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閑話・続・レイチェル物語

第三話

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続・レイチェル物語

第三話 ~入学式と和人様の力~

あの記念日から三週間後ようやく体育館は完成し、入学式が出来ました。
遅すぎますね。
私と和人様なら一瞬です。

和人様は校長の話が長すぎるようなので眠りました。
私は和人様の代わりに聞きいておきます。
後で教えます。
その後私たちは教室に別れました。
席は自由なので和人様の横に陣取ります。
そして、大方の人達が自分の席を決めると男子が私目当てに近寄って来ます。
綺麗だ。お茶に行こう。等とやはりどこに居ても和人様を除いた男性はハエです。
醜くも、我先にと来ます。

レイ「ゴミはゴミらしく仲がよろしいそうで。」

私はにこやかに、けど覇気を混ぜて言います。
誰もが氷付いています。
和人様にそこまでと言われたので和人様の方を向きます。
和人様は外を眺めておられます。
不味いです。もし、このハエ共のせいで和人様が機嫌を悪くされたら私は我慢が出来ません。

レイ「和人様!お加減はいかがですか?このゴミクソ共のせいでお加減を悪くされたようでしたら『詫び』を入れさせますが。」

私はたまらず飛び付きます。
胸で和人様を抱き抱えるようになりますが構いません。

和人「だ、大丈夫だ。むしろ今は気分が良い。」

アレ?和人様、もしかして胸で顔を埋められるのは好きなのでしょうか?
それなら良いことを知りました。

レイ「でしたら、このまま私に溺れてください。」

和人様しか目に入らなくなります。
腕に力が籠る。
あぁ、和人様。
私のご主人様。私の主様。
貴方だけが私を支配し、蹂躙できるのです。
そして、他のお前ら、私は和人様の物だ。そして和人様は私の物だ。

和人「レイ、苦しいから離れて。」

あ、行けません。またスイッチが入ってしまいました。
直ぐに離れなければ。
そして、そのタイミングで 教師が来ます。
プリントを配り今日は終わりのようです。
そして和人様と帰りの支度をしているとめんどくさく厄介な人が来ました。
この国の第二王子です。
こんな奴はほっといて和人様に抱きつきます。

レイ「和人様~。一緒に帰りましょう。」

第二王子「な、貴様!私の妻に触るな!」

何を言っているのでしょうこのクソザコナメクジは?
私は和人様の方が良いのです。クソザコナメクジは視野に入っていません。

第二王子「決闘だ。」

どうやら第二王子はあろうことか和人様に決闘を申し込まれたようです。
和人様も気づいたのでしょう。
そうです。この男、以前の勇者と同じタイプです。

和人「良いよ。どこで殺る?」

和人様が殺戮モードに入りました。
そして場所は体育館となりました。

体育館

とても呆気ない決闘でした。
和人様は衝撃波(ショックウェーブ)で第二王子を壁に埋めて終了です。
しかし、理事長にまた怒られ、壁の修復をするように言われます。
日は暮れていますが和人様は魔法で元に戻し、今日の学校は終わりです。 
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