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第1章・大罪者の終わりの始まり

第2話

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第2話・大罪者は再び目を醒ます。

瞼が重たい、また眠い。もう少し寝かして欲しい。





ん?あれ。眠い?明るさを感じている。
仕方ない少し目を開けるか。

夜空が目を開けるとそこは小屋になっおり、薄いカーペットの上に横になっていた。

辺りを見回しても誰もいない。
自分の体に異変がないか調べても特に問題ない。
トラックに引かれた痛みもない。小屋の外を見ると草木が生い茂っていた。
ここは森のようだ。

夜空「『恩恵』と『魔障紋』は?」

夜空が両手を確認すると『恩恵』と『魔障紋』はしっかりと残っている。

夜空「数が増えてね。」

夜空の恩恵と魔障紋はそれぞれ2だったが今は恩恵が8、魔障紋が7になっていた。


夜空「とりあえず調べたいから『恩恵オープン』。」

夜空の目の前に半透明の板が現れ、恩恵の詳細が記載されている。


=================

明野 夜空(あけの よぞら)

年齢:15
 
恩恵

火神の加護

水神の加護

雷神の加護

風神の加護

地神の加護

武神の加護

術神の加護

叡知神の加護

=================

夜空「なんか、超増えてる。じゃあこっちは『魔障紋オープン』」

=================

明野 夜空(あけの よぞら)

年齢:15

魔障紋

強欲『願望』

暴食『吸収と再構築』

嫉妬『生への渇望』

色欲『魅了の歌声』

貪欲『具現化』

憤怒『激動』

怠惰『終演曲』

==================

夜空「えっと、俺が元々持っていたのが強欲と暴食だから更に5つ追加されたことになるよね?ってか、コンプしてね?」

身に余る力は自身を破滅に導く、その事を誰よりを知り、間近で見てきた夜空だからこそ、夜空はこの計15個の恩恵と魔障紋の扱いに頭を悩ませるのであった。
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