冷酷王の知られざる秘密

あげは凛子

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「これは難しいのか?」

「ううん。コーヒーリキュール入れて牛乳入れて、そこにもうちょっとコーヒー足すだけ」

「簡単だな。城でもやってみよう」



 そう言ってオズワルドは立ち上がると、おもむろに私に近づいてきて無理やり上を向かせてキスしてくる。その行動はあまりにも自然で突然で、思わず私は持っていたタオルを落とした。



「ん……ど、したの?」

「そろそろ礼を貰おうと思って」

「珍しいね、オズワルドからしてくるの」

「そうか? そのシャツにやられたのかもな」



 言いながらオズワルドがシャツの上から胸を揉み始めた。布越しに触れたオズワルドの手は熱い。



「あ、ん……っふ」



 思わず仰け反って喘ぐ私を、オズワルドは私が座っているソファごと無理やり自分の方に向け、私の足の間に深く膝をついた。そのせいで私の陰核はオズワルドの膝に押し潰されて思わず声が出る。



「あんっ!」



 どろりとした感覚を下着の中に感じながらオズワルドの首に手を回すと、オズワルドは私を立たせて腰を引き寄せた。そして耳元で囁く。



「細い腰だな」

「あっん、ちょ、くすぐった……あっ!」



 まさぐるように腰からお尻を撫でられ、私はオズワルドにしがみついた。お腹の辺りに既に固くなっているオズワルドの屹立を感じた私は、ズボンの上から指先でそれをそっと撫でるとオズワルドはビクリと身体を震わせる。



「っ……はぁ、どうしてお前の手つきはそんなにいやらしいんだ」

「そういうお仕事をしていたからだけど、オズワルド程感じてくれる人は居なかったよ」



 身体の相性がどこまでも最高な私達は、お互いの些細な行動にまで感じてしまう。ただ抱き合っているだけで胸が高鳴るのだ。

 私達はそのまま寝室に行き、互いの服を脱がせあった。裸になって抱き合うだけで肌が粟立ち軽くイきそうになる。



「ん、ぁ……オズワルド、気持ちいい……」

「ああ、俺もだ。まだ何もしていないのにな」

「うん」



 じわじわと互いの熱が移り始めた頃、私はようやくオズワルドから身体を離してオズワルドにキスをした。それを受けてオズワルドも口を開いて私を迎え入れてくれる。粘着質な音が次第に大きくなり、私達の間に銀色の糸がかかる。気がつけばいつの間にか私の口内が犯されそのまま私はオズワルドに押し倒された。



「そう言えば、あまりまともにヤッた事がないな」

「確かに」



 意外な事に私達はあれだけセックスをしていたのに、正常位でした事があまり無い。別に避けていた訳でもないけれど、激しいオズワルドとのセックスはついつい普段しないような体位になってしまう。



 オズワルドは私の上に跨ってまたキスをしてきた。そのキスはさっきまでのキスとは違って随分と優しい。



「あ、オズ……もっと……んっ……」

「っふ……はぁ、んむ……」



 息継ぎをするのも忘れて夢中で互いの唇を貪りながらもオズワルドが私の胸を揉みだした。乳首は既にピンと勃っていて、オズワルドの指先が当たる度に小さく身体が跳ねる。



 そんな私をさらに追い込むようにオズワルドは強めに胸を揉み、空いている方の手で下着の中の陰核に直接触れた。



「やぁっ!」



 一際大きな声を出した私を見下ろしてオズワルドは意地悪に微笑むと、私の乳首を口に含み、舌先で乳首をコロコロと転がし始める。かと思えばたまに甘く噛んだり指で摘まんだり弾いたりしている。



「あ、やぁっ、 噛んじゃやぁ!」

「好きなくせに、よく言う」

「ひゃんっ」



 オズワルドは胸を舐めるのを止めておもむろにまたキスをしてきたかと思うと、今度は私の耳を舐めたり甘噛みしてくる。



 その間もオズワルドの指先は固くなった陰核を摘み、弾く。円を描くように陰核を潰されると、それだけで達してしまいそうだ。



「あっ、やっ、ああん、だめっ、それ好きぃ」

「ああ、気持ち良いな。一度イッとけ」

「うん、うん! あぁっ、あぁぁぁ!」



 軽くイッた私がオズワルドの指の動きに合わせるように腰を動かすと、オズワルドは小さく笑う。

 私の中は既に自分の愛液でドロドロだ。オズワルドの指に腰を押し付けて私は涙目で言った。



「ねぇ、お願い……もう我慢できないよ」

「今イッたばかりだろう」

「でも、欲しいんだもん……」

「仕方ないな」



 そう言ってオズワルドが大きくなった屹立を蜜壺に少しずつ挿入してきた。媚壁を擦りながら最奥に辿り着くと、私の身体はそれを待ち望んでいたかのように震える。



 オズワルドはゆっくり動き始めたが、次第に激しくなり肌と肌がぶつかり合う音が響くようになった。



「あっ、あんっ、気持ちいいっ」

「はぁ……俺もだ」



 オズワルドは私の腰を掴むと、さらに激しく打ち付け始めた。その度に子宮を押し潰され、頭が真っ白になるほどの快感に襲われる。
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