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「あなた、名前は?」
「……は?」
「名前は? と聞いているの。私はダリア」
「……オズ……ワルド」
「そう。それじゃあオズワルド。始めましょうか」
そう言って私はオズワルドを軽く押した。するとオズワルドは抵抗もせずにそのままベッドに仰向けに転がる。
そんな従順なオズワルドを見下ろした私は、下履きを脱がせて跨ると、既に固くなっている屹立に愛液を塗りつける。
「っう、な、何を!」
「犯すのよ、あなたを」
「犯す、だと? 俺を? お前が?」
「そうよ。抵抗出来るのならしてみなさいよ。これからあなたは為すすべもなく私の中に吐き出すしか無くなるから」
「……無理に決まっている」
オズワルドからポツリと漏れた声は切実だった。きっと色んな事をしてきたのだろう。
「そうかしら?」
私はそう言ってオズワルドの屹立の根本を、腕を結んだ麻布よりもずっと細い麻布で縛り付けた。その行為にオズワルドは大きく目を見開く。
「な、何してるんだ?」
「射精管理。あなたはこれからどれだけ出したくても出せない。私が良いと言うまでね」
――ここで冒頭に戻る。
翌朝、私はオズワルドのベッドで目を覚ました。あれほど脱ぎ散らかしたドレスを私はしっかりと着込んでいて、ちゃんと毛布までかけられている。
「ふぁ……ねっむい」
結局あの後オズワルドの頑固な屹立が射精するまで朝方までかかってしまってすっかり寝不足だ。
私は大きく伸びをして天幕から出ると、天幕の前に真っ白の軍服を着た兵士が険しい顔をして立っている。
「おはようございます。お勤めご苦労さまです」
そう言って私が天幕から去ろうとすると、目の前を剣で塞がれた。
「駄目だ。今日はお前をこの天幕から出すなと言われている。食事もここに運ぶ。お前は今日は戻れんぞ!」
「はあ、分かりました」
食事を運んでくれるのなら別に文句は無い。
私の反応にキョトンとしている兵士を横目に天幕の中に戻ると、しばらくして食事が運ばれてきた。それはこの世界にやってきてから初めての豪華な食事で、思わずゴクリと喉を鳴らしてしまう。
ところでオズワルドというのはどれほどの地位の人間なのだろうか。こんなにも豪華な天幕を充てがわれるだなんて、きっと思っていたよりもずっと地位の高い人間なのだろう。そんな人が勃たないだなんて、そりゃ誰にも言えない。
「なんか可哀想……仕方ないから治してやるか~」
お店にはオズワルドのような人も沢山居た。虐めてもらわないと勃たない人や、虐めないと勃たない厄介な人たちが。もしかしたらオズワルドもその類なのかもしれない。
夕方ごろ、あちこちのテントから女子の嬌声や悲鳴が聞こえてきた。
戦争に行った男は興奮を抑えきれず戦いが終わってもそれは収まらないという。神経の高ぶりを抑えるために私達のような女が居る。
そんな事を思い出しながらオズワルドの帰りを待っていたが、待てど暮らせどオズワルドが戻らない。
私は天幕から顔を出して未だに天幕の警護をしている兵士に尋ねてみた。
「ねぇねぇ、ここの主はいつ戻るの?」
「さあな。戦いが終わったらあのお方はいつも必ずどこかへ消える。戻るのは深夜だ」
「ふぅん。どっかで一人で抜いてるのかな」
ぼそりと言った私の言葉に兵士はギョッとしたような顔をして私を睨みつけてきた。
「王が自慰などする訳が無いだろう!? 不敬だぞ!」
そう言って兵士は私に向かって剣を突きつけてきたが、それどころではない。今、なんて言った?
「……王?」
「そうだ! 我が国が始まって以来、最も優秀で最も美しく、最も冷酷なオズワルド王だ! いくら底辺の者でも噂ぐらいは聞いた事があるだろう!?」
「ごめんなさい。私、記憶喪失なの。だから自分の名前しか覚えていないのよ」
悲しげに視線を伏せて言うと、天幕の脇から聞き覚えのある声が聞こえた。
「記憶喪失だと?」
「お、王! 本日はお早いおかえりで!」
「ああ」
オズワルドだ。オズワルドはついさっきまで戦争に行っていたとは思えない程の清潔さで天幕に押し入ってくると、私の腕を掴んで天幕のさらに奥へと引きずり込み真正面から私を見下ろしてくる。
「ダリア、だったか」
「ええ」
「今の話は本当なのか?」
「本当よ。名前以外は何も覚えていない。前世の事はしっかり覚えてるけど」
「前世?」
「ええ」
そう言って私は前世で起こった事とマリアから聞いた話をオズワルドに包み隠さず話した。それを聞いてオズワルドは呆れたような顔をしてベッドに座る。
「お前、利用されたな。その女に」
「え?」
「俺は確かに慰み者をあの街からも数人呼んだ。けれど、そこにダリアなどという名前は無かった。簡単に素性も調べてみたが、お前その女に言い様に利用されたんだよ」
「……やっぱり人は見かけで判断しちゃいけないのね」
マリアはそんな風には全く見えなかった。確かに私が記憶を失くしてしまったようだと告げた時に微かに笑ったような気がしたが、気の所為では無かったのか。
「どうしてあの子そんな事したのかしら」
「そりゃ呼ばれたのが俺の軍の慰み者だからだろう」
「どういう事?」
「俺の軍は気性が荒い奴が多い。慰み者になった奴は大抵正気を失う。だから元の場所には戻れず、保養所に送られる奴も多い」
「なるほど」
「……驚かないのか?」
「そんな事でいちいち驚かないし、殺される訳じゃないのね」
マリアの話ではこの軍の慰み者になった者は二度と戻って来ないと言っていたが、どうやらこういうカラクリがあったようだ。
私の質問にオズワルドはキョトンとして首を傾げた。
「殺す? そんな事をして俺達に何のメリットがあるんだ。壊れた女を放って置くわけにもいかないし、治るまで面倒を見るぞ」
「ふぅん。それならまぁ、割の良い仕事じゃない。で、私は今夜は誰の相手をすればいいの? 女王様もM嬢も出来るわよ?」
「なんだ、それは。よく分からんが、お前の今日の相手も俺だ」
そこまで言ってオズワルドはそっと視線を伏せてぽつりと言った。
「昨日は……三年ぶりの射精……だったんだ」
「三年ぶり!? ああ、それであの量……」
昨日のオズワルドの射精量を思い出して私が言うと、オズワルドは眉根を寄せて私を睨みつけてくる。
「仕方ないだろう、勃たなかったんだから」
「そうね。でもそれを聞いて安心したわ。元々勃たないのなら治すのは難しそうだけど、何かが原因である日勃たなくなったのなら、どうにでもなるわよ」
「……そう、なのだろうな。お前なら出来そうだ」
昨日の自分を思い出したのか、オズワルドは顔は無表情を貫いているが、その耳は真っ赤だ。そしてポツリと言った。
「その、今日も……頼めるか」
「もちろんよ。今日はどうする? 私を責めてみる? 冷酷王らしく」
「いや、無理だ。なかなか自分からそういう気分にならないんだ」
「なるほど。それでも自分で扱いてたの?」
「ああ。勃つかと思って毎晩実行するんだがな」
「勃たない、と」
「その通りだ」
オズワルドはもう諦めたのか、やけに素直に話してくれた。これではまるで医者と患者だ。
「仕方ないわね」
私はそう言ってオズワルドの目を片手で覆った。突然の行動にオズワルドは驚いたように身体を強ばらせる。
「安心して。今日もちゃんと出させてあげる」
耳元で囁き、ついでに息を吹きかけると、オズワルドの身体がビクンと震える。
「あ、ああ」
何かを期待するかのようなオズワルドに私は手の代わりに置いてあった布でオズワルドに目隠しをした。
「いい? 今日も私の言う通りにするのよ?」
「……ああ」
低く呻くように返事をしたオズワルドの唇を塞ぐと、まずはキスをする。それも挨拶のようなキスだ。
「……は?」
「名前は? と聞いているの。私はダリア」
「……オズ……ワルド」
「そう。それじゃあオズワルド。始めましょうか」
そう言って私はオズワルドを軽く押した。するとオズワルドは抵抗もせずにそのままベッドに仰向けに転がる。
そんな従順なオズワルドを見下ろした私は、下履きを脱がせて跨ると、既に固くなっている屹立に愛液を塗りつける。
「っう、な、何を!」
「犯すのよ、あなたを」
「犯す、だと? 俺を? お前が?」
「そうよ。抵抗出来るのならしてみなさいよ。これからあなたは為すすべもなく私の中に吐き出すしか無くなるから」
「……無理に決まっている」
オズワルドからポツリと漏れた声は切実だった。きっと色んな事をしてきたのだろう。
「そうかしら?」
私はそう言ってオズワルドの屹立の根本を、腕を結んだ麻布よりもずっと細い麻布で縛り付けた。その行為にオズワルドは大きく目を見開く。
「な、何してるんだ?」
「射精管理。あなたはこれからどれだけ出したくても出せない。私が良いと言うまでね」
――ここで冒頭に戻る。
翌朝、私はオズワルドのベッドで目を覚ました。あれほど脱ぎ散らかしたドレスを私はしっかりと着込んでいて、ちゃんと毛布までかけられている。
「ふぁ……ねっむい」
結局あの後オズワルドの頑固な屹立が射精するまで朝方までかかってしまってすっかり寝不足だ。
私は大きく伸びをして天幕から出ると、天幕の前に真っ白の軍服を着た兵士が険しい顔をして立っている。
「おはようございます。お勤めご苦労さまです」
そう言って私が天幕から去ろうとすると、目の前を剣で塞がれた。
「駄目だ。今日はお前をこの天幕から出すなと言われている。食事もここに運ぶ。お前は今日は戻れんぞ!」
「はあ、分かりました」
食事を運んでくれるのなら別に文句は無い。
私の反応にキョトンとしている兵士を横目に天幕の中に戻ると、しばらくして食事が運ばれてきた。それはこの世界にやってきてから初めての豪華な食事で、思わずゴクリと喉を鳴らしてしまう。
ところでオズワルドというのはどれほどの地位の人間なのだろうか。こんなにも豪華な天幕を充てがわれるだなんて、きっと思っていたよりもずっと地位の高い人間なのだろう。そんな人が勃たないだなんて、そりゃ誰にも言えない。
「なんか可哀想……仕方ないから治してやるか~」
お店にはオズワルドのような人も沢山居た。虐めてもらわないと勃たない人や、虐めないと勃たない厄介な人たちが。もしかしたらオズワルドもその類なのかもしれない。
夕方ごろ、あちこちのテントから女子の嬌声や悲鳴が聞こえてきた。
戦争に行った男は興奮を抑えきれず戦いが終わってもそれは収まらないという。神経の高ぶりを抑えるために私達のような女が居る。
そんな事を思い出しながらオズワルドの帰りを待っていたが、待てど暮らせどオズワルドが戻らない。
私は天幕から顔を出して未だに天幕の警護をしている兵士に尋ねてみた。
「ねぇねぇ、ここの主はいつ戻るの?」
「さあな。戦いが終わったらあのお方はいつも必ずどこかへ消える。戻るのは深夜だ」
「ふぅん。どっかで一人で抜いてるのかな」
ぼそりと言った私の言葉に兵士はギョッとしたような顔をして私を睨みつけてきた。
「王が自慰などする訳が無いだろう!? 不敬だぞ!」
そう言って兵士は私に向かって剣を突きつけてきたが、それどころではない。今、なんて言った?
「……王?」
「そうだ! 我が国が始まって以来、最も優秀で最も美しく、最も冷酷なオズワルド王だ! いくら底辺の者でも噂ぐらいは聞いた事があるだろう!?」
「ごめんなさい。私、記憶喪失なの。だから自分の名前しか覚えていないのよ」
悲しげに視線を伏せて言うと、天幕の脇から聞き覚えのある声が聞こえた。
「記憶喪失だと?」
「お、王! 本日はお早いおかえりで!」
「ああ」
オズワルドだ。オズワルドはついさっきまで戦争に行っていたとは思えない程の清潔さで天幕に押し入ってくると、私の腕を掴んで天幕のさらに奥へと引きずり込み真正面から私を見下ろしてくる。
「ダリア、だったか」
「ええ」
「今の話は本当なのか?」
「本当よ。名前以外は何も覚えていない。前世の事はしっかり覚えてるけど」
「前世?」
「ええ」
そう言って私は前世で起こった事とマリアから聞いた話をオズワルドに包み隠さず話した。それを聞いてオズワルドは呆れたような顔をしてベッドに座る。
「お前、利用されたな。その女に」
「え?」
「俺は確かに慰み者をあの街からも数人呼んだ。けれど、そこにダリアなどという名前は無かった。簡単に素性も調べてみたが、お前その女に言い様に利用されたんだよ」
「……やっぱり人は見かけで判断しちゃいけないのね」
マリアはそんな風には全く見えなかった。確かに私が記憶を失くしてしまったようだと告げた時に微かに笑ったような気がしたが、気の所為では無かったのか。
「どうしてあの子そんな事したのかしら」
「そりゃ呼ばれたのが俺の軍の慰み者だからだろう」
「どういう事?」
「俺の軍は気性が荒い奴が多い。慰み者になった奴は大抵正気を失う。だから元の場所には戻れず、保養所に送られる奴も多い」
「なるほど」
「……驚かないのか?」
「そんな事でいちいち驚かないし、殺される訳じゃないのね」
マリアの話ではこの軍の慰み者になった者は二度と戻って来ないと言っていたが、どうやらこういうカラクリがあったようだ。
私の質問にオズワルドはキョトンとして首を傾げた。
「殺す? そんな事をして俺達に何のメリットがあるんだ。壊れた女を放って置くわけにもいかないし、治るまで面倒を見るぞ」
「ふぅん。それならまぁ、割の良い仕事じゃない。で、私は今夜は誰の相手をすればいいの? 女王様もM嬢も出来るわよ?」
「なんだ、それは。よく分からんが、お前の今日の相手も俺だ」
そこまで言ってオズワルドはそっと視線を伏せてぽつりと言った。
「昨日は……三年ぶりの射精……だったんだ」
「三年ぶり!? ああ、それであの量……」
昨日のオズワルドの射精量を思い出して私が言うと、オズワルドは眉根を寄せて私を睨みつけてくる。
「仕方ないだろう、勃たなかったんだから」
「そうね。でもそれを聞いて安心したわ。元々勃たないのなら治すのは難しそうだけど、何かが原因である日勃たなくなったのなら、どうにでもなるわよ」
「……そう、なのだろうな。お前なら出来そうだ」
昨日の自分を思い出したのか、オズワルドは顔は無表情を貫いているが、その耳は真っ赤だ。そしてポツリと言った。
「その、今日も……頼めるか」
「もちろんよ。今日はどうする? 私を責めてみる? 冷酷王らしく」
「いや、無理だ。なかなか自分からそういう気分にならないんだ」
「なるほど。それでも自分で扱いてたの?」
「ああ。勃つかと思って毎晩実行するんだがな」
「勃たない、と」
「その通りだ」
オズワルドはもう諦めたのか、やけに素直に話してくれた。これではまるで医者と患者だ。
「仕方ないわね」
私はそう言ってオズワルドの目を片手で覆った。突然の行動にオズワルドは驚いたように身体を強ばらせる。
「安心して。今日もちゃんと出させてあげる」
耳元で囁き、ついでに息を吹きかけると、オズワルドの身体がビクンと震える。
「あ、ああ」
何かを期待するかのようなオズワルドに私は手の代わりに置いてあった布でオズワルドに目隠しをした。
「いい? 今日も私の言う通りにするのよ?」
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