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魔王の譚
敗北
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「管理者ですか……」
サトシはそう呟くと天井をじっと見つめている。
すると、サトシが意外なことを口にする。
「ルークスさんの事じゃ……無いですよね」
「ほう」
カルロスが面白そうにサトシを見つめる。
「なんや。気づいてたんやな。でも、あいつの事やない。あいつはあいつで別もんや。俺が会うたんは別の管理者やな。と言うか正当な管理者と言うた方がええかもしれん。それに会うたんも随分前や」
「王都でルドルフたちとあった時って事か?」
話が逸れそうなんで軽く相槌でくぎを刺す。
「ふん。ちゃんと俺の話聞いてたんやな。せや。あのバケモン連中と会うた時や。まあ、正確にはそのあとしばらくしてやけどな。バケモン共と会うた後、俺は結構落ち込んで自暴自棄になってたからな。まあ、そこで真理に気づいたってのもあるけどな」
「心理?」
「この世界の本質やな。仮想現実やって事や。ほんなら管理者の方からアプローチ掛けてきたっちゅう訳や」
「どうやって?」
「君らがやってた内緒話みたいな感じや」
念話か。なるほどな。直接語りかけてきたって事か。
「胡散臭いとは思わなかったのか?」
「そりゃ思たさ。俺もそんなに抜かってへんよ。「なんじゃこいつ?」ってのが最初の印象やったな」
「最初の……って事は、信じるような事をしてくれたって事か?」
「せや」
カルロスは簡単に答えると微笑みながら口を閉ざす。
「なんだよ。情報は開示するんじゃないのかよ?」
「なんや?聞きたいんか?欲しがりサンやなぁ」
「鬱陶しいな」
俺の言葉にサトシも同意し頷いている。するとカルロスは慌てた様子もなく淡々と話し始めた。
「君らから俺の能力はどう見えてた?」
いくら体の自由を奪っていると言っても、こちらの探知能力を知られるわけにはいかない。俺もサトシもその言葉を軽く受け流す。が、カルロスは意外なことを言い始める。
「人心掌握……まねっこ……それと、ひったくり……そこまでは見えてるんやろ?」
こいつは何処まで俺たちの事を読んでる?
俺の心を見透かすかのようにカルロスは続ける。
「さっき……サトシが来る前。ちゃんと切り上げたのになぁ。危ないと思て……
なんで、その直感を信じひんかったんや?」
その言葉に俺の全身が粟立つ。
やばい!気を抜いていた。
サトシもぎょっとした顔で俺の方に視線を振る。
「言うたやろ?俺は昔、管理者から直接語りかけられてんねん。
それが今も続いてないなんて言うたか?」
そう言う事か!?奴は俺達の心を読んでたんじゃない。管理者と繋がってるんだ!
いや。まだ慌てるような時間じゃない。奴の自由は奪っている。この状況なら……
「この状況なら……なんや?俺を捕らえておけるとでも思たか?
せやな。最後に……俺のとっておき見せておこうか?まあ、どうせ君ら忘れてしまうやろしな」
忘れてしまう!?
「さ、よろしゅう。『時間遡行』」
あ!?
やられ……
目の前がまばゆい光に包まれる。
意識が遠のき。柔らかい空間に包まれるような浮遊感の中、俺の意識は途切れた。
……
目の前にはウルサンへ向かう準備をするカール達が居た。
「ああ、ちょっと打ち合わせだけしておくか」
いそいそと準備している面々に俺は話しかける。
「なんだよ?打ち合わせって」
カールが不機嫌になる。顔には『せっかく準備してこれから出発しようって時に……』と書いてある。いつもそうだ。こいつは行動を邪魔されるのをひどく嫌う。が、考えなしなので情報共有だけはしっかりとしておきたい。なんせ相手が相手だからな。
「現時点でカルロスについてわかってることを情報共有しておこうと思ってな」
「カルロス?」
カールが素っ頓狂な声を上げる。
「ウルサンで暴れてるのはアルマンじゃねぇのかよ?」
「ハルマンだよ。話聞いてねぇのか?ったく。で、あんたは首謀者はカルロスだと踏んでるってことか?」
カールと違ってオットーは察しがよくて助かる。
「ああ、十中八九そうだろうな。おそらく奴と一戦交えることになるのは確実だ。で、奴の能力も含めて、今俺が分かってることをお前たちにも知っておいてもらいたいと思ってな」
「ならどうする?また会議室か?」
「いや。道すがらで構わんから、オットー、カール、ヨハンは俺の部下からカルロスについての話を聞いてくれ。で、サトシとエリザはちょっと頼みがあるんでこっちに来てくれ」
すると、セフィ〇スを調べていた部下が俺の横に並ぶ。
「御呼びでしょうか?」
「ああ、カールたちにカルロスについての情報を伝えてくれ。で、カールには、可能な限り要点のみを簡潔に、わかりやすく説明しろ。あいつは難しい話になると聞いてるふりをしてごまかすからな。オットーとヨハンには詳細に説明しておけ」
「承知しました」
部下は恭しく一礼すると、カールたちのもとへと速足で向かう。
サトシは何やら呆然と立ち尽くしている。
「まあ、それはいいってことだ。で、サトシ、エリザ。お前たちには頼みがある」
サトシは驚きと焦りが入り混じった感情を綯い交ぜにしながら、重々しく口を開いた。
「もしかして業の指輪ですか?」
サトシはそう呟くと天井をじっと見つめている。
すると、サトシが意外なことを口にする。
「ルークスさんの事じゃ……無いですよね」
「ほう」
カルロスが面白そうにサトシを見つめる。
「なんや。気づいてたんやな。でも、あいつの事やない。あいつはあいつで別もんや。俺が会うたんは別の管理者やな。と言うか正当な管理者と言うた方がええかもしれん。それに会うたんも随分前や」
「王都でルドルフたちとあった時って事か?」
話が逸れそうなんで軽く相槌でくぎを刺す。
「ふん。ちゃんと俺の話聞いてたんやな。せや。あのバケモン連中と会うた時や。まあ、正確にはそのあとしばらくしてやけどな。バケモン共と会うた後、俺は結構落ち込んで自暴自棄になってたからな。まあ、そこで真理に気づいたってのもあるけどな」
「心理?」
「この世界の本質やな。仮想現実やって事や。ほんなら管理者の方からアプローチ掛けてきたっちゅう訳や」
「どうやって?」
「君らがやってた内緒話みたいな感じや」
念話か。なるほどな。直接語りかけてきたって事か。
「胡散臭いとは思わなかったのか?」
「そりゃ思たさ。俺もそんなに抜かってへんよ。「なんじゃこいつ?」ってのが最初の印象やったな」
「最初の……って事は、信じるような事をしてくれたって事か?」
「せや」
カルロスは簡単に答えると微笑みながら口を閉ざす。
「なんだよ。情報は開示するんじゃないのかよ?」
「なんや?聞きたいんか?欲しがりサンやなぁ」
「鬱陶しいな」
俺の言葉にサトシも同意し頷いている。するとカルロスは慌てた様子もなく淡々と話し始めた。
「君らから俺の能力はどう見えてた?」
いくら体の自由を奪っていると言っても、こちらの探知能力を知られるわけにはいかない。俺もサトシもその言葉を軽く受け流す。が、カルロスは意外なことを言い始める。
「人心掌握……まねっこ……それと、ひったくり……そこまでは見えてるんやろ?」
こいつは何処まで俺たちの事を読んでる?
俺の心を見透かすかのようにカルロスは続ける。
「さっき……サトシが来る前。ちゃんと切り上げたのになぁ。危ないと思て……
なんで、その直感を信じひんかったんや?」
その言葉に俺の全身が粟立つ。
やばい!気を抜いていた。
サトシもぎょっとした顔で俺の方に視線を振る。
「言うたやろ?俺は昔、管理者から直接語りかけられてんねん。
それが今も続いてないなんて言うたか?」
そう言う事か!?奴は俺達の心を読んでたんじゃない。管理者と繋がってるんだ!
いや。まだ慌てるような時間じゃない。奴の自由は奪っている。この状況なら……
「この状況なら……なんや?俺を捕らえておけるとでも思たか?
せやな。最後に……俺のとっておき見せておこうか?まあ、どうせ君ら忘れてしまうやろしな」
忘れてしまう!?
「さ、よろしゅう。『時間遡行』」
あ!?
やられ……
目の前がまばゆい光に包まれる。
意識が遠のき。柔らかい空間に包まれるような浮遊感の中、俺の意識は途切れた。
……
目の前にはウルサンへ向かう準備をするカール達が居た。
「ああ、ちょっと打ち合わせだけしておくか」
いそいそと準備している面々に俺は話しかける。
「なんだよ?打ち合わせって」
カールが不機嫌になる。顔には『せっかく準備してこれから出発しようって時に……』と書いてある。いつもそうだ。こいつは行動を邪魔されるのをひどく嫌う。が、考えなしなので情報共有だけはしっかりとしておきたい。なんせ相手が相手だからな。
「現時点でカルロスについてわかってることを情報共有しておこうと思ってな」
「カルロス?」
カールが素っ頓狂な声を上げる。
「ウルサンで暴れてるのはアルマンじゃねぇのかよ?」
「ハルマンだよ。話聞いてねぇのか?ったく。で、あんたは首謀者はカルロスだと踏んでるってことか?」
カールと違ってオットーは察しがよくて助かる。
「ああ、十中八九そうだろうな。おそらく奴と一戦交えることになるのは確実だ。で、奴の能力も含めて、今俺が分かってることをお前たちにも知っておいてもらいたいと思ってな」
「ならどうする?また会議室か?」
「いや。道すがらで構わんから、オットー、カール、ヨハンは俺の部下からカルロスについての話を聞いてくれ。で、サトシとエリザはちょっと頼みがあるんでこっちに来てくれ」
すると、セフィ〇スを調べていた部下が俺の横に並ぶ。
「御呼びでしょうか?」
「ああ、カールたちにカルロスについての情報を伝えてくれ。で、カールには、可能な限り要点のみを簡潔に、わかりやすく説明しろ。あいつは難しい話になると聞いてるふりをしてごまかすからな。オットーとヨハンには詳細に説明しておけ」
「承知しました」
部下は恭しく一礼すると、カールたちのもとへと速足で向かう。
サトシは何やら呆然と立ち尽くしている。
「まあ、それはいいってことだ。で、サトシ、エリザ。お前たちには頼みがある」
サトシは驚きと焦りが入り混じった感情を綯い交ぜにしながら、重々しく口を開いた。
「もしかして業の指輪ですか?」
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