサー・ウィンスレット騎士団長は、ジェシカにとって憧れの存在だ。五十代半ばになってなお剣術の腕は衰えることなく、数々の武功を上げてきた伝説の騎士。そして、第一騎士団をまとめ上げる超多忙な人物でもある。そんな人物を、あまり待たせるわけにもいかない。
「ごめん、ダン! 行かなきゃ」
そう言って、ジェシカは軽く手を振ってイライアスの後に続く。イライアスのグレアを受けて未だに青い顔をしたダンは、呆けた顔でふたりを見送った。
第一騎士団の本部の騎士団長の部屋へ続く廊下の角を曲がったところで、ジェシカはイライアスを見上げる。
「ちょっと、いきなりグレアはダメでしょ」
「まったく、少し目を離しただけでもジェシカはあっという間に誰かのものになってしまいそうで、油断も隙もない……。気を抜いたらすぐに悪い虫を引き寄せる」
「悪い虫ってダンのこと? そうやって一緒に働く仲間を悪く言うのはよくないわよ。第一、ダンはそんな人じゃない」
「これだからお人よしは困る。そんなんじゃ、あっという間にDomの餌食になるぞ」
冴え冴えとした群青色の瞳が、ひたとジェシカを見下ろす。
(あっ……)
脳裏に浮かんだのは、ハンナの診療所で受けた甘いアフターケアだ。
あの時のように、頭を撫でられ、褒められ尽くして、くらくらするようなあの酩酊をもう一度味わいたい。そんな思いが、ジェシカの胸いっぱいに広がった。本能的に、彼の足元に跪きたくなる衝動に駆られる。
(な、なに考えてるのよ、私は……っ!)
ジェシカはぐっと踏みとどまる。
イライアスは細いため息をつくと視線を落とし、ポケットの中から取り出した細長いなにかをジェシカの手のひらに乗せた。
手渡されたのは、繊細な黒いレースでできたチョーカーだった。
「なにこれ?」
「カラーだ。パートナーの証だから、つけておけ」
「これが、カラー……」
カラーはDomがSubに送る、首輪のようなものだ。
行きつけの食堂のSubの女将がつけているのを見たことがある。カラーはDomの独占の証しであり、Subにとっては常にDomとの繋がりを感じられるため、精神的な安定剤にもなりえる。
イライアスから手渡されたカラーは、繊細なレースでできており、正面にジェシカの目の色と同じエメラルドがあしらわれている。エメラルドは隣国アスランドットの一部の地方でしか産出されない貴重品だ。
貧乏貴族のジェシカでも非常に高価なものだとわかる一品に目を奪われたのもつかの間、ジェシカは訝しげな顔をして上目遣いでイライアスを見上げた。
「私たちは一時的なパートナーなんでしょう? なのにどうしてカラーを渡したの? これじゃまるで私がイライアスのパートナーだってアピールしようとしているみたい」
「別に、いいだろう。仮初の関係とはいえ、事実には変わりない」
イライアスはジェシカに高圧的に言い放つ。ジェシカの意志は関係なく、カラーをつけるのは決定事項だと言わんばかりの態度だ。
ジェシカは思いっきり不機嫌な顔をした。
「別に、パートナーになってほしいなんて頼んでないじゃない!」
「俺たちは幼なじみだろう。助けるのは義務だ。それに、ウォグホーン子爵には剣技を教えてもらった恩がある。個人的に、師匠のことは実の父のように慕っている。だから、師匠の愛娘が困っているなら助けるのは当然だろう」
イライアスはふい、顔を背ける。ジェシカは心臓がヒヤリと冷えるのを感じた。
(私が幼なじみだからとか、お父様に恩があるとか……。それじゃあ、仕方なく私をパートナーにしてやったって言いたいの?)
ジェシカは落胆する。
心のどこかでは、イライアスがジェシカに好意を持ってパートナーに選んでくれたのだと、そんな気持ちがどこかにあった。
だがその淡い期待はたった今打ち砕かれた。
失意の後に来たのは、怒りだ。ジェシカはカッとなってイライアスを睨んだ。
「なによその言い方! そもそも、イライアスが勝手にパートナーの登録をしたからこういうことになったのよ。私が望んだわけでもないし、カラーが欲しいと言ったこともない。そもそも、こんなものつけたら、私がSubだって言いふらしてるようなものじゃない!」
「いくらパートナー登録が済んでいるとはいえ、それだけでは他のDomたちからの望まないプレイを完璧に防ぐことはできない。見えないところでもいいから、つけろ」
「イヤに決まってるでしょ。私は第一騎士団の騎士よ。自分の身くらい、自分で守るわ。こんなもの不要よ」
ジェシカはきっぱりとそう言い放つと、カラーを無理やり返し、スタスタと廊下を進む。
(そもそも、エメラルドなんて高級品を、一時的なパートナーに送るなんてどうかしてるわ……)
自分の瞳と同じ色の宝石を送ってくれたことは確かに嬉しかった。しかし、ジェシカのことを仮初のパートナーだと言い出したのはイライアスだ。仮初のパートナーにこんな高級な品を送ってくる理由がジェシカには分からなかった。
苦々しい気持ちを押さえ込みつつ、ジェシカは後ろも振り向かず、努めて平坦な声で呟いた。
「パートナーになってくれたのは感謝してるわ。でも、すぐにパートナーを見つけて、解放してあげる」
「ジェシカ! 俺は……」
ジェシカの背後でイライアスは何かを言いかけたものの、結局口を噤んで無言になってしまう。
嫌な雰囲気が漂うなか、「お待たせしました」と騎士団長の秘書官が二人を呼びに来たため、二人の会話はそこで会話は途切れた。
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