1 / 6
隻腕の男
しおりを挟む
リンゼイ王国の王都の大通りにあるすすけた酒場のカウンターで、隻腕の男がひとり酒をあおっていた。彼の前にはすで数杯分の空のグラスが並んでいるが、いまだ前髪に隠れた青灰色の瞳の眼光はギラギラと鋭い。
たったひとりで酒を飲む男は、低く唸った。
「この程度では酔えるわけがない。もっといい酒はないのか」
「おうおう、あの誇り高きレンナート・ベルナク騎士団長殿はずいぶん落ちぶれたもんなぁ」
酒場のマスターに、レンナートと呼ばれた男は顔をしかめた。
「騎士団長と呼ぶな。片手を失った今、俺はただの穀潰しだ」
「はいはい、元・騎士団長殿。あんまり飲みすぎるなよ」
そういいながら、マスターはドンとなみなみと注がれた麦酒をレンナートの前に置く。その麦酒をぐいっと一気に半分程度まで飲んだレンナートは、荒々しく口元を拭った。伸ばしすぎて乱れた黒髪と、無精ひげが顔を覆っているが、目を凝らして見るとなかなかに精悍だ。ゆったりしたシャツを着ていてもなおわかる厚い胸板は、彼が昔騎士だった名残だ。
酒場の小さな窓から秋の夕陽が差し込んでいる。そろそろこの酒場にも仕事を終えた街の男たちが、こぞってやってくるだろう。これから押し寄せて来る客のためにせっせとグラスを磨いていたマスターが、レンナートにちらりと目をやる。
「今日こそ早めに帰らないと、新妻が寂しがるぞ」
「ロゼッタは別に、関係ない」
「関係ないわけないだろう。この際だから言わせてもらうが、俺たちみんなロゼッタちゃんの味方なんだからな。お前が酔いつぶれたら、いつも迎えに来るのはロゼッタちゃんなんだ。あんなに心配そうな顔して、見ていてこっちが辛くなる。美人な嫁さんにあんな顔させちゃだめだろう」
「……余計なお世話だ」
そっけない口調でレンナートは答え、一気に麦酒の半分まであおる。酔いはまだ、来そうにない。
マスターは大げさにため息をついた。
「まったく、あんな美人を捕まえたっていうのに、しけた面しやがってよ」
「捕まえたわけじゃない。俺の腕がこんなんになったから、ロゼッタは同情して結婚しただけさ」
レンナートはポンポン、と自分の左肩あたりを叩く。筋骨隆々だった左腕は、そこにはない。
ちょうど一年前、レンナートは国王暗殺をたくらむ逆賊どもから国王を守り抜き、その代償として片腕を失った。
自らの命を賭けて王を守ったことから、王はレンナートに深い信頼を寄せ、騎士団長として留まるよう求めた。しかし、片腕になったことから思うように戦えなくなったレンナートは、騎士団長の座を自ら辞し、騎士団を去った。
そんなレンナートをなかば押しかけるようにして結婚したのが、レンナートの部下だった女騎士ロゼッタだ。彼女は半ば強引に、左腕を失ったレンナートには手助けが必要だろうと家に転がり込み、自暴自棄になったレンナートと結婚した。
「俺みたいなろくでなしと結婚するなんて、ロゼッタアイツも酔狂なヤツだ」
「ロゼッタちゃんはそういう子じゃないだろ。確かにちょっと人形みたいに綺麗な顔してるし、無口でとっつきにくい感じだが、根はいい子だし……」
「俺にはもったいないって言いいたいんだろ」
青灰色の瞳が、陰鬱な色を帯びる。
ロゼッタは優秀な女騎士だ。王国への忠誠心も高く、誠実な人柄から人望も厚い。その上、誰もが息をのむほどの美貌の持ち主だ。その美しさからついたあだ名は、白薔薇の女騎士。市民からも絶大な人気を誇り、騎士団の中でもロゼッタに熱をあげる騎士はあとを絶たない。
だからこそ、輝くように美しい妻と対峙するたびに、レンナートの胸は引きつるように痛む。
かつてのレンナートは多くの部下を持ち、リンゼイ王国最強の騎士と呼ばれ、誇り高くこの国を守ると誓い、両の腕はこの世界のすべてを守れると思っていた。しかし、左腕を失くした瞬間、多くのものがこぼれ落ちた。盾と剣をもって戦うことすらままならない。あっという間に最強の騎士の座から陥落したレンナートのプライドは粉々に砕けた。
騎士団を去った時に国王から与えられた報奨金は、ことごとく酒代に溶かしている。酒に溺れている間だけ、この恥ずかしい己自身の境遇を忘れられた。
それなのに、ロゼッタはそんな自分を決して見捨てない。毎日王都のどこかで酔いつぶれたレンナートを探し出し、黙って家に連れて帰る。頼んでいないと抵抗しても、馬鹿な女だと侮蔑の言葉を吐かれても。こんなに惨めな思いをするなら、いっそ見捨ててくれた方が、はるかに気が楽なのに。
レンナートは伸びきった無精ひげを指でなぞって、遠い目をした。
「ロゼッタはまだ23歳。将来だってある。俺となんて別れたほうが……」
その瞬間、酒屋の扉がバァンと勢いよく開いた。
夕陽を背負って現れたのは、輝く銀髪の女騎士だった。凛とした顔立ちは名匠が作ったビスクドールのように整っており、長いまつ毛に縁どられた瞳は冴えわたる冬の空を切り取ったような碧眼。均整の取れた四肢はすらりとしていて、街を行く人々が思わず振り返り、見惚れてしまうほど美しい。
そして、彼女の身を包むのは、誉れある王宮騎士団の制服。
王に側に仕えことを許された者だけが身に着けられる華麗な騎士服は、群青色。上衣は襟が高く、胸元には金糸と銀糸で鷹が刺繍されており、夕陽を浴びてキラキラと輝いている。右胸の飾緒かざりおは真紅で、群青色によく映える。やはり群青色の細身の下衣に、編み上げのロングブーツは、女性らしい曲線を残しつつも引き締まった身体を強調するようだ。
彼女の名は、ロゼッタ・ベルナク。誇り高い王宮騎士団の騎士であり、レンナートの妻である。
「おう、噂をすればロゼッタちゃんじゃないか。今日のお迎えはずいぶん早かったなぁ」
のんびりとマスターは微笑んだが、ロゼッタの顔を見たレンナートは訝しげな顔をした。なんだか違和感がある。いつもはポーカーフェイスでなにを考えているかわからないロゼッタが、心なしか笑っているような――。
「……? ロゼッタ、お前どうしたん――」
「たのもーう! 私のかわいいダーリンはいずこか!」
「へぁ!?」
突然の白薔薇の騎士の一言に、レンナートは目を見開き、その場は騒然となった。
たったひとりで酒を飲む男は、低く唸った。
「この程度では酔えるわけがない。もっといい酒はないのか」
「おうおう、あの誇り高きレンナート・ベルナク騎士団長殿はずいぶん落ちぶれたもんなぁ」
酒場のマスターに、レンナートと呼ばれた男は顔をしかめた。
「騎士団長と呼ぶな。片手を失った今、俺はただの穀潰しだ」
「はいはい、元・騎士団長殿。あんまり飲みすぎるなよ」
そういいながら、マスターはドンとなみなみと注がれた麦酒をレンナートの前に置く。その麦酒をぐいっと一気に半分程度まで飲んだレンナートは、荒々しく口元を拭った。伸ばしすぎて乱れた黒髪と、無精ひげが顔を覆っているが、目を凝らして見るとなかなかに精悍だ。ゆったりしたシャツを着ていてもなおわかる厚い胸板は、彼が昔騎士だった名残だ。
酒場の小さな窓から秋の夕陽が差し込んでいる。そろそろこの酒場にも仕事を終えた街の男たちが、こぞってやってくるだろう。これから押し寄せて来る客のためにせっせとグラスを磨いていたマスターが、レンナートにちらりと目をやる。
「今日こそ早めに帰らないと、新妻が寂しがるぞ」
「ロゼッタは別に、関係ない」
「関係ないわけないだろう。この際だから言わせてもらうが、俺たちみんなロゼッタちゃんの味方なんだからな。お前が酔いつぶれたら、いつも迎えに来るのはロゼッタちゃんなんだ。あんなに心配そうな顔して、見ていてこっちが辛くなる。美人な嫁さんにあんな顔させちゃだめだろう」
「……余計なお世話だ」
そっけない口調でレンナートは答え、一気に麦酒の半分まであおる。酔いはまだ、来そうにない。
マスターは大げさにため息をついた。
「まったく、あんな美人を捕まえたっていうのに、しけた面しやがってよ」
「捕まえたわけじゃない。俺の腕がこんなんになったから、ロゼッタは同情して結婚しただけさ」
レンナートはポンポン、と自分の左肩あたりを叩く。筋骨隆々だった左腕は、そこにはない。
ちょうど一年前、レンナートは国王暗殺をたくらむ逆賊どもから国王を守り抜き、その代償として片腕を失った。
自らの命を賭けて王を守ったことから、王はレンナートに深い信頼を寄せ、騎士団長として留まるよう求めた。しかし、片腕になったことから思うように戦えなくなったレンナートは、騎士団長の座を自ら辞し、騎士団を去った。
そんなレンナートをなかば押しかけるようにして結婚したのが、レンナートの部下だった女騎士ロゼッタだ。彼女は半ば強引に、左腕を失ったレンナートには手助けが必要だろうと家に転がり込み、自暴自棄になったレンナートと結婚した。
「俺みたいなろくでなしと結婚するなんて、ロゼッタアイツも酔狂なヤツだ」
「ロゼッタちゃんはそういう子じゃないだろ。確かにちょっと人形みたいに綺麗な顔してるし、無口でとっつきにくい感じだが、根はいい子だし……」
「俺にはもったいないって言いいたいんだろ」
青灰色の瞳が、陰鬱な色を帯びる。
ロゼッタは優秀な女騎士だ。王国への忠誠心も高く、誠実な人柄から人望も厚い。その上、誰もが息をのむほどの美貌の持ち主だ。その美しさからついたあだ名は、白薔薇の女騎士。市民からも絶大な人気を誇り、騎士団の中でもロゼッタに熱をあげる騎士はあとを絶たない。
だからこそ、輝くように美しい妻と対峙するたびに、レンナートの胸は引きつるように痛む。
かつてのレンナートは多くの部下を持ち、リンゼイ王国最強の騎士と呼ばれ、誇り高くこの国を守ると誓い、両の腕はこの世界のすべてを守れると思っていた。しかし、左腕を失くした瞬間、多くのものがこぼれ落ちた。盾と剣をもって戦うことすらままならない。あっという間に最強の騎士の座から陥落したレンナートのプライドは粉々に砕けた。
騎士団を去った時に国王から与えられた報奨金は、ことごとく酒代に溶かしている。酒に溺れている間だけ、この恥ずかしい己自身の境遇を忘れられた。
それなのに、ロゼッタはそんな自分を決して見捨てない。毎日王都のどこかで酔いつぶれたレンナートを探し出し、黙って家に連れて帰る。頼んでいないと抵抗しても、馬鹿な女だと侮蔑の言葉を吐かれても。こんなに惨めな思いをするなら、いっそ見捨ててくれた方が、はるかに気が楽なのに。
レンナートは伸びきった無精ひげを指でなぞって、遠い目をした。
「ロゼッタはまだ23歳。将来だってある。俺となんて別れたほうが……」
その瞬間、酒屋の扉がバァンと勢いよく開いた。
夕陽を背負って現れたのは、輝く銀髪の女騎士だった。凛とした顔立ちは名匠が作ったビスクドールのように整っており、長いまつ毛に縁どられた瞳は冴えわたる冬の空を切り取ったような碧眼。均整の取れた四肢はすらりとしていて、街を行く人々が思わず振り返り、見惚れてしまうほど美しい。
そして、彼女の身を包むのは、誉れある王宮騎士団の制服。
王に側に仕えことを許された者だけが身に着けられる華麗な騎士服は、群青色。上衣は襟が高く、胸元には金糸と銀糸で鷹が刺繍されており、夕陽を浴びてキラキラと輝いている。右胸の飾緒かざりおは真紅で、群青色によく映える。やはり群青色の細身の下衣に、編み上げのロングブーツは、女性らしい曲線を残しつつも引き締まった身体を強調するようだ。
彼女の名は、ロゼッタ・ベルナク。誇り高い王宮騎士団の騎士であり、レンナートの妻である。
「おう、噂をすればロゼッタちゃんじゃないか。今日のお迎えはずいぶん早かったなぁ」
のんびりとマスターは微笑んだが、ロゼッタの顔を見たレンナートは訝しげな顔をした。なんだか違和感がある。いつもはポーカーフェイスでなにを考えているかわからないロゼッタが、心なしか笑っているような――。
「……? ロゼッタ、お前どうしたん――」
「たのもーう! 私のかわいいダーリンはいずこか!」
「へぁ!?」
突然の白薔薇の騎士の一言に、レンナートは目を見開き、その場は騒然となった。
34
お気に入りに追加
71
あなたにおすすめの小説
【掌編集】今までお世話になりました旦那様もお元気で〜妻の残していった離婚受理証明書を握りしめイケメン公爵は涙と鼻水を垂らす
まほりろ
恋愛
新婚初夜に「君を愛してないし、これからも愛するつもりはない」と言ってしまった公爵。
彼は今まで、天才、美男子、完璧な貴公子、ポーカーフェイスが似合う氷の公爵などと言われもてはやされてきた。
しかし新婚初夜に暴言を吐いた女性が、初恋の人で、命の恩人で、伝説の聖女で、妖精の愛し子であったことを知り意気消沈している。
彼の手には元妻が置いていった「離婚受理証明書」が握られていた……。
他掌編七作品収録。
※無断転載を禁止します。
※朗読動画の無断配信も禁止します
「Copyright(C)2023-まほりろ/若松咲良」
某小説サイトに投稿した掌編八作品をこちらに転載しました。
【収録作品】
①「今までお世話になりました旦那様もお元気で〜ポーカーフェイスの似合う天才貴公子と称された公爵は、妻の残していった離婚受理証明書を握りしめ涙と鼻水を垂らす」
②「何をされてもやり返せない臆病な公爵令嬢は、王太子に竜の生贄にされ壊れる。能ある鷹と天才美少女は爪を隠す」
③「運命的な出会いからの即日プロポーズ。婚約破棄された天才錬金術師は新しい恋に生きる!」
④「4月1日10時30分喫茶店ルナ、婚約者は遅れてやってきた〜新聞は星座占いを見る為だけにある訳ではない」
⑤「『お姉様はズルい!』が口癖の双子の弟が現世の婚約者! 前世では弟を立てる事を親に強要され馬鹿の振りをしていましたが、現世では奴とは他人なので天才として実力を充分に発揮したいと思います!」
⑥「婚約破棄をしたいと彼は言った。契約書とおふだにご用心」
⑦「伯爵家に半世紀仕えた老メイドは伯爵親子の罠にハマり無一文で追放される。老メイドを助けたのはポーカーフェイスの美女でした」
⑧「お客様の中に褒め褒めの感想を書ける方はいらっしゃいませんか? 天才美文感想書きVS普通の少女がえんぴつで書いた感想!」
王宮医務室にお休みはありません。~休日出勤に疲れていたら、結婚前提のお付き合いを希望していたらしい騎士さまとデートをすることになりました。~
石河 翠
恋愛
王宮の医務室に勤める主人公。彼女は、連続する遅番と休日出勤に疲れはてていた。そんなある日、彼女はひそかに片思いをしていた騎士ウィリアムから夕食に誘われる。
食事に向かう途中、彼女は憧れていたお菓子「マリトッツォ」をウィリアムと美味しく食べるのだった。
そして休日出勤の当日。なぜか、彼女は怒り心頭の男になぐりこまれる。なんと、彼女に仕事を押しつけている先輩は、父親には自分が仕事を押しつけられていると話していたらしい。
しかし、そんな先輩にも実は誰にも相談できない事情があったのだ。ピンチに陥る彼女を救ったのは、やはりウィリアム。ふたりの距離は急速に近づいて……。
何事にも真面目で一生懸命な主人公と、誠実な騎士との恋物語。
扉絵は管澤捻さまに描いていただきました。
小説家になろう及びエブリスタにも投稿しております。
とまどいの花嫁は、夫から逃げられない
椎名さえら
恋愛
エラは、親が決めた婚約者からずっと冷淡に扱われ
初夜、夫は愛人の家へと行った。
戦争が起こり、夫は戦地へと赴いた。
「無事に戻ってきたら、お前とは離婚する」
と言い置いて。
やっと戦争が終わった後、エラのもとへ戻ってきた夫に
彼女は強い違和感を感じる。
夫はすっかり改心し、エラとは離婚しないと言い張り
突然彼女を溺愛し始めたからだ
______________________
✴︎舞台のイメージはイギリス近代(ゆるゆる設定)
✴︎誤字脱字は優しくスルーしていただけると幸いです
✴︎なろうさんにも投稿しています
私の勝手なBGMは、懐かしすぎるけど鬼束ちひろ『月光』←名曲すぎ

お飾り王妃の愛と献身
石河 翠
恋愛
エスターは、お飾りの王妃だ。初夜どころか結婚式もない、王国存続の生贄のような結婚は、父親である宰相によって調えられた。国王は身分の低い平民に溺れ、公務を放棄している。
けれどエスターは白い結婚を隠しもせずに、王の代わりに執務を続けている。彼女にとって大切なものは国であり、夫の愛情など必要としていなかったのだ。
ところがある日、暗愚だが無害だった国王の独断により、隣国への侵攻が始まる。それをきっかけに国内では革命が起き……。
国のために恋を捨て、人生を捧げてきたヒロインと、王妃を密かに愛し、彼女を手に入れるために国を変えることを決意した一途なヒーローの恋物語。
ハッピーエンドです。
この作品は他サイトにも投稿しております。
表紙絵は写真ACよりチョコラテさまの作品(写真ID:24963620)をお借りしております。
【完結】それは、私にお任せください
楽歩
恋愛
強面で無骨な近衛隊長のスヴェイン。彼には可憐な婚約者がいる。
スヴェインを一途に思い、全力で愛するレティシア。しかし、スヴェインは気付かない。愛する婚約者を守るため、影で暗躍するレティシアのもう一つの顔を――。
※誤字脱字、勉強不足、名前間違い、ご都合主義などなど、どうか温かい目で(o_ _)o))6万字ほどの中編です。

愛のゆくえ【完結】
春の小径
恋愛
私、あなたが好きでした
ですが、告白した私にあなたは言いました
「妹にしか思えない」
私は幼馴染みと婚約しました
それなのに、あなたはなぜ今になって私にプロポーズするのですか?
☆12時30分より1時間更新
(6月1日0時30分 完結)
こう言う話はサクッと完結してから読みたいですよね?
……違う?
とりあえず13日後ではなく13時間で完結させてみました。
他社でも公開
届かぬ温もり
HARUKA
恋愛
夫には忘れられない人がいた。それを知りながら、私は彼のそばにいたかった。愛することで自分を捨て、夫の隣にいることを選んだ私。だけど、その恋に答えはなかった。すべてを失いかけた私が選んだのは、彼から離れ、自分自身の人生を取り戻す道だった·····
◆◇◆◇◆◇◆
読んでくださり感謝いたします。
すべてフィクションです。不快に思われた方は読むのを止めて下さい。
ゆっくり更新していきます。
誤字脱字も見つけ次第直していきます。
よろしくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる