冷酷王の知られざる秘密

あげは凛子

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「イク、まらっ、イグぅうぅっ!!♡♡」
 真音が、本日何度目かわからない、イキ声を上げる。

 昼休みも後半に差し掛かっているというのに、同じ体勢のまま二人はセックスを続けていた。

 床には精液と愛液が水溜まりとなり、真音の下腹部は入りきらないほど出された、勝のザーメンでポッコリと膨れている。

 彼女の美しい顔は快楽で歪み、喜びの涙と涎で下品なメスに堕ちていた。

 真音は絶頂しながら、勝のチンポを離すまいと震える膣でギュウギュウに締めつけ、
(勝くんのチンポの形、すっかり覚えちゃったぁ……♡ もう、このチンポなしじゃ、生きていけないぃ……♡♡)
 恍惚としていた。

 と、そんな時だった――。

『――何もこんな所に来なくてもいいだろ?』
 突然、廊下から男子生徒の声と、近付いてくる足音が聞こえた。

「――っ!?!?!?」
 真音と勝の二人は、動きを止め、声を潜めた。

『だってよぉ、あんまりにも暇だったからさぁ……たまには、校内探検ってのも良くね?』
 男子生徒は二人組らしく、楽しそうに会話を続けている。

 更に大きく、近くなっていく声と足音。

 幸い、この部屋の造りは廊下側には窓がないことから、彼らが室内を確認することは出来ないだろう。

 バレないかという恐怖を覚えながら、勝と真音は身を硬くする。
 部屋のドアには、真音が内側から鍵をかけたのは、間違いない。

 教師ならともかく、普通の生徒達ならば――この部屋を開ける鍵は、持っていないはずだ。
 そうわかってはいても、やはり不安というものは、消えないもの。

 真音の膣内が、これまでにないほど強く、チンポを締め付ける。

「……ッ!?」
 勝が小さく呻き、真音の揉み応えのある尻肉を両手で堪能しつつ、身体が自然と快楽を求めて、腰をユルユルと動かし始めてしまう。

「……ぅぁ♡」
 真音も微かに声が漏れ、その大きな尻を突き出し、ペニスを歓迎してしまった。

 人が近くを通ろうとしているというのに、交尾が止めらない。

 男子生徒達が発する音が、距離が――どんどん近くなっていく。

 普段は気にならない、上履きが発する小さな足音が、やけに大きく聞こえる。

 ――とんとんとん。

 そして、あろうことか二人のいる部屋の前で、足音は止まった。

『そういやぁ、この部屋って――何だったっけ?』
 男子生徒はドアを開けようと、手をかけた。

 ガタガタと扉が力に抵抗する音と共に――真音と勝は腰を深く押し付け合い、絶頂した。

「…………ッ!!」
「――~~~~っ!?♡♡♡♡」
 声を上げないように、真音は右手を口に当て、勝は歯を食いしばりながら、アクメする。

 興奮で感覚が研ぎ澄まされ、勝のチンポの輪郭を、彼女はハッキリと膣で感じる。
 
 開いた子宮口をこじ開け、内部へと侵入したチンポの先端から、勢いよくザーメンが発射されていく。

(お゛ぉおおぉォォ~~っ!?♡♡ 近くに人いるのに゛ぃ♡ わた゛しぃ、イってるぅ……種付けされてりゅぅうぅゥ~~っ!!♡♡♡♡)
 これまで体験したことのない、強烈な背徳感で背筋をゾクゾクとさせながら、子宮へ追加されていく精液の熱さに、最高の絶頂を遂げていた。

 全身を震わせながら、オーガズムに溺れる二人の耳に、男子生徒達の声が遠く聞こえる。

『ありゃ? 閉まってる……』
『たしか、この部屋使ってなかったと思うんだけどな……』

『防犯上の理由、ってヤツかな?』 
『かもな。盗られるもんなんて無さそうなのに……別のとこ行くか』

『はいよー』

 遠ざかっていく、男子二人組の声と足音。

 真音と勝は、安堵しながらも絶頂の余韻を感じながら、快楽の波が治まるまで、震える身体を押し付け合い、交尾を遂げていた。

 やがて、あるだけの精液を吐き出し切って、落ち着きを取り戻した勝は、チンポを引き抜く。

「んお゛っ……!?♡♡」
 真音の膣口は、ポッカリとチンポの形に穴を大きく開かせたまま、精液を逆流させた。

「はぁ……はぁ、ど、どうなることかと思ったぁ……」
 勝は息を荒げたまま、その場にへたり込む。

 真音はというと、未だアクメの余韻が抜けきっていないようで、身体が震えている。

 彼女から見える、窓の向こうにいる生徒達は、こちらに気付くことなく、変わらない日常を送っていた。

 真音はゆっくりと、勝に顔を向け、艶やかに笑う。
「すっごく……興奮した♡」

「うっ……でも、こういうのは心臓に悪いよ。見つかったら、大変なことになっちゃう」
「そう、だよね……。でも、私は勝くんとラブラブなところ……見せつけたいかも」

「だ、ダメだよ。学校にいられなくなっちゃうって。次からは、しないようにしよう」
「う、うん……」

 互いに同意する二人。

 しかし、口ではそう言いながらも、
(我慢、出来るかなぁ……?)
 と同じことを考える、カップルであった。

「って、そろそろ片付けしないと……!」
 時計を見た勝が、慌てる。

 部屋は精液と愛液ですっかり汚れ、ちゃんと掃除をする必要がありそうだ。

 昼休みが終わるまでには、何とかしなければならないだろう。

「うん、綺麗にしないと……」
 真音は、勝のチンポをパクッと咥えた。

「うっ!? いや、そっちじゃなくてぇ……ッ!?」
 真音のネットリしたフェラに、彼は感じてしまい、肉棒をビクビクと震わせてしまう。

 彼女は幸せそうに微笑み、恋人として過ごす初めての昼休みは、グダグダな終わり方をするのだった――。
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