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「絶対に駄目だ。王都の者達は確かに比較的裕福な奴らが多いが、おかしな趣味を持ってる奴も多い。また首を締められたり腕を切りつけられたりしたらどうするんだ」
「そういうのは前世で慣れてるから大丈夫!」
「そんな事に慣れるな。とにかく駄目だ。お前は本当に危なっかしくて見ていられないな。気をやったと偽ってこのまま連れて帰るか」
呆れたようなオズワルドにもう一度私は頬を膨らませた。
「仕事紹介してくんないんなら王都なんて行かないもんね! 仕方ないから帰ったらまた頑張って客取るよ」
「お前だけは本当に……仕事を紹介してやると言えばついてくるのか?」
「それはもちろん。でも普通の仕事はしないからね! こういう仕事を紹介してね!?」
「……王宮御用達のサロンを紹介してやる。そこは高位貴族しか利用しない。あんな事になる前はもちろん俺もしょっちゅう世話になっていた」
「そんなとこあるの!? いく! 絶対いく!」
「ああ」
思わず身を乗り出した私を見てオズワルドは何とも言えない顔をする。
「どうしてそんな所があるのに渋ったの?」
「それは知り合いばかりが利用するからだが」
「それが嫌なの?」
「嫌だろ。宰相や騎士団長、その他の高官も利用するんだぞ? 嫌じゃないか?」
「それはつまり、知り合いと穴兄弟になるのが嫌って事?」
「というよりも、比べられるのが嫌だな。お前に」
「私に?」
「ああ、お前に。本当ならお前を空いてる側室候補にねじ込みたいが――」
「それは嫌だよ。だって、どうせ順番だとか言って今みたいに毎晩抱いてもらえないでしょ?」
「……そう言うと思った。それにそんな事になったらお前は暇を見つけては衛兵だろうが高官だろうがお構いなしに迫りそうだしな」
「それはそう」
「すぐに認めるのか」
「それにさっきも言ったけど、愛の無いのは嫌だよ。側室になるって事は、子どもが出来たらそのまま正妻になるって事なんでしょ?」
「そうだな」
「それが嫌。愛してくれない人と結婚なんてしたら浮気するに決まってるもん」
前世の私の両親のように。その言葉を私はどうにか飲み込んだ。愛の無い家の為だけに結婚した両親は、無口で無表情で無感情だった。そして結局W不倫をして離婚したのだ。ああはなりたくない。
私の表情が曇ったのが分かったのか、ふとオズワルドが私を抱きしめてきた。
「一応言っておくと、俺は妻が決まったら浮気はしない。妻しか抱かない。二度と」
「そうなの?」
「ああ。相手がどんな奴であれ、それは不義理だからな。そもそも法律違反だ。だから出来れば身体の相性と俺の性欲について来られるような奴が良い。それこそ、死ぬまでずっと抱かせてくれるような奴が」
「いるといいね、そんな人」
何だかオズワルドが不憫になってそんな事を言うと、オズワルドは大きなため息を落としてさらに私を強く抱きしめてくる。
「全くだ。仕方がないから当分はお前で我慢しよう」
「我慢ってなに!? 失礼じゃない?」
「失礼なのはお前だ」
オズワルドはそう言って私の首筋に顔を埋めてポツリと言った。
「本当に……何故こんな女との相性が最高に良いんだ……」
と。
それから1週間、長かった戦争はこちら側の勝利でようやく終わりを告げた。
ついでに私の命を狙った犯人と、慰み者全員に毒を盛った犯人もとうとう捕まった。
「報告します! ダリア嬢の部屋を荒らしたのはあの時解雇した二人組でした!
金目の物を奪ったのは、少しでも腹いせをしてやりたかったからだそうです! あれは彼女の全財産だと伝えたら、愕然としていました!」
「よ、余計な事は言わなくても良かったでしょ!?」
思わず突っ込んだ私をオズワルドが手で制して兵士に続きを促す。
「それから、毒を盛ったのは前任の救護班の女です! 珍しいスパイスで精力がつくと偽ってスープに混入させた事が分かりました!」
「そうか。その三人は先に王都へ送っておけ。それから戦争はようやく終わった。明日の朝にはここを立つ。皆にも伝えておいてくれ。ご苦労だったな」
「はい!」
兵士はその場で敬礼をして天幕を立ち去った。
私は自分の荷物をまとめながらオズワルドに尋ねた。
「今回は結局何人が保養所送りになるの?」
結構長い間ここに居たが、そのほとんどをこの天幕で過ごしたせいで、結局私は他の慰み者達と一切交流する機会が無かった。
「今回は少なくて3分の1ほどだ。誰かさんのおかげでな」
そう言って白い目を向けてくるオズワルド。
けれど私は私の仕事をしただけだ。それに後半はほとんどオズワルドの天幕に居たのだ。その事を忘れないでほしい。
「それじゃあ他は普通に戻れるんだね」
「それはどうだろうな。慰み者に一度でもついた者には多額の報奨金が与えられる。それから王都で暮らす事も許可されるんだ。大抵は自分の街には戻らない」
「だから皆、帰ってこないって事?」
「ああ。もちろんお前にも報奨金が出るが――」
「いらないよ~。そんな事よりもそのサロンに絶対に就職させて!」
「……分かった。だが報奨金は貰っておけ。皆に全財産の額であんな顔をされたくないのなら」
「……うん、そうする」
私の全財産を聞いて皆が悲しい表情を浮かべるのを見るのは流石に辛い。というか、恥ずかしい。
「それじゃあ今夜がオズワルドとも最後の夜だね」
荷物を詰め終えて私が言うと、オズワルドは首を傾げた。
「最後? いや、むしろこれからも世話になると思うが」
「え!? 何で?」
「言っただろ? お前に紹介するサロンには俺もしょっちゅう通っていたんだ。無事に勃つようにはなったが、他の女では1度が限界だ。女を変えても2回が限界だった。けれど俺の性欲はそんなものでは満たせない。その点お前だと何度でも勃つからな。つまり俺の相手はお前しか居ない」
てっきりオズワルドと寝る事はもう無いだろうと思っていたが、どうやらそうではなさそうだ。
「そっか!」
思わず笑顔で言うと、オズワルドは面食らったような顔をして私を覗き込んでくる。
「嬉しいのか?」
「そりゃ、もちろん。オズワルドとの身体の相性はすこぶる良いからね! それにしても高級サロンか~。楽しみだな~」
「楽しみ?」
「うん。オズワルドとまた出来るって言うのも嬉しいけど、偉い人たちの相手するってワクワクしちゃう! ここではほら、ほとんどオズワルド専属だったしさ!」
「……お前……そんなに他の男と寝たいのか……」
正直に白状した私にオズワルドは眉根を寄せてポツリと言ったけれど、私は生憎王都に行ったら始まる新しい生活にワクワクしすぎてそれどころではない。
オズワルドが忌々しげに荷物を詰めるのを横目にしながら、私達は戦場での最後の夜をいつものように過ごしたのだった。
翌日、王都へ向かう慰み者達の馬車に乗り込んだ私は、肌に突き刺さるアウェー感に打ちひしがれていた。
そりゃそうだ。ずっとオズワルドの相手をしていたのだ。こんな塩対応をされても仕方ない。
「そういうのは前世で慣れてるから大丈夫!」
「そんな事に慣れるな。とにかく駄目だ。お前は本当に危なっかしくて見ていられないな。気をやったと偽ってこのまま連れて帰るか」
呆れたようなオズワルドにもう一度私は頬を膨らませた。
「仕事紹介してくんないんなら王都なんて行かないもんね! 仕方ないから帰ったらまた頑張って客取るよ」
「お前だけは本当に……仕事を紹介してやると言えばついてくるのか?」
「それはもちろん。でも普通の仕事はしないからね! こういう仕事を紹介してね!?」
「……王宮御用達のサロンを紹介してやる。そこは高位貴族しか利用しない。あんな事になる前はもちろん俺もしょっちゅう世話になっていた」
「そんなとこあるの!? いく! 絶対いく!」
「ああ」
思わず身を乗り出した私を見てオズワルドは何とも言えない顔をする。
「どうしてそんな所があるのに渋ったの?」
「それは知り合いばかりが利用するからだが」
「それが嫌なの?」
「嫌だろ。宰相や騎士団長、その他の高官も利用するんだぞ? 嫌じゃないか?」
「それはつまり、知り合いと穴兄弟になるのが嫌って事?」
「というよりも、比べられるのが嫌だな。お前に」
「私に?」
「ああ、お前に。本当ならお前を空いてる側室候補にねじ込みたいが――」
「それは嫌だよ。だって、どうせ順番だとか言って今みたいに毎晩抱いてもらえないでしょ?」
「……そう言うと思った。それにそんな事になったらお前は暇を見つけては衛兵だろうが高官だろうがお構いなしに迫りそうだしな」
「それはそう」
「すぐに認めるのか」
「それにさっきも言ったけど、愛の無いのは嫌だよ。側室になるって事は、子どもが出来たらそのまま正妻になるって事なんでしょ?」
「そうだな」
「それが嫌。愛してくれない人と結婚なんてしたら浮気するに決まってるもん」
前世の私の両親のように。その言葉を私はどうにか飲み込んだ。愛の無い家の為だけに結婚した両親は、無口で無表情で無感情だった。そして結局W不倫をして離婚したのだ。ああはなりたくない。
私の表情が曇ったのが分かったのか、ふとオズワルドが私を抱きしめてきた。
「一応言っておくと、俺は妻が決まったら浮気はしない。妻しか抱かない。二度と」
「そうなの?」
「ああ。相手がどんな奴であれ、それは不義理だからな。そもそも法律違反だ。だから出来れば身体の相性と俺の性欲について来られるような奴が良い。それこそ、死ぬまでずっと抱かせてくれるような奴が」
「いるといいね、そんな人」
何だかオズワルドが不憫になってそんな事を言うと、オズワルドは大きなため息を落としてさらに私を強く抱きしめてくる。
「全くだ。仕方がないから当分はお前で我慢しよう」
「我慢ってなに!? 失礼じゃない?」
「失礼なのはお前だ」
オズワルドはそう言って私の首筋に顔を埋めてポツリと言った。
「本当に……何故こんな女との相性が最高に良いんだ……」
と。
それから1週間、長かった戦争はこちら側の勝利でようやく終わりを告げた。
ついでに私の命を狙った犯人と、慰み者全員に毒を盛った犯人もとうとう捕まった。
「報告します! ダリア嬢の部屋を荒らしたのはあの時解雇した二人組でした!
金目の物を奪ったのは、少しでも腹いせをしてやりたかったからだそうです! あれは彼女の全財産だと伝えたら、愕然としていました!」
「よ、余計な事は言わなくても良かったでしょ!?」
思わず突っ込んだ私をオズワルドが手で制して兵士に続きを促す。
「それから、毒を盛ったのは前任の救護班の女です! 珍しいスパイスで精力がつくと偽ってスープに混入させた事が分かりました!」
「そうか。その三人は先に王都へ送っておけ。それから戦争はようやく終わった。明日の朝にはここを立つ。皆にも伝えておいてくれ。ご苦労だったな」
「はい!」
兵士はその場で敬礼をして天幕を立ち去った。
私は自分の荷物をまとめながらオズワルドに尋ねた。
「今回は結局何人が保養所送りになるの?」
結構長い間ここに居たが、そのほとんどをこの天幕で過ごしたせいで、結局私は他の慰み者達と一切交流する機会が無かった。
「今回は少なくて3分の1ほどだ。誰かさんのおかげでな」
そう言って白い目を向けてくるオズワルド。
けれど私は私の仕事をしただけだ。それに後半はほとんどオズワルドの天幕に居たのだ。その事を忘れないでほしい。
「それじゃあ他は普通に戻れるんだね」
「それはどうだろうな。慰み者に一度でもついた者には多額の報奨金が与えられる。それから王都で暮らす事も許可されるんだ。大抵は自分の街には戻らない」
「だから皆、帰ってこないって事?」
「ああ。もちろんお前にも報奨金が出るが――」
「いらないよ~。そんな事よりもそのサロンに絶対に就職させて!」
「……分かった。だが報奨金は貰っておけ。皆に全財産の額であんな顔をされたくないのなら」
「……うん、そうする」
私の全財産を聞いて皆が悲しい表情を浮かべるのを見るのは流石に辛い。というか、恥ずかしい。
「それじゃあ今夜がオズワルドとも最後の夜だね」
荷物を詰め終えて私が言うと、オズワルドは首を傾げた。
「最後? いや、むしろこれからも世話になると思うが」
「え!? 何で?」
「言っただろ? お前に紹介するサロンには俺もしょっちゅう通っていたんだ。無事に勃つようにはなったが、他の女では1度が限界だ。女を変えても2回が限界だった。けれど俺の性欲はそんなものでは満たせない。その点お前だと何度でも勃つからな。つまり俺の相手はお前しか居ない」
てっきりオズワルドと寝る事はもう無いだろうと思っていたが、どうやらそうではなさそうだ。
「そっか!」
思わず笑顔で言うと、オズワルドは面食らったような顔をして私を覗き込んでくる。
「嬉しいのか?」
「そりゃ、もちろん。オズワルドとの身体の相性はすこぶる良いからね! それにしても高級サロンか~。楽しみだな~」
「楽しみ?」
「うん。オズワルドとまた出来るって言うのも嬉しいけど、偉い人たちの相手するってワクワクしちゃう! ここではほら、ほとんどオズワルド専属だったしさ!」
「……お前……そんなに他の男と寝たいのか……」
正直に白状した私にオズワルドは眉根を寄せてポツリと言ったけれど、私は生憎王都に行ったら始まる新しい生活にワクワクしすぎてそれどころではない。
オズワルドが忌々しげに荷物を詰めるのを横目にしながら、私達は戦場での最後の夜をいつものように過ごしたのだった。
翌日、王都へ向かう慰み者達の馬車に乗り込んだ私は、肌に突き刺さるアウェー感に打ちひしがれていた。
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